| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥282.1億 | ¥296.7億 | -4.9% |
| 営業利益 | ¥14.2億 | ¥30.0億 | -52.8% |
| 経常利益 | ¥16.1億 | ¥31.1億 | -48.4% |
| 純利益 | ¥9.9億 | ¥21.3億 | -53.7% |
| ROE | 1.5% | 3.3% | - |
当第1四半期は減収減益となり、売上減少局面で販管費が増加したことが大幅な減益の主因である。売上高は282.1億円(前年比-4.9%)、営業利益は14.2億円(同-52.8%)、経常利益は16.1億円(同-48.4%)、純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は9.9億円(同-53.7%)となった。売上高が減少する一方で販管費は175.1億円(前年比+2.5%)へ増加し、販管費率は62.1%(前年57.6%)へ上昇したことが、営業利益率を5.0%(前年10.1%)へ押し下げた主因である。
【売上高】売上高は282.1億円で前年同期比-4.9%の減収となった。単一セグメント(中華事業)であるためセグメント別の増減要因は開示されていないが、売上原価は92.9億円(同-3.2%)と売上高ほど減少しなかったため、粗利率は67.1%(前年67.7%)へ小幅低下した。
【損益】売上減少に対し販管費が175.1億円(前年比+2.5%)へ増加したため、販管費率は62.1%(前年57.6%)へ+450bp上昇し、営業利益は14.2億円(同-52.8%)、営業利益率は5.0%(前年10.1%)へ-510bp低下した。経常利益16.1億円は、営業外収益2.6億円(うち受取配当金0.9億円)が一定程度下支えした結果である。経常利益から純利益への段差は主に法人税等5.9億円によるもので、実効税率は37.3%とやや高水準にあり、税引前利益15.8億円に対する税負担が純利益の伸びをさらに抑制した。特別損失は固定資産除却損0.3億円のみで金額は軽微であり、業績への影響は限定的である。以上より、当第1四半期は減収減益であった。
【収益性】営業利益率は5.0%で前年10.1%から-510bp低下し、純利益率も3.5%(前年7.2%)へ低下した。販管費増加と粗利率の小幅悪化が収益性低下の主因である。【キャッシュ品質】営業CFは15.3億円で純利益9.9億円の1.55倍を確保し利益の裏付けは良好だが、OCF/EBITDAは0.67倍にとどまり、法人税等の支払14.8億円や運転資本の変動がキャッシュ転換を抑制している。【投資効率】ROEは1.5%で、純利益率の低下がそのまま資本効率の低下につながっている。【財務健全性】自己資本比率は77.0%(前年76.5%)へ小幅改善し、流動比率は182.9%と高水準を維持する。現金及び預金228.1億円に対し有利子負債は合計25.0億円(長期借入金5.0億円、1年内返済予定の長期借入金20.0億円)にとどまり、実質無借金に近い保守的な財務基盤を維持している。
営業CFは15.3億円(前年比-48.8%)で、純利益9.9億円の1.55倍の水準を確保し利益の裏付けとなるキャッシュ創出は保たれている。もっとも運転資本面では売上債権の減少が7.0億円のプラス寄与となった一方、仕入債務の減少-2.0億円、棚卸資産の増加-0.9億円がマイナスに作用し、法人税等の支払14.8億円も営業CFを圧縮した。投資CFは-12.8億円で、うち設備投資は8.4億円と減価償却8.6億円とほぼ同水準にとどまり、更新投資中心の配分がうかがえる。フリーキャッシュフローは2.5億円のプラスを確保したが、財務CFは配当金支払14.7億円等により-19.7億円となった。前年同期は自己株式取得144.9億円を実施しており財務CFは-165.7億円と大きなマイナスであったのに対し、当第1四半期は自己株式取得を行っていないため財務活動によるキャッシュアウトは大幅に縮小した。
営業CFが純利益を上回る(1.55倍)ことに加え、当第1四半期の特別損益は固定資産除却損0.3億円のみで純額の影響は軽微であり、経常的な収益構造からの一時的な乖離は小さい。経常利益16.1億円と純利益9.9億円の差は主に法人税等5.9億円によるもので、実効税率は37.3%と税引前利益15.8億円に対しやや重い負担となっている。営業外収益2.6億円のうち受取配当金0.9億円が含まれ、経常利益の一定部分を非事業性収益が下支えする構成となっている。包括利益は5.8億円で純利益9.9億円を下回り、有価証券評価差額金-3.0億円や退職給付に係る調整額-1.0億円などその他有価証券・年金関連の時価変動が押し下げ要因となった。
通期計画に対する第1四半期の進捗率は、売上高23.2%、営業利益13.0%、経常利益14.6%、純利益13.9%といずれも単純進捗率25%を下回る。特に利益系統の進捗の遅れが大きく、通期計画(売上高1213.6億円、前年比+3.9%、営業利益109.5億円、同+5.2%)の達成には第2四半期以降の収益性改善が前提となる。当四半期時点で業績予想・配当予想の修正は行われていない。
通期配当予想は1株当たり56円で、通期純利益予想70.96億円を分子・分母とした配当性向は約41.5%となる。当第1四半期の配当金支払額は14.7億円で、営業CF15.3億円の範囲内で賄われている水準にある。前年同期は自己株式取得144.9億円を実施したが、当第1四半期は自己株式の取得を実施しておらず、配当と自己株式取得を合わせた総還元規模は前年から大きく縮小した形である。
販管費率上昇による収益性リスク: 販管費率は62.1%(前年57.6%)へ+450bp上昇し、営業利益率は5.0%(前年10.1%)へ-510bp低下した。売上減少局面で費用の固定費的性格が顕在化しており、売上の伸び悩みが続く場合は同様の収益圧迫が継続する可能性がある。
資産除去債務による将来の資金流出リスク: 資産除去債務は26.2億円で総負債191.6億円の13.6%を占める。設備更新等に伴う将来の現金流出が発生するため、資金計画上のモニタリングが必要である。
経常段階における非事業性収益への依存: 営業外収益2.6億円のうち受取配当金0.9億円が含まれ、経常利益16.1億円の一定割合を本業以外の収益が下支えしている。本業の営業利益率が低下する中、この構成の持続性は本業マージンの回復状況に左右される。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 5.0% | 3.4% (0.8%–7.7%) | +1.6pt |
| 純利益率 | 3.5% | 2.2% (0.5%–6.2%) | +1.3pt |
収益性面では自社は業種中央値を上回る水準にあるが、前年からの低下トレンドには留意が必要である。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | -4.9% | 7.7% (0.8%–14.6%) | -12.6pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく下回り、増収基調にある業種内で自社は減収局面にある。
※出所: 当社集計
営業利益率は5.0%と前年の10.1%から大きく低下し、通期計画に対する第1四半期進捗も営業利益13.0%と標準的な25%を下回っている。第2四半期以降の収益性改善余地が通期計画達成の鍵となる。
営業CFは純利益の1.55倍を確保し利益の質自体は保たれているが、OCF/EBITDAは0.67倍にとどまり、税金支払や運転資本の動きがキャッシュ転換を鈍らせている。
自己資本比率77.0%、流動比率182.9%、有利子負債25.0億円に対し現金及び預金228.1億円と、実質無借金に近い財務基盤を維持している。前年に実施した自己株式取得144.9億円のような機動的な資本政策の余地を残す財務体質である。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,220円 |
| base(基準) | 1,281円 |
| bull(強気) | 1,314円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,222円 |
| 調整後予想EPS | 138.8円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 41.4% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.028(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.05倍 / 9.2倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,246円〜1,318円、ω±0.1で 1,280円〜1,283円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。