| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥398.6億 | ¥332.6億 | +19.8% |
| 営業利益 | ¥20.2億 | ¥12.9億 | +57.1% |
| 持分法投資損益 | - | - | - |
| 経常利益 | ¥22.6億 | ¥15.1億 | +49.5% |
| 純利益 | ¥17.0億 | ¥10.2億 | +65.6% |
| ROE | 1.8% | 1.1% | - |
当第1四半期は増収増益に加え、営業利益・純利益の伸び率が売上高の伸びを大きく上回る決算となった。売上高は398.6億円(前年332.6億円、YoY+19.8%)、営業利益は20.2億円(前年12.9億円、YoY+57.1%)、経常利益は22.6億円(前年15.1億円、YoY+49.5%)、純利益(親会社株主帰属)は17.0億円(前年10.2億円、YoY+65.6%)となった。利益成長を牽引したのは販管費率の改善(9.9%、前年11.0%)による固定費の希薄化であり、これに加え投資有価証券売却益3.3億円という一時的要因が純利益の伸び率を押し上げている。
【売上高】売上高は398.6億円で前年比+19.8%の増収。当社は動力伝導機器・産業機器・制御機器等の機械設備関連商品の販売を単一セグメントで営んでおり、事業別の詳細な増減開示はないものの、全社的な需要拡大が増収に反映されている。
【損益】売上総利益率は14.9%で前年14.9%とほぼ横ばいだが、販管費率は9.9%と前年11.0%から1.1pt改善し、営業利益率は5.1%(前年3.9%)へ改善した。営業外収益3.1億円(受取配当金1.6億円等)の計上により経常利益は22.6億円に達し、さらに特別利益として投資有価証券売却益3.3億円(一時的要因)を計上したことで税引前利益は25.9億円、純利益は17.0億円となった。粗利率横ばいの中での販管費効率化と一時的な特別利益の両方が寄与した増収増益である。
【収益性】営業利益率5.1%(前年3.9%、+1.2pt)、純利益率4.3%(前年3.1%、+1.2pt)といずれも改善しており、販管費効率化を主因とした利益率改善が進んでいる。【キャッシュ品質】包括利益は47.9億円で純利益17.0億円を30.9億円上回り、その差の主因は有価証券評価差額金+30.2億円である。この評価益は市況変動に連動する非経常的な要素であり、経常的な収益力とは区別して捉える必要がある。【投資効率】ROEは1.8%(当四半期実績値)で、自己資本比率72.6%(前年72.0%)という高い自己資本水準の下では資本効率面での改善余地がある。【財務健全性】自己資本比率72.6%、流動比率は約318%(流動資産819.8億円/流動負債257.6億円)、インタレストカバレッジは営業利益ベースで約65倍(営業利益20.2億円/支払利息0.3億円)と、財務基盤は極めて強固である。
キャッシュフロー計算書項目の開示はないため、貸借対照表の推移から資金動向を分析する。現金及び預金は142.7億円で前年比31.8億円(-18.2%)減少した一方、投資有価証券は219.7億円へ43.7億円(+24.8%)増加し、固定資産全体も497.9億円へ56.7億円(+12.9%)拡大した。売掛金は228.7億円(+4.0%)、棚卸資産は164.8億円(+7.7%)といずれも増加したが、その伸び率は売上高の伸び率+19.8%を下回っており、売上拡大に伴う運転資本の急激な悪化は限定的とみられる。全体として、手元資金の一部が投資有価証券や固定資産へ配分された資金シフトが観察される。
純利益17.0億円には特別利益として投資有価証券売却益3.3億円が含まれており、これを除いた経常段階の利益は経常利益22.6億円にとどまる。営業外収益3.1億円のうち受取配当金1.6億円は保有株式からの比較的安定的な収益である一方、投資有価証券売却益は一過性の性質を持つ。包括利益は47.9億円と純利益17.0億円を大きく上回っており、差額の主因である有価証券評価差額金+30.2億円は市況連動型の評価損益であるため、経常的な収益力を評価する際にはこの一時的・評価性の要素を区別して捉える必要がある。
通期業績予想に対する進捗率は、売上高24.9%(398.6億円/1,600.0億円)、営業利益24.1%(20.2億円/84.0億円)、経常利益25.1%(22.6億円/90.0億円)、純利益27.8%(17.0億円/61.0億円)となった。純利益の進捗が他指標に比べやや高いのは、投資有価証券売却益という一時的要因の寄与によるものである。当四半期は業績予想および配当予想の修正が行われている。
通期配当予想は120円/株である。期中平均株式数29,538千株を用いて概算すると年間配当総額は約35.5億円となり、通期純利益予想61.0億円に対する配当性向は約58%と試算される。自己資本比率72.6%という強固な財務基盤を踏まえると、当該水準の配当性向による持続性への懸念は大きくないと見られる。
需要変動リスク: 動力伝導機器・産業機器・制御機器の販売を主力とするため、設備投資動向や生産活動の変化が売上高に直接影響する構造にある。
収益の一時的要因への依存: 当期純利益17.0億円には投資有価証券売却益3.3億円が含まれており、これを除いた場合の増益率は押し下げられる。経常的な収益力の把握には当該一時的要因の除去が必要である。
有価証券の評価変動リスク: 投資有価証券は219.7億円(前年比+43.7億円)まで増加しており、包括利益の変動要因である有価証券評価差額金+30.2億円は市況変動により縮小・反転しうる。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 5.1% | 4.3% (1.7%–6.9%) | +0.8pt |
| 純利益率 | 4.3% | 3.8% (1.5%–5.1%) | +0.5pt |
収益性は営業利益率・純利益率ともに業種中央値を上回る水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 19.8% | 3.1% (-0.6%–11.7%) | +16.7pt |
売上高成長率は業種中央値・IQR上限を大きく上回る水準にある。
※出所: 当社集計
販管費率の改善(9.9%、前年比-1.1pt)が営業利益率改善(5.1%、+1.2pt)の主因であり、売上拡大に伴う固定費の希薄化が進んでいる。
純利益の伸び率(+65.6%)は営業利益の伸び率(+57.1%)を上回っており、投資有価証券売却益等の一時的要因の寄与を含む点は収益の質を評価する上での留意点である。
自己資本比率72.6%・流動比率約318%という強固な財務基盤を背景に、通期業績予想に対する進捗率は各利益指標で24〜28%と概ね標準的な水準で推移している。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 2,957円 |
| base(基準) | 2,977円 |
| bull(強気) | 3,013円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 3,238円 |
| 調整後予想EPS | 216.4円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 57.5% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.037(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.92倍 / 13.8倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 2,897円〜3,061円、ω±0.1で 2,969円〜2,983円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。