| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥380.4億 | ¥383.0億 | -0.7% |
| 営業利益 | ¥34.2億 | ¥58.1億 | -41.1% |
| 経常利益 | ¥35.4億 | ¥59.8億 | -40.9% |
| 純利益 | ¥25.2億 | ¥43.1億 | -41.5% |
| ROE | 2.5% | 4.3% | - |
売上高がほぼ横ばいの一方で営業利益以下の各利益が4割強減少しており、増収減益ではなく減収減益の決算となった。売上高は380.4億円(前年383.0億円、YoY-0.7%)、営業利益は34.2億円(同58.1億円、YoY-41.1%)、経常利益は35.4億円(同59.8億円、YoY-40.9%)、親会社株主に帰属する純利益は25.2億円(同43.0億円、YoY-41.5%)となった。主力のGasセグメントの減収・減益とPowerセグメントの利益悪化が全体を押し下げ、粗利率・営業利益率とも前年から明確に低下している。
【売上高】売上高は380.4億円でYoY-0.7%とほぼ横ばいだった。セグメント別ではGasが225.0億円(構成比59.2%、YoY-6.9%)と主力セグメントが減収となった一方、OtherEnergyが103.6億円(YoY+20.8%)、その他事業が9.3億円(YoY+23.0%)と増収し、Gasの減収を部分的に相殺した。Power(電力)は63.2億円でYoY+0.5%とほぼ横ばいだった。
【損益】営業利益は34.2億円(YoY-41.1%)、経常利益は35.4億円(YoY-40.9%)、純利益は25.2億円(YoY-41.5%)と、いずれも4割前後の減益となった。粗利率は35.6%で前年38.1%から-2.5pt低下し、販管費は14.4億円と前年11.3億円からYoY+27.9%増加しており、売上がほぼ横ばいの中でコスト増加が利益を圧迫した構図がうかがえる。セグメント利益ではGasが31.2億円(YoY-36.9%)、Powerが4.3億円(YoY-58.2%)と大幅減益となり、両セグメントの利益率低下が全体減益の主因である。OtherEnergyは5.5億円(YoY+9.9%)と増益したが、規模が小さく全体への寄与は限定的だった。特別利益0.9億円は一時的要因として影響は軽微であり、経常利益35.4億円から税引前利益36.3億円、法人税等11.0億円控除後の純利益25.2億円まで大きな乖離は生じていない。結論として、当四半期は減収減益である。
Gasセグメントは売上225.0億円(構成比59.2%、YoY-6.9%)、営業利益31.2億円(YoY-36.9%、利益率13.9%)と、主力セグメントの減収・大幅減益が連結業績を主導した。Powerセグメントは売上63.2億円(YoY+0.5%)とほぼ横ばいながら、営業利益4.3億円(YoY-58.2%、利益率6.8%)と収益性が大きく悪化しており、電力調達コストや市場価格動向の影響が想定される。OtherEnergyセグメントは売上103.6億円(YoY+20.8%)、営業利益5.5億円(YoY+9.9%、利益率5.3%)と増収増益を確保したが、利益率はGasの半分以下にとどまり、Gas・Powerの落ち込みをカバーするには規模が不足している。その他事業(ITソリューション・不動産・保険代理業等)は売上9.3億円(YoY+23.0%)、営業利益0.9億円(YoY+95.7%)と大きく伸びたが、連結全体に占める規模は小さい。全社費用等の調整額は前年の-7.1億円から-7.7億円に拡大しており、セグメント計から連結営業利益への調整幅もやや広がっている。
【収益性】営業利益率は9.0%で前年15.2%から-6.2pt低下し、純利益率も6.6%で前年11.2%から-4.6pt低下した。粗利率は35.6%で前年38.1%から-2.5pt低下しており、コスト増加を伴う段階的な利益率悪化が確認できる。【キャッシュ品質】営業CFは50.1億円で純利益25.2億円の約2.0倍の水準にあり、利益に対して現金創出力は相応に確保されている。【投資効率】ROEは2.5%で、営業利益率の低下が主因となり純利益水準を抑制している。【財務健全性】自己資本比率は54.9%で前年50.3%から+4.6pt改善し、総資産は1841.3億円と前年1982.0億円から縮小する一方、純資産は1011.6億円と前年997.1億円から増加しており、資産圧縮の中で財務基盤はむしろ強化されている。
営業CFは50.1億円で前年39.0億円からYoY+28.5%増加し、純利益25.2億円に対して約2.0倍の水準にあり、当四半期の利益に対する現金創出力は確保されている。運転資本面では売上債権の減少により80.5億円の資金流入があった一方、仕入債務の減少により65.6億円の資金流出が生じ、両者が相殺し合う形となった。投資CFは-56.3億円で、うち設備投資が-46.7億円を占め、減価償却費39.0億円を上回る水準の投資を継続している。財務CFは-58.5億円で、配当金支払や借入金返済等により資金が流出した。この結果、フリーCF(営業CF+投資CF)は-6.2億円となり、当四半期は投資活動を営業CFのみで賄いきれていない状況にあるが、設備投資が減価償却を上回る積極投資局面にあることを踏まえると、投資先行によるものと解釈できる。
経常的な収益構造を見ると、営業外収益は2.7億円(うち受取配当金0.9億円)、営業外費用は1.5億円(うち支払利息0.9億円)といずれも小規模で、経常利益35.4億円に対する影響は限定的である。特別利益0.9億円も僅少であり、税引前利益36.3億円と経常利益との乖離は主にこの一時的要因によるもので、業績全体を大きく歪めるものではない。包括利益は25.9億円(親会社株主分25.8億円)で、純利益25.2億円との差異はその他有価証券評価差額金0.5億円や退職給付に係る調整額0.2億円といった評価性の項目にとどまり、両者の乖離は小さい。以上より、当四半期の減益は特別損益や一時的な会計要因によるものではなく、粗利率低下と販管費増加という経常的な収益構造の変化によって生じている点で、収益の質そのものに大きな歪みは見られない。
通期業績予想は売上高1902.0億円(YoY+9.0%)、営業利益128.0億円(YoY-22.1%)、経常利益130.0億円(YoY-21.2%)で、当四半期時点で予想・配当予想ともに修正は行われていない。進捗率は売上高が20.0%、営業利益が26.7%、経常利益が27.2%となっており、利益進捗は四半期の標準的な水準(25%)にほぼ沿う一方、売上進捗はこれを下回っている。通期予想は売上増収・営業減益を見込んでおり、当四半期の減収減益とは売上高の方向性が異なる点で、下期にかけての販売量・単価動向が進捗の焦点となる。
通期配当予想は1株13.5円で、前年実績11.5円から増配となる計画である。予想EPS106.38円に対する配当性向は約12.7%と低水準にとどまり、利益変動に対して保守的な還元方針がうかがえる。自社株買いに関する言及はなく、当期は配当による還元が中心となっている。
燃料費調整のタイムラグに伴う収益性悪化リスク: Gasの営業利益はYoY-36.9%、Powerは同-58.2%と大幅に悪化しており、粗利率も35.6%と前年38.1%から-2.5pt低下している。調達コストと販売価格転嫁のタイムラグが利益率を圧迫している可能性がある。
コスト増加による利益吸収力の低下: 販管費は14.4億円と前年11.3億円からYoY+27.9%増加し、売上高YoY-0.7%との乖離が大きい。売上がほぼ横ばいの中でのコスト増は、営業利益率を9.0%(前年15.2%)まで押し下げる要因となっている。
Gasセグメントへの集中度: Gasは売上構成比59.2%を占める主力セグメントであり、当セグメントの需要動向や規制・調達コストの変動が連結業績全体に与える影響が大きい構造にある。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 9.0% | 13.4% (9.8%–53.2%) | -4.4pt |
| 純利益率 | 6.6% | 9.4% (7.2%–39.5%) | -2.8pt |
営業利益率・純利益率とも業種中央値を下回り、収益性は業種内で相対的に低い水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | -0.7% | 10.7% (2.1%–15.7%) | -11.4pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく下回り、増収基調にある同業他社と比べて伸び悩みが目立つ。
※出所: 当社集計
営業利益率は9.0%と前年15.2%から-6.2pt低下し、業種中央値13.4%も下回っている。粗利率低下と販管費増加の両面が影響しており、収益構造の変化として観察される。
通期業績予想に対する進捗率は営業利益26.7%、経常利益27.2%と標準的な水準にある一方、売上高進捗は20.0%と相対的に遅れており、下期の販売量・単価動向が通期達成の鍵となる。
自己資本比率は54.9%と前年50.3%から+4.6pt改善しており、総資産が縮小する中でも財務基盤の健全性は維持されている。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,133円 |
| base(基準) | 1,164円 |
| bull(強気) | 1,196円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,146円 |
| 調整後予想EPS | 116.9円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 12.7% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.099(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.02倍 / 10.0倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,131円〜1,199円、ω±0.1で 1,164円〜1,165円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。