| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥193.3億 | ¥205.3億 | -5.8% |
| 営業利益 | ¥10.4億 | ¥33.0億 | -68.4% |
| 税引前利益 | ¥5.0億 | ¥17.4億 | -71.6% |
| 純利益 | ¥1.7億 | ¥12.9億 | -86.9% |
| ROE | 0.1% | 0.7% | - |
売上高・利益ともに前年同期を下回り、特に営業利益以下の減益幅が大きい決算となった。売上高は193.3億円(前年205.3億円、YoY -5.8%)、営業利益は10.4億円(前年33.0億円、YoY -68.4%)、税引前利益は4.95億円(前年17.4億円、YoY -71.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は0.95億円(前年8.62億円、YoY -89.0%)となった。主力の再生可能エネルギー発電等事業の減収に加え、燃料費・減価償却費・その他費用の増加、金融費用の増加、実効税率の上昇が重なり、営業利益から純利益にかけて段階的に減益幅が拡大した。
【売上高】売上高は193.3億円(YoY -5.8%)。構成比99.4%を占める再生可能エネルギー発電等事業が192.2億円(YoY -4.6%)と発電収益の縮小が主因となり、開発・運営事業は1.1億円(YoY -70.0%)と大幅に減少した。
【損益】営業利益は10.4億円(YoY -68.4%)、営業利益率は5.4%となった。燃料費9.16億円(前年8.97億円)、その他費用27.6億円(前年24.1億円、+14.5%)、減価償却費45.3億円(前年43.1億円、+5.3%)の増加が利益を圧迫した一方、オプション公正価値評価益11.1億円(前年0.5億円)は一時的要因として税引前利益を押し上げた。金融費用は18.5億円(前年17.6億円)に増加し、税引前利益は4.95億円(YoY -71.6%)にとどまった。法人税等3.25億円に伴う実効税率は約65.7%(前年約25.6%)と高水準となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は0.95億円(YoY -89.0%)まで圧縮された。減収減益。
再生可能エネルギー発電等事業(売上構成比99.4%)は売上192.2億円(YoY -4.6%)、セグメント利益76.8億円(前年94.1億円、YoY -18.4%)となり、セグメント利益率は40.0%と前年46.7%から6.7pt低下した。開発・運営事業は売上1.1億円(YoY -70.0%)に縮小し、セグメント利益は前年7.9億円の黒字から当期0.1億円の赤字に転落した。主力事業の利益率低下に加え、非発電事業も損益悪化しており、収益源の集中と同時にセグメント双方での採算悪化がみられる。
【収益性】営業利益率は5.4%で、燃料費・減価償却費・その他費用の増加により圧縮された。営業利益に減価償却費を加えたEBITDAは55.8億円、EBITDAマージンは28.8%であり、キャッシュベースの収益創出力は一定程度維持されている。【キャッシュ品質】営業CFは44.7億円と親会社株主に帰属する四半期純利益0.95億円を大幅に上回り、減価償却費と売上債権回収の寄与が大きい。【投資効率】ROEは0.1%、自己資本比率は21.1%で前年同期20.1%からわずかに改善した。【財務健全性】総資産6,278.2億円、純資産1,998.9億円で、社債及び借入金(非流動)2,974.8億円を中心とした有利子負債残高に対し現金及び現金同等物は202.4億円にとどまる。
営業CFは44.7億円で前年同期14.8億円から大幅に増加し、税引前利益の減少にもかかわらず売上債権の回収(+40.3億円)や補助金受取(4.6億円)が寄与した一方、棚卸資産の増加(-9.5億円)や仕入債務の減少(-15.5億円)は資金の押し下げ要因となった。投資CFは-24.1億円で、設備投資-25.9億円が中心である。財務CFは-49.2億円で、長期借入金の返済-36.0億円と引出制限付預金の純増-18.0億円が主な内訳となっている。営業CFと投資CFを合わせたフリーCFは20.6億円のプラスを確保したものの、財務CFの流出により現金及び現金同等物は前期末230.8億円から202.4億円へ減少した。
当期はオプション公正価値評価益11.1億円が一時的要因として税引前利益を押し上げる一方、金融費用18.5億円は経常的な負担として継続している。法人税等の実効税率は約65.7%(法人税等3.25億円/税引前利益4.95億円)で前年約25.6%から大幅に上昇しており、税務上の要因が純利益の変動性を高めている。営業CFは44.7億円で親会社株主に帰属する四半期純利益0.95億円を大きく上回り、アクルーアルの観点では利益の裏付けとなる現金創出力は確保されている。包括利益は141.1億円(親会社株主分97.6億円)と純利益を大きく上回るが、これは主にキャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分131.7億円というその他の包括利益によるものであり、経常的な収益力の改善を示すものではない。
通期計画に対する進捗率は、売上高20.2%(193.3億円/957.0億円)、営業利益9.2%(10.4億円/113.0億円)、純利益2.8%(0.95億円/34.0億円)となった。単純な四半期均等進捗(25%)と比較すると、いずれの指標も下回っており、特に営業利益・純利益の遅れが大きい。通期営業利益予想は前年比+36.5%増を見込んでおり、下期にかけての発電量の積み上がりや費用面の改善が計画達成の前提になっていると考えられる。業績予想・配当予想の修正はいずれも無しである。
配当予想は前期・当期ともに1株当たり0円であり、無配方針を継続している。フリーCF20.6億円を確保する中、借入金の返済を優先した資金配分となっており、配当性向の算定対象となる配当支払いは発生していない。
収益集中リスク: 再生可能エネルギー発電等事業が売上の99.4%(192.2億円)を占め、単一事業への依存度が高い。開発・運営事業は売上1.1億円(YoY -70.0%)に縮小し、セグメント利益も前年7.9億円の黒字から当期0.1億円の赤字に転落している。
金利負担リスク: 金融費用は18.5億円(前年17.6億円)に増加し、税引前利益4.95億円に対する負担が重い。社債及び借入金(非流動)は2,974.8億円に上り、自己資本比率21.1%という資本構成の下で、金利変動の影響を受けやすい財務構造となっている。
税負担の不確実性: 実効税率は約65.7%(法人税等3.25億円/税引前利益4.95億円)で前年約25.6%から大幅に上昇しており、税務上の要因により純利益の変動性が高まっている。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 5.4% | 11.6% (6.5%–43.3%) | -6.2pt |
| 純利益率 | 0.9% | 8.3% (3.4%–32.0%) | -7.4pt |
| 業種中央値と比較して、営業利益率・純利益率ともに下回っており、収益性の面で業種内では下位圏に位置する。 |
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | -5.8% | 6.4% (-2.5%–14.4%) | -12.2pt |
| 業種中央値がプラス成長である中、自社は減収となっており、成長性の面でも業種内で下位に位置する。 |
※出所: 当社集計
営業利益率は5.4%に低下し、業種中央値11.6%を6.2pt下回った。燃料費・減価償却費・その他費用の増加が要因であり、費用構造の変化が一時的か構造的かの見極めが今後の焦点となる。
通期計画に対する進捗率は売上20.2%、営業利益9.2%、純利益2.8%と、四半期均等進捗(25%)を下回っている。下期偏重の計画が前提となっている可能性があり、発電量や費用動向の四半期推移が今後の確認ポイントとなる。
実効税率65.7%という高水準とオプション公正価値評価益11.1億円という一時的要因が当期損益に混在しており、経常的な収益力の把握には営業利益・税引前利益ベースでの継続的な確認が有用である。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,178円 |
| base(基準) | 1,187円 |
| bull(強気) | 1,197円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,467円 |
| 調整後予想EPS | 41.3円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 0.0% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.099(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.81倍 / 28.7倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,154円〜1,222円、ω±0.1で 1,178円〜1,194円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。