| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥128.2億 | ¥123.4億 | +3.9% |
| 営業利益 | ¥16.8億 | ¥16.8億 | +0.5% |
| 経常利益 | ¥17.3億 | ¥17.1億 | +1.1% |
| 純利益 | ¥11.0億 | ¥10.9億 | +0.4% |
| ROE | 2.5% | 2.5% | - |
売上高は4セグメント中最大のレジャー・サービスの伸長により増収増益を確保したものの、運輸の収益性低下で増益率は僅かにとどまった。売上高は128.2億円(前年123.4億円、YoY+3.9%)、営業利益は16.8億円(同+0.5%)、経常利益は17.3億円(同+1.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は10.76億円(前年10.73億円、YoY+0.3%)となった。営業利益率は13.1%と前年13.6%から0.5pt低下しており、増収に対して利益成長が追いついていない構図が確認できる。
【売上高】売上高は128.2億円(YoY+3.9%)。レジャー・サービスが60.7億円(同+8.8%)と全社最大の売上構成(構成比47.3%)を占め、全体を牽引した。運輸は49.5億円(同-1.4%)と減収、不動産は5.4億円(同-4.1%)で減収、その他事業は12.6億円(同+6.9%)と増収だった。
【損益】営業利益は16.8億円(YoY+0.5%)で、営業利益率は13.1%と前年13.6%から0.5pt低下した。運輸セグメントの営業利益が9.2億円(同-29.5%)と大きく落ち込んだ一方、レジャー・サービスが5.6億円(同+214.8%)と大幅増益となり、全社利益を下支えした。特別損益は純額-1.04億円(固定資産除却損1.32億円が中心)で税引前利益を一時的に圧迫したが、規模は小さく一過性の要因にとどまる。増収増益ではあるものの、増益率は限定的であり、運輸のマージン低下が主な抑制要因となっている。
セグメント利益(調整前合計17.0億円)に占める構成比は運輸54.1%、レジャー・サービス33.1%、不動産7.6%、その他5.2%であり、売上構成比(運輸38.6%、レジャー47.3%)と比較すると運輸の利益貢献度が相対的に高い。運輸は営業利益が9.2億円(YoY-29.5%)、利益率18.6%と、依然として不動産(23.8%)に次ぐ高マージン事業だが、前年から水準が大きく低下した。レジャー・サービスは利益率9.3%と相対的に低いものの、営業利益が3期の中で最も伸長し(YoY+214.8%)、価格政策や稼働率改善の効果が表れている。不動産は売上5.4億円(YoY-4.1%)、営業利益1.3億円(YoY-1.4%)と小幅な減収減益ながら利益率23.8%と全セグメント中最高水準を維持している。全社利益は規模の大きい運輸のマージン変動に最も感応的な構造である。
【収益性】営業利益率は13.1%(前年13.6%)で0.5pt低下し、純利益率(親会社株主帰属ベース)は8.4%で前年8.7%からほぼ横ばいとなった。【キャッシュ品質】包括利益は17.78億円で、連結純利益10.96億円を6.82億円上回っており、主因は投資有価証券の評価差額金6.63億円である。【投資効率】ROEは2.5%で、四半期実績としては資産回転率の低さが利益率の伸び悩みと合わせて抑制要因となっている。【財務健全性】自己資本比率は40.2%(前年40.7%)、流動比率は164.8%(流動資産286.6億円÷流動負債173.9億円)で、短期的な支払能力は良好な水準にある。
現金及び預金は133.3億円で前年124.2億円から9.1億円増加しており、資金の厚みは維持されている。売掛金は29.7億円と前年45.95億円から35.3%減少しており、期中の債権回収が進展したことがうかがえる一方、棚卸資産は10.4億円と前年9.0億円から14.9%増加しており、需要期に向けた在庫積み増しの動きがみられる。買掛金は23.5億円と前年28.2億円から16.8%減少しており、仕入債務の圧縮がキャッシュを消費する方向に働いた可能性がある。長期借入金は307.2億円と前年292.4億円から5.1%増加し、建設仮勘定も30.5億円と前年25.2億円から21.1%増加しており、設備投資が継続的に進行していることを示している。総じて、営業資産の回収進展と投資・仕入債務面での資金使用が併存する構図である。
営業外損益は営業外収益1.93億円に対し営業外費用1.50億円で、ネットでは小幅なプラス寄与にとどまり、受取利息・配当金1.58億円が支払利息1.34億円を上回っている。特別損益は特別利益0.59億円に対し特別損失1.63億円(固定資産除却損1.32億円が中心)で、純額-1.04億円が税引前利益を一時的に押し下げており、経常利益17.28億円と税引前利益16.25億円の乖離は主にこの一過性要因による。実効税率は32.6%(法人税等5.29億円÷税引前利益16.25億円)と標準的な水準であり、経常利益と純利益の差を大きく歪める要因ではない。アクルーアルの観点では、売掛金が前年から35.3%減少しており、収益認識と現金回収のタイミングが整合的な方向に進んでいる可能性がある。
通期予想(売上高565.0億円、営業利益89.5億円、経常利益86.2億円)に対するQ1進捗率は、売上高22.7%、営業利益18.8%、経常利益20.0%であり、四半期の標準的な進捗目安25%と比較すると、いずれも下回っている。特に営業利益は-6.2ptの乖離があり、運輸セグメントのマージン低下が進捗の遅れに影響したとみられる。会社は業績予想・配当予想ともに修正を行っておらず、現時点で前提の変更は示されていない。
通期配当予想は33円で、前期実績32円から1円の増配となっている。予想EPS108.29円に対する配当性向は約30.5%であり、保守的な水準にとどまっている。現金及び預金133.3億円という資金水準も踏まえると、配当予想の達成に対する裏付けは相応にある。
運輸セグメントの収益性低下: 運輸の営業利益は9.2億円(YoY-29.5%)と大きく減少し、利益率も18.6%に低下した。全社利益に占める構成比が54.1%と最大であるため、同セグメントのマージン動向が引き続き全社業績に影響を与える。
通期業績進捗の遅れ: 営業利益の通期進捗率は18.8%で、四半期の標準的な目安25%を6.2pt下回っている。季節性を勘案しても、後半における収益回復の実現度合いが業績全体の達成度を左右する。
金融費用・有利子負債の水準: 長期借入金307.2億円、社債50.0億円を抱え、支払利息は1.34億円と前年1.15億円から増加している。固定負債残高が大きい中で、今後の金利環境の変化が財務費用に与える影響は注視点となる。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 13.1% | 7.1% (4.3%–8.6%) | +6.1pt |
| 純利益率 | 8.5% | 5.9% (2.8%–8.5%) | +2.7pt |
収益性は営業利益率・純利益率ともに業種中央値を上回っており、業種内では相対的に高水準の収益性を維持している。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 3.9% | 3.3% (0.2%–7.6%) | +0.6pt |
売上高成長率は業種中央値をわずかに上回るが、業種内のばらつき(IQR 0.2%〜7.6%)の範囲内に収まる水準である。
※出所: 当社集計
レジャー・サービスの営業利益はYoY+214.8%と大幅に伸長し、売上構成比47.3%の主力事業として全社利益への貢献度が拡大している。
運輸セグメントの営業利益はYoY-29.5%と減益幅が大きく、利益構成比54.1%を占める同事業のマージン動向が、通期業績の進捗(営業利益進捗率18.8%、標準比-6.2pt)に直結する構造となっている。
自己資本比率40.2%、流動比率164.8%と財務健全性は安定している一方、ROEは2.5%にとどまっており、収益性・資産効率の両面での推移がモニタリングポイントとなる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 895円 |
| base(基準) | 915円 |
| bull(強気) | 936円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 810円 |
| 調整後予想EPS | 114.7円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 30.5% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.060(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.13倍 / 8.0倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 889円〜942円、ω±0.1で 912円〜919円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。