| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥1146.5億 | ¥1092.5億 | +4.9% |
| 営業利益 | ¥108.8億 | ¥100.1億 | +8.8% |
| 経常利益 | ¥108.6億 | ¥101.1億 | +7.4% |
| 純利益 | ¥72.4億 | ¥68.8億 | +5.2% |
| ROE | 2.8% | 2.7% | - |
当第1四半期は増収増益となり、販管費効率化を主因に営業利益の伸びが売上高の伸びを上回った。売上高は1,146.5億円(前年同期比+54.0億円、+4.9%)、営業利益は108.8億円(同+8.7億円、+8.8%)、経常利益は108.6億円(同+7.5億円、+7.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は72.4億円(同+3.6億円、+5.2%)となった。営業利益率は9.5%と前年同期の9.2%から改善し、粗利率の小幅上昇と販管費率の低下がともに寄与した。通期会社計画に対する進捗率は売上高28.6%、営業利益45.3%に達し、第1四半期の季節性を踏まえても利益進捗は良好な水準にある。
【売上高】売上高は1,146.5億円で前年同期比+4.9%増加した。報告セグメントはホームセンター事業に一本化されており、セグメント別・地域別の内訳は開示されていない。粗利率は30.6%と前年同期の30.5%から小幅に改善しており、値引き抑制や商品ミックスの変化が増収に寄与したとみられる。
【損益】営業利益は108.8億円(前年同期比+8.8%)で、売上高の伸び(+4.9%)を上回るペースで拡大した。販管費比率は24.5%と前年同期の24.9%から低下し、費用効率化が営業増益を後押しした。営業外損益は受取配当金0.7億円等の収益1.4億円に対し、支払利息0.7億円等の費用1.6億円があり、ほぼ均衡した。経常利益は108.6億円(+7.4%)。特別損失は災害損失1.1億円を含む1.3億円を計上した一方、特別利益は0.4億円にとどまり、差引0.9億円が税引前利益の一時的な下押し要因となった。法人税等控除後の親会社株主に帰属する当期純利益は72.4億円(+5.2%)で、営業利益・経常利益の伸び率をやや下回った。結論として、当四半期は増収増益である。
【収益性】営業利益率は9.5%で前年同期の9.2%から0.3pt改善し、純利益率も6.3%とほぼ横ばいで推移した。ROEは第1四半期(3か月間)ベースで2.8%となった。【キャッシュ品質】包括利益は72.2億円で親会社株主に帰属する当期純利益72.4億円とほぼ同水準にあり、退職給付に係る調整額-0.3億円を除き大きな乖離要因はなく、利益の質は安定している。【投資効率】売上高の総資産に対する比率(四半期ベース)は0.29倍にとどまり、棚卸資産1,304.3億円が総資産の32.6%を占める構造が資産効率の重石となっている。【財務健全性】自己資本比率は65.6%と前年同期の65.2%から上昇し、流動比率193.1%、当座比率60.7%と短期支払能力は厚い。借入金(短期・長期合計)は284.6億円で、営業利益に対する支払利息の倍率(インタレスト・カバレッジ)は約157倍と金利負担余力は大きい。
キャッシュフロー計算書の個別開示はないため、貸借対照表の増減から資金動向を分析する。現金及び預金は148.4億円で前年同期の121.3億円から+27.1億円(+22.3%)増加し、営業活動を通じた資金創出が継続していることを示唆する。仕入債務では電子記録債務が320.4億円(+64.8億円、+25.3%)に増加する一方、買掛金は245.0億円(-67.1億円、-21.5%)に減少しており、支払手段が買掛金から電子記録債務へシフトしたことが表示上の変動要因となっている。棚卸資産は1,304.3億円で前年同期の1,324.0億円からほぼ横ばいであり、在庫水準の急激な積み増しは見られない。有形固定資産は1,826.8億円と横ばい圏で、大型の設備投資による資金流出は限定的とみられる。全体として、支払手段の構成変化はあるものの現預金残高の増加が確認でき、資金繰りは安定的に推移している。
当四半期の利益は営業活動を主因とする本業主導型である。営業外収益は受取配当金0.7億円を中心に1.4億円、営業外費用は支払利息0.7億円を中心に1.6億円で、経常利益(108.6億円)と営業利益(108.8億円)の差はごく小さい。特別損失は災害損失1.1億円を含む1.3億円を計上し、特別利益0.4億円との差引0.9億円が税引前利益を押し下げる一時的要因となった。税引前利益107.7億円に対し法人税等35.2億円(実効税率約32.7%)を控除した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は72.4億円となった。包括利益72.2億円は当期純利益とほぼ一致しており、退職給付に係る調整額等その他の包括利益項目の影響は軽微で、会計上のアクルーアルによる利益の歪みは小さいと考えられる。
通期会社計画に対し、売上高は28.6%(1,146.5億円/4,008.0億円)、営業利益は45.3%(108.8億円/240.0億円)、経常利益は45.4%(108.6億円/239.0億円)の進捗となった。第1四半期は例年需要が集中しやすい時期であることを踏まえても、利益の進捗率は売上高の進捗率を上回っており、通期計画(営業利益+4.1%、経常利益+2.2%)に対する現時点の進捗は良好といえる。当四半期において業績予想および配当予想の修正は行われていない。
会社計画では年間配当は29円(前期実績28円から+1円)を予定しており、当四半期時点で配当予想の修正は行われていない。通期予想EPS319.44円に基づく配当性向は約9.1%(29円/319.44円)で、利益水準に対して抑制的な水準にある。自己株式は6,829千株(発行済株式数の12.7%)を保有しており、当四半期における自己株式取得に関する新規情報は確認されない。配当性向の低さは内部留保を通じた財務健全性(自己資本比率65.6%)の維持と整合的である。
棚卸資産水準: 棚卸資産は1,304.3億円で総資産の32.6%を占め、小売業として相対的に厚い水準にある。値下げ販売や商品陳腐化が生じた場合、粗利率が圧迫される可能性がある。
短期資金調達構成: 有利子負債のうち短期借入金は135.0億円、1年内返済予定の長期借入金は18.5億円あり、短期性負債への依存度が相対的に高い。金利環境の変化次第で調達コストが変動しやすい。
資産除去債務等の将来キャッシュアウト: 資産除去債務は145.3億円で負債合計(1,377.8億円)の10.5%を占め、店舗の解体・原状回復時等に将来の資金支出要因となり得る。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 9.5% | 3.4% (0.8%–7.7%) | +6.1pt |
| 純利益率 | 6.3% | 2.2% (0.5%–6.2%) | +4.1pt |
収益性は業種中央値を大きく上回り、営業利益率・純利益率とも業種内で上位水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 4.9% | 7.7% (0.8%–14.6%) | -2.8pt |
売上成長率は業種中央値をやや下回り、増収ペースは相対的に緩やかである。
※出所: 当社集計
営業利益率は9.5%(前年同期9.2%)に改善し、販管費率の低下(24.9%→24.5%)が主因となっている。費用効率化による増益基調が持続するかが今後の注目点となる。
通期計画に対する利益進捗率は45%台と、売上進捗率(28.6%)を大きく上回っている。第1四半期の季節性を割り引いても、利益面の進捗は良好な水準にある。
棚卸資産が総資産の32.6%を占める一方、仕入債務は買掛金から電子記録債務へのシフトが進んでおり、資産・負債両面での運転資本構造の変化が確認される。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 4,862円 |
| base(基準) | 5,061円 |
| bull(強気) | 5,071円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 5,597円 |
| 調整後予想EPS | 351.4円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 9.1% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.90倍 / 14.4倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 4,918円〜5,211円、ω±0.1で 5,042円〜5,074円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。