| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥822.8億 | ¥788.0億 | +4.4% |
| 営業利益 | ¥33.1億 | ¥31.9億 | +3.8% |
| 経常利益 | ¥35.3億 | ¥33.6億 | +5.0% |
| 純利益 | ¥22.3億 | ¥20.2億 | +10.3% |
| ROE | 3.9% | 3.6% | - |
ロイヤルホールディングスの2026年12月期第2四半期は増収増益となり、ホテル事業の稼働・単価改善が全社を牽引した。売上高は822.8億円(前年比+4.4%)、営業利益は33.1億円(同+3.8%)、経常利益は35.3億円(同+5.0%)、親会社株主に帰属する純利益は22.0億円(同+10.8%)となった。営業利益率は4.03%と前年の4.06%からわずかに低下し、販管費の増加ペースが売上増を上回る局面が見られたが、持分法投資損益の改善や特別損益の圧縮により純利益率は2.52%から2.67%へ改善した。
【売上高】売上高は822.8億円(前年比+4.4%)で、外食事業、ホテル事業、食品事業が伸長した。セグメント別では外食事業337.7億円(+5.7%)、ホテル事業206.9億円(+7.3%)、食品事業29.9億円(+33.1%)が増収に寄与し、コントラクト事業は246.6億円(-2.0%)と唯一減収となった。ホテルの単価・稼働改善と外食の既存店回復が増収の主因である。
【損益】営業利益は33.1億円(前年比+3.8%)で、売上原価率は28.9%と前年28.9%からほぼ横ばい、販管費率は67.1%(前年67.1%)と同水準であった。セグメント利益ではホテル事業が31.5億円と最大の伸びを示し、コントラクト事業も1.3億円へ改善したが、外食事業は12.2億円と前年14.5億円から減少した。経常利益は持分法投資損益3.5億円のプラス寄与により35.3億円(+5.0%)となり、特別損失5.3億円(減損1.0億円を含む)を吸収したうえで純利益22.0億円(+10.8%)を確保した。増収増益である。
セグメント利益ベースでは、ホテル事業が31.5億円(前年27.0億円)と最大の伸びを示し全社利益を牽引した。コントラクト事業は10.7億円から13.2億円へ改善し、空港ターミナル・高速道路店舗の需要回復が寄与したとみられる。一方、外食事業のセグメント利益は14.5億円から12.2億円へ減少し、人件費・光熱費・地代家賃といった固定費の増加が利益を圧迫した可能性がある。食品事業は2.1億円から2.6億円へ拡大し、規模は小さいが増益に寄与した。全社費用の調整額は前年25.5億円の負担から28.1億円へ拡大しており、セグメント合算利益の伸びの一部を相殺している。
【収益性】営業利益率は4.0%(前年4.1%)とほぼ横ばい、純利益率は2.7%(前年2.5%)へ改善した。粗利率は71.2%と高水準を維持し、販管費率67.1%も前年並みで、営業段階での利益率改善は限定的である。【キャッシュ品質】営業CFは59.9億円で純利益22.3億円の約2.7倍に達し、利益の現金化は良好である。【投資効率】ROEは3.9%で、純利益率の改善が押し上げ要因となったが、依然低位にとどまる。【財務健全性】自己資本比率は42.5%(前年39.2%)へ上昇し、総資産は1337.6億円から1397.6億円へ減少する中で純資産は554.8億円から568.0億円へ増加しており、財務体質は改善方向にある。
営業CFは59.9億円で前年比-8.7%となったが、純利益22.3億円の約2.7倍の水準を確保し利益の現金化は良好である。投資CFは-42.5億円で、うち設備投資が-38.2億円を占め、減価償却費39.7億円の範囲内にとどまる投資規模となっている。財務CFは-58.8億円で、長期借入金の返済が主因となり借入依存度は低下した。フリーキャッシュフロー(営業CF+投資CF)は17.5億円のプラスを確保し、自己資金で投資と株主還元の一定部分を賄える構造である。運転資本面では売上債権が22.0億円改善、棚卸資産も6.7億円改善した一方、仕入債務は10.6億円の減少要因となり、これらが営業CFの前年比減少に影響した。
営業利益33.1億円に対し、経常利益は営業外収支の純額差2.1億円(営業外収益8.8億円-営業外費用6.7億円)を加えて35.3億円となり、持分法損益3.5億円のプラス寄与が主因である。特別損益は特別利益4.0億円に対し特別損失5.3億円(減損損失1.0億円、固定資産除売却損4.3億円を含む)が上回り、純額でマイナス1.3億円の一時的要因として税引前利益33.9億円に反映されている。包括利益は32.0億円で、純利益22.3億円との差は有価証券評価差額金9.2億円等のその他包括利益によるもので、事業の実質的な収益力とは別軸の変動である。営業CFが純利益の約2.7倍あることから、アクルーアル(会計上の利益と現金の乖離)は小さく、収益の質は相対的に高いと評価できる。
通期予想に対する進捗率は、売上高47.1%、営業利益37.0%、経常利益40.1%、純利益38.6%となり、いずれも単純な50%進捗ラインを下回っている。通期計画は売上高1748.0億円(前年比+5.6%)、営業利益89.5億円(+16.4%)、経常利益88.0億円(+11.1%)であり、下期にホテルの繁忙期や空港・高速道路拠点の需要取り込みを前提とした下期偏重の計画とみられる。当四半期時点で業績予想・配当予想の修正は行われていない。
第2四半期(中間期)の配当は無配であり、通期の1株当たり配当予想は17.5円(2026年1月の株式分割後ベース)である。期中平均株式数98,522千株を基に算出すると年間配当総額は概算で約17.2億円となり、通期純利益予想57.0億円に対する配当性向は約30%となる。上期のフリーキャッシュフロー17.5億円は通期配当予想額をほぼカバーする水準であり、キャッシュ創出力と配当計画の整合性は保たれている。
固定費構造による利益率の伸び悩み: 販管費率は67.1%と前年並みで、人件費・光熱費・地代家賃の高止まりが営業利益率4.0%の改善を抑制している。
下期偏重の通期計画: 営業利益の通期進捗率は37.0%にとどまり、下期に残り63%の積み上げが必要な計画構造である。
特別損失の継続的発生: 当期は減損損失1.0億円、固定資産除売却損4.3億円を含む特別損失5.3億円を計上しており、店舗の閉店・スクラップ&ビルドに伴う一時的損失が今後も発生し得る。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 4.0% | – | – |
| 純利益率 | 2.7% | – | – |
自社の営業利益率・純利益率とも業種中央値との比較データは現時点で不足している。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 4.4% | – | – |
売上高成長率についても業種中央値比較データは現時点で不足している。
※出所: 当社調べ
増収増益ながら営業利益率は横ばい圏(4.0%)にとどまり、増益の主因は持分法損益の改善や特別損益差の縮小といった営業外・特殊要因にある点が決算データから読み取れる。
ホテル事業のセグメント利益が全社利益の伸びを牽引し、コントラクト事業も改善した一方、外食事業のセグメント利益は前年から減少しており、事業ポートフォリオ内で明暗が分かれている。
通期計画に対する上期進捗は売上47.1%、営業利益37.0%と下期偏重の構造であり、営業CF/純利益比が約2.7倍と利益の現金化は良好である一方、下期の実行力が通期計画達成の鍵となる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 573円 |
| base(基準) | 599円 |
| bull(強気) | 614円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 576円 |
| 調整後予想EPS | 64.3円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 30.2% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.028(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.04倍 / 9.3倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 583円〜617円、ω±0.1で 599円〜600円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 1株あたりの値は株式分割を最新基準に調整しています。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。