| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥195.6億 | ¥179.4億 | +9.0% |
| 営業利益 | ¥10.5億 | ¥8.0億 | +31.5% |
| 持分法投資損益 | - | - | - |
| 経常利益 | ¥11.0億 | ¥8.5億 | +29.4% |
| 純利益 | ¥7.0億 | ¥5.8億 | +22.2% |
| ROE | 2.4% | 2.0% | - |
SPKの2027年3月期第1四半期は増収増益で、営業レバレッジの発現により利益成長が売上成長を上回った点が特徴である。売上高は195.6億円(前年比+9.0%)、営業利益は10.5億円(同+31.5%)、経常利益は11.0億円(同+29.4%)、純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は7.0億円(同+22.2%)となった。国内・海外・CUSPA各本部が概ね揃って伸長し、販管費の伸びを売上成長より抑制したことで営業利益率が5.4%(前年4.5%)へ改善した。
【売上高】売上高は195.6億円で前年比+9.0%増。セグメント別では国内営業本部(DomesticSalesDivision)が84.3億円(+6.9%)と最大の売上規模を占め、海外営業本部(InternationalTradeDivision)が72.2億円(+10.7%)と最も高い伸び率を示した。工機営業本部(MachineryEquipmentDivision)は20.2億円(+4.6%)、CUSPA営業本部(CUSPADivision)は19.6億円(+8.6%)と、4本部いずれも増収となり、バランスの取れた成長を確認できる。地域別では日本が売上の約62%を占める一方、アジア・オセアニア(36.4億円)や北米(12.3億円)も伸長し、地域分散が進んでいる。
【損益】営業利益は10.5億円(前年比+31.5%)、経常利益は11.0億円(同+29.4%)と、いずれも売上成長を大きく上回るペースで拡大した。売上原価が158.0億円(前年145.3億円)に増加した一方、販管費は27.0億円(前年26.2億円)と伸びを抑制し、粗利率19.2%のもとで営業利益率は5.4%(前年4.5%)へ+0.9pt改善した。経常利益は営業利益に為替差益0.2億円などの営業外収益0.8億円を加え、支払利息0.2億円を含む営業外費用0.3億円を差し引いた水準で、営業利益からの上振れが確認できる。純利益は7.0億円で、特別損失0.4億円(固定資産除売却損)を一時的要因として吸収したうえで、法人税等3.5億円を負担した結果である。増収増益。
セグメント利益(経常利益ベース)は国内営業本部が4.49億円(前年2.69億円、+66.9%)と最大の伸びを示し、全社利益拡大の主要な牽引役となった。CUSPA営業本部は1.69億円(前年1.27億円、+33.1%)で、外部売上比の利益率は約8.7%と4本部中最も高い。海外営業本部は2.88億円(前年2.53億円、+13.8%)、工機営業本部は1.22億円(前年1.14億円、+7.0%)で、いずれも増益を確保した。高マージンのCUSPA・工機の存在が全社の営業利益率改善に寄与している。
【収益性】営業利益率は5.4%で前年4.5%から改善し、経常利益率も5.6%(前年4.7%)へ上昇した。純利益率は3.6%(前年3.2%)で、粗利率19.2%という薄利構造のなかでも販管費効率化により段階的な利益率改善が続いている。【キャッシュ品質】営業外収益は0.8億円(売上比0.4%)と軽微で、利益の大部分は本業に基づくものである。特別損失0.4億円は固定資産除売却損による一時的要因であり、経常的な収益力とは区別すべきものである。【投資効率】ROEは2.4%で、純利益率の改善が主な押し上げ要因となっている一方、総資産回転率は低水準にとどまる。EPSは34.95円(前年28.46円、+22.8%)と、純利益の伸びに沿った改善を示した。【財務健全性】自己資本比率は63.2%(前年61.0%)と高水準で、総資産469.5億円に対し純資産296.7億円を確保している。現金及び預金は87.6億円で前年95.9億円から減少しており、資金動向のモニタリングが望まれる。
キャッシュフロー計算書の開示はないため、BSの推移から資金動向を分析する。現金及び預金は87.6億円で前年同期の95.9億円から8.3億円減少した一方、売掛金・受取手形は97.9億円(前年102.2億円)とやや減少、棚卸資産は130.9億円(前年126.4億円)と増加している。長期借入金は17.9億円(前年22.5億円)へ減少し、デレバレッジが進展した。未払法人税等の減少や賞与引当金の減少も現金流出要因となっており、これらは前期計上分の納付や支給時期のずれによる一時的な資金移動と考えられる。棚卸資産の積み上がりは、増収に伴う仕入・在庫確保の側面がある一方、キャッシュ創出力への一定の圧迫要因として留意される。
当期の収益は営業活動を中心とした経常的な収益が主体であり、営業外収益は0.8億円(売上比0.4%)と軽微にとどまる。営業利益10.5億円に対し経常利益は11.0億円と0.5億円上振れしており、主因は為替差益0.2億円と受取配当金などの営業外収益である。純利益7.0億円は、経常利益から特別損失0.4億円(固定資産除売却損、一時的要因)と法人税等3.5億円を差し引いた水準で、経常利益と純利益の乖離は税負担と一時的損失により概ね説明できる。包括利益は7.4億円で純利益7.0億円とほぼ同水準にあり、為替換算調整額+0.6億円などその他有価証券評価差額金-0.3億円を含むが、純利益からの大幅な乖離は見られず、収益の質は総じて安定的と評価できる。
通期計画に対する第1四半期の進捗率は、売上高24.4%(195.6億円/800.0億円)、営業利益28.4%(10.5億円/37.0億円)、経常利益28.2%(11.0億円/39.0億円)となっている。単純な四分の一(25%)と比較すると、売上高は概ね標準的な進捗であるのに対し、営業利益・経常利益は+3pt前後の前倒しペースにある。高マージンセグメント(CUSPA・工機)の伸長と販管費効率化が、利益面での前倒し進捗を支える構図であり、通期計画の妥当性を示す材料となっている。
会社の年間配当予想は41円で、前期実績33円(株式分割考慮前)から増額計画となっている。予想EPS135.22円に基づく配当性向は約30.3%であり、保守的な水準にある。当四半期時点で配当予想の修正は行われていない。財務レバレッジが低く自己資本比率63.2%と高水準であることから、配当の原資となる財務基盤は安定している。なお、本評価は配当のみを対象とし、自社株買いを含む総還元性向のデータは開示されていない。
粗利率の薄さ: 粗利率は19.2%で、業種中央値(IQR 1.7%–6.9%に基づく営業利益率の分布参考)と比べても高マージン構造とは言えず、価格競争や仕入コスト変動時の利益感応度が相対的に高い。
運転資本の膨張: 棚卸資産が130.9億円(前年126.4億円、+3.6%)に増加し、売上増加ペース(+9.0%)との整合を注視する必要がある。在庫・売掛金の滞留が長期化すれば、営業キャッシュの創出力に影響を与える可能性がある。
為替感応度: 当四半期は為替差益0.2億円を計上し経常利益を押し上げたが、為替は市況要因であり、反転した場合には経常段階の利益に対する影響が生じ得る。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 5.4% | 4.3% (1.7%–6.9%) | +1.1pt |
| 純利益率 | 3.6% | 3.8% (1.5%–5.1%) | -0.2pt |
営業利益率は業種中央値を上回るが、純利益率はわずかに下回り、特別損失の計上が影響している。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 9.0% | 3.1% (-0.6%–11.7%) | +5.9pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、IQR上限に近い高成長を示している。
※出所: 当社調べ
営業利益率は5.4%(前年4.5%)、経常利益率は5.6%(前年4.7%)へそれぞれ改善し、増収率9.0%を上回る利益成長を実現した。販管費の伸びを抑制した営業レバレッジの発現が、当四半期の利益改善の構造的な特徴である。
セグメント別ではCUSPA営業本部の利益率が約8.7%と最も高く、前年からの改善幅も大きい。高マージン部門の売上構成比の変化は、今後の全社利益率の動向を読む上での注目点となる。
棚卸資産の増加(+3.6%)と現金及び預金の減少(-8.7%)が観察され、増収に伴う在庫確保や納税等による資金移動が背景にある。今後の四半期でこの資金動向がどのように変化するかがモニタリングポイントとなる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,445円 |
| base(基準) | 1,459円 |
| bull(強気) | 1,484円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,469円 |
| 調整後予想EPS | 140.2円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 30.3% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.037(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.99倍 / 10.4倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,419円〜1,502円、ω±0.1で 1,459円〜1,460円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 1株あたりの値は株式分割を最新基準に調整しています。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。