| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥227.2億 | ¥207.7億 | +9.4% |
| 営業利益 | ¥125.7億 | ¥113.8億 | +10.4% |
| 経常利益 | ¥116.1億 | ¥95.0億 | +22.3% |
| 純利益 | ¥79.8億 | ¥63.2億 | +26.3% |
| ROE | 8.9% | 7.8% | - |
当四半期は増収増益であり、売上原価の減少に伴う粗利率の改善が増益率を押し上げた点が特徴である。売上高は227.2億円(前年比+9.4%)、営業利益は125.7億円(同+10.4%)、経常利益は116.1億円(同+22.3%)、純利益(親会社株主に帰属する当期純利益、以下同じ)は78.7億円(同+28.0%)となった。売上原価が前年比-10.8%減少したことで粗利率は81.3%(前年77.1%)へ+4.2pt改善し、販管費率の上昇(22.3%→26.0%)を吸収して営業利益率は55.3%へ拡大した。経常利益段階では支払利息や持分法投資損失が増加したものの、純営業外費用の負担は前年より縮小したため、営業利益を上回る伸び率となった。前期に計上された投資有価証券評価損(0.7億円)が今期は発生しなかったことも、純利益の伸び率を押し上げる一因である。
【売上高】売上高は227.2億円で前年比+9.4%の増収。セグメント別開示はないが、全体として収益基盤の拡大が確認できる。
【損益】売上原価は42.4億円で前年比-10.8%減少し、原価率は22.9%から18.7%へ低下、粗利率は81.3%(前年77.1%)へ+4.2pt改善した。一方、販管費は59.1億円で前年比+27.5%増加し、販管費率は22.3%から26.0%へ上昇したが、粗利改善効果がこれを上回り営業利益は125.7億円(+10.4%)、営業利益率は55.3%(前年54.8%)となった。営業外では支払利息13.1億円(前年比+30.1%)、持分法投資損失4.9億円(同+119.9%)が費用計上されたが、純営業外費用は9.5億円と前年の18.8億円から縮小し、経常利益は116.1億円(+22.3%)へ営業利益を上回る伸びとなった。前期に計上された投資有価証券評価損0.7億円が当期は発生せず、純利益は78.7億円(+28.0%)と一段と高い伸び率を確保した。結論として、増収増益である。
【収益性】営業利益率は55.3%で前年54.8%から+0.5pt改善、純利益率(親会社株主帰属ベース)は34.7%で前年29.6%から+5.1pt拡大した。ROEは8.9%(連結純利益ベース)である。【キャッシュ品質】営業CFは380.8億円で純利益(親会社株主帰属)の4.8倍に相当し、利益の現金裏付けは強い。【投資効率】総資産2,685.4億円に対し売上高は227.2億円にとどまり、資産規模対比での回転効率は低水準にある。【財務健全性】自己資本比率は33.2%で前年27.4%から改善したが、短期借入金1,346.0億円が負債の中心を占め、現金及び預金590.4億円との対比では資金調達構造への留意が必要である。
営業CFは380.8億円で前年54.4億円から大幅増加した。投資CFは-217.9億円で、短期貸付金の実行(-258.7億円)が回収(+19.1億円)や有価証券売却(+39.6億円)を上回ったことが主因である。財務CFは-225.3億円で、短期借入金の純減(-229.4億円)と配当金支払い(-26.6億円)が、自己株式処分による収入(+12.8億円)を上回った。フリーキャッシュフローは162.9億円となり、配当支払額を大幅に上回る水準で、資金創出力は高い。
当期は特別損益の計上がなく、前期に計上された投資有価証券評価損0.7億円との対比で純利益の伸び率が押し上げられている。営業外収益13.9億円には受取利息3.4億円、為替差益1.7億円が含まれる一方、営業外費用23.4億円には支払利息13.1億円のほか持分法投資損失4.9億円が含まれ、持分法適用会社の業績変動が経常利益に影響を与える構造となっている。営業CFは380.8億円で純利益(親会社株主帰属)78.7億円の4.8倍に達し、利益とキャッシュフローの乖離は小さく収益の質は高いと評価できる。包括利益は82.1億円で純利益(親会社株主帰属)78.7億円との差は3.4億円にとどまり、為替換算調整額+6.0億円と有価証券評価差額金-3.6億円が相殺し合う形となっている。
通期予想に対する進捗率は、売上高46.4%(予想489.6億円)、営業利益53.3%(予想235.8億円)、経常利益59.0%(予想196.7億円)、純利益(親会社株主帰属)60.5%(予想130.0億円)である。利益項目は50%超の進捗で計画を上回るペースにある一方、売上高は46.4%とやや緩やかな進捗率にとどまり、下期の計上比率が高い可能性を示唆する。業績予想および配当予想はいずれも今回修正されていない。
中間配当は1株54円で、前年中間配当43円から+25.6%の増配となった。中間配当性向(中間配当54円÷中間EPS129.55円)は41.7%である。通期予想では年間配当108円、予想EPS209.34円に基づく配当性向は51.6%となる。フリーキャッシュフロー162.9億円は配当支払額26.6億円を大きく上回り、現行の配当水準は営業キャッシュフローの裏付けを伴っている。
短期資金調達依存とリファイナンスリスク: 短期借入金は1,346.0億円と負債の中心を占め、現金及び預金590.4億円との対比では手元資金による即時カバー力は限定的であり、資金調達環境の変化が財務運営に影響し得る。
金利上昇による利払い負担増加: 支払利息は13.1億円で前年比+30.1%増加しており、金利水準がさらに上昇した場合、経常利益への圧迫要因となる可能性がある。
持分法投資損益の変動: 持分法投資損失は4.9億円で前年2.2億円から拡大しており、持分法適用会社の業績次第で今後の経常利益にボラティリティをもたらし得る。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 55.3% | – | – |
| 純利益率 | 35.1% | – | – |
自社の収益性水準を示す参考データであり、比較対象となる中央値データは現時点で未整備。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 9.4% | – | – |
自社の成長率水準を示す参考データであり、比較対象となる中央値データは現時点で未整備。
※出所: 当社集計
売上原価の減少(-10.8%)を主因に粗利率が+4.2pt改善し、販管費率の上昇(+3.7pt)を吸収して営業利益率が拡大した点は、コスト構造の質的な変化として注目される。
営業CFが純利益(親会社株主帰属)の4.8倍に達し、フリーキャッシュフロー162.9億円を確保するなど、利益とキャッシュフローの整合性は高い。
通期進捗は利益項目で50%超と先行する一方、短期借入金への依存度が高い財務構造は、資金調達コストの変化に対する感応度という観点でモニタリングポイントとなる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,641円 |
| base(基準) | 1,703円 |
| bull(強気) | 1,703円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,437円 |
| 調整後予想EPS | 231.2円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 51.6% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.18倍 / 7.4倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,656円〜1,751円、ω±0.1で 1,696円〜1,712円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。