| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥200.5億 | ¥194.1億 | +3.3% |
| 営業利益 | ¥23.5億 | ¥19.3億 | +21.6% |
| 経常利益 | ¥22.8億 | ¥18.4億 | +24.4% |
| 純利益 | ¥16.3億 | ¥13.3億 | +22.5% |
| ROE | 3.9% | 3.3% | - |
売上高の増収に加え粗利改善が進み、営業利益は二桁増益となった。増収の伸び以上に利益が拡大したことは、コスト構造・製品ミックスの改善が進んでいることを示す。売上高は200.5億円(前年194.1億円、+3.3%)、営業利益は23.5億円(前年19.3億円、+21.6%)、経常利益は22.8億円(前年18.4億円、+24.4%)、純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は16.2億円(前年13.2億円、+22.7%)となった。粗利率が53.1%(前年49.7%)へ改善したことが増益の主因である。
【売上高】売上高は200.5億円、前年比+3.3%の増収。地域別ではJAPANが169.5億円(+3.1%)、NorthAmericaが66.9億円(+17.4%)と伸長した一方、Europeは56.4億円(-6.4%)と減収となった。JAPANが全社売上の約58%を占め、地域別の集中度が高い。
【損益】粗利率は53.1%(前年49.7%)に改善し、売上原価94.1億円は前年比で減少した。販管費は82.9億円(前年77.2億円)と増加したが、粗利改善効果がこれを上回り、営業利益率は11.7%(前年10.0%)へ拡大した。経常利益は支払利息1.2億円等の営業外費用を吸収し22.8億円となり、純利益は法人税等6.7億円を負担後16.2億円となった。特別利益は固定資産売却益0.1億円のみで一時的要因の影響は軽微。増収増益であり、増益の主因はコストコントロールによる利益率改善である。
JAPANは売上169.5億円(+3.1%)、営業利益24.1億円(+38.7%)、利益率14.2%と主力かつ高採算セグメントで、全社営業利益の大半を稼いでいる。NorthAmericaは売上66.9億円(+17.4%)、営業利益5.1億円(+537.7%)と前年の低収益から大きく改善し、利益率は7.6%まで回復した。Europeは売上56.4億円(-6.4%)、営業損失1.0億円(前年+0.4億円から悪化)となり、利益率-1.8%と唯一の赤字セグメントである。JAPANと北米が全社増益を牽引する一方、欧州の不振が全社マージンの上値を抑える構図となっている。
【収益性】営業利益率は11.7%で前年10.0%から+1.7pt改善し、純利益率も8.1%(前年6.8%)へ拡大した。粗利率は53.1%(前年49.7%)と+3.4pt改善しており、増益の主因はこの粗利改善にある。【キャッシュ品質】棚卸資産は200.4億円(総資産比23.2%)、売掛金は128.3億円で、在庫・売掛の水準は資金拘束要因として意識される規模である。【投資効率】ROEは3.9%で、純利益率の改善が押し上げ要因となっている一方、総資産回転率は低水準にあり資産効率が制約となっている。【財務健全性】自己資本比率は47.9%で前年48.1%とほぼ同水準を維持し、財務基盤は安定している。
キャッシュフロー計算書の開示はないため、BS変動から資金動向を分析する。現金及び預金は177.3億円(前年163.7億円)へ増加し、流動性は積み増しの傾向にある。一方で棚卸資産は200.4億円と前年から増加し、資金の在庫への拘束が続いている。短期借入金は190.2億円(前年174.5億円)へ増加しており、運転資金需要の増加を短期借入で対応している構図がうかがえる。有形固定資産は166.5億円(前年153.8億円)へ増加し、建物・土地への投資が進捗している。総じて、投資活動と在庫積み増しに伴う資金需要を、短期借入と現金積み増しの両面で対応している状況である。
営業外損益・特別損益の規模は小さく、当期利益は本業の収益性改善によって支えられており利益の質は良好といえる。営業外収益は0.9億円で、受取利息0.3億円、受取配当0.0億円等から構成され売上高比では軽微である。営業外費用は1.6億円で、支払利息1.2億円が中心であり、経常利益は営業利益からの金融コスト差引後もなお前年比+24.4%の伸びを確保した。特別利益は固定資産売却益0.1億円のみで一時的要因の寄与は限定的である。経常利益22.8億円と純利益16.2億円の差は主に法人税等6.7億円によるもので、乖離は通常の範囲にとどまる。
通期計画に対する進捗は、売上高が200.5億円/910.0億円で22.0%、営業利益が23.5億円/95.0億円で24.7%、純利益が16.2億円/61.0億円で26.6%となっている。四半期進捗の目安(25%)と比較すると、売上進捗はやや緩やかだが利益進捗はこれを上回るペースで、粗利改善効果が計画線上の利益確保に寄与している。通期の経常利益予想は前年比-3.5%とやや保守的な計画であり、上期の伸びとの整合性は下期以降の動向次第となる。当四半期において業績予想・配当予想の修正は行われていない。
2026年3月期の配当予想は年間55円(期末には普通配当25円に記念配当5円を含む)で、前年の年間実績(中間・期末合計)から増額されている。通期純利益予想61.0億円(親会社株主帰属)に対し、発行済株式数から自己株式を除いた約2,896万株ベースで算定した年間配当総額は約15.9億円となり、配当性向は約26%と計算される。自社株買いに関するデータは開示されていないため、還元指標は配当性向で評価している。現預金水準や利益水準を踏まえると、配当の持続性は相対的に高いといえる。
欧州事業の収益性: Europeセグメントは売上56.4億円(-6.4%)、営業損失1.0億円となり、前年の営業利益0.4億円から損益が悪化した。全社営業利益に対してマイナス寄与となっており、地域収益性のばらつきが継続している。
運転資本の滞留: 棚卸資産は200.4億円(総資産比23.2%)と高水準で、売掛金も128.3億円に達する。在庫・売掛の水準が資金効率に与える影響は、利益とキャッシュ創出の関係を評価する上で注視点となる。
短期資金への依存: 有利子負債のうち短期借入金が190.2億円と大半を占め、前年比+9.0%で増加している。現金及び預金177.3億円との比較では短期借入金を下回っており、資金調達構造の継続的なモニタリングが必要な項目である。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 11.7% | 8.7% (4.2%–14.2%) | +3.0pt |
| 純利益率 | 8.1% | 7.0% (3.2%–10.6%) | +1.1pt |
収益性は業種中央値を上回り、レンジ上位に位置している。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 3.3% | 6.2% (-1.1%–14.6%) | -2.9pt |
売上成長率は業種中央値を下回り、増収ペースは相対的に緩やかである。
※出所: 当社調べ
粗利率の改善(53.1%、前年比+3.4pt)が二桁増益の主因であり、営業利益率も11.7%へ拡大した。利益率の趨勢的な改善が今期の業績の質を支えている。
地域別ではJAPANと北米が増益を牽引する一方、Europeは営業損失に転じており、地域間の収益性のばらつきが全社マージンの上限を抑える構図となっている。
棚卸資産・売掛金の水準が高く、短期借入金への依存度も上昇している。利益成長と資金効率のバランスは、今後の決算データで継続的に確認すべき項目である。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,639円 |
| base(基準) | 1,692円 |
| bull(強気) | 1,760円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,426円 |
| 調整後予想EPS | 227.6円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 26.1% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.080(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.19倍 / 7.4倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,644円〜1,743円、ω±0.1で 1,686円〜1,702円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。