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64652026 第2四半期プライムJGAAP

ホシザキ(6465) 2026年度第2四半期決算 増収・営業益7%増

2026年度第2四半期の売上高は2,736億円(前年同期比+14.7%)、営業利益は327.1億円(同+7.3%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

機械


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥2736.5億¥2385.3億+14.7%
営業利益¥327.1億¥304.8億+7.3%
経常利益¥340.5億¥318.5億+6.9%
純利益¥226.7億¥222.4億+1.9%
ROE5.4%5.4%-

Executive Summary

増収増益を維持したものの、増収率(+14.7%)に対し利益成長率が鈍化しており、収益性は前年から低下した。売上高は2,736.5億円(前年比+14.7%)、営業利益は327.1億円(同+7.3%)、経常利益は340.5億円(同+6.9%)、純利益は226.7億円(同+1.9%)となった。売上成長を牽引したのは米州の大幅増収だが、同地域の採算悪化が連結利益率を押し下げた。

業績変動要因

【売上高】売上高は2,736.5億円で前年比+14.7%増加した。セグメント別では米州が+29.3%、アジアが+21.8%、欧州が+10.5%、主力の日本が+6.2%増と、海外事業が成長を牽引した。製品別では冷蔵庫が大幅増収の中心であり、保守・修理収入も安定的に拡大した。

【損益】営業利益は327.1億円(+7.3%)、経常利益は340.5億円(+6.9%)、純利益は226.7億円(+1.9%)と、いずれも増収率を下回る伸びにとどまった。粗利率は37.7%、営業利益率は12.0%で、販管費率が25.7%へ上昇し利益率を圧迫した。特別損益の純額は1.1億円と小幅であり、経常利益から純利益への乖離は主に法人税等115.0億円(実効税率33.7%)による。米州のセグメント利益が前年比-16.8%と落ち込んだことが連結利益率低下の主因であり、増収増益ながら増益率は限定的である。

セグメント別分析

日本は売上高1,263.2億円(+6.2%)、セグメント利益195.3億円(+11.1%)、利益率15.5%で、全セグメント利益の約6割を占める主力事業である。米州は売上高747.7億円(+29.3%)と最大の伸びを示したが、セグメント利益は47.6億円(-16.8%)に減少し、利益率は6.4%へ低下した。アジアは売上高479.9億円(+21.8%)、利益79.8億円(+25.0%)、利益率16.6%と最も高い収益性を維持した。欧州は売上高303.5億円(+10.5%)、利益3.8億円(+89.4%)だが利益率は1.2%にとどまる。米州の増収が採算悪化を伴っている点が連結マージンの重石であり、日本・アジアの高収益性がこれを補っている。

主要財務指標

【収益性】営業利益率12.0%、粗利率37.7%、純利益率は8.3%(純利益226.7億円/売上高2,736.5億円)である。【キャッシュ品質】営業CFは291.0億円で純利益の1.28倍にあたり、利益に対する現金創出は良好である。ただし売上債権が115.3億円増加しており、成長に伴う運転資本負担がみられる。【投資効率】ROEは5.4%、EPSは159.04円(前年155.17円から+2.5%)、BPSは2,884.10円である。【財務健全性】自己資本比率は70.7%、現金及び預金は1,694.1億円で、財務基盤は保守的である。

キャッシュフロー分析

営業CFは291.0億円で前年比+114.9%と大幅に増加し、純利益に対して1.28倍の水準にある。設備投資54.0億円を差し引いたフリーCFは239.1億円であり、投資原資は十分確保されている。投資CFは51.8億円の支出で、設備投資に加え投資有価証券の取得を含む。財務CFは306.9億円の支出であり、自社株買い172.1億円と配当支払いが主因である。売上債権の増加115.3億円と棚卸資産の増加14.9億円が運転資本を圧迫する一方、契約負債の増加50.2億円がこれを一部相殺しており、成長局面における運転資本管理が今後のキャッシュ創出の変動要因となる。

収益の質

経常利益340.5億円は営業利益327.1億円を13.5億円上回り、差異の主因は受取利息や為替差益を含む営業外収益32.5億円である。営業外収益は売上高の1.2%にとどまり、経常的な事業外収益への依存度は低い。特別利益1.6億円と特別損失0.5億円の純額は1.1億円で、純利益への一時的要因の影響は限定的である。税引前利益341.7億円に対し純利益は226.7億円で、差異の主因は法人税等115.0億円(実効税率33.7%)であり、非経常項目よりも税負担が両者の乖離の主因である。以上より、当期利益は主に営業段階の収益性動向で説明でき、一時的要因による嵩上げ・押し下げは小さい。

業績予想・ガイダンス

通期会社計画は売上高5,200.0億円(前年比+7.0%)、営業利益556.0億円(同+7.1%)、経常利益590.0億円(同+4.8%)である。上期累計の進捗率は売上高52.6%、営業利益58.8%、経常利益57.7%と、標準的な50%を上回る進捗となった。上期の売上成長率14.7%に対し通期計画は+7.0%であり、下期は成長率の鈍化を織り込む前提である。業績予想・配当予想はいずれも修正されていない。

株主還元

中間配当は1株あたり55.00円で、通期配当予想は115.00円である。配当のみに基づく配当性向(親会社株主に帰属する中間純利益222.97億円に対する配当金ベース)は約36%程度であり、持続可能とされる60%の目安を下回る。一方、上期中の自社株買いは172.1億円に達しており、配当と自社株買いを合算した総還元性向は配当性向のみの水準を大きく上回る。フリーキャッシュフロー239.1億円に対し、配当と自社株買いの合計は概ね同水準にあり、還元の積極性が資本配分の特徴となっている。

リスク要因

  1. 米州セグメントの採算悪化: 売上高は前年比+29.3%と大幅増収だが、セグメント利益は-16.8%減、利益率は6.4%へ低下した。高成長地域における価格・コスト面の採算改善が課題である。

  2. のれん・無形資産の集中: のれん754.0億円、無形固定資産1,000.5億円は合計で総資産の約29.5%を占める。被取得事業の収益性が低下した場合、減損・償却負担が利益を圧迫する可能性がある。

  3. 運転資本の増加: 売上債権が115.3億円、棚卸資産が14.9億円増加しており、成長局面における運転資本負担が顕在化している。営業CFは堅調を維持しているが、回収・在庫管理の継続的なモニタリングが必要である。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(manufacturing)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率12.0%9.7% (5.4%–23.7%)+2.3pt
純利益率8.3%5.4% (1.3%–20.1%)+2.9pt

自社の収益性は業種中央値を上回っており、製造業内では相対的に高い水準に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)14.7%10.6% (-3.4%–25.4%)+4.1pt

売上高成長率も業種中央値を上回っており、成長性の面でも相対的に優位な位置づけにある。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 上期は二桁増収を維持し、通期営業利益計画に対する進捗率は58.8%と標準を上回る水準で推移している。

  2. 日本・アジアの高い収益性が連結利益を下支えする一方、米州の利益率低下が連結マージン改善の最大の課題となっている。

  3. 営業CFは純利益の1.28倍と利益の現金裏付けは良好であり、自己資本比率70.7%と財務基盤は保守的だが、自社株買いを含む還元額とFCFの関係は資本配分上の観察点である。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)3,047円
base(基準)3,118円
bull(強気)3,222円
算出前提
1株純資産(BPS)2,884円
調整後予想EPS348.5円
株主資本コスト r9.27%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 0.50%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向41.9%
予想EPSの信頼度調整×1.071(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.08倍 / 8.9倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 3,031円〜3,208円、ω±0.1で 3,112円〜3,126円。

注記:

  • のれん償却 54.7円/株 を利益に足し戻しています(非資金費用・IFRS企業との比較可能性のため)。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。