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64202027 第1四半期プライムJGAAP

ガリレイホールディングス(6420) 2027年度第1四半期決算

2027年度第1四半期の売上高は349.9億円(前年同期比+5.4%)、営業利益は42.8億円(同+14.5%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

機械


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥349.9億¥332.1億+5.4%
営業利益¥42.8億¥37.4億+14.5%
経常利益¥44.9億¥37.6億+19.4%
純利益¥30.0億¥26.6億+12.7%
ROE2.7%2.3%-

Executive Summary

増収を上回る増益となり、営業レバレッジの発現が今期の最重要ポイントである。売上高は349.9億円(前年比+5.4%)、営業利益は42.8億円(同+14.5%)、経常利益は44.9億円(同+19.4%)、親会社株主に帰属する純利益は30.0億円(同+13.4%)となった。粗利率の維持と販管費の伸び抑制により、営業利益率は12.2%へと前年から改善し、本業の収益性が向上した。

業績変動要因

【売上高】売上高は349.9億円で前年同期比+5.4%増収となった。単一セグメントであるためセグメント別の増減要因は開示されていないが、全社ベースで増収基調が継続している。

【損益】営業利益は42.8億円(同+14.5%)で、売上高の伸び5.4%を大きく上回り、粗利率28.0%の確保と販管費率15.8%への抑制により営業レバレッジが発現した。経常利益は44.9億円(同+19.4%)で、受取配当金0.8億円・為替差益0.3億円を含む営業外収益2.7億円が押し上げ要因となった。特別損益は利益0.1億円・損失0.1億円とほぼ相殺され、純利益への影響は軽微である。純利益は30.0億円(同+12.7%、親会社株主帰属ベースでは+13.4%)となり、増収増益の決算である。

セグメント別分析

単一セグメントのため、報告セグメント別の売上高・利益に関する情報は開示されていない。

主要財務指標

【収益性】営業利益率12.2%は前年同期の約11.3%から改善し、純利益率は8.6%(前年同期約8.0%)へと上昇した。売上総利益率は28.0%で、増収分が販管費の伸びを上回り利益率改善につながっている。【キャッシュ品質】ROEは2.7%にとどまるが、これは純利益率8.6%とレバレッジ1.34倍に対して総資産回転率が0.232と低いことが主因であり、資本規模に対する利益創出効率は限定的である。【投資効率】通期業績予想に対するQ1進捗率は売上高24.1%、営業利益25.0%、経常利益25.0%、純利益24.2%と、いずれも標準的な四半期進捗にある。【財務健全性】自己資本比率は74.6%(前年73.4%)と高水準を維持し、流動比率262.0%、負債資本倍率0.34倍と、財務基盤は保守的である。

キャッシュフロー分析

CF計算書の開示はないが、貸借対照表の推移からは資金余力の厚さがうかがえる。現金及び預金は461.3億円で総資産の30.6%を占め、流動負債341.9億円を119.4億円上回る。流動資産895.5億円は流動負債の2.62倍にあたり、運転資本は553.7億円のプラスである。棚卸資産のうち仕掛品が31.4億円と前年から増加しており、これは有形固定資産の27.9%を占める建設仮勘定107.8億円とあわせて、投資・生産関連の資金滞留状況として留意点となる。特別損益の純額は0.03億円と小さく、期中の資金動向に一時的要因の影響はほぼない。

収益の質

今期利益は営業利益の改善に主として支えられており、収益の質は高いとみられる。営業外収益2.7億円は受取配当金0.8億円、為替差益0.3億円などから構成され、売上高の0.8%にとどまり経常的な範囲にある。特別利益0.1億円(投資有価証券売却益)と特別損失0.1億円(投資有価証券評価損)はほぼ相殺され、純利益への影響は軽微な一時的要因にとどまる。一方で包括利益は22.2億円と純利益30.0億円を7.8億円下回っており、その他有価証券評価差額金の減少7.0億円が主因である。投資有価証券の時価変動という会計利益に直結しない要素が純資産の変動に影響しており、アクルーアルの観点からは本業由来の利益と評価損益要因を区別して捉える必要がある。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高1449.2億円(前年比+4.5%)、営業利益171.5億円(同+0.4%)、経常利益179.7億円(同+0.2%)であり、業績予想・配当予想ともに修正はない。Q1進捗率は売上高24.1%、営業利益25.0%、経常利益25.0%と標準的な水準にある。もっとも、Q1営業利益率12.2%は通期予想の営業利益率11.8%を上回っており、通期計画はQ1実績よりも慎重な利益率を前提としている。下期の原価動向や販管費、投資中案件の稼働状況が通期計画達成の焦点となる。

株主還元

通期の1株当たり配当予想は89.0円で、修正は行われていない。通期EPS予想308.56円に対する配当性向は約28.8%であり、60%程度を目安とする持続可能性の観点からは低水準にとどまる。利益剰余金1020.4億円および現金及び預金461.3億円という厚い内部留保・流動性を踏まえると、配当支払いに対する財務的な耐性は高いといえる。自己株式取得の実績データは開示がないため、本セクションでは配当性向のみで評価する。

リスク要因

  1. 建設仮勘定の滞留リスク: 建設仮勘定は107.8億円で有形固定資産385.9億円の27.9%を占め、投資案件の稼働時期や投資回収の遅延が生じた場合、減価償却負担の増加や収益性への影響が懸念される。

  2. 投資有価証券の評価変動リスク: 投資有価証券126.1億円は総資産の8.4%を占め、当四半期にその他有価証券評価差額金が7.0億円減少し包括利益を押し下げた。市場価格変動が純資産に与える影響は継続的な確認が必要である。

  3. 案件採算・品質関連の引当金リスク: 工事損失引当金0.4億円、製品保証引当金5.2億円が計上されており、原材料・施工コストの変動や品質不具合が顕在化した場合、追加費用が利益率を圧迫する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(manufacturing)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率12.2%8.7% (4.2%–14.3%)+3.6pt
純利益率8.6%7.1% (3.2%–10.6%)+1.5pt

営業利益率・純利益率ともに業種中央値を上回り、収益性は業種内で上位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)5.4%6.2% (-1.1%–14.6%)−0.8pt

売上高成長率は業種中央値をやや下回り、成長性は業種内で中位程度に位置する。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 売上高5.4%増に対し営業利益14.5%増となり、営業利益率は前年同期比で改善した。粗利の増加が販管費の伸びを上回る営業レバレッジが働いており、収益構造の質的改善が観察される。

  2. Q1営業利益率12.2%は通期予想11.8%を上回るが、通期計画は前年比営業利益+0.4%という慎重な水準にとどまる。下期の費用構造や投資稼働状況が通期計画達成の確認ポイントとなる。

  3. 建設仮勘定が有形固定資産の27.9%を占めており、投資規模が相対的に大きい。稼働開始時期と収益寄与の実現状況が、今後の資産効率およびROE改善を左右する要素として注目される。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)2,885円
base(基準)2,965円
bull(強気)3,083円
算出前提
1株純資産(BPS)2,799円
調整後予想EPS330.6円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向28.8%
予想EPSの信頼度調整×1.071(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.06倍 / 9.0倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 2,882円〜3,052円、ω±0.1で 2,961円〜2,971円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。