- 売上高: 102.80億円
- 営業利益: 16.24億円
- 当期純利益: 15.87億円
- 1株当たり当期純利益: 58.52円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 102.80億円 | 76.12億円 | +35.0% |
| 売上原価 | 60.42億円 | 46.77億円 | +29.2% |
| 売上総利益 | 42.39億円 | 29.35億円 | +44.4% |
| 販管費 | 26.14億円 | 24.94億円 | +4.8% |
| 営業利益 | 16.24億円 | 4.41億円 | +268.3% |
| 営業外収益 | 2.82億円 | 91百万円 | +209.7% |
| 営業外費用 | 38百万円 | 2.71億円 | -86.1% |
| 経常利益 | 18.69億円 | 2.61億円 | +616.1% |
| 税引前利益 | 20.42億円 | 2.63億円 | +676.3% |
| 法人税等 | 4.55億円 | 1.86億円 | +143.8% |
| 当期純利益 | 15.87億円 | 77百万円 | +1973.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 15.87億円 | 76百万円 | +1988.2% |
| 包括利益 | 18.17億円 | -6.32億円 | +387.5% |
| 減価償却費 | 1.72億円 | 1.48億円 | +16.5% |
| 支払利息 | 27百万円 | 26百万円 | +4.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 58.52円 | 2.83円 | +1967.8% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 455.85億円 | 433.19億円 | +22.66億円 |
| 現金預金 | 209.23億円 | 193.06億円 | +16.18億円 |
| 売掛金 | 68.08億円 | 57.05億円 | +11.03億円 |
| 棚卸資産 | 78.75億円 | 89.28億円 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 15.87億円 | 19.55億円 | -3.69億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | 7.92億円 | -3.05億円 | +10.97億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -9.97億円 | -14.22億円 | +4.25億円 |
| フリーキャッシュフロー | 23.78億円 | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 1,368.53円 |
| 純利益率 | 15.4% |
| 粗利益率 | 41.2% |
| 流動比率 | 573.9% |
| 当座比率 | 474.8% |
| 負債資本倍率 | 0.45倍 |
| インタレストカバレッジ | 60.09倍 |
| EBITDAマージン |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +35.1% |
| 営業利益前年同期比 | +268.2% |
| 経常利益前年同期比 | +615.2% |
| 税引前利益前年同期比 | +676.3% |
| 当期純利益前年同期比 | +1973.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | +1988.2% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 29.67百万株 |
| 自己株式数 | 2.55百万株 |
| 期中平均株式数 | 27.12百万株 |
| 1株当たり純資産 | 1,368.53円 |
| EBITDA | 17.96億円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| DomesticCommercial | 3.66億円 | -81百万円 |
| EquipmentForAmusementIndustry | 6.52億円 | -88百万円 |
| GlobalGaming | 75.74億円 | 20.97億円 |
| OverseasCommercial | 16.89億円 | 26百万円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 390.00億円 |
| 営業利益予想 | 30.00億円 |
| 経常利益予想 | 31.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 23.00億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 84.79円 |
| 1株当たり配当金予想 | 46.00円 |
2027年度Q1は、売上高102.8億円(+35.1%)・営業利益16.24億円(+268.2%)と、四半期業績は大幅な増収増益でスタートした。主因はGlobalGamingの強い需要で、同セグメント売上75.74億円(+53.4%)、営業利益20.97億円(+97.7%)が全社を牽引した。売上総利益率は41.2%と前年から+268bp改善し、プロダクトミックスの改善と為替追い風が寄与した。営業利益率は15.8%と前年の5.8%から+1,001bp拡大し、構造的な収益性改善を示唆する水準となった。純利益は15.87億円(+1,988.2%)で純利益率15.4%(+1,444bp)まで上昇した。営業外で受取利息1.01億円・為替差益1.44億円が上振れを加速し、経常利益18.69億円(+615.2%)を押し上げた。特別利益1.74億円(子会社清算益中心)も税引前利益を押し上げ、当期純利益の一段の伸長に寄与した。営業CFは15.87億円で純利益との整合性は良好(OCF/NI=1.00倍)だが、現金転換率(OCF/EBITDA)は0.88倍とやや基準(0.9倍)を下回り、運転資本面の改善余地を残す。とりわけDSO242日・DIO752日・CCC841日と、運転資本効率の品質フラグは強い警戒シグナルで、今後のキャッシュ創出の持続性に対するチェックポイントとなる。貸借対照表は現金209億円、流動比率574%と極めて強固で、Debt/EBITDA=1.0倍・Debt/Capital=4.6%と保守的な資本構成が継続。買掛金は25.25億円と前年から+76%増加し、生産・出荷の前倒し(供給網の稼働加速)を反映。通期予想に対する進捗は、売上26%と概ね標準だが、営業利益54%・経常60%・純利益69%と利益は大幅に先行している。もっとも、当四半期は為替差益と特別利益の寄与があり、通期への平準化が必要。配当は通期DPS46円(予想)で予想EPS84.79円に対し配当性向約54%、Q1のFCF23.78億円の範囲で十分にカバー可能。セグメント面ではGlobalGaming一本足の色彩が強く(売上構成73.7%)、集中度リスクの管理が重要。総じて、収益性の急伸と健全なBSが確認できる一方、運転資本効率とセグメント集中、為替・一時益への依存度が次期以降の持続性評価の焦点となる。
ROEは純利益率(15.4%)×総資産回転率(0.191)×財務レバレッジ(1.45倍)=約4.3%で説明でき、最大の変化ドライバーは純利益率の急改善である。純利益率は営業利益率の+1,001bp拡大に加え、受取利息と為替差益の計2.45億円程度、特別利益1.74億円の寄与で前年1%→15.4%へ大幅改善した。ビジネス上は、GlobalGamingの高採算案件比率上昇と数量増による固定費吸収、さらに為替追い風が背景。これらのうち製品ミックス・スケールメリットは持続性が見込める一方、為替差益と特別利益は一過性要素であり来期の平準化リスクがある。総資産回転率は0.191と依然低位で、在庫・売掛の厚みが回転を抑制している。販管費は26.14億円で増収率(+35.1%)を下回る伸びにとどまり、正の営業レバレッジが発現。懸念は、運転資本の積み上がりによる資産回転停滞(CCC長期化)で、利益成長に対しキャッシュ創出の弾力性が劣後している点である。
売上は+35.1%と高成長で、主にGlobalGamingの大型案件・地域拡大が牽引した。粗利率+268bp・営業利益率+1,001bpの改善は、価格・ミックス改善とスケール効果の両方が寄与。経常段階は受取利息・為替差益で更に上振れ。通期予想に対して、売上進捗は26.4%と標準的だが、営業利益54.1%、経常60.3%、純利益69.0%と利益は大幅先行。背景として、Q1に非繰延の為替差益と特別利益(子会社清算益)が集中している点が大きい。今後は、為替・一時益を除いた実力ベースの営業利益トレンドと、受注残・案件消化のペース維持が焦点。運転資本の圧縮が進めばキャッシュ創出のレバレッジが高まり、成長の質が一段改善する見通し。
流動比率573.9%、当座比率474.8%と流動性は極めて強固。総資産537.6億円に対し現金209.2億円・短期投資37.9億円を保有し、短期負債79.4億円を大幅に上回るため、満期ミスマッチリスクは低い。Debt/EBITDA=1.00倍、インタレストカバレッジ60倍、Debt/Capital=4.6%と保守的なレバレッジ。買掛金は25.25億円(+76% YoY)に増加し、仕入・生産活動の活性化とサプライヤークレジットの活用を示す一方、受注・出荷のタイミング管理が重要。長期借入金は18億円で、現金水準からみて返済能力に懸念はない。オフバランスの示唆は特段見当たらない。
買掛金: +10.90億円(+76.0% YoY)- 生産・仕入活動の加速とサプライヤークレジット活用の拡大を反映。需要減速期には逆回転リスクもあるため監視が必要。
営業CFは15.87億円で純利益15.87億円と整合(OCF/NI=1.00倍)。現金転換率(OCF/EBITDA)は0.88倍と目標0.9倍に僅かに届かず、運転資本の放出(売掛増-8.76億円)と他科目の動きが影響。投資CFは+7.92億円(有価証券売却等が寄与)で、設備投資2.03億円を十分に賄い、FCFは23.78億円と潤沢。設備投資/減価償却=1.18倍と更新・成長投資のペースは適正。買掛増+10.33億円・在庫減+6.31億円は短期的にCFを押し上げており、ストラクチャルな改善か一時的かの見極めが必要。営業CF/純利益が1.0倍ちょうどである点は中立だが、CCCが長大であるため、四半期ごとのブレに注意。
会社予想DPSは46円で、予想EPS84.79円に対する配当性向は約54.2%と持続可能な水準。発行済株式(自己株控除後約2,712万株)ベースの年間配当総額は約12.5億円見込みで、Q1のFCF23.78億円で十分にカバー可能。ネットキャッシュ基調と低レバレッジから、配当継続余地は高い。今後は利益の実力進捗と運転資本の改善が続けば、配当方針の安定性は一段と高まる。
ビジネスリスクとして、セグメント集中リスク:GlobalGamingが売上の73.7%を占め、特定市場・顧客動向に対する感応度が高い、受注・案件消化のタイミング依存:四半期間の波動性が収益・CFに影響、為替変動リスク:為替差益が利益に寄与しており、反転時の逆風懸念が挙げられます。
財務リスクとしては、運転資本効率の低下:DSO242日、DIO752日、CCC841日と長期化、在庫滞留リスク:在庫回転日数476日と極めて長く、陳腐化・評価損の潜在リスク、営業CFのブレ:売掛・買掛のタイミング影響が大きく、四半期CF変動性が高い可能性が挙げられます。
主な懸念事項としては、一時的要因への依存:特別利益1.74億円と為替差益1.44億円の寄与が純利益の一部を形成、総資産回転率の低位:0.191と資産効率が収益性の足かせ、買掛金の大幅増(+76% YoY):供給網の前倒しの裏返しとして、稼働鈍化時の反動懸念が挙げられます。
重要ポイントとして、GlobalGamingの高採算成長により、営業利益率は15.8%へ大幅改善、通期利益進捗は営業54%・経常60%・純利益69%と先行も、一時益と為替寄与の平準化要確認、BSは流動比率574%、Debt/Capital4.6%の強固なネットキャッシュ体質、運転資本効率の品質フラグ(DSO・DIO・CCCの長期化)は最重要改善テーマが挙げられます。
注視すべき指標は、受注残と案件消化率(GlobalGaming)、為替影響(営業外の為替差益・差損の推移)、在庫回転日数・DSO・CCCの四半期推移、セグメント別利益率の持続性と販管費の伸び管理、営業CF/EBITDAの現金転換率(0.9倍超の維持)です。
セクター内ポジションについては、同業国内メーカー対比で収益性(営業利益率15.8%)と財務健全性(低Debt/EBITDA・高流動比率)は優位。一方、運転資本効率(CCC841日)は業界水準を大幅に下回り、キャッシュ創出の質で見劣る。収益成長の質をキャッシュに転換できるかが相対評価の鍵。