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64182027 第1四半期プライムJGAAP

日本金銭機械(6418) 2027年度第1四半期決算 増収・営業益268%増

2027年度第1四半期の売上高は102.8億円(前年同期比+35.1%)、営業利益は16.2億円(同+268.2%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

機械


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥102.8億¥76.1億+35.1%
営業利益¥16.2億¥4.4億+268.2%
経常利益¥18.7億¥2.6億+615.2%
純利益¥15.9億¥0.8億+1973.4%
ROE4.3%0.2%-

Executive Summary

GlobalGamingセグメントの大幅成長を主因に、増収増益かつ利益率の構造的改善を伴う決算となった。売上高は102.8億円(前年比+35.1%)、営業利益は16.2億円(同+268.2%)、経常利益は18.7億円(同+615.2%)、純利益は15.9億円(同+1973.4%)となった。営業利益率は15.8%と前年5.8%から+10.0pt改善し、増収に伴う固定費吸収とプロダクトミックスの改善が寄与した。経常利益・純利益の伸び率が営業利益を上回るのは、為替差益1.4億円と特別利益1.7億円(子会社清算益中心)が加わったためである。

業績変動要因

【売上高】売上高102.8億円(+35.1%)の牽引役はGlobalGamingで、売上75.7億円(+53.4%)、全社売上構成比73.6%を占めた。OverseasCommercialも16.9億円(+62.8%)と伸長。一方、DomesticCommercialは3.7億円(-43.5%)、EquipmentForAmusementIndustryは6.5億円(-34.1%)と減収し、国内・機器関連セグメントの需要は軟化した。

【損益】売上総利益率は41.2%で前年38.6%から+2.7pt改善し、販管費率は25.4%(前年32.8%)に低下したことで営業利益率は15.8%と前年5.8%から+10.0pt拡大した。営業外では為替差益1.4億円が経常利益を押し上げ、経常利益は18.7億円(+615.2%)となった。特別利益1.7億円(子会社清算益中心)も税引前利益に加わり、純利益は15.9億円(+1973.4%)まで拡大した。増収増益であり、うち経常段階以下は一時的要因の寄与が相対的に大きい。

セグメント別分析

GlobalGamingは売上75.7億円(構成比73.6%、+53.4%)、営業利益21.0億円(利益率27.7%、+97.7%)と全社利益の中核を担う。OverseasCommercialは売上16.9億円(+62.8%)に対し営業利益0.3億円(利益率1.5%)で、前年の3.4億円の損失から黒字転換した。DomesticCommercialは売上3.7億円(-43.5%)に対し営業利益は0.8億円の損失で、前年の0.7億円の利益から赤字に転落した。EquipmentForAmusementIndustryは売上6.5億円(-34.1%)、営業利益0.9億円の損失で、前年の0.3億円の損失から赤字幅が拡大した。全社利益はGlobalGaming一本足の構造が強まっている。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は15.8%で前年5.8%から+10.0pt改善し、純利益率も15.4%と前年1.0%から大幅に上昇した。ROEは4.3%で、純利益急増の一方、四半期ベースの総資産回転率は0.19倍と低水準にとどまる。【キャッシュ品質】営業CFは純利益とほぼ一致し(OCF/純利益比率1.00倍)、OCF/EBITDA比率は0.88倍で概ね良好な水準にある。【投資効率】総資産回転率は0.19倍(四半期)で、在庫・売上債権の残高水準が回転の重石となっている。【財務健全性】自己資本比率は69.1%(前年68.6%)、流動比率は573.9%と極めて高く、現金及び預金209.2億円に対し有利子負債(長期借入金18.0億円、社債60.0億円)は限定的で、財務基盤は保守的である。

キャッシュフロー分析

営業CFは15.9億円で前年19.6億円から-18.8%減少したが、純利益15.9億円とほぼ同水準を確保している。運転資本面では売上債権が8.8億円増加した一方、棚卸資産は6.3億円減少、仕入債務は10.3億円増加し、後二者が営業CFを下支えした。投資CFは有価証券の売却等により+7.9億円のプラスとなり、設備投資2.0億円を上回る資金流入があった。財務CFは配当金支払5.4億円等により-10.0億円となったが、営業CFと投資CFの合計であるフリーCFは23.8億円と潤沢で、配当や設備投資を賄う十分な水準にある。

収益の質

純利益15.9億円のうち、営業利益16.2億円という経常的な収益力の拡大に加え、為替差益1.4億円と特別利益1.7億円(子会社清算益中心)という一時的要因が押し上げに寄与した。特別利益を除いた税引前利益ベースでも前年から大幅な改善が見られ、増益の主因は営業段階の構造的な収益性向上にある。包括利益は18.2億円で純利益15.9億円との乖離は2.3億円、内訳は為替換算調整額+1.1億円、有価証券評価差額金+1.2億円であり、事業実態と大きく乖離する項目ではない。運転資本面では売上債権の増加が一部アクルーアル的な要素として営業CFの伸びを純利益対比で抑制している。

業績予想・ガイダンス

通期予想に対する進捗率は、売上高26.4%(進捗基準25%と同水準)に対し、営業利益54.1%、経常利益60.3%、純利益(親会社株主帰属)69.0%と利益項目が大幅に先行している。この背景には、当第1四半期に計上された為替差益1.4億円および特別利益1.7億円(子会社清算益)が寄与しており、通期にかけてこれら一時的要因が平準化する可能性がある。通期予想は経常利益が前年比-12.1%となる一方、売上高・営業利益は増加予想であり、収益構成の変化が見込まれている。当四半期において業績予想・配当予想の修正はない。

株主還元

配当予想は年間46.00円で、予想EPS84.79円に対する配当性向は約54.3%となる。中間・期末の内訳は開示データからは区分されていないが、通期ベースでの配当性向として捉えられる。自社株買いはごく僅少(0.0億円)で、当期は配当のみによる株主還元が中心である。フリーCF23.8億円は年間配当総額(発行済株式ベースで概算約12.5億円)を上回っており、現預金209.2億円の水準も踏まえると配当の継続性を支える財務基盤は確保されている。

リスク要因

  1. セグメント集中リスク: GlobalGamingが全社売上の73.6%、営業利益の大部分を占め、特定事業領域の需要変動が業績全体に及ぼす影響が大きい。

  2. 国内・機器関連セグメントの損益悪化: DomesticCommercialは売上3.7億円(-43.5%)で営業損失0.8億円に転落し、EquipmentForAmusementIndustryも営業損失0.9億円と前年から赤字幅が拡大している。

  3. 一時的要因への依存: 経常利益・純利益の伸びには為替差益1.4億円と特別利益1.7億円(子会社清算益)が含まれており、これらを除いた実力ベースの利益水準の把握が必要となる。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(manufacturing)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率15.8%8.7% (4.2%–14.2%)+7.1pt
純利益率15.4%7.0% (3.2%–10.6%)+8.4pt

営業利益率・純利益率とも業種中央値を上回り、業種内でも上位に位置する収益性水準にある。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)35.1%6.2% (-1.1%–14.6%)+28.9pt

売上高成長率は業種中央値を大幅に上回り、業種内でも突出した増収ペースにある。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 営業利益率は15.8%と前年5.8%から+10.0pt改善し、GlobalGamingの成長と固定費吸収による構造的な収益性向上が確認できる。

  2. 通期進捗は営業利益54.1%・経常利益60.3%・純利益69.0%と先行しているが、為替差益・特別利益の寄与が含まれるため、平準化した実力ベースの推移確認が今後のポイントとなる。

  3. 運転資本面では棚卸資産の減少と仕入債務の増加が営業CFを下支えしており、売上急拡大局面における資金効率の変化が注目される。

理論株価(参考値)

残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。

シナリオ理論株価
bear(弱気)1,232円
base(基準)1,259円
bull(強気)1,281円
算出前提
1株純資産(BPS)1,369円
調整後予想EPS93.3円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向54.2%
予想EPSの信頼度調整×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく)
implied PBR / PER0.92倍 / 13.5倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 1,225円〜1,294円、ω±0.1で 1,255円〜1,261円。

注記:

  • 通期予想に対する純利益の進捗(69%)が標準(25%)を上回るため、予想EPSを上限+10%の範囲で上方調整しています(進捗が先行する企業は予想を上回る傾向があるため。季節性の強い事業では調整が過大になる場合があります)。
  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。

(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。