| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥469.2億 | ¥379.8億 | +23.5% |
| 営業利益 | ¥44.5億 | ¥21.5億 | +107.0% |
| 経常利益 | ¥55.3億 | ¥15.4億 | +259.7% |
| 純利益 | ¥39.8億 | ¥10.9億 | +265.6% |
| ROE | 4.2% | 1.2% | - |
売上高・利益ともに大幅増となり、主力の工作機械事業の需要拡大とマージン改善が業績を押し上げる増収増益決算となった。売上高は469.2億円(前年比+23.5%)、営業利益は44.5億円(同+107.0%)、経常利益は55.3億円(同+259.7%)、純利益は39.8億円(同+265.6%)となった。増収に加え、粗利率改善(37.5%、前年35.1%)と販管費率の低下(28.1%、前年29.5%)による正の営業レバレッジ、さらに為替差益や特別利益が下段の伸びを後押しした。
【売上高】売上高は469.2億円(前年比+23.5%)と大幅増収。主力の工作機械事業が366.9億円(同+30.5%、構成比78.2%)と全社成長を牽引し、産業機械も53.0億円(同+11.5%)と伸長した。食品機械は27.1億円(同-0.4%)とほぼ横ばい。
【損益】営業利益は44.5億円(同+107.0%)、営業利益率は9.5%(前年5.7%)と大幅改善。工作機械の営業利益は55.0億円(同+78.8%、マージン15.0%)と全社利益の中核を占め、産業機械も3.2億円(同+127.7%)と黒字幅を拡大した。経常利益は55.3億円(同+259.7%)で、為替差益4.2億円や持分法利益0.3億円が上乗せ、純利益は39.8億円(同+265.6%)となり、固定資産売却益3.9億円を含む特別利益5.8億円も寄与した。増収増益であり、本業の収益力改善が主因である。
工作機械事業は売上366.9億円(前年比+30.5%)、営業利益55.0億円(同+78.8%)、利益率15.0%と全社の成長・収益改善を牽引した。前年に連結子会社化したPrima Additive社(現AltForm社)の寄与に加え、外部顧客向けリニアモータ事業を工作機械事業に統合したことも増収要因の一部となっている。産業機械事業は売上53.0億円(同+11.5%)、営業利益3.2億円(同+127.7%)と増収増益で、利益率も6.1%まで改善した。食品機械事業は売上27.1億円(同-0.4%)と横ばいながら、営業利益2.9億円(同-17.2%)、利益率10.8%と4事業中で最も高いマージンを維持している。工作機械の高マージン化が全社の利益率改善383bpの主因であり、事業ポートフォリオの重心が同事業へさらに傾く構造となっている。
【収益性】営業利益率は9.5%で前年5.7%から3.8pt改善し、粗利率も37.5%(前年35.1%)へ改善した。純利益率は8.5%(前年2.9%)と大きく上昇し、増収効果に加えコスト構造の改善が寄与している。【キャッシュ品質】営業CFは100.2億円で純利益39.8億円の約2.5倍に達し、利益の現金裏付けは良好である。フリーCFは92.7億円と潤沢で、設備投資14.5億円は減価償却16.8億円を下回る水準にとどまる。【投資効率】ROEは4.2%、自己資本比率は59.6%(前年58.1%)で、資本効率は増益にもかかわらず低位にとどまっている。EPSは79.26円(前年21.52円)、BPSは1,909.80円(前年1,786.89円)といずれも改善した。【財務健全性】総資産1,602.8億円に対し純資産955.4億円、自己資本比率59.6%と資本構成は保守的である。現金及び預金は512.0億円と厚く、長期借入金136.2億円・社債88.1億円と有利子負債の返済プロファイルは分散している。
営業CFは100.2億円(前年比+80.0%)となり、純利益39.8億円を大きく上回るキャッシュ創出力を示した。契約負債の増加39.9億円や売上債権の回収進捗(+38.3億円)が押し上げに寄与し、棚卸資産増加(-5.6億円)と仕入債務減少(-20.4億円)が一部相殺した。投資CFは-7.5億円で、設備投資14.5億円に対し固定資産売却収入等が一部を相殺し、投資規模は抑制的である。財務CFは-51.5億円で、自社株買い10.0億円や借入金返済、配当支払を含む還元・調整活動を反映している。差し引きフリーCFは92.7億円に達し、株主還元と有利子負債の圧縮を進めながら現金及び預金は512.0億円まで積み増された。
経常的な収益力は本業の営業利益44.5億円に加え、為替差益4.2億円、受取利息1.9億円、受取配当金1.5億円といった営業外収益が純利益の押し上げに寄与している。一方、固定資産売却益3.9億円を中心とする特別利益5.8億円は純利益39.8億円の約14.7%を占め、一定の一時性を含む結果となっている。特別損失は0.5億円と小さく、経常利益55.3億円と純利益39.8億円の差は主に法人税等20.9億円の負担によるものである。営業CFが純利益の約2.5倍に達しており、アクルーアル(会計上の利益と現金の差)は良好で、利益の質は総じて高いと評価できる。
通期予想(売上970.0億円、営業利益92.0億円、経常利益99.0億円)に対する上期進捗率は、売上48.4%、営業利益48.4%、経常利益55.9%となった。半期基準の目安である50%と比較すると売上・営業利益はほぼ標準、経常利益はやや前倒しのペースである。当四半期において業績予想の修正が行われており、通期見通しの上方修正が反映されている点は業績の上振れを裏付ける材料となる。契約負債は102.0億円まで積み上がっており、上期売上比約21.7%に相当し、下期以降の売上認識を支える要素となっている。
第2四半期配当は1株20円(前年同期14円)で、通期配当予想は35円となっている。当四半期の配当予想修正はなく、当初計画が維持されている。上期の配当支払額7.6億円に対し、期中の自社株買いは10.0億円実施されており、配当と自社株買いを合わせた株主還元は合計17.6億円規模となる。フリーCF92.7億円に対する還元カバレッジは十分な水準であり、キャッシュ創出力からみて現行の還元方針は持続可能な水準にあると考えられる。
事業ポートフォリオの集中リスク: 工作機械事業が売上の78.2%、セグメント利益の大半を占め、同事業の需給サイクルや設備投資動向への感応度が高い構造となっている。
為替変動リスク: 営業外収益に為替差益4.2億円が含まれ、これは営業利益44.5億円の約9.5%に相当する。為替前提が変化した場合、営業外収支を通じて利益水準に影響を及ぼす可能性がある。
運転資本の変動リスク: 棚卸資産137.3億円、仕入債務の減少(-20.4億円)が見られ、受注拡大に伴う在庫・仕入債務の管理が今後のキャッシュフローの安定性に影響する可能性がある。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 9.5% | 9.7% (5.4%–23.7%) | -0.2pt |
| 純利益率 | 8.5% | 5.4% (1.3%–20.1%) | +3.1pt |
営業利益率は業種中央値並みだが、純利益率は業種中央値を上回っており、営業外・特別損益を含めた総合的な収益力は業種内で優位な位置にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 23.5% | 10.6% (-3.4%–25.4%) | +12.9pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、IQR上限に近い高成長を示している。
※出所: 当社調べ
工作機械事業のマージン改善(15.0%)が全社の営業利益率を383bp押し上げており、事業ミックスの高付加価値化が収益構造の変化点となっている。
契約負債が101.97億円(前年同期58.21億円)へ増加しており、受注の積み上がりが下期以降の売上を支える先行指標として観察できる。
ROEは4.2%と増益にもかかわらず低位にとどまっており、自己資本比率59.6%という保守的な資本構成との対比で、資本効率の動向は今後の財務指標として注目される。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,814円 |
| base(基準) | 1,851円 |
| bull(強気) | 1,905円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,910円 |
| 調整後予想EPS | 165.9円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 23.6% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.071(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.97倍 / 11.2倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,799円〜1,905円、ω±0.1で 1,849円〜1,852円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。