| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥1006.5億 | ¥881.2億 | +14.2% |
| 営業利益 | ¥68.1億 | ¥48.7億 | +39.7% |
| 経常利益 | ¥90.4億 | ¥27.4億 | +229.4% |
| 純利益 | ¥66.2億 | ¥20.8億 | +217.6% |
| ROE | 2.6% | 0.8% | - |
増収増益に加え為替差益等の非営業要因が加わり、経常・純利益は営業利益を上回る大幅増益となった。売上高は1,006.5億円(前年比+14.2%)、営業利益は68.1億円(同+39.7%)、経常利益は90.4億円(同+229.4%)、純利益は66.2億円(同+217.6%)となった。営業利益率は6.8%と前年5.5%から改善したが、経常・純利益の伸びは為替差益15.0億円の寄与が大きく、コア収益と最終損益の間にギャップが生じている。
【売上高】売上高は1,006.5億円で前年比+14.2%。主力のプレス関連製品事業が804.1億円(構成比79.9%、+14.5%)と全体を牽引し、定温物流関連事業は164.1億円(構成比16.3%、+13.6%)、その他事業は41.9億円(+9.5%)と各セグメントが揃って増収となった。
【損益】粗利率は12.0%(前年10.8%)へ改善、販管費率は5.2%(前年5.3%)へ低下し、営業利益は68.1億円(+39.7%)と増収を上回る伸びとなった。経常利益は90.4億円(+229.4%)で、営業外収益23.8億円のうち為替差益15.0億円が主因となり営業利益との乖離が拡大した。特別損益は利益0.3億円・損失0.1億円と小規模で純利益への影響は限定的。純利益は66.2億円(+217.6%)で、結論として増収増益。
プレス関連製品事業は売上804.1億円(+14.5%)、営業利益45.4億円(+58.3%)、利益率5.6%で全社営業利益の66.7%を占める主力事業。定温物流関連事業は売上164.1億円(+13.6%)、営業利益18.5億円(+9.1%)、利益率11.3%と全セグメント中最も高いマージンを確保している。その他事業は売上41.9億円(+9.5%)、営業利益4.2億円(+37.3%)、利益率9.9%。プレス関連はボリューム主導、定温物流は高マージンという事業構造の違いが明確である。
【収益性】営業利益率6.8%(前年5.5%)、純利益率6.6%(前年2.3%)と改善したが、粗利率12.0%は依然低水準で、価格転嫁やミックス改善の余地が残る。【キャッシュ品質】経常利益が営業利益を32.8億円上回り、その大半が為替差益15.0億円に起因するため、コア収益力を示す営業利益との区別が重要である。【投資効率】ROEは2.6%、総資産回転率は0.264回と低く、資本集約的なPPE構造(総資産比45.8%)が回転率を抑制している。【財務健全性】自己資本比率66.0%、有利子負債185.8億円に対し現金556.1億円を確保し、財務基盤は保守的である。
キャッシュフロー計算書の詳細は示されていないが、BS変動から資金動向を確認できる。現金及び預金は556.1億円で前年555.6億円からほぼ横ばいの556.1億円(前年628.6億円からは減少)となり、自己株式の積み増し(-72.8億円→-101.6億円)が資金使途の一因とみられる。売掛金は570.3億円(前年601.6億円)へ減少、棚卸資産は397.7億円(前年391.5億円)へ増加し、営業資産の動きは資金創出面で一部相殺的である。建設仮勘定は133.9億円(前年227.0億円)と大きく減少し、投資フェーズから稼働フェーズへの移行を示唆している。
経常的な収益源である営業利益68.1億円に対し、営業外収益23.8億円(売上比2.4%)のうち為替差益15.0億円が大きな比重を占め、経常利益への寄与度は営業利益の22%に相当する。特別損益は利益0.3億円・損失0.1億円と小規模であり、純利益への一時的要因の影響は限定的である。一方で、経常利益と営業利益の乖離が+32.8億円(前年比では乖離が大幅に拡大)に達しており、純利益の質を評価する際には為替という非経常的な変動要因への依存度を考慮する必要がある。包括利益は97.5億円と純利益66.2億円を上回り、為替換算調整額22.8億円が主因となっている。
通期計画に対するQ1進捗率は、売上高25.7%、営業利益29.6%、経常利益37.7%、純利益43.7%となっている。通期計画自体は前年比で営業利益-18.0%、経常利益-32.9%と保守的な前提が置かれており、Q1の経常・純利益段階の進捗超過は為替差益という非営業要因の寄与を反映したものである。営業段階の進捗は標準的な25%水準をやや上回る程度であり、コア業績は計画に対して概ね順調に推移している。
会社計画の年間配当予想は1株100円、予想EPS302.64円に基づく配当性向は約33%である。自己株式は前年72.8億円から101.6億円へ増加しており、配当に加えた株主還元の強化がうかがえる。現金及び預金556.1億円、有利子負債185.8億円という財務状況を踏まえると、配当の支払い余力は確保されている。
為替感応度: 営業外収益23.8億円のうち為替差益が15.0億円を占め、営業利益68.1億円の約22%相当に達する。経常・純利益の伸びは為替変動に左右されやすい構造である。
事業集中リスク: プレス関連製品事業が売上構成比79.9%、営業利益構成比66.7%を占め、当該事業の需要変動が全社業績に大きく影響する構造である。
運転資本・資本効率: 総資産回転率0.264回、ROE2.6%と資本効率は低水準にあり、粗利率12.0%という低マージン構造とあわせて、コスト上昇時の耐性面でモニタリングが必要である。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 6.8% | 8.7% (4.2%–14.2%) | -1.9pt |
| 純利益率 | 6.6% | 7.0% (3.2%–10.6%) | -0.5pt |
自社の収益性指標は業種中央値をいずれも下回っており、マージン面では業種内で相対的に見劣りする水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 14.2% | 6.2% (-1.1%–14.6%) | +7.9pt |
売上成長率は業種中央値を大きく上回り、成長性の観点では業種内で上位に位置する。
※出所: 当社集計
売上+14.2%に対し営業利益+39.7%と増収を上回る増益となり、販管費率低下(5.3%→5.2%)と粗利率改善(10.8%→12.0%)による営業レバレッジが確認できる。
経常利益・純利益の大幅増(それぞれ+229.4%、+217.6%)は為替差益15.0億円の寄与が大きく、営業利益との乖離が拡大している点は、収益構造の持続性を評価する上でのポイントとなる。
定温物流関連事業の営業利益率11.3%はプレス関連製品事業の5.6%を上回り、事業ポートフォリオ内でのマージン差が明確である。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 4,573円 |
| base(基準) | 4,668円 |
| bull(強気) | 4,736円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 5,117円 |
| 調整後予想EPS | 337.9円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 33.0% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.117(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.91倍 / 13.8倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 4,539円〜4,803円、ω±0.1で 4,653円〜4,678円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。