| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥195.2億 | ¥163.9億 | +19.1% |
| 営業利益 | ¥46.1億 | ¥32.6億 | +41.5% |
| 経常利益 | ¥48.3億 | ¥27.5億 | +75.7% |
| 純利益 | ¥33.9億 | ¥18.8億 | +80.4% |
| ROE | 3.9% | 2.2% | - |
売上・利益ともに二桁の伸びを示し、営業利益以下の増益率が売上成長を上回る増収増益の決算となった。売上高は195.2億円(前年163.9億円、YoY+19.1%)、営業利益は46.1億円(同+41.5%)、経常利益は48.3億円(同+75.7%)、純利益(連結の当期純利益)は33.9億円(同+80.4%)となった。増収は日本・アジア地域の拡大が牽引し、増益は売上原価・販管費の伸びが売上高の伸びを下回ったことによる固定費吸収と、営業外収支の改善(為替差益・受取配当金)が寄与している。
【売上高】売上高は195.2億円で前年比+19.1%の増収。セグメント別(セグメント間取引込みの計数値)ではJapanが148.1億円(YoY+23.1%)、Asiaが61.7億円(同+36.7%)と大きく伸長し、全社の増収を牽引した。一方、NorthAmericaは23.9億円(同+3.7%)とほぼ横ばい、Europeは5.9億円(同-20.5%)と減収となった。
【損益】営業利益は46.1億円(同+41.5%)、営業利益率は23.6%で前年19.9%から+3.7pt改善した。売上原価・販管費の伸びが売上高の伸び(+19.1%)を下回ったことによる営業レバレッジが主因である。経常利益は48.3億円(同+75.7%)で、為替差益1.0億円・受取配当金1.2億円を含む営業外収支の改善が押し上げに寄与した。純利益(連結)は33.9億円(同+80.4%)で、法人税等負担率は約29.8%と前年から大きな変化はない。増収増益の決算である。
日本セグメントは売上148.1億円(YoY+23.1%)、営業利益38.4億円(同+40.9%)、利益率25.9%で、引き続き全社利益の中心を占める。アジアセグメントは売上61.7億円(同+36.7%)、営業利益16.7億円(同+43.9%)、利益率27.1%とセグメント中最も高い利益率を維持しつつ高成長を続けている。北米セグメントは売上23.9億円(同+3.7%)とほぼ横ばいながら、営業利益は1.2億円(同+45.0%)と採算が改善し、利益率は4.9%にとどまる。欧州セグメントは売上5.9億円(同-20.5%)、営業利益0.5億円(同-28.8%)と減収減益で、利益率8.8%は北米を上回るものの他地域比では低水準にある。全社の増益は日本・アジアの成長と採算改善によって支えられている構図である。
【収益性】営業利益率は23.6%で前年19.9%から+3.7pt改善し、純利益率(連結の当期純利益ベース)は17.4%で前年11.5%から+5.9pt改善した。売上総利益率は47.4%の高水準を維持している。【キャッシュ品質】包括利益は41.7億円で、純利益33.9億円を7.8億円上回り、為替換算調整額(+4.6億円)や有価証券評価差額金(+3.5億円)がプラスに寄与した。現金及び預金は270.7億円で前年比42.8億円減少している。【投資効率】ROEは3.9%(親会社株主帰属の当期純利益ベース、四半期実績・年率換算前)、EPSは45.45円(同+81.1%)、BPSは1147.55円に伸長した。総資産回転率は四半期ベースで0.16倍にとどまり、収益性改善に比べ資産効率の押し上げは限定的である。【財務健全性】自己資本比率は70.4%で前年69.1%から改善し、流動比率は約368%と厚い流動性を維持している。長期借入金は158.9億円で前年から2.7億円減少しており、財務レバレッジは保守的な水準にある。
現金及び預金は270.7億円で、前年同期の313.5億円から42.8億円減少した(-13.6%)。売上高が+19.1%増加する中、売掛金・受取手形は155.5億円で前年比+18.6億円増加し、資金の一部を吸収したとみられる。棚卸資産(製品・原材料・仕掛品の合計)は151.9億円で前年比+2.6億円の微増にとどまり、売上の伸びに対して在庫の増加は抑制的で、運転資本の回転効率は前年より改善している可能性が示唆される。有形固定資産は521.6億円で前年比+9.7億円増加し、建設仮勘定は82.6億円で前年比-6.1億円となっており、投資案件の一部が固定資産へ振り替わる進捗がうかがえる。長期借入金は158.9億円で前年比-2.7億円と小幅な返済が進んでおり、現金の減少は売掛金の増加・設備投資・借入金返済といった資金需要を反映したものと考えられる。
営業外収益は3.2億円(受取配当金1.2億円、為替差益1.0億円等)で売上高比1.6%程度にとどまり、利益の大宗は営業段階の経常的な収益で構成されている。前年同期は営業外費用が0.7億円超発生していたのに対し、今期は為替差益に転じたことが経常利益の伸び(+75.7%)を後押ししており、この反転効果は市況次第で変動しうる性格を含む点に留意が必要である。固定資産除却損は0.03億円と軽微で、特別損益による純利益への影響は限定的である。税引前利益48.3億円に対する法人税等14.4億円の実効負担率は約29.8%で前年と概ね同水準であり、経常利益と純利益の乖離は税負担によるもので大きな歪みはない。包括利益41.7億円は純利益33.9億円を7.8億円上回っており、為替換算調整額や有価証券評価差額金といった評価性の項目がプラスに寄与している。
通期会社予想に対する進捗率は、売上高26.1%(195.2億円/748.0億円)、営業利益31.8%(46.1億円/145.0億円)、経常利益33.3%(48.3億円/145.0億円)、純利益(親会社株主帰属ベース)32.4%(33.7億円/104.0億円)となった。単純進捗の目安である25%を利益項目が上回っており、Q1時点の利益の立ち上がりは売上高対比で相対的に速いペースにある。当四半期において業績予想・配当予想の修正は行われていない。
会社予想の年間配当は77.00円で、予想EPS140.19円に対する配当性向は約54.9%となる。現金及び預金270.7億円、自己資本比率70.4%という財務基盤の中で、配当実施の原資は確保されているとみられる。当四半期において配当予想の修正はない。
地域別収益構成の集中: セグメント計ベースで日本が売上・利益の中心を占め、営業利益率25.9%と全社を牽引する一方、国内需要動向や為替変動の影響を受けやすい構造にある。
運転資本の絶対水準: 売掛金は155.5億円(YoY+18.6億円)、棚卸資産は151.9億円(YoY+2.6億円)で、売上高の伸びに対する増加ペースは前年より抑制されているが、絶対水準としては引き続き大きく、キャッシュ化の進捗をモニタリングする必要がある。
営業外損益の反転リスク: 今期は為替差益1.0億円・受取配当金1.2億円が経常利益を押し上げたが、前年同期は為替差損が発生しており、為替相場の変動により営業外損益が反転する可能性がある。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 23.6% | 8.7% (4.2%–14.2%) | +14.9pt |
| 純利益率 | 17.4% | 7.0% (3.2%–10.6%) | +10.3pt |
営業利益率・純利益率とも業種中央値を大きく上回り、収益性は業種内で上位に位置する。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 19.1% | 6.2% (-1.1%–14.6%) | +12.9pt |
売上高成長率は業種中央値および上位四分位(14.6%)をも上回り、業種内で高い成長ペースにある。
※出所: 当社集計
営業利益率は23.6%(前年19.9%)に改善し、売上成長(+19.1%)を上回る営業利益の伸び(+41.5%)から、固定費吸収が進んでいることが読み取れる。
経常利益・純利益の伸び率(+75.7%、+80.4%)は営業利益の伸び(+41.5%)を上回っており、前年の営業外費用計上から今期の営業外収支改善への転換が最終段階の伸びを押し上げた。
通期計画に対する進捗率は営業利益31.8%・経常利益33.3%と、売上高の進捗率26.1%を上回っており、収益性改善が計画対比でも表れている。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,226円 |
| base(基準) | 1,272円 |
| bull(強気) | 1,306円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,148円 |
| 調整後予想EPS | 156.6円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 54.9% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.117(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.11倍 / 8.1倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,238円〜1,308円、ω±0.1で 1,270円〜1,277円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。