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48282027 第1四半期プライムJGAAP

ビジネスエンジニアリング株式会社 2027年度 第1四半期 決算

ビジネスエンジニアリング株式会社の2027年度第1四半期決算レポート

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥67.8億¥60.4億+12.3%
営業利益¥19.1億¥17.3億+10.5%
経常利益¥19.2億¥17.5億+9.7%
純利益¥12.8億¥13.7億-6.4%
ROE7.6%8.5%-

Executive Summary

今第1四半期は増収増益となったが、純利益は前年の一時的要因の反動で減益となり、利益の質は改善傾向にある。売上高は67.8億円(前年比+12.3%)、営業利益は19.1億円(同+10.5%)、経常利益は19.2億円(同+9.7%)と本業は堅調に伸長した。一方、純利益は12.8億円(同-6.4%)で、前年同期に計上された投資有価証券売却益2.39億円の剥落が主因である。粗利率50.1%(前年比+約3.0pt)はProducts事業の構成比拡大によるミックス改善を反映しており、営業実力ベースでの成長は継続している。

業績変動要因

【売上高】売上高は67.8億円で前年比+12.3%増収となった。セグメント別では、Productsが28.5億円(前年比+45.4%)と大幅増収で全社成長を牽引した一方、Solutionsは39.5億円(同-1.2%)、SystemSupportは6.6億円(同-1.1%)とほぼ横ばいで調整局面にある。売上構成比はSolutions 58.2%、Products 42.0%、SystemSupport 9.7%(内部売上調整前ベース)となり、Productsの構成比上昇が粗利率改善に寄与した。

【損益】営業利益は19.1億円(前年比+10.5%)、経常利益は19.2億円(同+9.7%)と増益を確保したが、営業利益率は28.2%で前年比約-0.4pt低下した。販管費が14.9億円(前年比+33.5%、販管費率21.9%、+3.5pt)と売上成長率を上回るペースで増加し、粗利率改善分を一部相殺した。純利益は12.8億円(同-6.4%)で、前年の投資有価証券売却益2.39億円の剥落が主因であり、税引前利益ベースでは前年比-3.4%減にとどまる。結論として、営業・経常段階では増収増益、純利益段階では一時的要因の反動による減益であり、実態としては増収増益基調と評価できる。

セグメント別分析

Productsが売上28.5億円(前年比+45.4%)、営業利益11.6億円(同+52.9%)、営業利益率40.7%と全セグメント中最高の収益性を示し、全社成長の主因となった。Solutionsは売上39.5億円(同-1.2%)、営業利益11.7億円(同-10.0%)、利益率29.5%と高水準を維持しつつも調整局面にある。SystemSupportは売上6.6億円(同-1.1%)、営業利益1.3億円(同-5.1%)、利益率20.0%と小幅な減収減益となった。セグメント利益合計に対する全社調整額は-5.5億円(前年-4.6億円)で、全社費用の増加が調整額の拡大につながっている。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は28.2%で前年比約-0.4pt低下したが、粗利率は50.1%と前年比約+3.0pt改善しており、Productsの高マージン寄与が確認できる。純利益率は18.9%で前年比約-3.9pt低下したが、これは前年の特別利益剥落によるもので、経常利益率は28.3%と前年比ほぼ横ばいである。【キャッシュ品質】現金及び預金は130.8億円と厚く、売掛金は47.5億円、前受金は25.5億円まで積み上がっており、短期の資金繰りは安定している。【投資効率】ROEは7.6%で、総資産231.9億円・純資産168.8億円という規模に対して資産効率は資産回転率の観点から改善余地がある水準にとどまる。【財務健全性】自己資本比率は72.8%と高水準で、流動負債62.2億円に対し流動資産189.0億円と流動性は極めて厚く、財務基盤は保守的である。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書の開示はないが、BS推移から資金動向をみると、現金及び預金は前年の121.4億円から130.8億円へ+9.4億円増加しており、資金創出力は維持されている。この背景には前受金の+9.1億円(前年16.5億円→25.5億円)という積み上がりがあり、契約前受による短期資金の押し上げが確認できる。一方、売掛金は44.2億円から47.5億円へ増加しており、売上成長を上回るペースでの積み上がりは運転資本の滞留を示唆する。有形固定資産は+0.8億円増加しており、設備投資は限定的な規模にとどまっている。

収益の質

今期の利益は営業・経常段階での伸長が基調であり、特別損益の影響は軽微である。前年同期は投資有価証券売却益2.39億円という一時的利益が純利益を押し上げており、これが今期の純利益減少(前年比-6.4%)の主因となっている。営業外収益は0.2億円で売上高比0.3%程度と軽微であり、内訳は受取配当金0.1億円が中心で、構成は堅実である。経常利益19.2億円と純利益12.8億円の乖離は法人税等6.4億円によるもので、実効税率は約33.2%と平常域にあり、構造的な歪みは見られない。粗利率の改善とProductsの構成比拡大が経常的な収益力の底上げに寄与している一方、販管費の先行的な増加が営業段階のレバレッジをやや圧迫している。

業績予想・ガイダンス

通期計画に対する進捗率は、売上高25.3%(67.8億円/268.0億円)、営業利益27.7%(19.1億円/69.0億円)、経常利益27.8%(19.2億円/69.0億円)となっている。四半期の標準進捗(25%)と比較すると利益面で+2.7pt程度先行しており、Productsの高マージン寄与と粗利率改善が背景にあるとみられる。業績予想の修正は行われておらず、現時点で通期計画達成に向けた進捗は良好な水準にある。

株主還元

会社計画の年間配当予想は42円である。なお、2026年1月1日を効力発生日とする1株につき5株の株式分割の影響により、期末配当金の算定基準が変更されており、株式分割を考慮しない場合の年間配当金は208円となる。予想EPS77.05円に対する配当性向は約54.5%であり、自己資本比率72.8%、現金及び預金130.8億円という財務基盤を踏まえると、配当の持続性は相対的に高いと評価できる。

リスク要因

  1. セグメント集中リスク: Solutionsが売上の58.2%を占め、同事業の需要変動が全社業績に与える影響が大きい。同事業は前年比-1.2%と調整局面にあり、動向の継続的な確認が必要である。

  2. 運転資本効率: 売掛金47.5億円は前年44.2億円から増加し、売上成長率+12.3%を上回るペースで積み上がっている。回収サイクルの長期化は将来の資金創出に影響し得る点でモニタリングが必要である。

  3. 費用構造の変化: 販管費が前年比+33.5%と売上成長率+12.3%を上回るペースで増加しており、販管費率は21.9%(前年比+3.5pt)に上昇した。この傾向が継続する場合、営業レバレッジの圧迫要因となり得る。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率28.2%8.1% (2.3%–15.9%)+20.1pt
純利益率18.9%5.9% (1.6%–10.7%)+13.1pt

業種内で営業利益率・純利益率ともに中央値を大幅に上回る高収益グループに位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)12.3%9.3% (0.4%–16.9%)+3.0pt

売上成長率は業種中央値をやや上回るが、IQR上限16.9%の範囲内にあり突出した水準ではない。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 粗利率は前年比約+3.0pt改善し50.1%に達しており、Productsの高マージン(利益率40.7%)が全社収益構造の押し上げに寄与している。この製品ミックスの変化が持続的なものか、今後の四半期での確認が焦点となる。

  2. 販管費率が前年比+3.5pt上昇し、売上成長率を上回るペースで費用が拡大している。営業利益率は28.2%と業種内で高水準を維持しているものの、費用効率の推移は収益性トレンドを左右する要素として注目される。

  3. 通期計画に対する進捗率は売上25.3%、営業利益27.7%と四半期標準(25%)を上回っており、上期偏重の可能性を含め通期着地の確認が今後のポイントとなる。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)425円
base(基準)444円
bull(強気)467円
算出前提
1株純資産(BPS)283円
調整後予想EPS80.8円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向54.5%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.57倍 / 5.5倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 432円〜457円、ω±0.1で 440円〜450円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。