クイックビュー
| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥159.1億 | ¥100.0億 | +59.1% |
| 営業利益 | ¥22.0億 | ¥6.8億 | +220.6% |
| 経常利益 | ¥21.9億 | ¥6.8億 | +223.3% |
| 純利益 | ¥13.9億 | ¥4.1億 | +236.8% |
| ROE(年換算) | 35.5% | 18.8% | - |
Executive Summary
2026年度Q2累計は増収増益で、特に営業利益が売上成長を大きく上回るペースで拡大した点が最重要ポイントである。売上高は159.1億円(前年比+59.1%)、営業利益は22.0億円(同+220.6%)、経常利益は21.9億円(同+223.3%)、純利益は13.9億円(同+236.8%)となった。売上成長を上回る粗利率改善と販管費の低い伸びが、大幅な増益を実現した主因である。
業績変動要因
【売上高】売上高は159.1億円で前年同期比+59.1%の大幅増収となった。ITソリューション単一セグメントで事業を運営しており、案件需要の拡大が売上成長を牽引したとみられる。通期予想300.0億円に対する進捗率は53.0%で、標準的な水準にある。
【損益】営業利益は22.0億円(同+220.6%)、経常利益は21.9億円(同+223.3%)、純利益は13.9億円(同+236.8%)。売上総利益は42.4億円(粗利率26.7%、前年同期25.6%から改善)、販管費は20.5億円で伸び率は+9.2%に抑制され、売上成長率を大幅に下回った。この結果、営業利益率は13.8%となり前年同期6.9%から約6.9pt改善した。特別損益は投資有価証券売却益0.2億円と減損損失0.2億円がほぼ相殺し、純利益の伸長は本業収益力の向上によるものである。増収増益で、増収率を大幅に上回る増益率が特徴的な決算である。
セグメント別分析
当社はITソリューション事業の単一セグメントであり、セグメント別の開示は行われていない。
主要財務指標
【収益性】営業利益率は13.8%で前年同期6.9%から改善し、純利益率は8.6%(純利益13.9億円/売上高159.1億円)で前年同期4.0%から改善した。【キャッシュ品質】営業CFは82.0億円で純利益13.9億円の約6倍に達し、当期は棚卸資産減少、売上債権減少、前受金増加、仕入債務増加による運転資本の資金流入が大きく寄与している。【投資効率】年換算ROEは35.5%と高水準で、純利益率の改善に加え総資産回転率の高さと財務レバレッジが押し上げ要因となっている。【財務健全性】自己資本比率は33.6%で前年同期22.1%から改善し、現金及び預金は99.4億円と厚みを持つ。有利子負債は低水準で、借入依存度は縮小している。
キャッシュフロー分析
営業CFは82.0億円で、投資CFは-0.8億円(うち設備投資-0.9億円)、財務CFは-6.9億円となり、フリーCFは81.2億円に達した。営業CFの大幅な増加は、純利益13.9億円に加え、棚卸資産の18.4億円減少、売上債権の15.2億円減少、前受金を含む仕入債務・契約負債の増加が資金流入として寄与したためである。設備投資は減価償却費1.0億円に対し0.9億円とほぼ同水準であり、資産軽量な事業構造を反映している。財務CFの流出は短期・長期借入金の返済が主因であり、借入依存を低下させながら現金を積み上げる形となった。ただし、当期の営業CF・FCFの水準は運転資本の一時的な資金流入に支えられている面があり、平常化後のキャッシュ創出力は今後の運転資本変動を含めて確認する必要がある。
収益の質
当期の増益は本業の収益力向上によるものであり、特別損益は投資有価証券売却益0.2億円と減損損失0.2億円がほぼ相殺したため、経常的な利益と一時的要因の差異は小さい。営業外収支は為替差益0.3億円を含む営業外収益0.5億円に対し、支払利息0.2億円を含む営業外費用0.6億円となり、差引0.05億円の費用超過にとどまった。営業CFは純利益を大きく上回る規模で、会計上の利益がキャッシュとして裏付けられている一方、その上振れの多くは棚卸資産・売上債権の減少や前受金・仕入債務の増加といった運転資本項目に起因する。これらは将来的に反転し得る性質を持つため、当期の高いキャッシュ転換率をそのまま経常的な収益の質として評価することには留意が必要である。
業績予想・ガイダンス
通期予想に対するQ2累計の進捗率は、売上高53.0%、営業利益84.5%、経常利益84.3%となっている。売上進捗は標準的な水準にあるのに対し、利益進捗は大幅に上回っており、上期に高い利益率を実現したことを示す。通期営業利益予想26.0億円に対し、下期に必要な営業利益は4.0億円程度であり、上期の営業利益率13.8%を大幅に下回る前提となっている。当四半期の業績予想には修正があった一方、配当予想の修正はなく、下期の採算・費用構成が今後の進捗確認における注目点となる。
株主還元
中間配当は1株当たり9.00円であり、通期配当予想は18.00円となっている。配当性向は中間配当ベースで純利益に対して算出可能な水準にあり、営業CF・FCFの規模に対して配当支払余力は大きい。自社株買いに関するデータは開示されていないため、還元指標は配当性向として記述する。当四半期は配当予想の修正はなく、通期配当計画は維持されている。
リスク要因
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事業集中リスク: ITソリューション単一セグメントで運営されており、案件受注動向や顧客のIT投資意欲、製品・サービス構成の変化が連結業績に直接影響する構造である。
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下期利益率の前提: 上期営業利益率13.8%に対し、通期予想達成に必要な下期の営業利益率は大幅に低い前提となっている。下期の案件採算、売上計上時期、販管費の増加程度が通期業績の着地を左右する。
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営業CFの構成: 営業CF82.0億円は棚卸資産減少、売上債権減少、前受金・仕入債務増加による運転資本の資金流入への依存度が大きい。これらが反転する局面ではフリーCFが低下する可能性がある。
業種ベンチマーク(参考・当社調べ)
業種ベンチマーク(it_telecom)
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 13.8% | 17.3% (4.1%–24.5%) | −3.5pt |
| 純利益率 | 8.7% | 13.0% (2.0%–16.2%) | −4.3pt |
収益性は業種中央値をやや下回るが、IQR内に収まる水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 59.1% | 22.5% (16.2%–26.8%) | +36.6pt |
売上高成長率は業種中央値を大幅に上回り、IQR上限も超える高成長を示している。
※出所: 当社調べ
決算上の注目ポイント
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売上高59.1%増に対し営業利益は220.6%増となり、粗利率改善と販管費の低い伸びによる営業レバレッジが利益率拡大の主因である。
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通期予想に対する進捗率は営業利益84.5%と高く、上期の強い実績に対して下期の利益率前提が大幅に低いことが今後の確認ポイントとなる。
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現金及び預金99.4億円、自己資本比率33.6%と財務基盤は改善しているが、営業CFの大幅増は運転資本の一時的な資金流入に支えられている面があり、平常化後のキャッシュ創出力の推移が注目される。
理論株価(参考値)
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 299円 |
| base(基準) | 318円 |
| bull(強気) | 324円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 215円 |
| 調整後予想EPS | 56.6円 |
| 株主資本コスト r | 10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 39.6% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.48倍 / 5.6倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 309円〜327円、ω±0.1で 315円〜322円。
注記:
- のれん償却 6.6円/株 を利益に足し戻しています(非資金費用・IFRS企業との比較可能性のため)。
- 通期予想に対する純利益の進捗(85%)が標準(50%)を上回るため、予想EPSを上限+10%の範囲で上方調整しています(進捗が先行する企業は予想を上回る傾向があるため。季節性の強い事業では調整が過大になる場合があります)。
- 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
- 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。
(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。