クイックビュー
| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥42.3億 | ¥39.7億 | +6.4% |
| 営業利益 | ¥13.5億 | ¥12.5億 | +7.9% |
| 経常利益 | ¥13.9億 | ¥12.9億 | +7.3% |
| 純利益 | ¥9.5億 | ¥8.9億 | +6.6% |
| ROE(年換算) | 23.6% | 23.8% | - |
Executive Summary
主力ソフトウエア事業の牽引により増収増益となり、収益性は業種平均を大きく上回る水準を維持した。売上高は42.26億円(前年比+6.4%)、営業利益は13.48億円(同+7.9%)、経常利益は13.89億円(同+7.3%)、親会社株主に帰属する中間純利益は9.47億円(同+6.6%)となった。粗利率改善が販管費増加を吸収し、営業利益の伸びが売上成長を上回る営業レバレッジが働いた。
業績変動要因
【売上高】売上高は42.26億円、前年同期比+6.4%。売上高の76.0%を占めるソフトウエア事業が同+8.0%の32.14億円と全社成長を牽引した。システム開発サービス事業は9.68億円、同+0.6%と伸びが鈍く、海外事業は0.46億円、同+25.0%と高成長だが規模は小さい。
【損益】営業利益は13.48億円、同+7.9%と増収率を上回った。売上総利益率は61.6%(前年57.7%)へ改善した一方、販管費は12.54億円、同+20.5%と売上成長を大幅に上回るペースで増加し、粗利改善効果の一部を相殺した。経常利益は13.89億円、同+7.3%、純利益は9.47億円、同+6.6%。営業外損益・特別損益は小規模で、経常利益と純利益の乖離は主に法人税等(4.42億円、実効税率31.8%)による。増収増益。
セグメント別分析
ソフトウエア事業は売上高32.14億円(構成比76.0%、同+8.0%)、営業利益13.67億円(同+8.3%、利益率42.5%)と全社収益の中核を担う。システム開発サービス事業は売上高9.68億円(構成比22.9%、同+0.6%)、営業利益0.29億円(利益率3.0%)と低採算にとどまる。海外事業は売上高0.46億円(同+25.0%)ながら営業損失0.49億円と赤字が拡大しており、事業拡大局面での先行投資負担が続いている。セグメント間の収益性格差は大きく、全社利益率はソフトウエア事業への依存度に強く規定されている。
主要財務指標
【収益性】営業利益率は31.9%(前年31.5%から+44bp)、純利益率は22.4%(前年比+4bp)、粗利率は61.6%(前年57.7%から+392bp)。年換算ROEは23.6%と高水準で、純利益率の高さが主な源泉であり、財務レバレッジは1.40倍と抑制的である。【キャッシュ品質】営業CFは13.88億円で純利益9.47億円に対し1.47倍、アクルーアル比率はマイナス3.9%と利益の現金裏付けは良好である。【投資効率】設備投資は0.29億円で減価償却費1.71億円の0.17倍にとどまるが、無形固定資産取得1.76億円を実施しており、有形・無形を合算した投資水準の確認が必要である。【財務健全性】自己資本比率は71.4%、流動比率は298.7%、負債資本倍率は0.40倍であり、財務基盤は保守的である。
キャッシュフロー分析
営業CFは13.88億円で、前年同期の11.73億円から+18.3%増加し、純利益9.47億円の1.47倍に相当する。増加要因は売上債権・契約資産の減少2.66億円と契約負債の増加2.31億円であり、回収進展と前受増加が寄与した。投資CFはマイナス2.27億円で、主因は無形固定資産取得1.76億円と有形設備投資0.29億円である。財務CFはマイナス4.36億円で、その大半は配当金支払4.34億円である。フリーキャッシュフローは11.60億円と大幅なプラスであり、配当・投資資金の余力は十分に確保されている。運転資本の改善は一時的な押上げ効果を含むため、来期以降の反転の有無を注視する必要がある。
収益の質
当中間期の営業外収益は0.42億円、営業外費用は0.08億円と小規模であり、経常利益13.89億円は本業の営業利益13.48億円にほぼ連動した経常的な利益である。特別損失は固定資産除却損等0.02億円のみで、一時的要因の影響は軽微である。包括利益は9.85億円で親会社株主に帰属する純利益9.47億円との乖離は0.38億円にとどまり、為替換算調整額と有価証券評価差額金による差である。営業CF/純利益は1.47倍、アクルーアル比率はマイナス3.9%と、会計発生高に依存しない良好な収益の質を示す。一方、販管費が同+20.5%と売上成長を上回るペースで増加しており、粗利改善効果を今後どこまで維持できるかが利益の持続性を左右する。
業績予想・ガイダンス
通期会社予想は売上高86.19億円(前年比+4.7%)、営業利益26.80億円(同+7.3%)、経常利益27.42億円(同+5.1%)であり、業績予想の修正はない。Q2累計の進捗率は売上高49.0%、営業利益50.3%、経常利益50.7%、純利益50.5%と、いずれも標準的な50%近辺で推移しており、計画は概ね順調に進捗している。
株主還元
中間配当は1株当たり27.00円で、通期会社予想配当は54.00円(配当予想修正なし)。中間累計純利益に対する配当性向は40.2%であり、フリーキャッシュフロー11.60億円に対する配当支払額4.34億円のカバレッジは約2.7倍と、キャッシュ面での還元余力は大きい。現金及び預金71.51億円、自己資本比率71.4%という財務基盤も配当の持続性を支えている。
リスク要因
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ソフトウエア事業への集中リスク: 売上高の76.0%、営業利益の大半を単一セグメントが占める。主力製品の競争力低下や顧客のIT投資抑制は全社業績に直接波及する。
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海外事業の損失拡大リスク: 売上高は同+25.0%の0.46億円と伸長する一方、営業損失は0.49億円へ拡大しており、事業拡大が損失拡大を伴う構造にある。
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販管費増加と投資配分リスク: 販管費は同+20.5%と売上成長率6.4%を上回るペースで増加している。また設備投資/減価償却費は0.17倍にとどまり、無形固定資産取得を含めた投資配分の妥当性が中長期の競争力維持の観点から確認事項となる。
業種ベンチマーク(参考・当社調べ)
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 31.9% | 9.5% (4.0%–15.4%) | +22.4pt |
| 純利益率 | 22.4% | 7.0% (3.1%–11.7%) | +15.4pt |
収益性は業種中央値を大幅に上回り、業種内でも上位に位置する。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 6.4% | 8.2% (1.7%–16.8%) | −1.9pt |
売上成長率は業種中央値をやや下回り、成長性は業種内で中位水準にある。
※出所: 当社調べ
決算上の注目ポイント
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営業利益率31.9%、年換算ROE23.6%は業種中央値を大きく上回り、収益性は高水準にある。粗利率改善(+392bp)が営業利益率改善の主因である一方、販管費の伸び(+20.5%)が改善効果の一部を相殺している点は、今後の利益率トレンドを見る上での注目点である。
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営業CF/純利益1.47倍、フリーキャッシュフロー11.60億円と、利益の現金裏付けは強い。ただし運転資本(売上債権減少・契約負債増加)による押上げを含むため、次期以降のキャッシュフロー水準の持続性が確認ポイントとなる。
-
セグメント別ではソフトウエア事業が高収益を維持する一方、海外事業の赤字拡大とシステム開発サービス事業の低採算(利益率3.0%)が事業ポートフォリオ上の構造的な課題として継続している。
理論株価(参考値)
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 803円 |
| base(基準) | 836円 |
| bull(強気) | 878円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 573円 |
| 調整後予想EPS | 141.4円 |
| 株主資本コスト r | 9.87%(10年国債 2.87% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 40.3% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.46倍 / 5.9倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 813円〜861円、ω±0.1で 830円〜846円。
注記:
- のれん償却 1.0円/株 を利益に足し戻しています(非資金費用・IFRS企業との比較可能性のため)。
- 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
- 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。
(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-08 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。