| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥111.3億 | ¥74.9億 | +48.6% |
| 営業利益 | ¥12.3億 | ¥-4.6億 | +369.1% |
| 経常利益 | ¥12.6億 | ¥-4.4億 | +387.2% |
| 純利益 | ¥8.6億 | ¥-3.2億 | +368.8% |
| ROE | 2.8% | -1.1% | - |
大幅な増収に加え前年同期の営業赤字から黒字転換した点が今回決算の最大のポイントである。売上高は111.3億円(前年74.9億円、YoY+48.6%)、営業利益は12.3億円(前年△4.6億円)、経常利益は12.6億円(前年△4.4億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は8.55億円(前年△3.24億円、YoY+363.9%)となった。増収に伴う操業度の向上により粗利率が改善し、販管費の伸びを売上増が上回ったことで営業損益が黒字転換した。単一セグメント(インターネットインフラ事業)であり、事業別の内訳開示はない。
【売上高】売上高は111.3億円で前年比+48.6%と大幅増収となった。事業セグメントはインターネットインフラ事業の単一セグメントであり、セグメント別の増減要因の開示はない。
【損益】売上総利益は34.2億円、粗利率30.7%で前年20.6%から+10.1pt改善した。販管費は21.9億円、売上高比19.7%で前年26.7%から-7.0pt低下し、増収に対する費用の伸びが抑制された。この結果、営業利益は12.3億円(前年△4.6億円)、営業利益率11.0%(前年△6.1%)で黒字転換した。経常利益は12.6億円で、支払利息1.81億円(前年1.09億円)の増加を補助金収入(1.38億円)等の営業外収益が一部相殺している。特別利益25.04億円・特別損失25.04億円がほぼ同額計上され、当期損益への純影響は実質的に中立である。親会社株主に帰属する当期純利益は8.55億円となり、増収増益の決算といえる。
【収益性】営業利益率は11.0%で前年△6.1%から大幅に改善し、純利益率(親会社株主帰属ベース)は7.7%となった。ROEは2.8%で、黒字転換直後の水準にとどまる。【キャッシュ品質】包括利益は8.6億円で親会社株主に帰属する当期純利益8.55億円とほぼ同水準であり、その他有価証券評価差額金や為替換算調整額等のその他包括利益項目は僅少で、損益の質を大きく歪める要因は見られない。【投資効率】総資産は875.5億円(前年824.5億円)、純資産は309.9億円(前年303.3億円)に増加し、資産・資本ともに緩やかな拡大が続いている。【財務健全性】自己資本比率は35.4%で前年から低下傾向にあり、流動資産290.7億円に対し流動負債369.2億円と流動比率は78.8%にとどまる。一方でインタレストカバレッジ(営業利益/支払利息)は約6.8倍と、現状の利払い負担に対する耐性は確保されている。
キャッシュフロー計算書のデータは開示されていないため、貸借対照表の増減から資金動向を確認する。現金及び預金は172.7億円で前年153.9億円から+12.2%増加した一方、短期借入金は147.4億円で前年106.9億円から+37.9%増加しており、資金調達の一部を短期借入で賄う構図がうかがえる。長期借入金は50.7億円で前年57.8億円から減少しており、有利子負債の構成が短期側にシフトしている。有形固定資産は488.9億円で前年467.2億円から+4.6%増加し、設備投資が継続している様子が確認できる。棚卸資産は0.2億円(前年4.1億円)へ大きく減少し、買掛金も5.5億円(前年12.5億円)へ減少しており、在庫関連の資金拘束は軽減している。
特別利益25.04億円と特別損失25.04億円がほぼ同額で計上されており、両者が相殺し合う一時的要因として当期純利益への実質的な影響は限定的である。営業外損益では、営業外収益2.26億円のうち補助金収入1.38億円が主要項目を占め、営業外費用2.0億円は支払利息1.81億円が中心であり、いずれも事業の本業要因とは区別すべき項目である。包括利益8.6億円は親会社株主に帰属する当期純利益8.55億円と近接しており、有価証券評価差額金や為替換算調整額などその他の包括利益項目の影響は僅少で、当期の利益の質を大きく歪める要素は見当たらない。
当第1四半期は業績予想の修正を伴う開示であり、通期予想は売上高455.0億円(YoY+28.9%)、営業利益25.0億円、経常利益23.0億円、純利益15.0億円(EPS予想37.46円)である。この通期予想に対する進捗率は、売上高24.5%、営業利益49.2%、経常利益54.7%、親会社株主に帰属する当期純利益57.0%となり、利益項目は売上高に比べて進捗が先行している。Q1時点で利益計画の過半を確保している点は、当期の収益性回復ペースの速さを示す一方、通期を通じた進捗の均等性については今後の四半期推移を確認する必要がある。
配当予想は0円で、前年実績の0円から据え置かれ、当四半期の配当予想修正はない。配当性向は0%であり、現時点では成長投資や財務基盤の維持を優先し無配を継続する方針が確認できる。
短期資金依存リスク: 流動資産290.7億円に対し流動負債369.2億円で流動比率は78.8%にとどまる。短期借入金は147.4億円で前年比+37.9%増加しており、短期の資金調達への依存度が高まっている。
金利負担増加リスク: 支払利息は1.81億円で前年1.09億円から+66.4%増加した。インタレストカバレッジは約6.8倍であり現状の利払い耐性は確保されているが、借入残高の増加と金利環境の変化には留意が必要である。
特別損益の非経常性: 特別利益・特別損失がいずれも25.04億円とほぼ同額計上されており、固定資産の圧縮に関連する一時的な項目とみられる。当期の損益への実質的な影響は中立的だが、今後同様の計上が継続するかはモニタリングが必要である。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 11.0% | 8.0% (2.2%–15.8%) | +3.0pt |
| 純利益率 | 7.7% | 5.8% (1.5%–10.7%) | +1.9pt |
収益性指標はいずれも業種中央値を上回り、IT・通信業種内では平均的な水準を上回る収益性を示している。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 48.6% | 9.3% (0.2%–16.9%) | +39.3pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、業種内でも突出した増収率となっている。
※出所: 当社集計
前年同期の営業赤字から黒字転換し、営業利益率は11.0%(前年△6.1%)まで改善した。粗利率の改善(+10.1pt)と販管費率の低下(-7.0pt)が同時に進行しており、増収に伴う操業度向上が収益性回復の主因と読み取れる。
通期業績予想に対する進捗率は、営業利益49.2%、経常利益54.7%、純利益57.0%と利益項目が売上高進捗24.5%を上回るペースで推移しており、当四半期に業績予想の修正が行われた点も踏まえ、利益進捗の先行度合いが決算データから確認できる。
短期借入金が前年比+37.9%増加し、流動比率が78.8%にとどまるなど、資金調達構造が短期債務にシフトしている点は、財務健全性の観点から継続的な確認が必要な項目である。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 667円 |
| base(基準) | 679円 |
| bull(強気) | 683円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 774円 |
| 調整後予想EPS | 41.2円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 0.0% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.88倍 / 16.5倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 660円〜700円、ω±0.1で 676円〜682円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。