| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥188.8億 | ¥158.6億 | +19.0% |
| 営業利益 | ¥16.1億 | ¥12.7億 | +26.4% |
| 税引前利益 | ¥16.2億 | ¥12.8億 | +26.9% |
| 純利益 | ¥11.0億 | ¥8.9億 | +24.4% |
| ROE | 3.4% | 2.7% | - |
情報基盤事業(セキュリティ・ネットワーク領域)の拡大を主因に増収増益となり、営業利益率も改善した。売上高は188.9億円(前年同期比+19.0%)、営業利益は16.1億円(同+26.4%)、税引前利益は16.2億円(同+26.9%)となった。四半期利益は非支配株主持分を含む連結ベースで11.0億円(同+24.4%)、うち親会社株主に帰属する四半期純利益は10.6億円(同+24.3%)。営業利益率は8.5%で前年同期8.0%から+0.5pt改善し、売上拡大に伴う販管費率の低下が牽引した。
【売上高】売上高188.9億円は前年同期比+19.0%の増収。セグメント別では情報基盤事業が139.1億円(構成比73.6%、+20.9%)と最大の牽引役となり、アプリケーション・サービスは25.7億円(+11.8%)、医療システムは24.1億円(+16.7%)と3事業すべてが増収を確保した。
【損益】営業利益は16.1億円(+26.4%)、営業利益率は8.5%で前年同期8.0%から+0.5pt改善した。粗利率は29.4%で前年同期31.1%から-1.7pt低下しており、情報基盤事業における製品(ハードウェア等)販売比率の上昇によるミックス変化が背景とみられる。一方、販管費率は21.0%(前年23.1%)へ-2.1pt改善し、売上拡大に伴う固定費の希薄化が粗利率低下を吸収した。金融収支は金融収益0.5億円・金融費用0.3億円で純額+0.2億円のプラス寄与。税引前利益16.2億円(+26.9%)、実効税率31.9%(前年30.5%)を経て、親会社株主に帰属する四半期純利益は10.6億円(+24.3%)となった。増収増益。
情報基盤事業は売上139.1億円(構成比73.6%、+20.9%)、営業利益14.9億円(+19.1%)、利益率10.7%と、全社営業利益(16.1億円)の92.9%を占める中核事業。アプリケーション・サービス事業は売上25.7億円(+11.8%)に対し、前年同期の営業損失△0.4億円から営業利益0.5億円へ黒字転換し、利益率1.8%まで改善した。医療システム事業は売上24.1億円(+16.7%)、営業利益0.7億円(+6.2%)、利益率2.8%で、増収の割に利益成長は緩やかである。3事業とも増収を確保する一方、収益性の面では情報基盤事業への依存度が引き続き高い構造となっている。
【収益性】営業利益率8.5%(前年同期8.0%)、親会社株主帰属ベースの純利益率5.6%(前年同期5.4%)といずれも改善した。粗利率は29.4%(前年31.1%)へ低下したが、販管費率21.0%(前年23.1%)の改善で吸収し、営業段階の利益率は向上している。【キャッシュ品質】現金及び現金同等物は310.8億円で、期初(358.0億円)から-13.2%減少した。契約負債は720.2億円(期初比+2.3%)と厚く、前受金による収益の裏付けが継続している。【投資効率】ROEは3.4%(四半期利益・非支配株主持分含む純資産ベース)で、四半期換算の資産回転効率は限定的にとどまる。【財務健全性】自己資本比率は21.4%で期初21.7%から-0.3pt低下した。負債合計は自己資本の約2.75倍だが、有利子負債(借入金合計)は17.2億円と小さく、金融費用0.3億円に対し営業利益16.1億円と利払い負担は軽微である。
現金及び現金同等物は四半期末時点で310.8億円となり、期初(前期末358.0億円)から-47.2億円(-13.2%)減少した。資産側では前渡金が45.2億円(期初45.1億円対比+29.2億円強)、棚卸資産が6.8億円(期初4.8億円対比+43.1%)へ増加し、受注拡大に伴う仕入・納品前在庫の積み上がりが運転資本を圧迫した。のれんは71.7億円へ期初比+58.9%(+26.6億円)増加しており、新規連結子会社1社の取得に伴う資金支出があったとみられる。負債側では未払法人所得税が期初15.9億円から6.7億円へ-55.1%減少し納税による資金流出があった一方、契約負債は720.2億円(期初比+2.3%、+15.8億円)へ増加し、前受金によるキャッシュインが下支えとなった。現金水準は依然310.8億円と厚く、当面の運転資本変動を吸収できる余力を維持している。
経常的な収益が中心で、一時的損益は限定的である。営業外項目は金融収益0.5億円、金融費用0.3億円、その他収益0.3億円、その他費用0.1億円未満、持分法投資損益△0.1億円といずれも小規模で、売上高比では1%未満にとどまる。税引前利益16.2億円に対し法人税等5.2億円で実効税率31.9%(前年30.5%)は平常的な水準であり、税引前利益から親会社株主帰属純利益への乖離は税負担と非支配株主持分(0.4億円)によるもので特殊要因は見られない。包括利益は12.5億円で親会社株主帰属四半期純利益10.6億円を上回り、その他有価証券評価差額(+0.8億円)や在外営業活動体の外貨換算差額(+0.5億円)等その他の包括利益+1.5億円が寄与した。稼得利益と包括利益の差は主にOCI項目由来であり、アクルーアルの観点からも利益の質に大きな懸念は認められない。
通期予想に対する進捗率は、売上高23.1%(188.9億円/818.0億円)、営業利益19.6%(16.1億円/82.0億円)、親会社株主帰属純利益19.7%(10.6億円/53.8億円)となった。単純な4分の1(25%)対比では営業利益・純利益がやや下回るが、当四半期において業績予想・配当予想の修正は行われていない。期末検収や保守更新契約が下期に集中しやすい事業特性を踏まえると、進捗の遅れは季節性要因による部分が大きいと考えられる。
通期の配当予想は1株54.00円で、通期EPS予想133.88円に対する配当性向は約40.3%となる。当四半期時点で配当予想の修正は行われていない。前年同期に開示された配当水準(1株21.00円)と比較すると増配計画となっており、利益成長を踏まえた株主還元姿勢が示されている。自己株式取得に関する新たな情報は開示されていない。
事業セグメント集中: 情報基盤事業が売上高の73.6%(139.1億円)、営業利益の92.9%(14.9億円/16.1億円)を占め、同事業の需要変動が全社業績に与える影響は大きい。
粗利率のミックス変動: 粗利率は29.4%で前年同期31.1%から-1.7pt低下した。製品販売比率の上昇等ミックス変化の影響を受けやすく、四半期ごとの収益性変動要因になり得る。
のれん増加に伴う減損モニタリング: のれんは71.7億円で期初(45.1億円)から+58.9%増加した。新規連結子会社の追加によるもので、無形資産(43.7億円)と合わせた資産規模の拡大は今後の減損テスト対象の拡大を意味する。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 8.5% | 8.1% (2.3%–15.9%) | +0.4pt |
| 純利益率 | 5.8% | 5.9% (1.6%–10.7%) | -0.0pt |
収益性は業種中央値並みで、営業利益率はわずかに上回るが純利益率はほぼ同水準にとどまる。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 19.0% | 9.3% (0.4%–16.9%) | +9.7pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、IQR上限をも超える高い伸びを示している。
※出所: 当社集計
増収増益にもかかわらず粗利率は-1.7pt低下しており、販管費率の-2.1pt改善で吸収する構図となっている。中期的な収益性は製品ミックス管理と規模効果のバランスに左右される。
契約負債は720.2億円で当四半期売上高の約3.8倍に相当し、保守・前受型ビジネスによる収益の視認性の高さを示している。
のれんが期初比+58.9%と急増しており、事業拡大投資の進展を示す一方、今後の減損テスト結果は財務指標への影響要因として継続的な確認ポイントとなる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 857円 |
| base(基準) | 889円 |
| bull(強気) | 929円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 653円 |
| 調整後予想EPS | 140.4円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 40.3% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.36倍 / 6.3倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 864円〜916円、ω±0.1で 884円〜898円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。