| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥157.0億 | ¥190.0億 | -17.4% |
| 営業利益 | ¥13.2億 | ¥6.1億 | +116.7% |
| 経常利益 | ¥25.3億 | ¥10.7億 | +135.7% |
| 純利益 | ¥15.0億 | ¥-6.0億 | +349.2% |
| ROE | 2.2% | -0.9% | - |
減収ながらコスト構造の見直しと営業外収益の押し上げにより、営業・経常・純利益がいずれも大幅増益となった。売上高は157.0億円(前年比-17.4%)、営業利益は13.2億円(同+116.7%)、経常利益は25.3億円(同+135.7%)、純利益は15.0億円(前年-6.0億円の損失から黒字転換、同+349.2%)となった。販管費の大幅圧縮による営業レバレッジの改善と、為替差益8.0億円を含む営業外収益の寄与が増益の主因である。
【売上高】主力のEntertainment事業が146.8億円(-12.9%)、Investment事業が10.2億円(-52.2%)と両セグメントとも減収した。Entertainment事業が全社売上の93.5%を占めており、その動向が全体のトップラインを規定する構造にある。Investment事業は評価益・売却益に依拠する性質上、売上・利益ともにボラティリティが大きい。
【損益】販管費は32.7億円(前年55.3億円)と大幅に圧縮され、営業利益は13.2億円(+116.7%)、営業利益率は8.4%と前年3.2%から改善した。営業外収益では為替差益8.0億円・受取利息3.6億円を計上し、経常利益は25.3億円(+135.7%)となった。特別損失2.7億円(事業構造改革費用)を特別利益0.7億円(投資有価証券売却益)が一部相殺し、純利益は15.0億円で黒字転換した。結論として減収増益である。
Entertainment事業は売上146.8億円(前年比-12.9%)、営業利益11.1億円(同+234.4%)、利益率7.6%と減収ながら収益性が大きく回復した。Investment事業は売上10.2億円(同-52.2%)、営業利益2.1億円(同-85.4%)と縮小したものの、利益率は20.4%とEntertainment事業を上回る水準を維持している。両セグメントの利益率格差は事業特性の違いを反映しており、全社利益に占めるInvestment事業の変動影響は無視できない規模である。
【収益性】営業利益率は8.4%で前年3.2%から+520bp改善、純利益率は9.6%で前年-3.2%から大幅に改善した。一方で粗利率は29.2%と、費用圧縮による増益であることを示している。【キャッシュ品質】経常利益25.3億円のうち為替差益8.0億円・受取利息3.6億円が寄与しており、本業以外の要素への依存度が相応に高い。包括利益は6.9億円にとどまり純利益15.0億円を下回るが、これは有価証券評価差額金-7.7億円が主因である。【投資効率】ROEは2.2%で、純利益率9.6%・総資産回転率0.22・財務レバレッジ1.08の積で説明でき、資産回転率の低さがROEの制約要因となっている。【財務健全性】自己資本比率は92.9%、流動比率は1,373.8%と極めて高い水準にあり、現金及び預金464.3億円が総資産の64.2%を占める保守的な財務構成である。
現金及び預金は464.3億円で前期末502.7億円から38.4億円減少した。棚卸資産は8.7億円で前期末4.9億円から+77.3%増加しており、運転資金の拡大要因となっている。総資産は722.5億円で前期757.4億円から34.9億円減少し、純資産も671.1億円で前期689.4億円から18.3億円減少した。自己株式は46.45億円で前期からほぼ横ばいであり、大幅な資金流出は確認されない。
経常利益25.3億円のうち、為替差益8.0億円・受取利息3.6億円といった営業外収益が営業利益13.2億円との差額12.1億円の大半を占めており、経常段階の増益は本業以外の要因への依存が相応に大きい。特別損益は特別利益0.7億円(投資有価証券売却益)と特別損失2.7億円(事業構造改革費用)がいずれも一時的要因として計上されている。包括利益は6.9億円で純利益15.0億円を下回り、その他有価証券の時価変動を反映した有価証券評価差額金-7.7億円がその主因である。
中間配当は0円で、2026年9月期の期末配当予想額は未定である。配当がないため配当性向は算出されない。現金及び預金464.3億円、自己資本比率92.9%と潤沢な財務基盤を有しており、資本配分の方針については今後の開示が待たれる状況にある。
事業ポートフォリオの集中: Entertainment事業が売上構成比93.5%を占め、主力タイトルのライフサイクルや新作の動向に業績が左右されやすい構造となっている。
投資有価証券の評価変動: 投資有価証券81.0億円を保有し、有価証券評価差額金は-7.7億円とその他包括利益を押し下げた。Investment事業も売上-52.2%・営業利益-85.4%と変動幅が大きい。
営業外収益への依存: 経常利益25.3億円のうち為替差益8.0億円・受取利息3.6億円が寄与しており、為替相場の変動によって経常利益の水準が変わりうる。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 8.4% | 8.3% (3.6%–18.6%) | +0.1pt |
| 純利益率 | 9.6% | 6.1% (2.3%–12.8%) | +3.4pt |
営業利益率は業種中央値並み、純利益率は業種中央値を上回る水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | -17.4% | 10.4% (-0.9%–19.9%) | -27.8pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく下回り、IQR下限も下回る水準にある。
※出所: 当社集計
販管費が前年55.3億円から32.7億円へ大幅に圧縮されたことで営業利益率は8.4%(前年3.2%)へ改善し、コスト構造見直しの効果が明確に表れている。
経常増益は為替差益8.0億円・受取利息3.6億円の寄与が大きく、営業利益13.2億円を上回る規模となっている点は、利益の持続性を見る上での留意点である。
棚卸資産は前期比+77.3%増加しており、今後の販売動向や在庫回転の推移が注視される。
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。