| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥55.6億 | ¥47.4億 | +17.4% |
| 営業利益 | ¥22.2億 | ¥15.3億 | +44.8% |
| 経常利益 | ¥22.4億 | ¥15.3億 | +46.4% |
| 純利益 | ¥15.0億 | ¥8.7億 | +72.6% |
| ROE | 27.6% | 20.1% | - |
当第2四半期は増収増益に加え、前年計上の特別損失が消失したことで純利益が大幅増となった決算で、収益性・資本効率の両面で改善が鮮明になった。売上高は55.6億円(前年比+17.4%)、営業利益は22.2億円(同+44.8%)、経常利益は22.4億円(同+46.4%)、純利益は15.0億円(同+72.6%)と、いずれも二桁の増収増益となった。増益率が増収率を大きく上回った主因は、売上原価率の低下に伴う粗利率の改善(69.6%、前年60.1%から+9.5pt)と、前年同期に計上した投資有価証券評価損4.8億円が当期は発生しなかったことである。
【売上高】売上高は55.6億円で前年同期比+17.4%の増収となった。セグメント別開示はないが、前受金が16.2億円と前年比+22.2%増加しており、契約更新を伴うリカーリング収益の積み上がりが増収を支えたとみられる。売上原価は16.9億円で前年比-10.4%減少し、原価率は30.4%(前年39.9%)へ低下した。
【損益】営業利益は22.2億円(前年比+44.8%)、経常利益は22.4億円(同+46.4%)、純利益は15.0億円(同+72.6%)と、増収率を上回る増益率を確保した。粗利率の改善が販管費率の上昇(29.6%、前年27.7%から+1.9pt)を吸収し、営業利益率は39.9%(前年32.4%から+7.5pt)へ拡大した。前年同期に計上された投資有価証券評価損4.8億円が今期は発生せず、経常利益から純利益にかけての押し下げ要因が解消された点も純利益の伸び率を押し上げた。特別損益は当期の計上がなく、一時的要因は前年に集中していた。結論として、増収増益であり、増益率が増収率を大きく上回る営業レバレッジの効いた決算内容といえる。
【収益性】営業利益率は39.9%で前年32.4%から+7.5pt改善し、純利益率は27.0%で前年18.4%から+8.6pt改善した。粗利率は69.6%(前年60.1%)まで上昇しており、収益性改善の主因となっている。【キャッシュ品質】現金及び預金は54.1億円で総資産の58.7%を占め、前受金16.2億円との組み合わせで先行的な資金回収構造がみられる。売上債権は4.1億円で売上高比7.4%にとどまり、回収負担は軽微である。【投資効率】ROEは27.6%で、純利益率27.0%、総資産回転率0.60倍、財務レバレッジ1.70倍の積として説明できる。総資産回転率は前受収益モデルとして標準的な水準にある。【財務健全性】自己資本比率は59.0%(前年54.0%から+5.0pt)で、流動資産64.1億円に対し流動負債32.3億円と流動比率は約198%であり、短期の支払能力は厚い。
営業活動を示すキャッシュフロー計算書の数値はないため、貸借対照表の増減から資金動向を確認する。現金及び預金は54.1億円で前年40.9億円から+13.2億円(+32.4%)増加した。前受金は16.2億円で前年比+22.2%増加しており、契約に伴う早期の現金回収がキャッシュ創出を下支えしたとみられる。未払法人税等は7.7億円で前年比+70.0%増加しており、増益に伴う納税負担の自然増でキャッシュアウトの時期差を示唆する。有形固定資産は1.5億円と小規模で設備投資の負担は軽く、資本的支出によるキャッシュアウトの制約は限定的である。総じて、前受収益モデルと低い資本集約度が、収益拡大に沿った現金積み上がりを後押ししている。
当期の経常利益と純利益の差は税金費用が中心であり、前年同期に発生した投資有価証券評価損4.8億円のような一時的要因は当期には計上されていない。営業外収益は受取配当金0.3億円、受取利息0.1億円などが中心で、営業外費用は為替差損0.1億円にとどまり、営業外損益は0.2億円の純益と小規模である。その他有価証券評価差額金は8,622万円で前年12,170万円から減少しており、当期純利益に対して包括利益がやや下回る可能性を示唆する。特別損益は当期・前年とも僅少であり、当期の利益は主に本業由来の営業利益から構成されている点で、前年比で収益の質は改善している。
通期進捗率は売上高51.5%、営業利益55.5%、経常利益56.0%、純利益56.3%と、上期時点の単純な目安である50%を上回っている。EPSは50.70円で通期予想90.06円に対して56.3%の進捗である。会社は業績予想・配当予想の修正を発表しておらず、通期見通しは据え置かれている。上期の進捗ペースは、通期予想に対して総じて順調な水準にある。
上期配当は1株20円を実施し、うち10円は東京証券取引所プライム市場上場記念配当である。通期配当予想は1株50円で、期末配当(30円)には創立35周年記念配当10円を含む。会社予想EPS90.06円に基づく配当性向は約55.5%である。厚い現金水準(54.1億円)と前受収益を伴う安定的なキャッシュ創出力を踏まえると、配当実施の継続性は保たれている水準にある。自社株買いに関する記載はない。
販管費の先行増加: 販管費は16.5億円で前年比+25.4%増加し、売上高の伸び+17.4%を上回っている。販管費率は29.6%と前年27.7%から+1.9pt上昇しており、投資が売上成長を上回るペースで先行している。
投資有価証券の評価変動: その他有価証券評価差額金は8,622万円で前年12,170万円から減少した。前年同期には投資有価証券評価損4.8億円を計上した実績があり、保有有価証券の時価変動が損益に影響を与える可能性がある。
前受金依存度の上昇: 前受金は16.2億円で前年比+22.2%増加し、流動負債に占める比率が高まっている。将来のサービス提供義務の増加を伴うため、原価やサービス提供コストの動向を注視する必要がある。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 39.9% | 17.3% (4.1%–24.5%) | +22.6pt |
| 純利益率 | 27.0% | 13.0% (2.0%–16.2%) | +14.0pt |
営業利益率・純利益率とも業種中央値を大きく上回り、収益性は業種内で上位に位置する。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 17.4% | 22.5% (16.2%–26.8%) | -5.1pt |
売上高成長率は業種中央値をやや下回り、成長スピードでは業種平均並みからやや控えめな位置づけにある。
※出所: 当社集計
粗利率は69.6%(前年60.1%)まで上昇し、原価率低下が営業利益率39.9%(前年32.4%)への拡大を牽引した。プロダクトミックスや価格動向による粗利率の持続性が今後の焦点となる。
前年同期に計上された投資有価証券評価損4.8億円が当期は発生せず、純利益の伸び率+72.6%は営業利益の伸び+44.8%を上回った。特別損益要因の有無による増減率の乖離に留意が必要である。
前受金が16.2億円(前年比+22.2%)まで積み上がり、リカーリング収益基盤の拡大とキャッシュの早期回収を示している。一方で販管費が売上成長を上回るペースで増加しており、営業レバレッジの持続性が注視ポイントとなる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 418円 |
| base(基準) | 434円 |
| bull(強気) | 434円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 183円 |
| 調整後予想EPS | 91.7円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 55.5% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 2.37倍 / 4.7倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 422円〜447円、ω±0.1で 427円〜444円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。