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36492026 第2四半期プライムJGAAP

株式会社ファインデックス 2026年度 第2四半期 決算

株式会社ファインデックスの2026年度第2四半期決算レポート

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥31.4億¥31.2億+0.6%
営業利益¥8.9億¥9.6億-7.0%
経常利益¥9.2億¥9.8億-6.4%
純利益¥5.7億¥6.9億-18.4%
ROE9.9%12.7%-

Executive Summary

2026年上期は増収減益となり、特別損失計上が最終利益を押し下げた点が最大のポイントです。売上高は31.45億円(前年比+0.6%)とほぼ横ばいで推移しました。営業利益は8.88億円(同-7.0%)、経常利益は9.22億円(同-6.4%)、純利益は5.65億円(同-18.4%)と減益幅が段階的に拡大しています。減益の主因はセグメントミックスの悪化(Public急減速・HealthTech先行投資)と、投資有価証券評価損1.1億円の特別損失計上です。

業績変動要因

【売上高】売上高は31.45億円(前年比+0.6%)とほぼ横ばいです。主力Medicalは29.08億円(構成比92.5%、同+1.8%)で底堅く推移した一方、Publicは1.73億円(同-29.1%)と大幅減少、HealthTechは0.65億円(同+150.2%)と小規模ながら急拡大しました。全体としては主力事業の安定成長が公共事業の減速をカバーする構図です。

【損益】営業利益は8.88億円(前年比-7.0%)、経常利益は9.22億円(同-6.4%)と減益です。Publicの営業利益が0.28億円(同-77.6%)へ急落し、利益率も16.2%に低下したことが響きました。HealthTechも営業損失0.85億円で先行投資が継続しています。加えて投資有価証券評価損1.1億円の特別損失計上により、純利益は5.65億円(同-18.4%)と経常利益以上に落ち込みました。増収減益です。

セグメント別分析

Medicalは売上29.08億円(前年比+1.8%)、営業利益9.46億円(同+1.0%)、利益率32.5%と高採算を維持し、全社利益の実質的な稼ぎ頭です。Publicは売上1.73億円(同-29.1%)、営業利益0.28億円(同-77.6%)と急減速し、利益率も前年から大幅に低下しました。HealthTechは売上0.65億円(同+150.2%)と急拡大するも、営業損失0.85億円が継続しており、先行投資フェーズにあります。全社営業利益8.88億円のうち、Medicalが実質的に全利益を創出し、Publicの落ち込みとHealthTechの投資負担が相殺する構図です。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は28.2%で前年の30.6%から低下したものの、粗利率は65.8%と前年65.2%から改善しており、原価管理は効いています。純利益率は17.8%で前年21.9%から低下し、特別損失と税負担がマージンを圧迫しました。【キャッシュ品質】営業CFは純利益の2.3倍規模となる13.04億円と現金創出力は強く、利益の裏付けは良好です。【投資効率】ROEは9.9%で、純利益率の低下が主因ながら、財務レバレッジに依存しない収益構造です。総資産回転率は低水準で、売掛金の圧縮余地が残ります。【財務健全性】自己資本比率は82.1%、流動比率は420%超と極めて保守的な資本構成で、支払余力は高水準です。

キャッシュフロー分析

営業CFは13.04億円で、純利益5.65億円の2.3倍規模と現金創出力は良好です。主因は売上債権の回収前倒しによる6.49億円のプラス寄与で、上期のCFを大きく押し上げました。投資CFは-1.71億円で無形資産取得等に充当され、フリーCFは11.36億円となりました。財務CFは-3.43億円で配当金支払が主因です。フリーCFは配当を十分にカバーしていますが、今期の営業CFの押し上げ要因である売上債権回収は一時的な性格を含み、同水準の継続性については留意が必要です。

収益の質

経常利益9.22億円に対し、投資有価証券評価損1.1億円の特別損失が計上され、税引前利益は8.15億円まで圧縮されました。この評価損は一過性の性格が強く、経常的な収益力とは区別して捉える必要があります。営業外収益は0.34億円と小規模で、受取利息0.24億円が中心であり、本業外収益への依存度は低い構造です。営業CFが純利益を大きく上回っており、アクルーアル(会計上の利益と現金の乖離)は小さく、利益の質は総じて良好と評価できます。ただし売上債権の回収前倒しが一時的にCFを押し上げている点は、経常的なキャッシュ創出力を評価する際の留保事項です。

業績予想・ガイダンス

通期計画に対し、売上高は62.09億円(前年比+1.6%)で進捗率50.7%と計画線上です。営業利益は18.29億円(同+2.2%)で進捗率48.6%、経常利益は18.89億円(同+2.6%)で進捗率48.8%と、いずれも概ね標準的な進捗です。一方、純利益は通期予想13.02億円に対し上期5.65億円で進捗率43.4%となり、標準進捗(50%)を下回っています。この遅れは特別損失計上による一時的要因が主因であり、営業段階の進捗自体は許容範囲内です。業績予想・配当予想の修正はいずれも無しです。

株主還元

中間配当は1株13円で、通期配当予想は27円です。当期純利益(親会社株主帰属)5.60億円に対する中間配当総額3.43億円から算出される配当性向は61.3%とやや高めの水準ですが、フリーCF11.36億円が配当を十分にカバーしており、支払能力に懸念は小さいと考えられます。自社株買いの実施は確認されず、株主還元は配当を中心とした政策となっています。

リスク要因

  1. セグメント集中リスク: Medicalが売上の92.5%、営業利益のほぼ全額を占めており、同事業の需要動向や価格競争が全社業績に直結する構造です。

  2. Publicセグメントの急減速: 売上-29.1%、営業利益-77.6%と大幅悪化しており、この傾向が継続すれば全社の成長・利益を下押しする可能性があります。

  3. 投資有価証券の評価変動: 今期は評価損1.1億円を特別損失として計上し、純利益を経常利益以上に押し下げました。保有証券の価格変動が今後も業績のブレ要因となり得ます。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率28.2%17.3% (4.1%–24.5%)+10.9pt
純利益率18.0%13.0% (2.0%–16.2%)+5.0pt

自社は業種中央値を大きく上回る高収益体質にあります。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)0.6%22.5% (16.2%–26.8%)-21.9pt

売上成長率は業種平均を大きく下回り、高収益・低成長のポジショニングにあります。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 純利益の進捗率は43.4%と標準的な進捗(50%)を下回っていますが、主因は投資有価証券評価損という一過性要因であり、営業利益・経常利益の進捗は計画線上にあります。

  2. 営業CFは純利益の2.3倍規模で、フリーCFも配当を十分にカバーしており、自己資本比率82.1%と合わせてバランスシートの健全性が確認できます。

  3. Publicセグメントの減速とHealthTechの先行投資による損失が、主力Medicalの高採算を相殺している構図です。両セグメントの動向が今後の全社利益率の推移を左右する構造的なポイントとなります。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)319円
base(基準)332円
bull(強気)347円
算出前提
1株純資産(BPS)231円
調整後予想EPS55.9円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向50.6%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.43倍 / 5.9倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 322円〜341円、ω±0.1で 329円〜335円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。