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36492026 第2四半期プライムJGAAP

ファインデックス(3649) 2026年度第2四半期決算

2026年度第2四半期の売上高は31.4億円(前年同期比+0.6%)、営業利益は8.9億円(同-7.0%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥31.4億¥31.2億+0.6%
営業利益¥8.9億¥9.6億−7.0%
経常利益¥9.2億¥9.8億−6.4%
純利益¥5.7億¥6.9億−18.4%
ROE(年換算)19.9%25.3%-

Executive Summary

2026年度第2四半期累計は、増収ながら販管費増加により営業減益となった。売上高は31.45億円(前年同期比+0.6%)と小幅増収を確保したが、営業利益は8.88億円(同-7.0%)、経常利益は9.22億円(同-6.4%)となった。親会社株主に帰属する中間純利益は5.60億円(同-18.2%)で、これは投資有価証券評価損1.07億円の特別損失が上乗せされたためである。増収の中身は主力医療ビジネスの緩やかな成長に対し、公共ビジネスの大幅減収・ヘルステックビジネスの赤字継続が利益を圧迫した構図である。

業績変動要因

【売上高】売上高は31.45億円と前年同期比+0.6%の小幅増収。セグメント別では、医療ビジネス(構成比92.5%)が29.08億円・同+1.8%と主力を支えた一方、公共ビジネス(構成比5.5%)は1.73億円・同-29.1%と大幅減収、ヘルステックビジネス(構成比2.1%)は0.65億円・同+150.2%と規模は小さいが急拡大した。

【損益】営業利益は8.88億円(同-7.0%)で、粗利率は65.8%と前年同期の65.2%から60bp改善したが、販管費が11.81億円(同+9.2%)と売上増を大きく上回るペースで増加し、営業利益率は28.2%と前年同期の30.6%から240bp低下した。経常利益は9.22億円(同-6.4%)とほぼ同水準の減益率だが、税引前利益は投資有価証券評価損1.07億円の特別損失により8.15億円まで押し下げられ、親会社株主帰属純利益は5.60億円(同-18.2%)となった。営業減益の主因は公共ビジネスの採算悪化(セグメント利益同-77.6%)とヘルステックの損失継続であり、増収減益に区分される。

セグメント別分析

医療ビジネスは売上高29.08億円(同+1.8%)、セグメント利益9.46億円(同+1.0%)、利益率32.5%と全社利益の中核を担う。公共ビジネスは売上高1.73億円(同-29.1%)、セグメント利益0.28億円(同-77.6%)で、利益率は16.2%と前年同期の51.1%から大幅に低下し、全社利益率悪化の主因となった。ヘルステックビジネスは売上高0.65億円(同+150.2%)と急拡大したが、セグメント損失0.85億円を計上し、前年同期の損失1.06億円からは縮小しているものの、依然赤字が続いている。連結営業利益8.88億円は医療ビジネス単独の利益9.46億円を下回っており、公共・ヘルステックの採算改善が連結利益成長の鍵となる。

主要財務指標

【収益性】営業利益率28.2%(前年同期30.6%)、純利益率17.8%(同21.9%)はともに低下したが、粗利率65.8%(同65.2%)は改善しており、原価管理は維持されつつ販管費増が利益率を押し下げた構造である。【キャッシュ品質】営業CFは13.04億円で親会社株主帰属純利益5.60億円の2.33倍を確保し、利益の現金化は良好だが、主因は売掛金6.49億円の減少という一時的な運転資本要因であり、DSOは64日と60日を上回るため回収サイクルの継続監視が必要である。【投資効率】年換算ROEは19.9%と高水準であり、低い財務レバレッジのもとで高い純利益率が資本効率を支えている。【財務健全性】自己資本比率82.1%、流動比率は流動資産38.84億円/流動負債9.24億円で420%超と極めて保守的な財務体質であり、現金及び預金は24.71億円で総資産の35.7%を占める。

キャッシュフロー分析

営業CFは13.04億円で、前年同期の13.90億円から6.2%減少したものの、親会社株主帰属純利益5.60億円を大きく上回る水準を維持した。営業CF創出の主因は売掛金6.49億円の減少であり、運転資本の解放が現金化を押し上げた一方、DSO64日という水準は回収スピードそのものの改善を意味しない点に留意が必要である。投資CFは1.68億円の支出で、設備投資0.20億円と無形固定資産取得1.37億円が中心であり、大型投資は見られない。財務CFは3.43億円の支出で、その全額が配当支払いであり、自己株式取得は行われていない。結果としてフリーキャッシュフローは11.36億円のプラスとなり、配当支払や投資を十分にカバーし、現金及び預金は前年同期末比+7.92億円の24.71億円まで積み上がった。

収益の質

当期純利益率の低下(前年同期比410bp)には、投資有価証券評価損1.07億円という一時的な特別損失の影響が含まれ、本業の営業段階での利益率低下(240bp)と区別して理解する必要がある。営業外収益は0.33億円と小規模で、為替差益0.09億円を含むが全社損益への影響は限定的であり、収益の大部分は本業由来である。営業CFが純利益の2.33倍に達している点はキャッシュ創出力の高さを示すが、その押し上げ要因が売掛金減少という運転資本変動であることから、アクルーアルの観点では今回のキャッシュフローの強さを恒常的な収益力の改善と同一視せず、今後の売掛金・DSOの動向を踏まえた評価が望まれる。

業績予想・ガイダンス

通期会社計画に対する進捗率は、売上高50.7%、営業利益48.6%、経常利益48.8%となり、標準的な50%進捗をやや下回る水準である。親会社株主帰属利益の進捗率は43.0%と他指標より低く、上期に発生した投資有価証券評価損1.07億円という一時的要因が主因である。通期計画は売上高62.09億円(前年比+1.6%)、営業利益18.29億円(同+2.2%)、経常利益18.89億円(同+2.6%)で、業績予想・配当予想ともに修正はない。下期は公共ビジネスの採算回復とヘルステックビジネスの損失縮小が、通期計画達成の鍵となる。

株主還元

第2四半期(中間期)配当は1株当たり13.00円であり、上期の配当性向は配当金のみを基準として61.8%(配当総額3.43億円÷親会社株主帰属純利益5.60億円)となる。フリーキャッシュフロー11.36億円に対する配当のカバレッジは3.28倍であり、内部創出資金で十分に賄われている。当上期に自己株式取得は実施されていない。通期配当予想は1株当たり27.00円、通期EPS予想53.34円から算出される予想配当性向は約50.6%であり、上期実績より低下する見通しである。

リスク要因

  1. 公共ビジネスの採算悪化: 売上高が前年同期比-29.1%、セグメント利益が同-77.6%となり、利益率は16.2%(前年同期51.1%)まで低下した。案件構成や検収時期の変動が継続すれば、通期営業利益計画の達成リスクとなる。

  2. 医療ビジネスへの利益集中: 医療ビジネスのセグメント利益9.46億円が連結営業利益8.88億円を上回っており、単一事業への依存度が高い。同事業の需要変動や競争環境の変化は連結業績に直接的に影響する。

  3. 売掛金回収サイクルの監視: DSOは64日と、一般的な目安である60日を上回っている。売掛金残高は前年同期比-38.5%と減少したが、これは主に回収進展によるものであり、日数水準自体の改善を意味しない。今後の運転資本変動が営業CFに与える影響を注視する必要がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率28.2%17.3% (4.1%–24.5%)+10.9pt
純利益率18.0%13.0% (2.0%–16.2%)+5.0pt

収益性指標はいずれも業種中央値を大きく上回り、業種内では上位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)0.6%22.5% (16.2%–26.8%)−21.9pt

売上高成長率は業種中央値を大幅に下回り、成長性の観点では業種内で低位に位置する。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 営業利益率28.2%、年換算ROE19.9%はいずれも高水準を維持しているが、前年同期比では営業利益率が240bp、純利益率が410bp低下しており、収益性のトレンドは悪化方向にある点が決算データから読み取れる。

  2. 純利益の減益幅(-18.2%)は営業段階の減益(-7.0%)を上回っており、その差分は投資有価証券評価損1.07億円という一時的要因で説明できる。本業の収益力評価にあたっては、営業利益・経常利益ベースの変化を主に参照する必要がある。

  3. 営業CFは純利益の2.33倍と高い水準を確保しているが、その主因は売掛金減少という運転資本要因である。DSO64日という水準を踏まえると、今後の売掛金動向がキャッシュフローの質を左右する構造的な監視ポイントとなる。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)319円
base(基準)332円
bull(強気)347円
算出前提値
1株純資産(BPS)231円
調整後予想EPS55.9円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向50.6%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.43倍 / 5.9倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 322円〜341円、ω±0.1で 329円〜335円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。