| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥60.4億 | ¥56.4億 | +7.2% |
| 営業利益 | ¥7.0億 | ¥5.9億 | +18.9% |
| 持分法投資損益 | - | - | - |
| 経常利益 | ¥7.1億 | ¥5.9億 | +19.8% |
| 純利益 | ¥5.1億 | ¥4.1億 | +23.4% |
| ROE | 6.3% | 4.9% | - |
当四半期は増収増益で、コスト効率改善により営業利益が売上成長を上回る良質な決算となった。売上高は60.4億円(前年比+7.2%)、営業利益は7.0億円(同+18.9%)、経常利益は7.1億円(同+19.8%)、純利益は5.1億円(同+23.4%)。増益の主因は販管費率の低下と、高マージンのDXソリューション事業の拡大によるセグミックス改善である。
【売上高】売上高は60.4億円で前年比+7.2%。セグメント別では主力のITインフラ関連事業が47.6億円(構成比78.7%、YoY+8.1%)、DXソリューション関連事業が12.9億円(構成比21.3%、YoY+4.0%)と両事業ともに増収。ITインフラが増収の主なドライバーだが、売上集中度が高い点は留意点となる。
【損益】営業利益は7.0億円(YoY+18.9%)で、営業利益率は11.7%と前年から改善。粗利率は44.5%とほぼ横ばいだが、販管費率が32.8%(前年33.9%程度)に低下し、営業レバレッジが効いた。セグメント利益率はDXソリューションが19.6%と高く、ITインフラの8.4%を大きく上回っており、ミックス改善が全社利益率を押し上げている。経常利益は7.1億円(YoY+19.8%)で営業外収支は軽微、純利益は5.1億円(YoY+23.4%)と、前年に計上された投資有価証券売却益(特別利益)への依存が薄れた中でも増益を確保した。増収増益。
ITインフラ関連事業は売上47.6億円(YoY+8.1%)、営業利益4.0億円(YoY+16.0%)、利益率8.4%で全社売上の78.7%を占める主力事業。DXソリューション関連事業は売上12.9億円(YoY+4.0%)、営業利益2.5億円(YoY+21.3%)、利益率19.6%と、売上成長は緩やかながら利益成長率が高く、収益性の高い事業として全社マージンを牽引している。両事業間の利益率差は約11.2ptに達し、DXの構成比拡大が続けば全社利益率のさらなる改善余地がある。CVC関連事業は小幅な損失が継続している。なお、当四半期よりWEBソリューション事業をITインフラ関連からDXソリューション関連へ区分変更しており、前年同期数値も組替え後で比較している。
【収益性】営業利益率は11.7%で前年から改善し、純利益率は8.3%(前年7.1%)に上昇した。粗利率44.5%はほぼ前年並みで、販管費率32.8%の低下が増益に寄与している。【キャッシュ品質】現金及び預金は67.2億円で総資産の48.6%を占め、営業外収支は軽微であり一過性損益への依存は小さい。【投資効率】ROEは6.3%で、税前利益7.1億円・法人税等2.0億円から算出される実効税率は27.9%と標準的な水準にある。【財務健全性】自己資本比率は58.9%(前年54.0%)に上昇し、流動資産115.3億円に対し流動負債47.3億円と流動性は厚い。長期借入金は9.5億円で、現金が有利子負債を大きく上回るネットキャッシュの状態にあり、財務基盤は保守的である。
キャッシュフロー計算書の詳細開示はないが、B/S推移から資金動向をみると、現金及び預金は67.2億円で前年の67.7億円からやや減少している。総資産は138.2億円と前年155.5億円から縮小し、未払法人税等が前年比で大幅に減少していることから、前期に計上された税金負担の支払いが資金流出の一因とみられる。売掛金・受取手形は34.8億円と依然高水準で、売上成長に対する回収サイクルの動向が今後のキャッシュ創出力を左右する要素となる。長期借入金は前年から減少し、負債圧縮とともにB/Sは全体として軽量化が進んでいる。
当四半期の利益はオペレーション由来の要素が中心であり、収益の質は良好とみられる。営業外収益は0.1億円(受取配当金・為替差益等の小規模項目の合計)、営業外費用も0.1億円(支払利息が主)と、いずれも売上高比0.2%程度の軽微な規模にとどまる。経常利益と営業利益の差はほぼゼロであり、金融収支が業績に与える影響は限定的である。前年同期には投資有価証券売却益という特別利益が計上されていたが、当期はこうした一時的要因が見られず、純利益の伸び(YoY+23.4%)が本業の収益力向上によってもたらされている点は評価できる。包括利益は5.0億円で親会社株主に帰属する当期純利益5.0億円とほぼ一致しており、その他有価証券評価差額金の変動(-0.1億円)が小幅にあるのみで、純利益と包括利益の乖離は小さい。
通期予想は売上高260.0億円(YoY+9.3%)、営業利益35.5億円(YoY+9.5%)、経常利益35.5億円(YoY+7.8%)で、当四半期の業績予想・配当予想に修正はない。当四半期の進捗率は売上高23.3%、営業利益19.9%、経常利益20.0%となり、単純な四分の一(25%)基準に対しては営業利益・経常利益がやや遅れている。これは高マージンのDX案件や保守更新収益が下期に偏重する事業特性を反映しているとみられ、会社が予想を据え置いている点は下期の案件消化に一定の見通しを持っていることを示唆する。次四半期以降の進捗ペースが、通期計画達成の確度を測る上での注目点となる。
第1四半期の配当実績は無配であり、通期の配当予想は1株当たり145円で修正はない。通期純利益予想23.4億円と期中平均株式数ベースの想定配当総額から算出される配当性向は概ね58%程度となる。配当性向はやや高めの水準だが、現金及び預金67.2億円に対し有利子負債が限定的であるネットキャッシュの財務基盤を踏まえると、配当の継続性を支える余力は確保されている。
売上集中リスク: 主力のITインフラ関連事業が全社売上の78.7%を占め、当該事業の需要動向(中小企業のIT投資サイクル)が業績全体に与える影響が大きい。
運転資本効率: 売掛金・受取手形は34.8億円と資産規模に対して大きく、回収サイクルの長期化は営業キャッシュフローのタイミングにボラティリティを生む可能性がある。
通期進捗の遅れ: 営業利益・経常利益の進捗率が四分の一基準(25%)を下回っており、下期偏重の収益構造が前提となっているため、下期の案件消化ペースが計画達成の鍵となる。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 11.7% | 4.3% (1.7%–6.9%) | +7.4pt |
| 純利益率 | 8.4% | 3.8% (1.5%–5.1%) | +4.6pt |
自社の営業利益率・純利益率はいずれも業種中央値を大きく上回り、収益性は業種内で優位な水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 7.2% | 3.1% (-0.6%–11.7%) | +4.1pt |
売上高成長率も業種中央値を上回るが、業種内IQRの上限(11.7%)には届かず、成長性は上位圏内に位置する。
※出所: 当社集計
営業利益率は前年から改善し、増収率(+7.2%)を上回る増益率(+18.9%)を達成した。高マージンのDXソリューション事業(利益率19.6%)の構成比拡大が全社収益性を牽引している構図が確認できる。
前年同期に計上された投資有価証券売却益という特別利益がない中でも増益となっており、純利益の伸びが本業の収益力向上に支えられている点は、収益の質の観点から注目される。
自己資本比率は58.9%に上昇し、現金及び預金が有利子負債を上回るネットキャッシュの財務基盤を維持している一方、通期業績予想に対する進捗率は営業利益・経常利益ともに四分の一基準を下回っており、下期の収益計上ペースが通期計画達成の確認ポイントとなる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,329円 |
| base(基準) | 1,358円 |
| bull(強気) | 1,410円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 866円 |
| 調整後予想EPS | 259.8円 |
| 株主資本コスト r | 10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 57.9% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.037(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.57倍 / 5.2倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,322円〜1,396円、ω±0.1で 1,347円〜1,375円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。