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31832027 第1四半期プライムJGAAP

ウイン・パートナーズ(3183) 2027年度第1四半期決算

2027年度第1四半期の売上高は239.7億円(前年同期比+8.5%)、営業利益は6億円(同-15.0%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

商社・卸売/卸売業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥239.7億¥220.8億+8.5%
営業利益¥6.0億¥7.0億−15.0%
持分法投資損益---
経常利益¥6.1億¥7.1億−13.4%
純利益¥4.0億¥4.8億−16.3%
ROE1.8%2.1%-

Executive Summary

増収減益となり、需要面は堅調だが粗利率低下と販管費増がマージンを圧迫した。売上高は239.7億円(前年220.8億円、YoY+8.5%)と伸長した一方、営業利益は6.0億円(前年7.0億円、YoY-15.0%)、経常利益は6.1億円(前年7.1億円、YoY-13.4%)、純利益は4.0億円(前年4.8億円、YoY-16.3%)といずれも減益となった。粗利率は11.0%(前年11.7%)へ低下し、販管費率は8.5%へ上昇したことが増収にもかかわらず減益となった主因である。

業績変動要因

【売上高】売上高は239.7億円で前年比+8.5%の増収。医療機器販売事業の単一セグメントであり、セグメント別の開示はない。通期計画1000.0億円に対する進捗率は24.0%で、四半期の標準進捗(25%目安)に概ね近い水準にある。

【損益】売上原価は213.3億円と売上高を上回るペースで増加し、粗利率は11.0%(前年11.7%)へ-0.7pt低下した。販管費は20.5億円(前年18.8億円)に増加し、販管費率は8.5%(前年8.5%)とわずかに上昇、売上成長を上回る費用増となった。この結果、営業利益は6.0億円(YoY-15.0%)、営業利益率は2.5%(前年3.2%)へ-0.7pt縮小した。経常利益は6.1億円(YoY-13.4%)、純利益は4.0億円(YoY-16.3%)で、増収減益という結論になる。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は2.5%(前年3.2%)、純利益率は1.7%(前年2.2%)、粗利率は11.0%(前年11.7%)と、いずれも前年から低下している。【キャッシュ品質】包括利益は4.0億円で純利益4.0億円とほぼ同水準にあり、その他有価証券評価差額金や退職給付に係る調整額の影響は小幅にとどまり、アクルーアル要因による大きな乖離は見られない。【投資効率】ROEは1.8%で、純利益率1.7%×総資産回転率0.48×財務レバレッジ2.24の分解により整合する。EPSは14.64円(前年16.98円)、BPSは807.38円(前年846.95円)でともに前年を下回る。【財務健全性】自己資本比率は44.7%(前年46.0%)、流動比率は163.8%、当座比率は129.1%で、短期の資金繰りには一定の余裕がある。純資産は222.0億円で前期末232.9億円から10.9億円減少し、利益剰余金も213.0億円(前期末223.8億円)へ減少している。

キャッシュフロー分析

CF計算書の開示はないため、BS推移から資金動向をみると、現金及び預金は150.0億円で前期末159.3億円から9.3億円減少している。売掛金は178.9億円で前期末185.3億円から6.4億円減少し、買掛金は198.1億円で前期末196.4億円から1.7億円増加しており、これらはキャッシュにプラスに寄与したとみられる。一方、棚卸資産は44.6億円で前期末39.2億円から5.4億円増加し、未払法人税等は23.4億円で前期末77.9億円から54.5億円減少しており、在庫の積み増しと法人税等の支払いが資金を圧迫した可能性がある。総じて、当期の現金及び預金の減少は、純利益4.0億円の計上に対し、在庫増加と税金支払い等の資金需要が上回った結果と考えられる。

収益の質

営業外収益は0.2億円で主に受取利息0.16億円によるものであり、営業外費用0.0億円とほぼ相殺され、経常利益への影響は軽微である。特別利益は0.03億円(固定資産売却益)と小規模で、一時的要因が業績に与えた影響は限定的といえる。経常利益6.1億円と純利益4.0億円の差である2.1億円は法人税等2.1億円によるもので、実効税率は34.7%(前年32.3%)へ上昇しており、税負担の増加が純利益の伸び悩みに寄与している。包括利益4.0億円は純利益4.0億円とほぼ同水準で、その他有価証券評価差額金や退職給付に係る調整額の増減は小幅にとどまり、収益の質を大きく歪める要因は見当たらない。

業績予想・ガイダンス

通期計画(売上高1000.0億円、営業利益33.5億円、経常利益33.8億円、純利益22.1億円)に対する進捗率は、売上高24.0%、営業利益17.9%、経常利益18.1%、純利益18.2%である。売上高は四半期の標準進捗(25%目安)に近いが、利益系はいずれも下回っており、粗利率低下と販管費増による営業レバレッジの不発が背景にある。通期計画は前年比で増収増益(営業利益YoY+10.9%)を見込んでいるが、当期時点では減益となっており、下期にかけてのマージン回復が計画達成の焦点となる。なお、当四半期において業績予想・配当予想の修正はない。

株主還元

配当予想は1株55.00円である。期中平均株式数27,498,171株を用いて算定すると、年間配当総額は概算で約15.1億円となる。通期純利益計画22.1億円に対する配当性向は約68.4%であり、当期実績純利益4.0億円を基準とすれば水準はさらに高くなる。現金及び預金150.0億円、自己資本比率44.7%という財務基盤は配当継続の裏付けとなるが、配当性向自体は利益水準に対して相対的に高く、今後の利益動向を踏まえたモニタリングが必要な水準といえる。

リスク要因

  1. 収益性低下リスク: 粗利率は11.0%(前年11.7%)、営業利益率は2.5%(前年3.2%)へ低下しており、この傾向が継続する場合、通期計画(営業利益率3.35%相当)の達成に影響する可能性がある。

  2. 運転資本膨張リスク: 棚卸資産は44.6億円(前期末39.2億円から+5.4億円)に増加し、売掛金178.9億円と合わせて資金の固定化が進む可能性がある。

  3. 税負担変動リスク: 実効税率は当期34.7%(前年32.3%)へ上昇しており、税負担の振れが純利益を押し下げる要因となり得る。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(trading)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率2.5%4.3% (1.7%–6.9%)−1.8pt
純利益率1.7%3.8% (1.5%–5.1%)−2.1pt

自社の収益性指標は業種中央値を下回り、下位レンジに位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)8.5%3.1% (-0.6%–11.7%)+5.4pt

売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、トップレンジに位置する。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 増収(+8.5%)にもかかわらず営業利益率は2.5%(前年3.2%)へ低下しており、粗利率の悪化(11.0%、前年11.7%)が主因である。通期計画に対する営業利益進捗率は17.9%と標準(25%目安)を下回り、下期でのマージン回復が計画達成の焦点となる。

  2. 棚卸資産は前期末比+5.4億円増加し、売掛金178.9億円と合わせて資金が固定化しやすい構造にある。在庫・売掛金の管理動向は今後のキャッシュ創出力を左右する要素である。

  3. 配当性向は通期計画ベースで約68%となり、現金及び預金150.0億円という裏付けはあるものの、当期の利益水準に対しては相対的に高い還元姿勢となっている。

理論株価(参考値)

残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。

シナリオ理論株価
bear(弱気)814円
base(基準)822円
bull(強気)836円
算出前提
1株純資産(BPS)807円
調整後予想EPS83.3円
株主資本コスト r9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向68.4%
予想EPSの信頼度調整×1.037(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.02倍 / 9.9倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 800円〜845円、ω±0.1で 822円〜822円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。

(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。