| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥3934.4億 | ¥2816.1億 | +39.7% |
| 営業利益 | ¥165.1億 | ¥82.0億 | +101.4% |
| 持分法投資損益 | - | - | - |
| 経常利益 | ¥162.5億 | ¥50.8億 | +219.7% |
| 純利益 | ¥115.8億 | ¥43.4億 | +166.8% |
| ROE | 3.9% | 1.5% | - |
本四半期は増収増益となり、半導体事業の需要拡大とサイバーセキュリティ事業の高マージン化が牽引した。売上高は3,934.4億円(前年比+39.7%)、営業利益は165.1億円(同+101.4%)、経常利益は162.5億円(同+219.7%)となった。純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益で109.3億円(同+114.6%)、非支配株主持分を含む連結の当期純利益では115.8億円(同+166.8%)であった。営業利益率は4.2%と前年の2.9%から改善しており、増収に伴う固定費吸収と販管費規律が寄与している。
【売上高】売上高は3,934.4億円で前年比+39.7%の増収。セグメント別ではSemiconductor事業が売上構成比85.1%(3,348.9億円、+40.3%)を占め全体を牽引した。Cybersecurity事業は売上構成比14.4%(567.4億円、+36.1%)と高い伸びを維持し、CPSソリューション事業は売上18.1億円(+32.3%)と規模は小さいが同程度の伸長を示した。
【損益】営業利益は165.1億円(+101.4%)、営業利益率は4.2%で前年の2.9%から+130bp改善した。粗利率10.5%に対し販管費率は6.3%に抑制され、増収に伴う固定費吸収が利益率改善の主因。経常利益は162.5億円(+219.7%)と営業利益を上回る伸びで、前年に計上された為替差損2,841百万円が当期306百万円に縮小したことが押し上げ要因となった。純利益(親会社株主帰属)は109.3億円(+114.6%)で、経常利益からの乖離は法人税等46.6億円(実効税率28.7%)と非支配株主に帰属する純利益6.5億円の控除による。増収増益。
セグメント別営業利益はSemiconductor事業が136.8億円(前年比+133.0%、利益率4.1%)と全社利益の大半を占め、量的拡大が主因となっている。Cybersecurity事業は54.1億円(+28.0%、利益率9.5%)と3事業の中で最も高いマージンを維持し、全社利益率の押し上げに寄与した。CPSソリューション事業は営業損失25.8億円(前年比損失拡大、利益率-142.6%)で、事業規模の小ささに対し先行投資負担が重く、全社利益率を押し下げる要因となっている。なお当第1四半期より、従来「集積回路及び電子デバイスその他事業」「サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業」の2区分だった報告セグメントを、CPS関連事業を独立させた3区分に再編しており、前年同期数値は変更後の区分で比較している。
【収益性】営業利益率は4.2%で前年2.9%から改善し、純利益率(親会社株主帰属ベース)は2.8%で前年1.8%から改善した。【キャッシュ品質】営業活動によるキャッシュフローは-175.4億円で、当期純利益(連結)115.8億円との間に大きな乖離があり、利益の現金化には運転資本の増加が重石となっている。【投資効率】ROEは3.9%で、親会社株主に帰属する当期純利益109.3億円を株主資本で除して算出される水準。総資産は7,737.0億円で前年から+10.4%増加した。【財務健全性】自己資本比率は38.6%、流動比率は156.6%、棚卸資産を除いた当座比率は95.0%と、在庫を除くと100%をやや下回る水準にある。短期借入金は1,002.4億円で前年比+32.3%増加し、運転資金需要を短期調達で賄う構図が続いている。
営業活動によるキャッシュフローは-175.4億円で、前年の+164.0億円から大幅なマイナスに転じた。主因は売上高拡大に伴う売上債権の増加(-500.8億円)と棚卸資産の増加(-249.8億円)で、仕入債務の増加(+129.6億円)による相殺だけでは吸収しきれなかった。投資活動によるキャッシュフローは-7.3億円で、設備投資2.6億円を中心とした小規模なものにとどまる。財務活動によるキャッシュフローは+182.7億円で、短期借入金の純増加が主体となり、営業活動での資金流出を補填した。フリーキャッシュフロー(営業CF+投資CF)は-182.7億円となり、当期の資金調達は主に運転資本の積み上がりを賄うためのものであったことがうかがえる。
特別損益の計上額は僅少で、特別利益は0円、特別損失は0.1億円(投資有価証券評価損等)にとどまり、経常的な事業損益が業績の中心を占める。営業外損益は、営業外収益10.8億円(受取配当金1.4億円等)に対し営業外費用13.5億円(支払利息8.7億円、為替差損3.1億円)が上回り差引き2.7億円の純負担となったが、前年の為替差損2,841百万円と比べると負担は縮小している。経常利益162.5億円から純利益(親会社株主帰属)109.3億円への乖離は、法人税等46.6億円(実効税率28.7%)と非支配株主に帰属する純利益6.5億円の控除によるもので、特段の異常項目は見られない。包括利益は149.4億円と純利益(連結)115.8億円を上回り、差額は主に為替換算調整額+25.3億円によるもので海外事業の円換算評価が寄与した。一方で営業活動によるキャッシュフローは-175.4億円と純利益を大きく下回っており、利益の裏付けとなる現金創出力については運転資本動向を含めた継続的な確認が必要である。
通期会社予想(売上高1,300.0億円、営業利益52.0億円、経常利益47.0億円、EPS179.21円、年間配当40円)に対し、第1四半期の進捗率は売上高30.3%、営業利益31.8%、経常利益34.6%、純利益(親会社株主帰属ベース、通期予想32.0億円に対し)34.1%となった。四半期均等進捗の目安である25%をいずれの指標も上回っており、Semiconductor事業の需要拡大とCybersecurity事業の高マージン維持が上振れの背景となっている。当四半期において業績予想・配当予想の修正は行われていない。
会社側は年間配当予想を40円としており、前年実績の35円から増配計画となっている。予想EPS179.21円に基づく配当性向は約22.3%(40円÷179.21円)で、保守的な水準にとどまる。自己株式の取得は確認されず、株主還元は配当のみで、総還元性向は配当性向とほぼ一致する。当四半期において配当予想の修正は行われていない。
セグメント集中リスク: Semiconductor事業が売上構成比85.1%、営業利益構成比でも8割超を占めており、同事業の需要動向や価格環境が全社業績に与える影響が大きい。
運転資本増加によるキャッシュフローリスク: 売上債権が+500.8億円、棚卸資産が+249.8億円増加し、営業CFは-175.4億円となった。増収に運転資本の増加が伴っており、今後の資金繰り動向の確認が必要となる。
短期資金調達への依存: 短期借入金は1,002.4億円で前年比+32.3%増加し、運転資金需要を短期調達で賄う構図となっている。金利環境や調達環境の変化が財務コストに影響し得る。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 4.2% | 4.3% (1.7%–6.9%) | -0.1pt |
| 純利益率 | 2.9% | 3.8% (1.5%–5.1%) | -0.9pt |
収益性は業種中央値をやや下回る水準にあり、特に純利益率は中央値レンジの下限に近い。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 39.7% | 3.1% (-0.6%–11.7%) | +36.6pt |
売上高成長率は業種中央値を大きく上回り、業種内でも突出した伸びとなっている。
※出所: 当社集計
通期計画に対する進捗率は売上高30.3%、営業利益31.8%、経常利益34.6%と、四半期均等進捗(25%)を上回るペースで着地しており、上期の事業環境は計画を上回って推移している。
営業利益率は4.2%と前年の2.9%から改善し、Cybersecurity事業の高マージン(9.5%)維持が寄与した一方、CPSソリューション事業は営業損失25.8億円と赤字が拡大しており、セグメント別の収益構造に明暗が生じている。
営業CFは-175.4億円と純利益(連結115.8億円)を大きく下回り、増収に伴う売上債権・棚卸資産の増加が資金創出力に影響している点が、今後のキャッシュフロー動向を注視するポイントとなる。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,749円 |
| base(基準) | 1,769円 |
| bull(強気) | 1,804円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,672円 |
| 調整後予想EPS | 185.8円 |
| 株主資本コスト r | 9.15%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 0.50%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 22.3% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.037(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.06倍 / 9.5倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,718円〜1,822円、ω±0.1で 1,766円〜1,772円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。