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27532027 第2四半期プライムJGAAP

あみやき亭(2753) 2027年度第2四半期決算 増収・営業益14%減

2027年度第2四半期の売上高は199.6億円(前年同期比+10.1%)、営業利益は8.5億円(同-14.0%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

小売/小売業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥199.6億¥181.4億+10.1%
営業利益¥8.5億¥9.9億−14.0%
経常利益¥9.0億¥10.3億−12.9%
純利益¥3.6億¥5.4億−33.0%
ROE(年換算)3.2%4.8%-

Executive Summary

増収ながら粗利率の低下と特別損失の計上で減益となり、最終利益の落ち込みが大きい中間期決算である。売上高は199.6億円(前年比+10.1%)、営業利益は8.5億円(同△14.0%)だった。親会社株主に帰属する中間純利益は3.6億円(同△33.0%)である。粗利率は前年の59.8%から58.5%へ低下し、販管費の増加額が粗利益の増加額を上回った。さらに減損損失1.8億円を含む特別損失2.3億円が最終利益を押し下げた。

業績変動要因

【売上高】売上高は199.6億円で前年同期から18.2億円増加し、+10.1%の増収となった。セグメント別の開示はなく、増収の内訳は特定できない。

【損益】売上総利益は116.7億円で前年比+8.3億円(+7.7%)だった。販管費は108.2億円で+9.7億円(+9.8%)となり、増加額が粗利益の伸びを上回った。営業利益率は前年の5.4%から4.2%へ低下した。経常利益は9.0億円(同△12.9%)で、営業外収支は+0.6億円と小幅である。特別損失は2.3億円(前年1.0億円)で、減損損失1.8億円と固定資産除却損0.4億円が主な内訳であり、一時的要因として純利益を圧迫した。税引前利益は6.7億円(同△28.1%)、法人税等は3.1億円で、税引前利益に対する税負担率は46.1%(前年42.1%)へ上昇した。以上より、増収減益の決算である。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は4.2%(前年5.4%)、純利益率は1.8%(前年約3.0%)である。ROE(年換算)は3.2%で、前年同期の約4.8%を下回った。低下の主因は売上高純利益率の悪化であり、総資産回転率は売上増と総資産の縮小で改善している。【キャッシュ品質】キャッシュフロー計算書の開示はないが、減損損失1.8億円は非資金性の費用であり、純利益より現金創出力は大きい可能性がある。現金預金は84.5億円で前年同期末比△3.9億円(△4.4%)となった。【投資効率】EPSは17.64円(前年26.32円、△33.0%)である。のれんは24.3億円で、前年同期末の25.6億円から1.3億円減少した。【財務健全性】自己資本比率は77.1%(前年75.9%)で、流動比率は234.7%である。有利子負債は約7.9億円で、現金預金がこれを大幅に上回る。資産除去債務は5.5億円で負債合計の8.2%を占める。

キャッシュフロー分析

現金預金は84.5億円で前年同期末から3.9億円減少したが、流動負債48.6億円を大きく上回る水準を維持している。買掛金は14.0億円で前年同期末比△2.7億円と減少しており、他の条件が同じなら運転資金を吸収する方向に働く。売掛金は0.4億円で+0.2億円だが、総資産比0.2%と影響は小さい。棚卸資産は1.3億円で前年同期末比△0.1億円と、在庫の積み上がりは見られない。特別損失のうち減損損失1.8億円は非資金性であり、純利益の減少幅ほど現金創出力は低下していない可能性がある。ただし、現金残高の変化には営業活動以外の資金移動も含まれ、営業CFやFCFとは同一視できない。

収益の質

当期の減益は、粗利率低下による営業段階の悪化と、減損など一時的な特別損失の二層構造である。営業外収益は0.7億円と小さく、受取利息0.2億円を含め経常利益への寄与は限定的で、利益の大半は本業に由来する。特別損失2.3億円のうち減損損失と固定資産除却損の合計2.25億円は、純利益3.6億円に対し税引前ベースで約62%に相当する。この規模は最終利益の水準を左右しており、経常的な収益力は純利益より経常利益9.0億円の方が実態に近い。包括利益は3.6億円で純利益と一致し、評価差額等による乖離はない。税負担率46.1%も純利益を押し下げており、特別損失の一部が税務上損金算入されにくい可能性を示唆する。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高410.6億円(前年比+8.9%)、営業利益20.0億円(同△9.5%)、経常利益20.7億円(同△11.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益10.7億円(同△15.8%)で、EPS予想は52.08円である。上期の進捗率は売上高48.6%、営業利益42.4%、経常利益43.5%、純利益33.8%で、純利益の進捗が最も低い。達成には下期に営業利益11.5億円(下期営業利益率約5.5%、上期4.2%)、純利益7.1億円が必要となる。上期の特別損失が下期に繰り返されないことが、純利益予想の前提になる。当四半期に業績予想の修正が行われているが、配当予想の修正はない。

株主還元

中間配当は17円(前年17円)で、通期配当予想は34円である。中間配当総額は期中平均株式数ベースで約3.5億円となり、中間純利益3.6億円に対する配当性向は約96.5%である。通期では予想配当総額約7.0億円に対し、予想純利益10.7億円から算出した予想配当性向は約65.3%となる。現金預金84.5億円と自己資本比率77.1%を勘案すると、配当の原資余力は厚い。一方、利益水準が下期に回復するかが、配当性向の水準を左右する。

リスク要因

  1. 原価上昇リスク: 粗利率は58.5%と前年から約1.3pt低下した。原価率の上昇が続けば、販管費が+9.8%増加している中で営業利益率4.2%をさらに圧迫する。

  2. 追加減損リスク: 上期に減損損失1.8億円を計上しており、有形固定資産111.8億円とのれん24.3億円を保有する。店舗採算が悪化した場合、追加の特別損失が通期純利益予想10.7億円の達成に影響し得る。

  3. 配当原資と退店負担のリスク: 中間純利益に対する配当性向は約96.5%と高い。加えて資産除去債務5.5億円は負債合計の8.2%を占め、退店・改装時の支出となる。ただし現金預金84.5億円が緩衝材となっている。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率4.2%3.1% (1.2%–5.9%)+1.1pt
純利益率1.8%2.1% (0.6%–4.2%)−0.3pt

営業利益率は業種中央値を上回る一方、純利益率は中央値をやや下回り、特別損失と税負担の影響が表れている。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)10.1%5.2% (1.2%–10.9%)+4.9pt

売上高成長率は業種中央値を4.9pt上回り、IQR上限(10.9%)に近い位置にある。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 増収が利益に結びついていない点が最大の特徴である。売上総利益の増加額(+8.3億円)を販管費の増加額(+9.7億円)が上回り、営業利益率は5.4%から4.2%へ低下した。原価率と販管費の動向が収益性の趨勢を左右する。

  2. 純利益の下押しは減損損失など一時的要因の寄与が大きい。経常利益(9.0億円)と純利益(3.6億円)の差は特別損失と税負担によるもので、通期予想では下期の純利益7.1億円が必要となる。

  3. 財務基盤は自己資本比率77.1%、流動比率234.7%と厚く、収益が低下する局面での耐性を示す。一方、資産除去債務5.5億円と、のれん24.3億円の回収状況は継続して確認すべき項目である。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)926円
base(基準)948円
bull(強気)959円
算出前提値
1株純資産(BPS)1,097円
調整後予想EPS53.5円
株主資本コスト r9.99%(10年国債 2.99% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向65.3%
予想EPSの信頼度調整×1.028(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER0.86倍 / 17.7倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 923円〜974円、ω±0.1で 943円〜951円。

注記:

  • 税負担・買収関連費用・少数株主持分等により、営業利益に対して純利益が大きく圧縮されています(純利益÷営業利益 54%)。本値はその圧縮を額面どおり反映しており、要因が一時的であれば実力値はこれより高い可能性があります。
  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-09 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。