| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥112.5億 | ¥86.5億 | +30.0% |
| 営業利益 | ¥10.6億 | ¥7.9億 | +34.4% |
| 経常利益 | ¥10.6億 | ¥8.4億 | +26.7% |
| 純利益 | ¥14.6億 | ¥5.5億 | +165.7% |
| ROE | 7.3% | 2.7% | - |
当四半期は営業段階の増益を伴う増収増益となり、特に純利益は投資有価証券売却益の計上により大幅増となった四半期である。売上高は112.5億円(前年比+30.0%)、営業利益は10.6億円(同+34.4%)、経常利益は10.6億円(同+26.7%)、純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は14.6億円(同+167.8%)となった。増収の主因はリユース事業の拡大、営業増益は販管費率改善によるオペレーティングレバレッジの発現、純利益急増は特別利益11.6億円(投資有価証券売却益)の計上による一時的な押し上げが背景である。
【売上高】売上高は112.5億円で前年同期比+30.0%の増収となった。主力のリユース事業が107.9億円(同+31.6%)と牽引し、全社売上の95.9%を占める。フランチャイズ(FC)事業は5.7億円(同+9.0%)と緩やかな増収にとどまり、事業規模はリユースに比べ小さい。
【損益】営業利益は10.6億円(同+34.4%)で、営業利益率は9.4%と前年同期の9.1%から+0.3pt改善した。粗利率は68.6%で前年の69.1%から-0.5pt低下した一方、販管費率は59.2%で前年の60.0%から-0.8pt改善し、販管費の増加額(+14.7億円)が売上の増加額(+26.0億円)を下回ったことでオペレーティングレバレッジが発現した。経常利益は10.6億円(同+26.7%)と本業に近い水準の増益を確保したが、特別利益11.6億円(投資有価証券売却益11.6億円)を一時的要因として計上した結果、税引前利益は22.2億円に拡大し、純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は14.6億円(同+167.8%)に達した。特別損失は0.0億円と軽微である。増収増益に加え、一時的な特別利益が純利益を大きく押し上げた四半期であった。
リユース事業は売上高107.9億円(同+31.6%)、営業利益17.5億円(同+33.9%)、営業利益率16.2%で、全社売上の95.9%を占め、セグメント利益の大部分を稼ぐ中核事業である。フランチャイズ(FC)事業は売上高5.7億円(同+9.0%)、営業利益3.0億円(同+6.9%)、営業利益率53.1%と高採算だが、売上構成比は5.1%にとどまり規模は小さい。セグメント間の利益率格差が大きいため、事業ミックスの変化が全社粗利率・営業利益率に影響し得る構造である。
【収益性】営業利益率は9.4%で前年同期の9.1%から+0.3pt改善し、純利益率(親会社株主帰属ベース)は12.9%で前年の6.3%から大幅に上昇した。ただし純利益率の上昇は投資有価証券売却益11.6億円の一時的寄与が大きく、経常的な収益力の水準は営業利益率9.4%が実態に近い。【キャッシュ品質】キャッシュ・フロー計算書の区分開示はないが、現金及び預金は37.7億円(前年33.1億円)に増加し、投資有価証券の減少(-10.0億円)と短期借入金の増加(+8.2億円)が資金源となっている一方、棚卸資産は115.6億円と高水準で運転資金の固定化が続いている。【投資効率】総資産回転率(四半期ベース)は0.35倍、ROEは7.3%、ROIC(概算)は3.1%と、いずれも在庫負担の大きさが資本効率を抑制する要因となっている。【財務健全性】自己資本比率は62.4%で前年の63.9%から-1.5pt低下したが、流動比率は185.1%と流動性は確保されている。有利子負債66.0億円のうち短期借入金・1年内返済分の合計が61.8億円と9割超を占め、現金/短期有利子負債比率は0.61倍とリファイナンス動向のモニタリングが必要な一方、インタレスト・カバレッジ・レシオは44.3倍と金利負担への耐性は強い。
当四半期はキャッシュ・フロー計算書の個別開示がないため、貸借対照表の増減から資金動向を捉える。現金及び預金は37.7億円で前年同期の33.1億円から+4.6億円(+14.0%)増加した。資金源としては投資有価証券の売却(残高が32.2億円へ-10.0億円減少、売却益11.6億円を特別利益に計上)と短期借入金の+8.2億円(59.1億円へ増加)が寄与した一方、棚卸資産は115.6億円と高水準の在庫を維持しており、運転資金の固定化がキャッシュ創出の重荷となっている。有形固定資産は+3.9億円増加しており、店舗・設備投資が継続している。総じて、資産売却と短期資金調達により現金残高を積み増した局面であり、在庫回転の改善が実質的なキャッシュ創出力を左右する構造である。
当四半期の経常的な収益力は営業利益10.6億円、営業利益率9.4%が基準となる。営業外収益は0.3億円(受取配当金0.1億円等)、営業外費用は0.3億円(支払利息0.2億円等)と規模は小さく、経常利益10.6億円と営業利益との乖離は限定的である。一方、特別利益11.6億円(投資有価証券売却益11.6億円)を一時的要因として計上した結果、税引前利益は22.2億円、純利益(親会社株主帰属)は14.6億円となり、経常利益に対して純利益が大きく上振れしている。この上振れ分は資産売却という非経常的事象に起因するため、次期以降の再現性は限定的である。また棚卸資産が115.6億円と厚みを増しており、利益計上とキャッシュ創出のタイミングに乖離が生じやすい点はアクルーアルの観点から留意される。
通期計画に対する進捗率は、売上高24.6%(112.5/457.0億円)、営業利益26.1%(10.6/40.5億円)、経常利益25.9%(10.6/41.0億円)、純利益44.1%(14.6/33.0億円)である。単純進捗率25%を基準とすると、売上高・営業利益・経常利益はおおむね想定線上で推移している一方、純利益は大幅な超過進捗となっており、これは投資有価証券売却益11.6億円の先行計上によるものである。会社は当四半期時点で業績予想・配当予想のいずれも修正を行っていない。通期に向けては、特別利益の反動を踏まえた営業段階の利益積み上げが進捗の焦点となる。
会社は年間配当予想92円、通期EPS予想237.19円を開示しており、これに基づく配当性向は38.8%となる。期中平均発行済株式数13,913千株から算出される年間配当総額は概算12.8億円で、通期純利益予想33.0億円に対して十分な水準でカバーされている。当四半期時点で配当予想の修正はない。自己株式の取得に関する新規開示はなく、株主還元は配当性向ベースでの評価が妥当である。現金及び預金37.7億円の水準を踏まえると、短期的な配当支払い能力に懸念は見られない。
在庫効率の低下: 棚卸資産は115.6億円(前年112.0億円)で総資産の36.1%を占める。総資産回転率(四半期ベース)は0.35倍と低水準で、在庫の滞留は資産効率や将来の評価損リスクに影響し得る。
短期資金依存とリファイナンス: 有利子負債66.0億円のうち短期借入金・1年内返済分が61.8億円と9割超を占め、現金及び預金37.7億円に対する比率は0.61倍にとどまる。短期資金への依存度が高く、借換え条件や金利環境の変化が資金調達コストに影響を与えうる。
一時的利益への依存: 純利益14.6億円のうち特別利益11.6億円(投資有価証券売却益)が押し上げ要因となっており、経常利益10.6億円との乖離が大きい。同種の資産売却が継続しない場合、次期以降の純利益水準は変動する可能性がある。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 9.4% | 3.3% (0.9%–7.7%) | +6.1pt |
| 純利益率 | 13.0% | 2.2% (0.3%–6.1%) | +10.8pt |
自社の営業利益率・純利益率は小売業種の中央値を大きく上回る水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 30.0% | 7.5% (0.4%–14.5%) | +22.5pt |
売上高成長率は業種中央値を大幅に上回り、業種内でも高成長カテゴリーに位置する。
※出所: 当社集計
営業利益率は9.4%で前年から+0.3pt改善し、販管費率の低下(-0.8pt)が主因である。オペレーティングレバレッジの発現は、増収局面における収益性改善の持続性を示唆する。
純利益の大幅増(+167.8%)は投資有価証券売却益11.6億円という一時的要因が主因であり、経常的な収益力は営業利益率9.4%・経常利益10.6億円に基づく評価がより実態に近い。
棚卸資産115.6億円・総資産回転率0.35倍という在庫負担の大きさと、有利子負債の9割超を占める短期借入金への依存は、資本効率およびリファイナンス管理上、今後モニタリングされる構造的な論点である。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,627円 |
| base(基準) | 1,797円 |
| bull(強気) | 1,806円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,437円 |
| 調整後予想EPS | 260.9円 |
| 株主資本コスト r | 9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 38.8% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.25倍 / 6.9倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,747円〜1,849円、ω±0.1で 1,788円〜1,810円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-07 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。