| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥186.7億 | ¥169.8億 | +10.0% |
| 営業利益 | ¥41.5億 | ¥34.4億 | +20.7% |
| 経常利益 | ¥41.8億 | ¥34.7億 | +20.3% |
| 純利益 | ¥27.3億 | ¥23.0億 | +18.6% |
| ROE | 6.0% | 4.8% | - |
増収率を上回る利益成長により営業レバレッジが効いた四半期決算であり、収益性の改善が続いている。売上高は186.7億円(前年比+10.0%)、営業利益は41.5億円(同+20.7%)、経常利益は41.8億円(同+20.3%)、純利益は27.3億円(同+18.6%)となった。粗利率61.9%(前年60.7%)の改善と販管費の伸び抑制(売上+10.0%に対し販管費+7.8%)が営業利益率を22.2%(前年20.3%)へ押し上げた一方、実効税率34.6%(前年33.6%)への上昇が純利益の伸び率を税引前利益の伸び率(+20.4%)対比でやや抑制した。
【売上高】全セグメントが増収となり、バランスの取れた成長を示した。外部売上構成比はシュクレイグループ45.1%(YoY+8.7%)、ケイシイシイグループ28.2%(同+9.9%)、寿製菓グループ15.6%(同+12.4%)、販売子会社10.4%(同+9.7%)で、主力3グループがいずれも1桁後半から2桁近い伸びを確保した。
【損益】粗利率は61.9%で前年60.7%から+1.2pt改善し、販管費率は39.6%で前年40.4%から-0.8pt低下した。この両面の改善が正の営業レバレッジとなり、営業利益率は22.2%(前年20.3%、+1.9pt)に達した。営業外損益は受取配当金等の収益0.3億円に対し費用がほぼゼロで純額プラスにとどまり、経常利益は営業利益とほぼ同水準の41.8億円となった。特別損失は固定資産除却損0.03億円のみで一時的要因の影響は軽微であり、税引前利益から純利益への乖離は主に法人税等14.5億円(実効税率34.6%)による。増収増益。
セグメント利益(セグメント計ベース)はシュクレイグループ16.4億円(YoY+25.7%、利益率19.0%)、ケイシイシイグループ10.2億円(同+16.9%、利益率18.9%)、寿製菓グループ10.3億円(同+23.7%、利益率24.1%)、販売子会社2.8億円(同+32.7%、利益率14.1%)となり、いずれも増益率が増収率を上回った。利益率では寿製菓グループが24.1%と最も高く、収益性の柱となっている。なお2026年4月にケイシイシイが子会社を新設したことに伴い、報告セグメント名称が「ケイシイシイ」から「ケイシイシイグループ」に変更されている。「その他」区分(損害保険代理業・健康食品事業・台湾菓子事業)は売上1.5億円、営業損失0.03億円で小規模ながら赤字が縮小した。
【収益性】営業利益率は22.2%で前年同期20.3%から+1.9pt改善し、純利益率は14.6%で前年13.6%から+1.1pt改善した。粗利率は61.9%で前年60.7%から+1.2pt改善している。【キャッシュ品質】売上債権回転日数は四半期売上ベースで32.0日となり前年44.3日から12.3日短縮した一方、棚卸資産回転日数は43.7日で前年41.1日から2.6日長期化した。仕入債務回転日数は28.2日でほぼ横ばい。差引のキャッシュコンバージョンサイクルは47.5日で前年57.2日から9.7日短縮し、運転資本効率は総じて改善方向にある。【投資効率】ROEは6.0%、EPSは17.69円(前年14.92円、+18.6%)。総資産に対する現金比率は約51%と高水準で、資本効率を抑制する一因となっている。【財務健全性】自己資本比率は80.4%で前期末79.7%から改善し、流動資産402.4億円に対し流動負債88.6億円と流動性は厚い。有利子負債は実質的になく、財務基盤は強固である。
キャッシュフロー計算書の開示に代え、貸借対照表の増減から資金動向を分析する。現金及び預金は288.1億円で前期末比33.9億円(-10.5%)減少した。主因は未払法人税等の20.3億円減少(前期計上分の税金支払)と流動負債全体の12.4億円減少である。一方、売上債権は16.9億円減少し資金回収が進んだが、棚卸資産は4.0億円増加し在庫積み増しに資金を投じた。純資産は26.5億円減少しており、当期純利益27.3億円を上回る資本流出があったことから、配当支払等の株主還元が現金減少の主要因とみられる。建設仮勘定は5.9億円(+97.2%)増加しており、出店・設備投資の進捗が資金使途の一部を占めている。
利益の中心は営業活動に起因し、一時的要因の影響は限定的である。特別損失は固定資産除却損等0.03億円にとどまり、税引前利益41.8億円に対する影響は軽微である。営業外収益0.3億円(うち受取配当金0.1億円)に対し営業外費用はほぼゼロで、経常利益は営業利益とほぼ同水準の41.8億円となった。包括利益は27.6億円(親会社株主分)で当期純利益27.3億円との差は0.3億円にとどまり、その他有価証券評価差額金+0.3億円や退職給付に係る調整額-0.1億円の影響は限定的である。実効税率は34.6%(法人税等14.5億円/税引前利益41.8億円)で前年の33.6%からやや上昇し、税引前利益の伸び+20.4%に対し純利益の伸びは+18.6%にとどまった。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高22.1%、営業利益20.2%、経常利益20.3%、純利益19.8%といずれも単純進捗基準の25%を下回った。会社は当四半期の業績予想を修正していない一方、配当予想は修正しており、中間配当の実施を含む配当方針の一部変更を公表している。進捗率が低水準にとどまる背景には、下期に売上・利益が偏重する季節性や出店・人員体制への先行投資が考えられる。通期計画は売上+7.3%・営業利益+10.5%の増収増益を見込んでおり、第1四半期の伸び率(売上+10.0%、営業利益+20.7%)は現時点で通期計画を上回るペースにある。
会社は2027年3月期の年間配当予想を45.00円としている。期中平均株式数154,433千株を用いると年間配当総額は約69.5億円と試算され、通期純利益予想138.1億円に対する配当性向は約50.3%となる。現金及び預金288.1億円、自己資本比率80.4%という財務基盤を踏まえると、配当原資の安全性は高い。なお本日付で配当方針の一部変更(中間配当の実施)が公表されており、配当タイミングの見直しが行われている。1株当たり純資産(BPS)は293.22円で前期末310.37円から5.5%減少しており、配当支払等による純資産減少がBPSの下押し要因となっている。
在庫滞留リスク: 棚卸資産は34.2億円で前年比+13.3%増加し、棚卸資産回転日数は43.7日と前年41.1日から2.6日長期化した。需要取り込みに向けた積み増しである一方、消化状況のモニタリングが必要である。
実効税率の高さ: 実効税率は34.6%(前年33.6%)で、税引前利益の伸び+20.4%に対し純利益の伸びは+18.6%にとどまり、税負担が利益成長をやや抑制している。
季節性・下期偏重リスク: 通期予想に対する第1四半期進捗率は売上22.1%・営業利益20.2%と単純進捗基準の25%を下回っており、下期の需要取り込みが通期計画達成の前提となっている。
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 22.2% | 5.5% (1.4%–6.7%) | +16.7pt |
| 純利益率 | 14.6% | 3.7% (0.5%–4.9%) | +10.9pt |
食品・飲料セクター内で営業利益率・純利益率とも中央値を大きく上回り、業種内で最上位級の収益性水準にある。
成長性・資本効率
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 売上高成長率(前年比) | 10.0% | 5.4% (3.6%–10.3%) | +4.6pt |
売上高成長率も業種中央値を上回っており、収益性・成長性の両面で相対的に優位な位置づけにある。
※出所: 当社集計
粗利率61.9%(+1.2pt)と販管費率39.6%(-0.8pt)の両面改善により営業利益率は22.2%(+1.9pt)に達し、増収率+10.0%を上回る営業利益成長+20.7%を実現した。売上増加を上回るペースの利益率改善は、価格・ミックス戦略とコスト管理の両立を示している。
売上債権回転日数は32.0日で前年44.3日から短縮し、キャッシュコンバージョンサイクルは47.5日で前年57.2日から9.7日短縮した。棚卸資産の積み増しにもかかわらず、運転資本効率は総じて改善方向にある。
ROEは6.0%で、自己資本比率80.4%・総資産に対する現金比率約51%という保守的な財務構成が資本効率を抑制する一因となっている。配当性向は約50.3%で、中間配当実施を含む配当方針の見直しが公表された。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 481円 |
| base(基準) | 509円 |
| bull(強気) | 528円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 293円 |
| 調整後予想EPS | 94.2円 |
| 株主資本コスト r | 9.15%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 0.50%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 50.3% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.054(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 1.73倍 / 5.4倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 494円〜524円、ω±0.1で 503円〜517円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。