| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥353.7億 | ¥338.7億 | +4.4% |
| 営業利益 | ¥20.6億 | ¥14.4億 | +43.5% |
| 経常利益 | ¥21.1億 | ¥13.3億 | +58.4% |
| 純利益 | ¥15.0億 | ¥220.2億 | -93.2% |
| ROE | 1.4% | 20.7% | - |
2026年4-6月期は、国内米菓・海外事業の増益により営業段階の収益性が明確に改善する一方、純利益は前年計上の特別利益剥落により大幅減となった。売上高は353.7億円(前年比+4.4%)、営業利益は20.6億円(同+43.5%)、経常利益は21.1億円(同+58.4%)と増収増益、営業利益率は5.8%で前年同期の4.2%から+1.6pt改善した。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は13.75億円(同-93.7%)となったが、これは前年同期にTH FOODS, INC.の株式追加取得に伴う段階取得益等で特別利益合計210.0億円を計上していた反動であり、当期は特別損失0.2億円のみと利益構造は正常化している。
【売上高】売上高は353.7億円で前年比+4.4%。セグメント別では海外が136.5億円(+8.5%)と最も高い伸びを示し、国内米菓は182.4億円(+3.3%)で全社売上の51.6%を占める主力事業。一方、食品は20.4億円(-7.3%)、その他事業は33.0億円(-1.0%)と減収となり、海外事業の成長が全社トップラインを牽引した。
【損益】営業利益は20.6億円(前年比+43.5%)、営業利益率は5.8%で前年の4.2%から+1.6pt改善した。粗利率28.9%に対し販管費率23.0%(販管費の伸び+2.0%は売上成長+4.4%を下回る)で、営業段階のレバレッジが効いている。セグメント利益では海外が5.6億円(+212.4%、利益率4.1%)と急回復し、国内米菓も14.5億円(+45.3%、利益率7.9%)と改善した一方、その他は営業損失0.5億円へ転落。経常利益は営業増益に加え受取利息・為替差益が寄与し21.1億円(+58.4%)。純利益は特別損失0.2億円のみと今期の非経常影響は僅少だが、前年同期の特別利益210.0億円の剥落により親会社株主帰属純利益は13.75億円(-93.7%)となった。増収増益で、事業利益の質は前年より改善している。
国内米菓は売上182.4億円(+3.3%)、営業利益14.5億円(+45.3%)、利益率7.9%で全社セグメント利益の最大構成要素。海外は売上136.5億円(+8.5%)、営業利益5.6億円(+212.4%)、利益率4.1%と、前年の低採算から大幅に回復した。食品は売上20.4億円(-7.3%)、営業利益1.0億円(-31.9%)と減収減益。その他(貨物運送等)は売上33.0億円(-1.0%)に対し営業損失0.5億円で前年の黒字(+1.1億円)から赤字転落した。全社営業利益20.6億円のうち国内米菓が約70%を占め、海外は利益率改善が最も鮮明なセグメントとなっている。
【収益性】営業利益率5.8%は前年同期4.2%から+1.6pt改善、経常利益率も5.96%(前年3.93%)に上昇した。親会社株主帰属ベースの純利益率は3.9%だが、前年同期は特別利益計上により純利益率が64.8%相当まで押し上げられていたため単純比較の意味は限定的である。ROEは親会社株主帰属純利益ベースで1.3%(四半期実績、年率換算前)。【キャッシュ品質】売掛金は171.8億円で前年185.5億円から13.7億円減少した一方、棚卸資産は56.7億円で前年53.6億円から3.1億円増加し、営業債権・棚卸資産の合計は228.5億円と前年239.0億円からやや圧縮している。【投資効率】総資産回転率は0.19倍(四半期実績)で、有形固定資産652.7億円・無形資産485.1億円(うちのれん163.9億円)を含む固定資産比率は総資産の70.5%を占め、資本回転は低位で推移している。【財務健全性】自己資本比率は55.2%(自己資本1,043.2億円÷総資産1,890.6億円、前年54.7%)で前年から小幅改善、流動比率は200.4%(流動資産557.1億円/流動負債278.1億円)と短期の支払余力は厚い。有利子負債は短期69.8億円・長期367.7億円の合計437.5億円に対し現金及び預金は201.7億円である。
現金及び預金は201.7億円で前年同期末206.1億円から4.4億円減少した。有利子負債は短期借入金69.8億円で前年91.3億円から21.5億円圧縮され、返済が進捗した一方、長期借入金は367.7億円で前年380.9億円からわずかに減少している。有形固定資産は652.7億円で前年638.0億円から14.7億円増加しており、設備投資が継続していることを示す。運転資本面では、売掛金が171.8億円で前年185.5億円から13.7億円減少した一方、棚卸資産は56.7億円で前年53.6億円から3.1億円増加した。利益剰余金は882.4億円で前年879.4億円から3.0億円積み増され、配当支払後も内部留保は微増にとどまっている。全体として、短期借入金の圧縮と設備投資の継続が同時に進む中、在庫水準の増加傾向は資金効率の観点でモニタリングが必要な項目である。
当期の特別損失は0.2億円にとどまり、利益の大半は営業活動に由来する経常的な収益といえる。前年同期はTH FOODS, INC.の株式追加取得に伴う段階取得益等で特別利益合計210.0億円を計上しており、当時の親会会社株主帰属純利益219.4億円の大部分を非経常要因が占めていた。当期はこの一時的要因が消失し13.75億円へ正常化しており、当期の水準の方が実態の経常収益力に近いとみられる。営業外収益は受取配当金0.4億円・為替差益0.5億円・その他0.6億円の合計2.2億円で売上高の0.6%にとどまり、営業外費用は支払利息1.4億円を含む1.7億円で、収益は概ね営業主導である。包括利益は26.1億円(親会社株主分24.7億円)で、純利益13.75億円との差10.97億円は主に為替換算調整額+11.8億円によるもので、海外子会社の円換算評価が押し上げに寄与している。
通期計画に対する進捗率は、売上高24.7%、営業利益24.8%、経常利益27.4%、純利益(親会社株主帰属予想43.0億円に対し)32.0%となった。四半期進捗の目安である25%と比較すると、売上・営業利益はほぼ計画線上で推移している一方、経常利益・純利益はやや前倒しの進捗である。経常利益・純利益の前倒しは、営業増益に加え特別損失が0.2億円と僅少にとどまったことが背景とみられる。当四半期において業績予想・配当予想の修正はない。
会社は2026年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しており、2027年3月期予想の年間配当金24円はこの分割後ベースの金額である(分割を考慮しない場合は72円相当)。予想EPS67.99円に対する配当性向は35.3%(24円÷67.99円)で算出される。前年配当実績15円は分割前ベースのため、株式分割の影響により単純な前年比較は意味を持たない点に留意が必要である。当四半期において配当予想の修正はない。
運転資本の滞留: 売掛金171.8億円、棚卸資産56.7億円を合計すると228.5億円で、売上高比64.6%相当となる。棚卸資産は前年から3.1億円増加しており、在庫回転の動向は今後の確認ポイントとなる。
のれん・無形資産の水準: のれん163.9億円、無形資産合計485.1億円は純資産1,076.5億円に対しそれぞれ15.2%、45.1%を占める。TH FOODS, INC.の株式追加取得により発生したのれんであり、事業計画未達時には減損の可能性がある。
金利負担の増加: 支払利息は1.45億円で前年同期の0.61億円から2倍超に増加した。有利子負債437.5億円を抱える中、金利環境の変化が今後の利払い負担に影響しうる。
営業利益率は5.8%で前年同期4.2%から+1.6pt改善し、海外セグメントの営業利益は5.6億円と前年比+212.4%の急回復を示した。全社の利益率改善は海外事業の採算性向上が主因である。
親会社株主帰属純利益は前年比-93.7%と大幅減となったが、前年同期は株式追加取得に伴う段階取得益等210.0億円の特別利益を含んでいた。当期は特別損益がほぼ消失し、利益水準が経常収益力に基づく水準へ正常化したことによる見かけ上の減少である。
通期計画に対する進捗は経常利益27.4%・純利益32.0%と、四半期進捗の目安25%をやや上回るペースで推移しており、現時点で計画の妥当性は確認できる水準である。
残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード)により公表データのみから機械算出した参考レンジです。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではありません。
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 1,396円 |
| base(基準) | 1,411円 |
| bull(強気) | 1,421円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 1,649円 |
| 調整後予想EPS | 71.6円 |
| 株主資本コスト r | 9.65%(10年国債 2.65% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 35.3% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.054(同業種のガイダンス達成率実績に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.86倍 / 19.7倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,372円〜1,451円、ω±0.1で 1,403円〜1,416円。
注記:
(算出モデル: 残余利益モデル / 金利基準月: 2026-06 / 本値は将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
残余利益モデルによる機械的な算出値です。市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません。 1株あたりの値は株式分割を最新基準に調整しています。 過去分は現行のガイダンス達成率統計を用いて遡及算出しています。