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212A2026 第3四半期プライムJGAAP

フィットイージー(212A) 2026年度第3四半期決算

2026年度第3四半期の売上高は106.2億円(前年同期比+54.4%)、営業利益は25.1億円(同+41.3%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥106.2億¥68.8億+54.4%
営業利益¥25.1億¥17.7億+41.3%
経常利益¥25.4億¥17.8億+42.7%
純利益¥17.2億¥11.8億+45.7%
ROE(年換算)34.0%26.8%-

Executive Summary

売上高・利益ともに大幅な増収増益となり、成長と収益性を両立した決算である。売上高は106.2億円(前年同期比+54.4%)、営業利益は25.1億円(同+41.3%)、経常利益は25.4億円(同+42.7%)、純利益は17.2億円(同+45.7%)となった。増収率が営業利益成長率を上回り、販管費の先行増加により営業利益率は前年同期比で低下したものの、絶対額の伸びは力強い。通期会社予想に対する進捗率は売上高74.2%、営業利益71.5%、純利益69.8%と、標準的な75%水準をやや下回っており、第4四半期の収益性が計画達成の焦点となる。

業績変動要因

【売上高】売上高は106.2億円で前年同期比+54.4%と大幅な増収となった。前年同期の68.8億円から37.4億円積み増しており、事業規模の拡大が継続している。通期予想143.2億円に対する進捗率は74.2%で、標準進捗75%をわずかに下回る水準にとどまる。

【損益】営業利益は25.1億円(同+41.3%)、経常利益は25.4億円(同+42.7%)、純利益は17.2億円(同+45.7%)といずれも大幅増益となった。一方、売上総利益率は35.4%で前年同期36.5%から約1.1pt低下、営業利益率は23.6%で同25.8%から約2.2pt低下している。主因は販管費が12.5億円と前年同期比+69.0%増加し、売上高の伸び率を上回ったことにある。経常利益と純利益の差は法人税等8.1億円(実効税率31.9%)によるもので、一時的損益の影響は確認されない。増収増益であり、収益性はなお高水準だが、費用増勢によるマージン低下が観察される。

主要財務指標

【収益性】営業利益率23.6%、純利益率16.2%はいずれも前年同期(25.8%、17.2%)から低下したが、絶対水準としては高い。粗利率35.4%は前年同期36.5%から約1.1pt低下しており、原価率はほぼ横ばいの一方、販管費率が11.8%と前年同期10.8%から上昇し利益率低下の主因となっている。【キャッシュ品質】受取利息0.2億円が支払利息0.04億円を上回り、金融収支は黒字であることから、財務コストが利益を侵食する構造ではない。【投資効率】年換算ROEは34.0%と高水準で、純利益率とほぼ横ばいの総資産回転率に支えられ、財務レバレッジへの依存は限定的である。EPS(基本)は103.79円(前年74.63円)、希薄化後101.56円である。【財務健全性】自己資本比率は58.4%で前年同水準を維持し、総資産は115.8億円、純資産は67.6億円に拡大した。長期借入金は0.4億円まで圧縮され、財務レバレッジの抑制が進んでいる。

キャッシュフロー分析

CF計算書の開示はないが、貸借対照表からは資金動向の一端が読み取れる。現金及び預金は26.4億円で前年同期の32.7億円から減少している一方、売掛金は21.1億円、利益剰余金は41.0億円と前年から8.8億円増加しており、利益成長に伴う内部留保の蓄積が進んでいる。契約負債は6.4億円と前年同期の3.4億円から3.0億円増加しており、前受収益の積み上がりが運転資金の一部を支えている可能性がある。長期借入金は前年同期比で0.4億円減少しており、借入への依存を抑えつつ事業拡大を進めている点がうかがえる。

収益の質

今期の利益には特別損益等の一時的要因は見当たらず、営業利益から経常利益、純利益への推移は経常的な営業外損益と税金費用によるものである。営業外収益は0.3億円、営業外費用は0.1億円と規模が小さく、経常利益は主として本業の営業利益に支えられている。経常利益と純利益の差額8.1億円は法人税等(実効税率31.9%)によるものであり、アクルーアル面での質的な懸念は確認されない。ただし、契約負債の急増(前年同期比+88.6%)は将来のサービス提供義務を伴うため、収益認識のタイミングと履行状況の継続的な確認が望まれる。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想は売上高143.2億円(前年比+47.2%)、営業利益35.1億円(同+51.7%)、経常利益35.6億円(同+53.5%)、純利益24.7億円(同+61.8%)である。第3四半期累計の進捗率は売上高74.2%、営業利益71.5%、経常利益71.2%、純利益69.8%であり、いずれも標準的な75%水準をやや下回る。予想達成には第4四半期に売上高37.0億円、営業利益10.0億円(必要営業利益率27.0%)が求められ、これは累計実績の23.6%を上回る水準である。当四半期において業績予想の修正は行われていない。

株主還元

第2四半期配当は1株当たり26.00円で、内訳は普通配当20.00円と、東証プライム・名証プレミア市場変更を記念した記念配当6.00円である。通期配当予想は51.00円、通期EPS予想148.58円に基づく予想配当性向は約34.3%となる。第2四半期配当実績ベースでは、Q3累計純利益17.2億円に対する配当性向は25.2%である。記念配当は一時的な性格を持つため、恒常的な還元水準を評価する際は普通配当部分と区別して捉える必要がある。自社株買いに関するデータは開示されていない。

リスク要因

  1. 収益性の趨勢: 販管費が前年同期比+69.0%増と売上成長率を上回り、営業利益率は前年同期比約2.2pt低下した。費用増加が一過性の成長投資か構造的なコスト上昇かが今後の焦点となる。

  2. 通期計画達成に向けた収益性: 通期予想の営業利益進捗率は71.5%にとどまり、第4四半期には27.0%の営業利益率(累計実績23.6%を上回る水準)が必要となる。

  3. 店舗・契約関連エクスポージャー: 受入保証金19.7億円、資産除去債務1.3億円、契約負債6.4億円と、店舗展開に伴う資金拘束および将来のサービス提供義務が拡大している。流動比率197.4%、Debt/Capital比率0.6%など財務余力は大きく、緩衝材となっている。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率23.6%8.3% (3.6%–18.6%)+15.3pt
純利益率16.2%6.1% (2.3%–12.8%)+10.1pt

業種中央値を大きく上回り、収益性は業種内で上位水準にある。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)54.4%10.4% (-0.9%–19.9%)+44.0pt

売上成長率も業種中央値を大幅に上回り、業種内で突出した成長ペースにある。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 売上高+54.4%、営業利益+41.3%、純利益+45.7%と高い成長率を維持し、営業利益率23.6%・年換算ROE34.0%は業種比較でも上位水準にある。

  2. 販管費率の上昇(前年同期10.8%→11.8%)により営業利益率は前年同期比約2.2pt低下しており、成長投資の一過性・構造性の見極めが今後の注目点となる。

  3. 通期予想の営業利益進捗率は71.5%と標準進捗をやや下回り、第4四半期に必要な営業利益率27.0%の達成状況が決算上の焦点となる。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)765円
base(基準)811円
bull(強気)869円
算出前提
1株純資産(BPS)405円
調整後予想EPS155.8円
株主資本コスト r9.87%(10年国債 2.87% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向34.3%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER2.00倍 / 5.2倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 787円〜836円、ω±0.1で 799円〜829円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-08 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。