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202A2026 第3四半期グロースJGAAP

豆蔵(202A) 2026年度第3四半期決算

2026年度第3四半期の売上高は45.3億円、営業利益は19.4億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

株式会社豆蔵

情報通信・サービスその他/情報・通信業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥45.3億--
営業利益¥19.4億--
経常利益¥19.6億--
純利益¥29.4億--
ROE(年換算)124.6%--

Executive Summary

当期は特別利益の計上により純利益が大幅に押し上げられた点が最大の特徴で、本業の収益性の高さと一時的要因の影響を分けて見る必要がある。売上高45.3億円、営業利益19.4億円(営業利益率42.9%)、経常利益19.6億円、純利益29.4億円となった。純利益が経常利益を上回るのは特別利益11.8億円の計上によるもので、税引前利益31.3億円に対し法人税等は1.9億円と実効税率は約6.1%に留まっている。

業績変動要因

【売上高】売上高は45.3億円で、売上原価18.9億円を差し引いた売上総利益は26.4億円、粗利率58.2%と高水準である。セグメント情報は開示されていないため、全社ベースでの分析に留まる。

【損益】販管費7.0億円(販管費率15.3%)を吸収し、営業利益19.4億円、営業利益率42.9%と高い収益性を確保している。経常利益19.6億円に対し、特別利益11.8億円の計上により税引前利益は31.3億円に拡大、実効税率6.1%という低い税負担も加わり純利益は29.4億円に達した。特別利益は一時的要因であり、これを除いた実質的な収益力は営業利益ベースで評価する必要がある。全体としては本業の高収益性に一時的な特別利益が加わった増益決算と整理できる。

主要財務指標

【収益性】営業利益率42.9%、純利益率65.0%と極めて高水準だが、純利益率の高さは特別利益11.8億円と低い実効税率6.1%による一時的な押し上げの影響が大きい。【キャッシュ品質】キャッシュフロー計算書は開示されておらず、営業活動による現金創出力は確認できない。売掛金は13.2億円で総資産に対する比重が高まっており、利益の現金化状況は今後の開示で確認する必要がある。【投資効率】ROE(年換算)は124.6%と極めて高いが、特別利益と純資産の急拡大(前年16.5億円→当期31.5億円)が同時に生じており、一時的要因を除いた実質的な資本効率はこれより低いと考えられる。【財務健全性】自己資本比率71.1%、現金及び預金17.8億円に対し短期借入金3.0億円と、流動性・資本構成は保守的である。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書のデータは開示されていないため、BSの変動から資金動向を捉える。現金及び預金は前年3.5億円から当期17.8億円へ大幅に増加しており、資金は十分に積み増されている。一方で売掛金・受取手形も13.2億円と大きく増加しており、売上規模に対する伸びが目立つため、増加した現金の一部は営業活動由来の回収というよりも他の要因(増資、株式売却等の可能性を含む)による面も考えられる。有形固定資産・無形固定資産も前年比で大きく増加しており、投資活動の拡大がうかがえる。総じて資金は潤沢だが、営業活動そのものによる現金創出力は本データからは検証できない。

収益の質

当期純利益29.4億円のうち、経常利益19.6億円を上回る部分は主に特別利益11.8億円の計上に起因しており、経常的な収益力と一時的要因を区別して評価する必要がある。営業外収益は0.2億円、営業外費用は0.1億円と規模は小さく、経常利益と営業利益の差は僅少である。税引前利益31.3億円に対し法人税等は1.9億円で実効税率は約6.1%と低く、この点も純利益を押し上げる一因となっている。売掛金が前年比で急増しており、売上の一部が未回収のまま利益計上されている可能性があり、アクルーアルの観点からは利益の現金化状況を継続してモニタリングする必要がある。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高74.4億円、営業利益23.9億円、経常利益23.9億円、純利益32.1億円である。当期(Q3累計)は売上高45.3億円で通期予想の60.9%、純利益29.4億円で通期予想の91.7%まで進捗している。純利益の進捗が売上・営業利益に比して大きく先行しているのは特別利益11.8億円の計上によるもので、残り期間では特別項目の寄与が薄れることで進捗ペースが緩やかになる可能性がある。

株主還元

配当予想は期末30.00円である。当期純利益29.4億円と発行済株式数16,050千株から算出される配当性向は約16.4%(30.00円×16,050千株÷29.4億円)で、保守的な水準にある。現金及び預金17.8億円を有しており、配当支払余力は十分であるとみられる。

リスク要因

  1. 利益の一時性リスク: 純利益29.4億円のうち特別利益11.8億円が大きく寄与しており、この項目が剥落した場合、純利益率・ROEは大幅に低下する可能性がある。

  2. 売掛金増加によるキャッシュ化遅延リスク: 売掛金・受取手形は前年0.6億円から当期13.2億円へ急増しており、売上規模に対して回収サイクルが長期化している可能性がある。

  3. 短期資金調達構造のリスク: 短期借入金は前年1.0億円から当期3.0億円へ増加し、固定負債0.1億円に対し流動負債12.7億円と負債が短期に集中している。現金17.8億円は当該負債を十分に上回るが、調達構造の変化はモニタリングが必要である。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率42.9%8.3% (3.6%–18.6%)+34.6pt
純利益率65.0%6.1% (2.3%–12.8%)+58.8pt

営業利益率・純利益率とも業種中央値を大きく上回るが、純利益率の差は特別利益の影響を含むため、営業利益率の優位性がより実態に近い比較といえる。

※出所: 当社集計

決算上の注目ポイント

  1. 営業利益率42.9%、粗利率58.2%という高い収益性は本業の採算性の強さを示すが、純利益率65.0%は特別利益と低実効税率による一時的な押し上げを含んでおり、経常的な収益力とは区別して捉える必要がある。

  2. 総資産は前年18.2億円から当期44.2億円へ倍増し、現金・売掛金・利益剰余金がいずれも大幅に増加している。資金基盤は拡大しているが、売掛金の急増は運転資本管理の観点から継続的な確認が求められる。

  3. 通期予想に対し純利益は91.7%まで進捗しているが、これは特別利益の計上が主因であり、残り期間の進捗ペースは特別項目の有無によって変動しうる。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)518円
base(基準)518円
bull(強気)518円
算出前提
1株純資産(BPS)196円
調整後予想EPS98.1円
株主資本コスト r10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向15.0%
予想EPSの信頼度調整×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく)
implied PBR / PER2.64倍 / 5.3倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 502円〜535円、ω±0.1で 507円〜535円。

注記:

  • 通期予想に対する純利益の進捗(92%)が標準(75%)を上回るため、予想EPSを上限+10%の範囲で上方調整しています(進捗が先行する企業は予想を上回る傾向があるため。季節性の強い事業では調整が過大になる場合があります)。
  • 予想ROEが高いため、算出上はROE 50%を上限として扱っています(シナリオ間の差が小さく表示される場合があります)。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。