投資のはじめの一歩中学生向け
リスクってなに?|投資で損することもある理由
リスクとリターンの関係を、身近なお金やガチャの例で学べる入門記事だよ。中学生でもわかる言葉で、計算の考え方もやさしく説明するよ。
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リスクリターン中学生
目次
リスクは「ゆれ」のことだよ。お金がふえたりへったりするゆれだね。大きくゆれると、もうかる日もあれば、へこむ日もあるよ。
リターンは「結果」だよ。どれくらいもうかったか、どれくらいへったか。その合計のことだね。プラスもマイナスもあるよ。
投資はこの2つのセットだよ。ゆれが大きいと、当たれば大きい。外れると大きく減る。ゆれが小さいと、じわじわ進む。かわりに一気にはふえにくいよ。
たとえ話をするね。自販機でいつも100円の水を買うとするよ。これはリスクが小さいね。出てくる物も値段もいつも同じだよ。いっぽう、ゲームのレアガチャはどうかな。すごいアイテムが出るかも。でもハズレもあるね。これはリスクが大きいよ。
投資は未来が分からないよ。だから、同じ商品でも日によって値段が動くんだ。ゆれの大きさを知らないと、ドキドキしすぎてやめたくなる。チャンスの場面でも手が止まるよ。
リスクを知ると、心の準備ができるよ。どこまでのゆれなら大丈夫か。自分のルールが作れるんだ。たとえば「月のおこづかいの一部だけでやる」とかね。
もう一つ理由があるよ。高いリターンだけをねらうと、落とし穴にはまることがある。上がる時は気分が上がる。でも下がる時に全部手ばなす人も多いんだ。リスクを先に見ると、落ちついた行動ができるよ。
ここでは「期待値」と「ばらつき」をかんたんに考えるよ。
期待値とは「平均的な見込み」だよ。何回もくり返したら、だいたいどれくらいになりそうかの数字だね。
例1: コイン投げゲームだよ。表なら100円もらえる。裏なら100円はらう。
このゲームは平均するとプラマイゼロだね。でも1回ごとにはゆれるよ。これがリスクだよ。
例2: ガチャの例だよ。レア1%で3000円ぶんの価値。ノーマル99%で0円ぶんの価値。1回300円。
期待値 = (0.01 × 3000) + (0.99 × 0) - 300 = 30 - 300 = -270平均的には270円のマイナスだね。レアが出たらうれしい。でも全体ではマイナスになりやすいよ。これもリスクがあるってことだね。
次は「ゆれの大きさ」だよ。これはばらつきのこと。むずかしい式は出さないね。ざっくりの見方を覚えよう。
かんたんな目安を作ろう。1か月で動く幅をイメージするんだ。たとえば、毎月の値段が、だいたい10%くらい動く商品があるとするよ。1000円が900〜1100円に動くイメージだね。
考えてみようクイズ1
答えはAだね。同じ確率でも、動く幅が大きいからだよ。
ケース1: おこづかい投資ごっこだよ。手元に1000円あるね。2つの選び方があるよ。
期待値を出してみよう。
プランXの期待値 = (0.3 × 200) + (0.7 × -100) = 60 - 70 = -10 プランYの期待値 = 20プランYの方が平均では良いね。だけど、Xは当たると大きいよ。ここで大事なのは、自分の気持ちだよ。はずれても平気かどうか。目的は何かだね。
ケース2: ゲーム課金の置きかえだよ。1回300円のガチャがあるとするね。レアが出るとゲームが一気に楽になる。毎日の時間が30分短くなる気がする。30日で15時間だね。
お金と時間をくらべて考えてみよう。300円で時間がどれくらい得か。ここでもリスクがあるよ。レアが出ないかもしれないからね。出なかったら、時間は得られないよ。
ケース3: 分けて買う作戦だよ。1000円を一度に使うか、250円ずつ4回に分けるか。分けると、値段のゆれをならせることがあるよ。高い日に全部買うリスクをへらせるんだ。
考えてみようクイズ2
答えは分ける方だね。これを分散と呼ぶよ。むずかしく聞こえるけど、実はシンプルだよ。卵を一つのカゴに入れないってことだよ。
考えてみようチェック
この3つを決めると、行動しやすいよ。
リスク: お金が増えたり減ったりするゆれの大きさのこと。良い方にも悪い方にも動く可能性をふくむ。
リターン: 投資の結果として手に入るもうけや損のこと。プラスもマイナスもある。
期待値: 何回もくり返した時の平均的な見込みのこと。大きいほど平均的には有利になる。
分散: お金や買うタイミングを分けて、ゆれを小さくする考え方。卵を一つのカゴに入れないというたとえで有名。