| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥50.5億 | ¥47.9億 | +5.4% |
| 営業利益 | ¥0.6億 | ¥0.4億 | +60.1% |
| 経常利益 | ¥1.4億 | ¥1.2億 | +13.5% |
| 純利益 | ¥0.9億 | ¥0.8億 | +11.3% |
| ROE | 2.8% | 2.6% | - |
2026年度第3四半期単体業績は、売上高50.5億円(前年比+2.5億円 +5.4%)、営業利益0.6億円(同+0.2億円 +60.1%)、経常利益1.4億円(同+0.2億円 +13.5%)、純利益0.9億円(同+0.1億円 +11.3%)と増収増益で着地した。営業利益は販管費の効率改善により大幅拡大し、受取配当金0.4億円を含む営業外収益が経常利益を下支えした。総資産は53.6億円(前年比+3.6億円)、純資産は32.1億円(同+1.2億円)へ増加し、自己資本の積み上がりが確認される。売上総利益率14.2%、営業利益率1.2%と本業収益性は限定的だが、営業外収益の寄与によりROEは2.8%を確保している。
【収益性】ROE 2.8%(前年値なし、業種中央値4.0%を下回る)、ROA 2.2%(業種中央値と同水準)、営業利益率1.2%(前年値なし、業種中央値2.8%を下回る)、純利益率1.8%(業種中央値1.8%と同水準)。EBITマージン1.2%で本業収益性は限定的。売上総利益率14.2%に対し販管費率13.0%で営業利益を確保。受取配当金0.4億円が営業外収益の主体で、経常利益への寄与は0.8億円。【キャッシュ品質】現金及び預金3.0億円、流動資産37.8億円で流動負債18.4億円に対するカバレッジは2.05倍。短期負債カバレッジは十分だが、営業CF開示なく利益の現金裏付けは未確認。【投資効率】総資産回転率0.94回転、ROIC 1.5%と資本効率は低位。投資有価証券12.2億円(総資産比22.8%)を保有し、その他有価証券評価差額金4.0億円が純資産に計上されている。【財務健全性】自己資本比率59.8%(前年61.7%から微減、業種中央値47.3%を上回る)、流動比率205.2%、当座比率185.6%で流動性は良好。負債資本倍率0.67倍と保守的。インタレストカバレッジ48倍で利払い余力は高い。運転資本19.4億円を保有し短期資金需要に対する余裕度は高い。
現金及び預金は前年比で詳細不明ながら3.0億円を保有し、流動資産は37.8億円で流動負債18.4億円に対し十分なバッファを確保している。運転資本の変動では、買掛金が前年7.5億円から9.8億円へ+2.2億円(+29.7%)と大幅増加し、仕入債務の拡大または支払サイト延長による運転資本効率改善を示唆している。売掛金15.0億円、棚卸資産3.6億円の水準は一定で、在庫・債権回転に大きな変化は見られない。投資有価証券は前年15.6億円から12.2億円へ-3.4億円減少しており、一部売却または時価評価の変動があったと推測される。その他有価証券評価差額金4.0億円の計上から、含み益は引き続き保有していることが確認できる。短期負債に対する現金カバレッジは流動比率2.05倍で流動性は十分であり、買掛金増加による支払義務増加にも対応可能な財務基盤を維持している。営業CF開示がないため利益の現金転換率は未確認だが、受取配当金0.4億円が経常収益の一部を構成しており、一定のキャッシュインフローが見込まれる。
経常利益1.4億円に対し営業利益0.6億円で、営業外純増益は約0.8億円。内訳は営業外収益0.8億円で、その大半は受取配当金0.4億円と推定される金融収益である。営業外収益が売上高の1.5%を占め、本業利益率1.2%と比較すると営業外収益への依存度が高い構造にある。営業利益段階の収益性が限定的で、投資有価証券からの配当収入が利益を下支えしている点は、経常的ではあるが本業由来の収益の質としては弱い。税引前当期純利益は1.4億円で特別損益の影響は軽微である。営業CF開示がないため現金裏付けの評価は制約されるが、買掛金の増加+2.2億円が短期的に運転資本効率を改善し、キャッシュアウトを抑制した可能性がある。受取配当金は確実性の高いキャッシュインフローであるため、収益の現金化率は一定程度確保されていると推測される。全体として、営業利益の絶対額が小さく営業外収益への依存が目立つため、収益の質は限定的である。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ)当社のROE 2.8%は業種中央値4.0%(IQR 2.1%~8.7%、N=14社)を下回り、業種内では下位に位置する。営業利益率1.2%は業種中央値2.8%(IQR 1.2%3.5%)の下限付近であり、収益性の改善余地が大きい。純利益率1.8%は業種中央値1.8%と同水準で標準的である。売上高成長率+5.4%は業種中央値+1.1%(IQR -5.7%+8.6%)を上回り、成長性では業種内で相対的に良好な位置にある。自己資本比率59.8%は業種中央値47.3%(IQR 41.8%53.2%)を大幅に上回り、財務健全性は業種内で上位である。流動比率2.05倍も業種中央値1.84倍(IQR 1.612.31)を上回り、短期流動性は業種平均以上を確保している。ROA 2.2%は業種中央値2.2%と同水準で標準的な資産効率である。当社は財務健全性と成長性では業種内で優位にあるが、収益性(ROE、営業利益率)では劣後しており、本業収益力の強化が業種内競争力向上の鍵となる。(業種: 卸売業、比較対象: 2025年第3四半期、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。