| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥419.7億 | ¥393.6億 | +6.6% |
| 営業利益 | ¥25.6億 | ¥15.8億 | +62.7% |
| 経常利益 | ¥29.1億 | ¥18.7億 | +55.7% |
| 純利益 | ¥28.7億 | ¥24.0億 | +19.3% |
| ROE | 6.1% | 5.3% | - |
2026年度Q3決算は、売上高419.7億円(前年比+26.1億円 +6.6%)、営業利益25.6億円(同+9.8億円 +62.7%)、経常利益29.1億円(同+10.4億円 +55.7%)、純利益28.7億円(同+4.7億円 +19.3%)となった。営業利益が前年15.8億円から25.6億円へ大幅増となり、営業利益率は3.8%から6.1%へ2.3pt改善した。経常利益には営業外収益3.5億円が寄与し、純利益には有価証券売却益5.6億円の特別利益が貢献している。総資産は801.9億円(前年比+111.6億円)、純資産は472.6億円(同+19.1億円)に増加した。売上増とコスト管理の改善で収益性が向上したが、有価証券売却益などの非反復要因が純利益の一部を構成している点に留意が必要である。
【収益性】ROE 6.1%(前年5.8%から改善)、営業利益率 6.1%(前年4.0%から+2.1pt)、純利益率 6.8%(前年6.1%から+0.7pt)。総資産利益率は年率換算で4.8%相当。営業利益の大幅増(+62.7%)が収益性改善を牽引したが、有価証券売却益5.6億円の特別利益が純利益を押し上げた影響は19.6%に相当し、非反復的要因を除いた営業本源の持続性確認が必要。【キャッシュ品質】現金預金141.5億円で短期借入金90.0億円に対するカバレッジは1.57倍。流動資産348.8億円、流動比率205.8%で短期流動性は良好。売掛金38.6億円(前年比+28.4%)と買掛金17.7億円(同+57.9%)が増加し運転資本は拡大傾向。【投資効率】総資産回転率 0.523倍で前年並み。財務レバレッジは1.70倍と保守的水準。【財務健全性】自己資本比率 58.9%(前年65.7%から低下)、有利子負債90.0億円は全額短期借入金で構成。負債資本倍率 0.70倍、ネットデット/EBITDA倍率は現金潤沢によりマイナス圏。短期負債比率100%は借換え集中リスクとなる点が最大の懸念要素。
キャッシュフロー計算書データは開示されていないため、貸借対照表の推移から資金動向を分析する。現金預金は前年117.5億円から141.5億円へ+24.0億円増加し、営業増益が資金積み上げに寄与したと推定される。運転資本面では売掛金が+8.5億円、買掛金が+6.5億円増加し、売上拡大に伴う運転資本需要の増加が確認できる。投資活動面では建設進行中資産が前年25.3億円から9.1億円へ減少しており、一部プロジェクトの完工や処分が進んだと見られる。有価証券売却益5.6億円が計上されており、資産売却による資金回収が実施された。財務活動面では短期借入金は90.0億円で前年と同水準を維持し、大規模な借入増減はない。自己株式が0.9億円から4.1億円へ増加しており、自社株買いの可能性が示唆される。短期借入金に対する現金カバレッジは1.57倍で当面の返済能力は確保されているが、全有利子負債が短期集中している点は借換え計画の確認が必要である。
経常利益29.1億円に対し営業利益25.6億円で、営業外純益は約3.5億円となった。営業外収益の内訳は開示されていないが、受取配当金・受取利息等の金融収益が主体と推定される。特別利益として有価証券売却益5.6億円が計上されており、これは純利益28.7億円の19.6%に相当する。非反復的な有価証券売却益を除くと、営業本源の純利益は23億円程度となり、純利益率は5.5%相当に低下する。税引前利益29.4億円に対する法人税等は0.7億円で実効税率約2.4%と非常に低く、税効果や繰延税金資産の取り崩しの影響が推定される。営業利益率は6.1%と前年4.0%から改善しているが、業種中央値8.2%を下回る水準であり、コスト管理のさらなる改善余地がある。営業キャッシュフローの開示がないため収益の現金裏付けは確認できないが、現金預金の増加と売掛金増加の動向から、一定の現金創出力は確認できると見られる。総じて営業利益の改善は評価できるが、特別利益依存と低税率の影響を除いた持続的な収益力は営業CFで確認する必要がある。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) ヘルスケア業種44社の2025年Q3データとの比較では以下の位置づけとなる。収益性: 営業利益率6.1%は業種中央値8.2%を2.1pt下回り、IQR下限5.2%を若干上回る水準で業種内では中位から下位に位置する。純利益率6.8%は業種中央値5.7%を1.1pt上回り、IQR範囲内(3.1%〜9.1%)の中央やや上に位置するが、特別利益を除くと5.5%相当で中央値並みとなる。ROE 6.1%は業種中央値9.7%を3.6pt下回り、IQR下限3.9%を上回るものの業種内では低位に位置する。健全性: 自己資本比率58.9%は業種中央値49.0%を9.9pt上回り、IQR範囲内(38.8%〜66.3%)の上位に位置し、財務安全性は相対的に高い。流動比率205.8%(2.06倍)は業種中央値2.06倍とほぼ同水準で標準的な流動性を確保している。ネットデット/EBITDA倍率はマイナス圏で業種中央値-1.75を下回る(現金超過が大きい)水準にあり、財務余力は良好。効率性: 総資産利益率4.8%相当は業種中央値4.7%とほぼ同水準で標準的。成長性: 売上成長率+6.6%は業種中央値9.5%を2.9pt下回り、IQR下限2.7%を上回るが成長ペースは業種内で中位から下位に位置する。総じて、財務健全性は業種内で良好な水準にあるが、収益性・成長性では業種中位からやや下位に位置し、特に営業利益率の改善余地が大きい。 ※業種: ヘルスケア(44社)、比較対象: 2025年Q3、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。