クイックビュー
| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥16.2億 | ¥13.9億 | +17.2% |
| 営業利益 | ¥2.3億 | ¥1.1億 | +121.5% |
| 経常利益 | ¥2.8億 | ¥1.3億 | +109.0% |
| 純利益 | ¥1.9億 | ¥0.6億 | +194.6% |
| ROE(年換算) | 7.6% | 2.6% | - |
Executive Summary
増収に加え、大幅な営業増益と前年同期の一時的損失の反動が重なり、最終利益が大きく改善した。売上高は16.25億円(前年同期13.86億円、+17.3%)、営業利益は2.32億円(同1.05億円、+121.5%)、経常利益は2.81億円(同1.34億円、+109.0%)、純利益は1.90億円(同0.64億円、+194.6%)となった。増益の主因は売上拡大に伴う営業レバレッジと売上原価の抑制であり、加えて前年同期に計上した固定資産除売却損0.52億円が当期は0.01億円に縮小したことも純利益の伸びを押し上げた。
業績変動要因
【売上高】売上高は16.25億円で前年同期比+17.3%。セグメント別ではSenbonmatsuBokujoが7.40億円と最大の売上規模を占め、FudosanJigyo3.27億円、HokenJigyo3.07億円、GolfJigyo2.53億円が続く。不動産事業は利益率60.2%と極めて高く、全社の増益に大きく寄与したとみられる。
【損益】営業利益は2.32億円(同+121.5%)、営業利益率は14.3%と前年同期7.6%から大幅改善した。経常利益は2.81億円(+109.0%)で、営業外収益0.60億円(受取配当金0.11億円含む)が経常利益を押し上げた。純利益は1.90億円(+194.6%)で、前年同期にあった特別損失0.52億円が当期0.01億円に縮小したことも寄与している。増収増益である。
セグメント別分析
セグメント別営業利益率はFudosanJigyoが60.2%と最も高く、売上規模3.27億円に対し営業利益2.00億円を計上し、全社営業利益2.32億円の中核を占める。HokenJigyoも38.5%と高採算であり、売上3.07億円に対し営業利益1.20億円。一方、売上規模最大のSenbonmatsuBokujo(7.40億円)は利益率12.5%、GolfJigyo(2.53億円)は6.2%にとどまり、事業間で採算性に大きな差がある。全社の高収益性は不動産・保険事業の高マージンに支えられている構図であり、牧場・ゴルフ事業の採算改善が今後の利益率のさらなる向上の余地となる。
主要財務指標
【収益性】営業利益率14.3%(前年同期7.6%)、純利益率11.7%(前年同期4.6%)と大幅に改善し、いずれも前年から大きく水準が上がった。【キャッシュ品質】営業外収益は売上高の3.7%相当で、受取配当金0.11億円を含み経常収益の質を補完している。特別損失は0.01億円と僅少で、前年同期の0.52億円から大幅縮小しており、当期利益は本業要因が中心である。【投資効率】年換算ROEは7.6%で、総資産の87.6%を固定資産が占める資産集約的な構造から総資産回転率は低く、高い純利益率が資本効率全体には十分反映されていない。【財務健全性】自己資本比率は51.2%(前年同期50.1%)、流動比率200.9%、当座比率188.4%であり、短期・長期の財務基盤は安定している。
キャッシュフロー分析
CF計算書の個別開示はないが、BS推移から資金動向を確認できる。現金及び預金は16.88億円で前年同期の19.40億円から2.53億円減少している一方、純資産は99.84億円と前年同期の98.65億円から1.19億円増加しており、利益の内部留保が進んでいる。長期借入金は28.48億円で前年同期28.58億円から小幅減少し、有利子負債の圧縮傾向が見られる。流動資産24.26億円が流動負債12.07億円を大きく上回る状態が維持されており、当期の利益拡大にもかかわらず現金水準がやや低下している点は、投資や借入返済など資金使途の内訳を注視する必要がある。
収益の質
当期の利益改善は本業の採算改善と一時的要因の縮小という二つの要素で構成されている。営業利益率は売上総利益率の457bp改善を伴って14.3%へ拡大しており、売上拡大に依存しない構造的な収益性向上が確認できる。一方で、純利益の前年比+194.6%という高い伸び率には、前年同期に計上された固定資産除売却損0.52億円が当期0.01億円へ縮小した反動が含まれ、この部分は一時的要因として区別すべきである。営業外収益0.60億円のうち受取配当金0.11億円は投資先の配当方針に依存する収益であり、本業収益ほどの安定性は保証されない。従って、営業利益ベースの増益は持続性の評価に適するが、純利益の伸び率をそのまま基調的な成長率とみなすことには留意が必要である。
業績予想・ガイダンス
通期予想に対するQ1進捗率は、売上高26.2%、営業利益36.8%、経常利益38.5%、純利益38.0%であり、いずれも標準的な25%進捗を上回っている。特に営業利益・経常利益・純利益の進捗は10ポイント超の上振れとなっている一方、会社の通期予想自体は前年比で営業利益+2.1%、経常利益△0.7%、純利益+0.4%と保守的な設定にとどまる。Q1の高い増益率がそのまま通年で継続するとは会社計画上想定されておらず、今後の四半期での利益率動向および特別損益の発生状況が進捗評価の焦点となる。
株主還元
通期の配当予想は1株24.00円、通期EPS予想119.39円であり、配当金のみに基づく予想配当性向は20.1%となる。期中平均株式数4,188,075株を用いた年間配当総額は概算約1.01億円で、通期純利益予想5.00億円に対する負担は軽い。利益剰余金46.97億円を背景とした資本蓄積の観点からも配当の持続性に懸念は小さい。自社株買いに関するデータは開示されておらず、本レポートでは配当性向のみを記載する。
リスク要因
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資産集約型事業構造のリスク: 固定資産が総資産の87.6%を占め、土地91.47億円・有形固定資産158.99億円を保有する構造のため、施設稼働率や維持更新コストの変動が収益性・資産効率に影響しうる。
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高採算の持続性に関するリスク: Q1営業利益率は14.3%へ改善したが、通期営業利益予想の前年比伸び率は+2.1%にとどまる。Q1の高採算が通年で平準化する可能性がある。
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営業外収益の再現性リスク: 経常利益は営業外収益0.60億円(受取配当金0.11億円含む)に一部支えられており、投資先の配当方針や市場環境の変化が経常利益に影響し得る。
業種ベンチマーク(参考・当社調べ)
業種ベンチマーク(healthcare)
収益性・リターン
| 指標 | 自社 | 中央値 (IQR) | Delta |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 14.3% | – | – |
| 純利益率 | 11.7% | – | – |
業種中央値データが未整備のため、自社数値のみでの位置づけ評価は困難である。
※出所: 当社集計
決算上の注目ポイント
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売上高+17.3%に対し営業利益は+121.5%となり、営業利益率は前年同期比670bp改善して14.3%に達した。売上総利益率も457bp上昇しており、単純な規模拡大以上の採算改善が確認できる。
-
通期予想に対する進捗率は営業利益36.8%、純利益38.0%と、Q1として高水準にある一方、通期予想自体は前年比小幅増益にとどまるため、以降の四半期の利益率動向が計画達成・上振れの判断材料となる。
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純利益+194.6%には、前年同期の固定資産除売却損0.52億円が当期0.01億円へ縮小した反動が含まれるため、本業の増益(営業利益ベース)と一時的要因を区別して捉える必要がある。
理論株価(参考値)
| シナリオ | 理論株価 |
|---|---|
| bear(弱気) | 2,004円 |
| base(基準) | 2,043円 |
| bull(強気) | 2,055円 |
| 算出前提 | 値 |
|---|---|
| 1株純資産(BPS) | 2,384円 |
| 調整後予想EPS | 131.3円 |
| 株主資本コスト r | 10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%) |
| 残余利益の持続係数 ω / 明示予測 | 0.62 / 5年 |
| 想定配当性向 | 20.1% |
| 予想EPSの信頼度調整 | ×1.100(通期予想に対する進捗の先行に基づく) |
| implied PBR / PER | 0.86倍 / 15.6倍 |
感応度: 株主資本コスト±1%で 1,987円〜2,102円、ω±0.1で 2,032円〜2,050円。
注記:
- 通期予想に対する純利益の進捗(38%)が標準(25%)を上回るため、予想EPSを上限+10%の範囲で上方調整しています(進捗が先行する企業は予想を上回る傾向があるため。季節性の強い事業では調整が過大になる場合があります)。
- 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
- 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
- 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。
(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。