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95622026 第1四半期グロースJGAAP

ビジネスコーチ(9562) 2026年度第1四半期決算

2026年度第1四半期の売上高は4.2億円(前年同期比-20.7%)、営業損失は1,700万円(赤字転落)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥4.2億¥5.3億−20.7%
営業利益−¥0.2億¥0.7億+110.2%
経常利益−¥0.2億¥0.8億+139.5%
純利益−¥0.2億¥0.6億−127.9%
ROE(年換算)−4.8%31.0%-

Executive Summary

2026年9月期第1四半期は、減収局面で販管費負担が拡大し、前年同期の営業黒字から営業赤字へ転じた決算となった。売上高は4.2億円で前年同期比20.7%減、営業利益は前年同期の0.7億円から-0.2億円へ悪化、経常利益も0.8億円から-0.2億円となった。純利益は前年同期の0.6億円から-0.2億円の損失となり、YoY-127.9%である。粗利益率は66.3%と前年同期比で改善したものの、販管費率が70.3%まで上昇し利益を圧迫した。

業績変動要因

【売上高】売上高は4.2億円で前年同期比20.7%減少した。セグメント別の売上構成データは開示されていないが、通期予想21.0億円に対する進捗率は20.1%であり、標準的な四半期進捗率25%を下回る。通期予想は前期比+4.8%増収を見込むため、第2四半期以降での回復が前提となる。

【損益】売上原価は1.4億円に抑制され、粗利益率は66.3%となり前年同期から改善した。一方、販管費は3.0億円と前年同期比14.3%増加し、販管費率は70.3%へ大きく上昇した。この結果、営業利益は-0.2億円、経常利益も-0.2億円となり、営業外損益に大きな影響はなく本業の悪化がそのまま反映された。純利益も-0.2億円の損失で、減収減益の決算である。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-4.0%、純利益率は-3.8%で、いずれも前年同期の13.7%、10.7%から大幅に悪化した。粗利益率は66.3%で前年同期の62.7%から改善しており、原価管理自体は進んでいる。【キャッシュ品質】契約負債は0.2億円で売上高の約4.7%に相当し、仕掛品0.04億円は在庫項目の大半を占めるが金額的重要性は小さい。【投資効率】ROE(年換算)は-4.8%であり、資本増強により純資産が拡大した一方、収益化が遅れている。【財務健全性】自己資本比率は89.6%、流動比率は801.5%相当と極めて高く、現金及び預金9.8億円は総資産の64.1%を占める。負債資本倍率は0.12倍と低く、財務基盤は保守的である。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書のデータは示されていないが、BS推移から資金動向を確認できる。現金及び預金は9.8億円で前年同期の4.8億円から約5.0億円増加した。この増加は資本金・資本剰余金がそれぞれ3.4億円増加していることと整合的であり、資本調達を通じた資金拡充が主因とみられる。一方、利益剰余金は3.1億円で前年同期比0.7億円減少しており、四半期の純損失が内部留保を圧迫している。手元流動性は厚く、流動負債1.6億円に対して現金及び預金は約6.2倍の水準にあり、短期的な資金繰りへの懸念は小さい。

収益の質

今回の損益悪化は特別損益によるものではなく、本業の販管費増加による構造的な要因である。営業外収益・営業外費用はいずれも僅少で、経常利益と純利益(当期純損失-0.2億円)の乖離も小さく、営業損益の悪化がほぼそのまま最終損益に反映されている。粗利益率が66.3%まで改善している点は収益構造の質の面で評価できるが、販管費率が70.3%まで上昇したことで営業レバレッジが逆方向に作用した。包括利益は-0.2億円で純利益とほぼ一致しており、その他の包括利益要因による大きな乖離は見られない。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高21.0億円(前期比+4.8%)、営業利益3.0億円(同+83.1%)、経常利益3.0億円(同+68.1%)である。第1四半期の売上進捗率は20.1%、営業利益・経常利益はいずれも四半期で損失計上となっており、標準的な進捗率25%を下回っている。通期計画の達成には、第2四半期以降の売上回復に加え、販管費率の大幅な正常化が必要となる。業績予想の修正は行われていないが、配当予想には株式分割を考慮した修正がある。

株主還元

2026年9月期の予想年間配当金は、2026年4月1日付の1株を3株とする株式分割を考慮した後の金額で17円である。分割を考慮しない場合の年間配当金は51円となる。予想EPS48.71円に基づく予想配当性向は約34.9%であり、配当のみを基準とすれば持続可能性目安の60%未満に収まる。ただし第1四半期はEPS-13.48円の損失であり、配当実行余力は通期での利益回復に依存する。現金及び預金9.8億円と低い負債資本倍率0.12倍は、配当支払いに対する財務的な余力を支えている。自社株買いに関する開示はない。

リスク要因

  1. 売上回復リスク: 売上高は前年同期比20.7%減少し、通期予想に対する進捗率は20.1%と標準進捗を下回る。第2四半期以降の受注・稼働回復が通期計画達成の前提となる。

  2. 販管費先行リスク: 販管費は前年同期比14.3%増加し、販管費率は70.3%まで上昇した。売上減少局面で固定費が先行しており、赤字が長期化する可能性がある。

  3. 資本効率リスク: 年換算ROEは-4.8%、営業利益率は-4.0%であり、資本調達により純資産が拡大した一方、投下資本の収益化が遅れている。改善の進度をモニタリングする必要がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−4.0%12.1% (6.7%–26.0%)−16.1pt
純利益率−3.9%9.9% (3.9%–17.0%)−13.8pt

自社の収益性は業種中央値を大きく下回り、赤字水準にある点で業種内では下位に位置する。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)−20.7%11.9% (3.6%–25.6%)−32.6pt

業種全体が増収傾向にある中、自社は減収となっており、成長性の面でも業種内で下位に位置する。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 粗利益率は前年同期比で改善したが、販管費率の急上昇により営業利益率は-4.0%へ低下している。原価管理は進んでいるものの、固定費吸収力の低下が業績悪化の主因である。

  2. 現金及び預金9.8億円、自己資本比率89.6%、負債資本倍率0.12倍という保守的な財務基盤が、収益悪化局面での耐性を支えている。

  3. 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高20.1%、営業利益・純利益はともに赤字であり、標準進捗を下回っている。通期計画達成には残り3四半期での大幅な収益性改善が必要となる。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)820円
base(基準)829円
bull(強気)840円
算出前提
1株純資産(BPS)973円
調整後予想EPS51.1円
株主資本コスト r10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向34.9%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER0.85倍 / 16.2倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 806円〜852円、ω±0.1で 824円〜832円。

注記:

  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。