| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥29491.2億 | ¥31526.2億 | -6.5% |
| 営業利益 | ¥3877.8億 | ¥3998.4億 | -3.0% |
| 経常利益 | ¥4629.1億 | ¥4559.8億 | +1.5% |
| 純利益 | ¥3443.5億 | ¥3937.9億 | -12.6% |
| ROE | 10.1% | 12.7% | - |
2026年度Q3決算は、売上高29,491億円(前年比-2,035億円 -6.5%)、営業利益3,878億円(同-121億円 -3.0%)、経常利益4,629億円(同+69億円 +1.5%)、純利益3,444億円(同-494億円 -12.6%)となった。売上減少は燃料費調整の正常化と燃料単価低下による販売単価下落が主因だが、営業利益の減少幅は売上減の半分程度に抑制され、営業利益率は前年の12.7%から13.2%へ約0.5ポイント改善した。経常段階では為替差益340億円、受取配当187億円、持分法投資利益280億円など非営業収益が寄与し増益を確保。純利益は特別利益として子会社株式売却益630億円を計上したものの、前年の税金費用水準との比較で減益となった。
【収益性】ROE 9.9%(前年10.8%から低下、自社過去5年の営業利益率平均13.1%と同水準)、営業利益率13.2%(前年12.7%から+0.5pt改善)、純利益率11.7%(前年12.5%から-0.8pt)。5因子デュポン分解ではEBITマージン13.2%、税負担係数0.733、金利負担係数1.197、総資産回転率0.304回、財務レバレッジ2.83倍。非営業利益がEBITを上回る水準でEBTを1.2倍に押し上げた。【キャッシュ品質】現金預金7,136億円、短期負債カバレッジ4.6倍(現金は短期借入金1,561億円の4.6倍)。インタレストカバレッジ12.4倍で金利耐性は良好。【投資効率】総資産回転率0.30回(前年0.33回から低下)、総資産96,909億円は前年比+0.4%とほぼ横ばい。【財務健全性】自己資本比率35.3%(前年32.2%から+3.1pt改善)、流動比率115.0%、当座比率92.8%、負債資本倍率1.83倍、Debt/Capital 41.4%。有利子負債は長期借入金22,554億円、社債13,781億円を中心に構成され、支払利息312億円の増加にもかかわらず金利負担は十分吸収可能。
営業CFは純利益3,444億円に対しインタレストカバレッジ12.4倍と利益の現金裏付けは強固。現金預金は前年比-2,288億円(-24.3%)減少し7,136億円となったが、これは運転資本の正常化と投資・財務活動への配分を反映。買掛金は-788億円(-33.6%)減少し1,557億円となり、燃料・電力調達負担の低下と市況沈静化による支払債務縮小が確認できる。売掛金も-103億円(-20.6%)減の395億円へ縮小し、単価低下と需要動向を反映。利益剰余金は+2,735億円(+14.2%)増加し22,026億円へ積み上がり、高水準の純利益が内部留保を強化した。特別利益として子会社株式売却益630億円を計上し、キャッシュ創出に寄与。社債は-702億円(-4.8%)減少し13,781億円となり、資本構成の改善が進行。短期負債に対する現金カバレッジは4.6倍で流動性は十分であり、長期有利子負債の平均満期は長めと推定される。
経常利益4,629億円に対し営業利益3,878億円で、非営業純増は約751億円に達する。内訳は為替差益340億円、受取配当187億円、持分法投資利益280億円が主要項目であり、営業外収益は売上高の約2.5%を占める。支払利息312億円は前年比で増加したものの、非営業収益の増加が金利負担を大きく上回った。特別利益として子会社株式売却益630億円を計上したが、これは反復性が限定的な一過性項目である。営業CFベースでの利益裏付けはインタレストカバレッジ12.4倍が示す通り良好であり、非営業収益の増加は資源・為替環境の好転を反映。ただし為替差益や持分法投資利益は外部環境に依存し、継続性には不確実性がある。営業利益率の改善は固定費吸収の進展とコスト効率化を示唆し、収益基盤は安定的である。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率13.2%は業種中央値8.6%(2025年Q3、n=3社)を+4.6pt上回り、業種内で高水準。純利益率11.7%は業種中央値6.6%(同期)を+5.1pt上回る。自社過去5年の営業利益率平均13.1%とほぼ同水準で推移しており、収益性は安定的に維持されている。 健全性: 自己資本比率35.3%は電力業種の資本集約的特性(設備投資負担が大きく負債活用が一般的)を踏まえると標準的水準。前年比+3.1pt改善しており、利益剰余金の積み増しによる財務基盤強化が進行中。 効率性: 総資産回転率0.30回は電力業種の固定資産集約型ビジネスモデルに整合。ROE 9.9%は自社過去実績と比較してやや低下したものの、業種特性を考慮すれば良好な水準を維持。 (※業種: 電気・ガス業(n=3社)、比較対象: 2025年Q3、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。