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93672026 第3四半期スタンダードJGAAP

大東港運(9367) 2026年度第3四半期決算 増収・営業益35%増

2026年度第3四半期の売上高は137.9億円(前年同期比+7.1%)、営業利益は8.8億円(同+34.9%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

運輸・物流/倉庫・運輸関連業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥137.9億¥128.8億+7.0%
営業利益¥8.8億¥6.5億+34.9%
経常利益¥9.6億¥7.8億+24.2%
純利益¥6.8億¥5.4億+25.4%
ROE6.7%5.7%-

Executive Summary

2026年度第3四半期累計決算は、売上高137.9億円(前年同期比+9.1億円 +7.0%)、営業利益8.8億円(同+2.3億円 +34.9%)、経常利益9.6億円(同+1.9億円 +24.2%)、純利益6.8億円(同+1.4億円 +25.4%)と増収増益を達成した。主力の輸出入貨物取扱事業を中心に全セグメントで売上が拡大し、営業利益率は6.3%まで改善した。経常利益率は7.0%、純利益率は4.9%といずれも前年同期から上昇し、収益性は向上基調にある。

業績変動要因

【売上高】営業収益は137.9億円で前年比+7.0%増加した。主力の輸出入貨物取扱事業が101.2億円(前年比+5.3億円)と全体の73.4%を占め、海外事業は7.6億円(同+2.6億円 +51.9%)と大幅な伸びを示した。国内不動産賃貸事業は2.5億円(同+0.3億円 +15.8%)、鉄鋼物流事業は15.8億円(同+0.5億円 +3.5%)と堅調に推移した。その他事業は10.7億円(同+0.3億円 +2.8%)であった。全セグメントで増収となり、特に海外事業の成長が顕著である。

【損益】営業利益は8.8億円で前年比+34.9%の大幅増益となった。セグメント利益合計は16.9億円(前年比+2.4億円 +16.8%)で、全社費用8.1億円を差し引いた営業利益は高い伸びを記録した。輸出入貨物取扱事業の利益は14.0億円(同+0.9億円 +7.0%)、海外事業は0.5億円(同+0.3億円 +207.0%)と大幅改善、国内不動産賃貸事業は1.1億円(同+0.3億円 +41.7%)、鉄鋼物流事業は1.4億円(同+0.1億円 +11.2%)といずれも増益となった。その他事業は0.0億円の赤字幅が縮小した。経常利益は9.6億円で営業外収益の受取利息・配当金や投資有価証券売却益が貢献し、経常利益率は7.0%まで上昇した。純利益は6.8億円で実効税率は約30.4%、純利益率は4.9%となった。特別損益の記載はなく、経常的な収益改善により増収増益を実現した。

セグメント別分析

輸出入貨物取扱事業は売上高101.2億円(構成比73.4%)、セグメント利益14.0億円で利益率13.8%と主力事業の位置を占める。前年比では売上+5.3%、利益+7.0%と堅調な成長を継続した。海外事業は売上高7.6億円(同5.5%)、セグメント利益0.5億円(利益率5.9%)で、前年比売上+51.9%、利益+207.0%と急拡大しており、今後の成長ドライバーとして注目される。国内不動産賃貸事業は売上高2.5億円(同1.8%)、セグメント利益1.1億円(利益率42.8%)と高い利益率を維持し、安定収益源となっている。鉄鋼物流事業は売上高15.8億円(同11.5%)、セグメント利益1.4億円(利益率8.9%)で堅実に推移した。その他事業は売上高10.7億円(同7.8%)だがセグメント損失は0.0億円にとどまり、前年の赤字7,883万円から大幅に改善した。セグメント間の利益率差異は顕著で、不動産賃貸が最も高く、輸出入貨物が安定した利益貢献、海外事業が急伸している構造である。

主要財務指標

【収益性】ROE 6.5%(前年5.8%から+0.7pt改善)、営業利益率6.3%(前年5.0%から+1.3pt)、経常利益率7.0%(前年6.0%から+1.0pt)、純利益率4.9%(前年4.2%から+0.7pt)と各段階で収益性が向上した。【キャッシュ品質】現金同等物26.9億円、短期負債29.9億円に対し短期負債カバレッジ0.9倍だが、流動資産は55.8億円で流動比率186.6%と十分な流動性を確保している。【投資効率】総資産回転率0.86倍(前年0.85倍から横ばい)、有形固定資産回転率2.89倍と資産効率は安定推移。【財務健全性】自己資本比率63.5%(前年63.0%から微増)、流動比率186.6%、負債資本倍率0.57倍と保守的な財務構成を維持している。有利子負債は23.5億円で総資産比14.7%、インタレストカバレッジは24.8倍と利払い余力は十分である。

キャッシュフロー分析

四半期のため詳細なキャッシュフロー計算書は非開示だが、貸借対照表の推移から資金動向を分析する。現金預金は前年比+4.0億円増の26.9億円へ積み上がり、営業増益が資金積み上げに寄与したと推定される。短期借入金は前年比+8.3億円増の14.8億円、長期借入金は同-7.5億円減の8.7億円となり、借入構成が短期シフトしている。有利子負債総額は23.5億円で前年比+0.8億円の微増にとどまる。投資有価証券は前年比-1.1億円減の18.0億円で、一部売却による資金化の可能性がある。運転資本効率では買掛金が前年比+0.4億円増の3.5億円、棚卸資産は3.4億円で横ばい推移し、運転資本は35.8億円と総資産比22.4%で良好な水準にある。短期負債に対する現金カバレッジは0.9倍と短期借入増加により低下したが、流動資産カバレッジは1.9倍と十分であり、流動性は確保されている。

収益の質

経常利益9.6億円に対し営業利益8.8億円で、非営業純増は約0.8億円である。内訳は受取利息・配当金0.3億円、投資有価証券売却益0.2億円、持分法投資利益0.2億円が主であり、支払利息0.4億円を差し引いた正味の金融収益が経常利益を押し上げた。営業外収益が売上高の0.9%を占め、その構成は受取利息・配当金、投資有価証券売却益、雑収入などである。営業利益段階での大幅増益が収益の質を支えており、営業外収益は限定的な寄与にとどまる。営業利益率の改善は規模効果と採算改善によるものと推定され、経常的な収益基盤の強化が確認できる。純利益は経常利益の約70%で、実効税率30.4%は標準的な水準であり、税負担の観点でも異常値は見られない。収益の質は良好と評価できる。

業績予想・ガイダンス

通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高78.8%(予想175.0億円に対し実績137.9億円)、営業利益95.2%(予想9.2億円に対し実績8.8億円)、経常利益96.2%(予想10.0億円に対し実績9.6億円)、純利益101.2%(予想6.7億円に対し実績6.8億円)となった。標準進捗率75%に対し、営業利益以下の各段階利益は第3四半期時点で既に通期予想をほぼ達成している。売上高進捗率は78.8%とやや高く、第4四半期の売上が37.1億円(前年同期38.9億円比-4.6%)を見込む計算となる。営業利益は既に予想比95%に到達しており、第4四半期の営業利益は0.4億円と低い水準を想定していることになる。会社予想は保守的に設定されている可能性が高く、上方修正の余地があると推定される。前提条件の開示はないが、第4四半期の季節性や案件変動により慎重な見通しを維持していると考えられる。

株主還元

中間配当は1株12.0円を実施し、期末配当も12.0円の予定で、通期配当24.0円(前年同額)を計画している。第3四半期累計の1株当たり純利益は75.73円で、通期予想EPS 77.65円に対する配当性向は30.9%となる。第3四半期時点の実績ベースでは配当性向は31.7%であり、いずれも適正な水準にある。純利益6.8億円に対する配当総額は約2.1億円(発行済株式数約863万株として試算)で、配当性向約30%は持続可能な水準である。自社株買いの記載はなく、株主還元は配当中心の方針と推定される。現金預金26.9億円と営業増益基調から配当維持余力は十分にあり、今後の増配余地も検討可能な財務状況にある。

リスク要因

第一に、外部貿易量依存リスクが挙げられる。主力の輸出入貨物取扱事業が売上の73.4%を占めるため、世界貿易量の変動、港湾荷動きの減速、関税政策の変更などが収益に直結する。特に輸出入貨物は景気敏感度が高く、世界経済の減速局面では取扱量減少による大幅減収の可能性がある。第二に、短期借入金の急増による満期ミスマッチリスクである。短期借入金は前年比+128.7%増の14.8億円となり、短期負債比率62.9%と高水準にある。流動性は確保されているものの、借換リスクや金利上昇局面でのコスト増加が懸念される。借入条件の変更や長期資金への組み換えの有無が今後の財務安定性を左右する。第三に、人件費と固定費の上昇圧力である。賞与引当金1.8億円、退職給付負債2.7億円が計上されており、労働市場の逼迫や賃上げ要請により人件費が増加すれば利益率を圧迫する。全社費用8.1億円が売上高の5.9%を占めており、管理コスト増加は営業利益率の改善余地を制約する要因となる。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 同社の属する倉庫・運輸関連業は荷動き景気に左右される特性があり、ROEや利益率は業種内でも事業構成により差が大きい。当社のROE 6.5%は自社過去3年平均(約6.0%前後と推定)を上回り、改善傾向にある。営業利益率6.3%は輸出入貨物取扱を主業とする物流企業として標準的な水準にあるが、不動産賃貸など高利益率事業の拡大により業種内でも上位の収益性を確保している。自己資本比率63.5%は業種中央値(約50-60%)を上回り、財務健全性は高い。総資産回転率0.86倍は物流業の資産集約的な特性に照らし妥当な水準である。過去5期の推移では、営業利益率は2026年6.3%と改善が続き、純利益率も4.9%へ上昇しており、業種内では成長性と収益性のバランスが取れたポジションにあると評価できる。(業種: 倉庫・運輸関連業、比較対象: 2026年度第3四半期、出所: 当社集計)

決算上の注目ポイント

決算上の注目ポイントは以下の通りである。第一に、主力の輸出入貨物取扱事業が安定成長を継続しつつ、海外事業がセグメント利益+207%と急拡大している点は、新たな成長ドライバーの台頭として評価できる。海外事業の収益化が進めば、今後の利益成長余地が広がる。第二に、営業利益率が6.3%まで改善し、全セグメントで増益となったことから、事業構造の改善と規模効果が顕在化していると読み取れる。通期予想に対する進捗率も順調であり、保守的な予想設定により上方修正の可能性がある。第三に、短期借入金の大幅増加と借入構成の短期化は資金調達方針の変化を示唆しており、今後の長期資金への組み換えや借入満期プロファイルの詳細確認が重要となる。流動性は十分だが、中長期的な財務安定性の観点から資金調達戦略の透明性向上が望ましい。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。


AI財務分析

総括

2026年度第3四半期累計は、増収を上回る営業増益となり、物流・不動産を含む複数事業の収益改善が確認された。売上高は前年同期比7.0%増の137.88億円である。営業利益は同34.9%増の8.75億円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同24.5%増の6.54億円である。営業利益率は6.3%となり、前年同期の5.0%から約132bp拡大した。純利益率は4.7%で、前年同期の4.1%から約66bp改善した。売上総利益は39.73億円と前年同期比10.5%増であり、売上成長を上回った。販管費は30.98億円、前年同期比5.1%増にとどまり、売上高成長率7.0%を下回ったことが営業レバレッジにつながった。輸出入貨物取扱事業がセグメント利益13.99億円を計上し、全セグメント利益合計の82.8%を占める主力事業である。海外事業は営業収益が51.9%増、セグメント利益が約3.1倍となり、伸長が際立った。国内不動産賃貸事業も営業収益15.8%増、セグメント利益41.7%増と高採算事業の拡大が続いた。その他事業は前年同期の0.79億円の損失から0.04億円の損失へ赤字幅を大きく縮小した。営業外収益は1.28億円で売上高の0.9%にとどまり、営業利益を補完する規模である。税引前利益には投資有価証券売却益0.15億円を中心とする特別利益0.16億円が含まれるが、税引前利益9.77億円に対する寄与は限定的である。通期営業利益予想9.20億円に対する進捗率は95.1%、親会社株主帰属純利益予想6.70億円に対する進捗率は97.6%であり、標準的な第3四半期進捗率75%を大きく上回る。第4四半期に利益水準が大幅に減速しなければ、通期予想の達成余地は高い。

収益性分析

年換算ROEは8.6%であり、デュポン3因子では純利益率4.7%×総資産回転率1.152倍×財務レバレッジ1.57倍に分解される。収益性は前年同期の純利益率4.1%から4.7%へ改善しており、ROEを押し上げる中心要因である。総資産は前年同期比5.0%増の159.55億円である一方、売上高は7.0%増であり、資産回転の改善も収益性を支えた。財務レバレッジ1.57倍は過度な負債依存を示す水準ではなく、ROEは主に利益率と資産効率で形成されている。年換算ROAは約5.6%であり、資産収益性は良好な領域にある。CFA5因子では、EBITマージン6.3%、金利負担係数1.117、税負担係数0.669である。金利負担係数が1.0倍を上回るのは営業外収益が支払利息を上回ったためであり、支払利息0.35億円に対するインタレストカバレッジは24.76倍と強固である。販管費の増加率5.1%が売上高の増加率7.0%を下回り、営業利益率を約132bp拡大させた点は、現時点の利益改善の持続性を支える要素である。もっとも、輸出入貨物取扱事業への利益集中度が高く、同事業の取扱量・単価の変動が全社収益性を左右しやすい。セグメント利益率は国内不動産賃貸事業42.8%、輸出入貨物取扱事業13.8%、鉄鋼物流事業8.9%、海外事業5.9%であり、安定収益性の高い不動産賃貸と規模の大きい貨物取扱の組み合わせが利益基盤となっている。

成長性評価

売上高の増加は、輸出入貨物取扱事業の5.5%増に加え、海外事業の51.9%増、国内不動産賃貸事業の15.8%増が牽引した。鉄鋼物流事業も3.5%増収、11.2%増益となり、主力周辺事業も増益を確保した。海外事業のセグメント利益は0.45億円と規模はなお限定的だが、前年同期の0.15億円から大幅に増加している。国内不動産賃貸事業は営業収益2.52億円、セグメント利益1.08億円であり、高い利益率が全社利益の下支えとなっている。主力の輸出入貨物取扱事業は営業収益101.23億円、セグメント利益13.99億円を計上し、売上・利益の両面で最大の寄与を維持した。通期売上高予想175.00億円に対する進捗率は78.8%で、標準進捗率を3.8ポイント上回る。通期経常利益予想10.00億円に対する進捗率は96.2%である。第3四半期累計の営業利益進捗率95.1%は標準を20.1ポイント、純利益進捗率97.6%は22.6ポイント上回る。第4四半期の営業利益は通期予想との差額0.45億円にとどまる計画であり、季節性を踏まえても、通期計画の利益水準には保守性がある。なお、通期予想の営業利益率は5.3%であり、第3四半期累計の6.3%を下回るため、第4四半期は累計対比で採算低下を織り込む前提とみられる。

財務健全性

流動比率は186.6%、当座比率は178.5%であり、短期支払能力は健全である。流動資産77.19億円は流動負債41.37億円を35.82億円上回り、運転資本は十分に確保されている。現金預金26.99億円は短期借入金14.79億円の1.82倍であり、現金による短期借入金のカバー力も高い。有利子負債は23.49億円、D/Eレシオは0.57倍、Debt/Capital比率は18.8%であり、資本構成は保守的である。純資産は101.32億円で前年同期比5.63億円増加し、自己資本の蓄積が進んだ。自己資本比率は62.5%であり、財務基盤の安定性は高い。一方、短期借入金は前年同期の6.46億円から14.79億円へ8.33億円増加し、128.7%増となった。長期借入金は16.23億円から8.71億円へ7.52億円減少し、46.4%減となっている。有利子負債総額は前年同期比で大きくは変わらない一方、借入期間構成は短期側へシフトした。短期負債比率は62.9%で、40%超を警戒水準とするリファイナンスリスク警告に該当する。豊富な流動性により現時点の返済対応力は高いが、短期借入の借換条件、金利水準、および長期資金への再転換の有無は監視を要する。無形固定資産は総資産の1.0%にとどまり、無形資産・のれんへの依存は低い。

B/S変動のポイント

短期借入金: +8.33億円(+128.7%)- 長期借入金の圧縮と対照的に短期資金への依存が増加。短期負債比率は62.9%となっており、借換条件と満期管理の監視が必要。長期借入金: △7.52億円(△46.4%)- 有利子負債の期間構成が短期側へシフト。現金預金26.99億円と流動比率186.6%により直近の流動性は維持される。投資有価証券: +5.43億円(+23.6%)- 総資産に占める比率は11.3%。投資有価証券売却益0.15億円も計上されており、保有・売却の資本配分が損益および包括利益に影響する。土地: +2.67億円(+11.5%)- 有形固定資産の中核を占め、土地残高は25.81億円。固定資産に占める不動産資産の比重が高い。現金預金: △3.22億円(△10.7%)- 短期借入金増加と併せて資金構成の変化を示すが、短期借入金に対する現金カバーは1.82倍を維持している。

キャッシュフロー品質

配当持続性

通期の1株当たり配当予想は24.00円であり、第2四半期配当12.00円を踏まえると年間配当の半分を中間配当として実施済みである。通期予想EPS77.65円に対する予想配当性向は約30.9%であり、配当のみの還元として60%未満の持続可能性の高い水準にある。第3四半期累計の親会社株主帰属利益6.54億円に対しても、既実施の中間配当総額は約1.04億円であり、利益蓄積を大きく阻害する水準ではない。利益剰余金は78.09億円、株主資本は99.73億円であり、配当の資本基盤は厚い。通期利益予想の達成状況と短期借入金の借換動向が、今後の還元余力をみる上での主要指標となる。

リスク評価

ビジネスリスクとして、高:輸出入貨物取扱事業はセグメント利益合計の82.8%を占めるため、国際貿易量、港湾荷動き、荷役単価の変動が連結利益へ与える影響が大きい。、高:物流業特有の需要循環、港湾混雑、通関・安全規制の強化、人件費上昇は、主力貨物取扱事業の処理能力と採算を圧迫し得る。、中:鉄鋼物流事業は鉄鋼生産・設備投資・建設需要の景気変動に影響を受ける可能性がある。、中:海外事業は51.9%増収と成長している一方、海外拠点の需要変動、為替変動、現地規制対応が収益の変動要因となる。、中:国内不動産賃貸事業は高収益である一方、賃料水準、稼働率、保有不動産の維持・更新コストの変化が利益率に影響する。が挙げられます。

財務リスクとしては、中:短期借入金が前年同期比128.7%増加し、借入の短期化が進行している。短期負債比率62.9%はリファイナンスリスク警告の対象であり、借換条件の悪化や金融市場の変動に注意を要する。、低:現金預金26.99億円、流動比率186.6%、現金/短期負債1.82倍であり、短期債務に対する直近の流動性リスクは抑制されている。、低:有利子負債23.49億円、D/Eレシオ0.57倍、インタレストカバレッジ24.76倍であり、現時点でレバレッジや利払い負担が財務制約となる可能性は限定的である。が挙げられます。

主な懸念事項としては、主力の輸出入貨物取扱事業への利益集中と、外部環境に左右される国際物流需要。、短期借入金の増加と長期借入金の減少による資金調達期間の短期化。、第3四半期累計の高い利益進捗に対し、通期予想が第4四半期の採算低下を前提としている点。が挙げられます。

投資示唆

重要ポイントとして、売上高7.0%増に対し営業利益34.9%増となり、営業利益率は約132bp改善した。、輸出入貨物取扱事業が利益基盤であり、海外事業と国内不動産賃貸事業が成長・収益性の補完役となっている。、通期予想に対する第3四半期累計の営業利益・純利益進捗率は各95.1%・97.6%と高い。、自己資本比率62.5%、D/Eレシオ0.57倍、インタレストカバレッジ24.76倍と、バランスシートは堅固である。、借入総額は抑制されているが、短期借入金の増加により資金調達の満期構成は重要な監視点である。が挙げられます。

注視すべき指標は、輸出入貨物取扱事業の営業収益・セグメント利益率、海外事業の増収率とセグメント利益率、国内不動産賃貸事業の収益性、第4四半期の営業利益率と通期予想達成状況、短期借入金、長期借入金、および短期負債比率、流動比率、現金/短期負債、インタレストカバレッジです。

セクター内ポジションについては、営業利益率6.3%および年換算ROA約5.6%は収益性・資産効率が一定水準にあることを示す一方、年換算ROE8.6%は良好水準に近いが、より高い資本効率を示す10%超には未達である。低レバレッジと厚い流動性を維持しながら、国際物流を主軸に不動産賃貸の高収益性を組み合わせる財務・事業構成に位置付けられる。