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93422026 第1四半期グロースJGAAP

スマサポ(9342) 2026年度第1四半期決算 減収・営業益赤字転落

2026年度第1四半期の売上高は6.1億円(前年同期比-3.7%)、営業損失は500万円(赤字転落)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥6.1億¥6.3億−3.7%
営業利益−¥0.1億¥0.3億−47.2%
経常利益−¥0.1億¥0.3億−47.3%
純利益−¥0.0億¥0.3億−58.1%
ROE(年換算)−2.1%18.2%-

Executive Summary

売上高減収と販管費増加が重なり、営業黒字から赤字へ転じたことが今四半期の最重要ポイントである。売上高は6.1億円(前年比-3.7%)、営業利益は-0.1億円(前年3.1億円の黒字から悪化)、経常利益も-0.1億円、純利益は-0.0億円となった。粗利率は35.9%と前年からわずかに改善したものの、販管費が16.4%増加したことで営業段階が赤字化した。

業績変動要因

【売上高】売上高は6.1億円で前年同期比3.7%減となった。通期予想31.5億円(前年比+11.8%)に対する進捗率は19.4%にとどまり、均等進捗の25%を下回る。売上原価は3.9億円に減少し、粗利率は35.9%と前年の35.5%から小幅改善した。

【損益】販管費は2.2億円で前年比16.4%増加し、販管費率は36.8%と前年の30.5%から大幅上昇した。この結果、営業利益は-0.1億円となり前年の0.3億円の黒字から赤字転換した。経常利益も同水準の赤字で、営業外損益はほぼ均衡しており営業段階の赤字を補う要因はない。純利益は-0.0億円で、法人税等の還付により損失幅は圧縮されたが黒字化には至らなかった。減収に加え費用増加が利益率を圧迫しており、減収減益として総括される。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-0.8%で前年同期の4.9%から大幅に低下し、ROE(年換算)は-2.1%となった。粗利率35.9%は前年から改善したが、販管費率36.8%の上昇が収益性全体を押し下げている。【キャッシュ品質】現金及び預金は3.5億円で前年の3.7億円からやや減少しているが、流動資産5.1億円は流動負債2.8億円を上回り運転資本はプラスを維持している。【投資効率】無形固定資産は2.7億円で総資産8.5億円の31.2%を占め、ソフトウェア投資2.2億円が資産構成の中心となっている。投資の収益化度合いは今後の利益率回復を左右する要素である。【財務健全性】自己資本比率は66.4%で前年の68.8%からやや低下したが、依然として高水準を維持している。固定負債は0.0億円と小さく、負債構成は短期に偏っている。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書の開示はないが、貸借対照表の推移から資金動向を確認できる。現金及び預金は3.5億円で前年同期の3.7億円から小幅減少しており、営業赤字が資金水準にわずかに影響した可能性がある。流動資産は5.1億円、流動負債は2.8億円で運転資本はプラスを維持しており、短期的な資金繰りに逼迫感は見られない。一方、短期借入金0.9億円を含む有利子負債はすべて短期負債であり、固定負債はわずか0.03億円にとどまる。投資面ではソフトウェア関連の無形資産が2.7億円と積み上がっており、投資活動を通じた資金支出が継続していることがうかがえる。営業赤字が今後も続く場合、現金残高の減少ペースと借入更新の条件を注視する必要がある。

収益の質

当期の損益は経常的な事業活動の悪化によるものであり、特別損益は発生していない。前年同期には固定資産除却損0.02億円が特別損失として計上されていたが、当期は特別損益がゼロであり、今期の赤字は一時的要因ではなく本業の販管費増加と売上減少という構造的な要因に起因する。営業外収益・費用はいずれも小規模で均衡しており、経常利益と営業利益の乖離はほぼない。純利益は法人税等が還付方向となったことで営業利益・経常利益の赤字幅よりも圧縮されたが、税負担係数は0.523と低く、税効果による利益改善余地は限定的である。全体として、今期の損失は会計上の一時的要因ではなく、事業運営コストの増加を反映した経常的な性質のものと解される。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高31.5億円(前年比+11.8%)、営業利益2.3億円(同+20.8%)、純利益1.6億円(同+19.0%)である。第1四半期の売上進捗率は19.4%と均等進捗の25%を下回り、営業利益・純利益は第1四半期時点でいずれも赤字であるため進捗率は算出できない状態にある。通期計画の達成には、残り期間で売上25.4億円、営業利益2.35億円、純利益1.58億円を積み上げる必要があり、下半期偏重の計画進捗であることが確認される。

リスク要因

  1. 収益性悪化リスク: 売上高が前年比3.7%減少する一方、販管費は16.4%増加した。売上回復が遅れれば固定費吸収不足による営業赤字の継続・拡大が懸念される。

  2. リファイナンスリスク: 短期借入金0.9億円を含む有利子負債はすべて短期負債であり、短期負債比率は100.0%である。現金及び預金3.5億円は緩衝材となるが、赤字が長期化すれば借換え条件への影響が高まる。

  3. 無形資産集中リスク: 無形固定資産は総資産の31.2%を占め、うちソフトウェアが2.2億円である。投資の収益化が計画通り進まない場合、償却負担や減損が将来の利益を圧迫する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(it_telecom)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−0.8%12.1% (6.7%–26.0%)−12.9pt
純利益率−0.5%9.9% (3.9%–17.0%)−10.4pt

自社の収益性指標は業種中央値を大きく下回り、業種内では下位に位置づけられる。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)−3.7%11.9% (3.6%–25.6%)−15.6pt

成長率も業種中央値を大きく下回り、IT・通信業種の中では成長鈍化が目立つ位置にある。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 粗利率は35.9%へ改善したものの、販管費率上昇により営業利益率はマイナス0.8%となった。原価管理より費用構造の見直しが収益回復の焦点となる。

  2. 通期計画達成には下半期に売上・利益の大幅な加速が必要であり、第1四半期時点の進捗率は売上19.4%にとどまる。

  3. 無形資産が総資産の31.2%を占め、ソフトウェア投資の収益化度合いが今後の資本効率改善を左右する構造的な論点となっている。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)355円
base(基準)372円
bull(強気)394円
算出前提
1株純資産(BPS)236円
調整後予想EPS67.6円
株主資本コスト r10.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向30.0%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.58倍 / 5.5倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 362円〜383円、ω±0.1で 369円〜378円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。