| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥61.6億 | ¥59.7億 | - |
| 営業利益 | ¥2.9億 | ¥2.5億 | +12.4% |
| 経常利益 | ¥3.0億 | ¥2.7億 | +10.9% |
| 純利益 | ¥1.9億 | ¥3.1億 | -39.5% |
| ROE | 2.8% | 4.8% | - |
2026年3月期第3四半期累計決算は、売上高61.6億円(前年同期比+1.9億円 +3.2%)、営業利益2.9億円(同+0.4億円 +12.4%)、経常利益3.0億円(同+0.3億円 +10.9%)、当期純利益1.9億円(同-1.2億円 -39.5%)となった。営業段階では増収増益を達成したが、実効税率36.3%の負担と非営業損益の変動により、最終利益は前年同期から大幅に減少した。通期予想は売上高81.0億円、営業利益2.9億円、当期純利益1.8億円を据え置いており、営業利益は概ね計画線上で推移する一方、通期純利益は前年比-41.0%の減益予想を継続している。
【収益性】ROE 2.8%(過去実績との比較では低位)、営業利益率 4.7%(前年同期4.2%から+0.5pt改善)、純利益率 3.1%(前年同期5.2%から-2.1pt悪化)、ROIC 3.1%で資本効率は低位にとどまる。営業外収益0.24億円(主に受取配当金0.13億円、受取利息0.01億円)、営業外費用0.11億円(主に支払利息0.08億円)で、インタレストカバレッジは33.9倍と利払い余力は十分。実効税率36.3%の負担が利益圧縮の主因となっている。【キャッシュ品質】現金預金24.4億円、短期負債カバレッジ2.0倍。有利子負債15.7億円(主に長期借入金)に対し現金は約1.5倍の水準で、債務償還能力は良好。【投資効率】総資産回転率0.63回転、売上高は緩やかな増加ペースで資産効率は安定推移。【財務健全性】自己資本比率69.3%(前年同期68.6%から改善)、流動比率324.6%(流動資産38.9億円に対し流動負債12.0億円)、負債資本倍率0.44倍、Debt/Capital比率18.8%で、資本構成は極めて保守的。投資有価証券は前年同期比+0.8億円増の4.5億円、評価差額金+0.5億円増の1.8億円で、評価益が純資産を支える構造となっている。
現金預金は前年同期比+0.6億円増の24.4億円で、営業増益が資金積み上げに寄与したと推定される。営業利益2.9億円に対し実効税率36.3%の負担を踏まえると税引後で約1.8億円の利益創出となり、現金増加と概ね整合する。BS推移では、その他流動負債が前年同期比+1.5億円増の6.0億円へ増加しており、運転資本効率では短期債務の活用による資金調達が一部寄与している可能性がある。投資活動では、投資有価証券が前年同期比+0.8億円増加し、評価差額金も+0.5億円増で、有価証券投資と評価益がバランスシート強化に寄与している。財務活動では有利子負債15.7億円(前年同期比概ね横ばい)、年間配当50円の実施を予定しており、安定配当と低レバレッジの資本政策を継続している。短期負債に対する現金カバレッジは2.0倍で流動性は十分に確保されている。
経常利益3.0億円に対し営業利益2.9億円で、非営業損益は純増約0.1億円にとどまる。営業外収益0.24億円の内訳は受取配当金0.13億円、受取利息0.01億円が中心であり、営業外費用0.11億円の主因は支払利息0.08億円である。営業外収益は売上高の0.4%と限定的で、本業による利益が主体の構造となっている。一方、税引前当期純利益3.0億円に対し法人税等1.1億円で実効税率は36.3%と高水準であり、税負担が最終利益を大きく圧迫している。純利益が前年同期比-39.5%と大幅に減少した主因は、営業利益改善にもかかわらず税負担および非営業損益の変動による影響が大きいと推定される。現金預金が潤沢であり、短期流動性は十分だが、営業CFの詳細開示がないため利益の現金裏付けの精緻な検証は限定的である。有価証券評価差額金の増加が純資産を支える構造は、評価益依存の側面があり、市場変動リスクを内包する。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: ROE 2.8%(業種中央値10.4%を-7.6pt下回り、業種下位に位置)、営業利益率4.7%(業種中央値4.5%を+0.2pt上回り、概ね中位)、純利益率3.1%(業種中央値4.7%を-1.6pt下回り、やや下位)。営業段階での効率は業種標準だが、税負担および非営業損益の影響でROEが低位にとどまる構造が確認できる。健全性: 自己資本比率69.3%(業種中央値52.3%を+17.0pt上回り、業種上位)、流動比率324.6%(業種中央値225.0%を大幅に上回り、短期流動性は業種トップクラス)。ネットデット/EBITDA倍率は負値(現金が有利子負債を上回る)で、業種中央値-0.27に対しても一段と保守的な財務構成を有する。効率性: 売上高成長率+3.2%(業種中央値+8.3%を-5.1pt下回り、成長ペースは緩やか)、総資産利益率(ROA)は自社計算で約1.9%(純利益1.9億円/総資産98.0億円)であり、業種中央値5.7%を大幅に下回る。資産効率および成長性の面で業種平均を下回る傾向が明確である。※業種: 陸運業(N=6社)、比較対象: 2025年Q3決算期、出所: 当社集計
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。