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78392026 第2四半期プライムJGAAP

株式会社 SHOEI 2026年度 第2四半期 決算

株式会社 SHOEIの2026年度第2四半期決算レポート

情報通信・サービスその他/その他製品


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥150.0億¥145.6億+3.0%
営業利益¥44.3億¥43.7億+1.3%
経常利益¥45.4億¥43.4億+4.6%
純利益¥31.5億¥30.4億+3.4%
ROE10.3%9.4%-

Executive Summary

増収増益ながら、営業利益の伸びが売上成長を下回り営業利益率がわずかに低下した点が今期の特徴である。売上高は150.0億円(前年比+3.0%)、営業利益は44.3億円(同+1.3%)、経常利益は45.4億円(同+4.6%)、純利益は31.5億円(同+3.4%)となった。営業利益率は29.5%と製造業として高水準を維持するが、前年同期の約30.0%からは若干低下しており、為替差益を含む営業外収益が経常利益・純利益の増益率を押し上げた。

業績変動要因

【売上高】売上高は150.0億円で前年同期比+3.0%の緩やかな増収。乗車用ヘルメット製造販売の単一事業であり、セグメント別の内訳開示はないが、国内外への販売増が売上を押し上げたとみられる。通期予想339.5億円に対する進捗率は44.2%で、標準的な50%をやや下回るが例年並みの下期偏重パターンの範囲内とみられる。

【損益】営業利益は44.3億円(+1.3%)にとどまり、売上成長率+3.0%を下回ったため営業利益率は29.5%と前年同期比で約0.5pt低下した。一方、経常利益は45.4億円(+4.6%)、純利益は31.5億円(+3.4%)と、営業利益を上回る伸びを示した。これは為替差益1.0億円を含む営業外収益1.3億円が寄与したためであり、営業外損益が最終利益を下支えした構図である。特別損失は固定資産除却損0.2億円のみで、利益への影響は軽微である。総合して増収増益だが、本業の利益成長は売上成長にやや後れを取っている。

セグメント別分析

当社グループは乗車用ヘルメットの製造販売を主たる事業とし、経営資源の配分・業績評価を種類別・地域別に区分せず全社一体で行っているため、事業セグメントは単一である。このため、セグメント別の売上・損益の開示はない。

主要財務指標

【収益性】営業利益率29.5%、純利益率21.0%はいずれも高水準であり、前年同期の純利益率約20.9%からは小幅に上昇した一方、営業利益率は前年同期比で約0.5pt低下している。【キャッシュ品質】在庫は34.5億円(製品34.5億円、原材料11.1億円、仕掛品12.1億円)で総資産の9.3%を占め、在庫水準の増加傾向がうかがえる。【投資効率】ROEは10.3%で、純利益率21.0%と自己資本比率の高さに支えられる一方、総資産回転率は0.406倍と低く、資産効率には改善余地がある。【財務健全性】自己資本比率82.3%、流動比率475.8%、負債資本倍率0.21倍と、いずれも極めて保守的な財務基盤であり、有利子負債への依存度は低い。

キャッシュフロー分析

CF計算書の個別開示はないが、BS推移からは資金動向を読み取れる。現金及び預金は176.3億円で前年同期の199.4億円から23.1億円減少しており、自己株式取得や在庫積み増しなどの資金使途が影響した可能性がある。実際、自己株式は前年同期の22.3億円から46.9億円へ増加しており、株主還元目的の資金流出が現預金減少の一因とみられる。一方、棚卸資産は27.7億円から34.5億円へ増加しており、運転資本の拡大が資金効率を圧迫する方向に働いている。総資産に占める現預金比率は47.7%と依然として高く、財務余力は大きい。

収益の質

当期利益の質は総じて良好であるが、経常利益・純利益の伸びが営業利益の伸びを上回る点には留意が必要である。営業外収益1.3億円のうち為替差益が1.0億円を占め、これは本業の収益力とは区別すべき非経常的な性格が強い。特別損失は固定資産除却損0.2億円のみで純利益に対する影響は0.6%程度と軽微であり、特別損益による利益の歪みは小さい。包括利益は38.1億円と純利益31.5億円を6.6億円上回っており、この差は主に為替換算調整額6.6億円によるもので、海外子会社の外貨建資産の円換算評価が反映された結果である。継続的な収益力を評価する上では、為替差益や換算調整額を除いた営業利益ベースの動向を重視すべきである。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想に対する上期進捗率は、売上高44.2%、営業利益52.9%、経常利益54.2%、純利益53.0%であり、利益面は標準進捗の50%をやや上回る。ただし通期予想は売上高+4.9%増収の一方、営業利益△5.9%、経常利益△5.8%の減益を見込んでおり、下期の利益率低下を織り込んだ計画となっている。上期営業利益率29.5%に対し、通期予想ベースの営業利益率は24.7%と試算され、約4.8pt低い水準が想定されている。業績予想・配当予想ともに当四半期の修正はなく、会社側は当初計画を維持している。

株主還元

第2四半期末配当は0円であり、年間配当は60.0円を予想している(配当予想の修正なし)。予想EPS116.67円に対し、配当性向は約51.4%となる。発行済株式数53,713,716株(自己株式2,510,342株控除後の株式数を基準とすると)から算出した年間配当総額は概算30.7億円で、予想純利益59.4億円の範囲内に収まる。現金預金176.3億円、負債資本倍率0.21倍という財務基盤を踏まえると、当該配当水準の支払余力は十分である。

リスク要因

  1. 在庫効率の低下: 在庫は34.5億円で総資産の9.3%を占め、製品在庫が34.5億円と大部分を占める。在庫回転効率の悪化が続けば、評価損計上や資金効率の低下につながる可能性がある。

  2. 単一事業への集中: 乗車用ヘルメットの製造販売という単一セグメント構造のため、二輪車需要動向や地域別の需要変動、製品投入サイクルが連結業績に直接影響する。

  3. 為替感応度: 営業外収益のうち為替差益が1.0億円を占め、経常利益の増益に寄与した。海外向け販売を含む事業構造では、為替相場の変動が今後の業績変動要因となり得る。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(manufacturing)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率29.5%9.7% (5.4%–23.7%)+19.9pt
純利益率21.0%5.4% (1.3%–20.1%)+15.6pt

自社の収益性は業種中央値を大幅に上回り、業種内でも上位に位置する水準にある。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)3.0%10.6% (-3.4%–25.4%)−7.6pt

売上成長率は業種中央値を下回り、高収益性とは対照的に成長スピードでは業種内で相対的に緩やかな位置にある。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 営業利益率29.5%、純利益率21.0%は業種中央値を大きく上回る水準にあるが、前年同期比では営業利益率が小幅に低下しており、増収に対して利益成長がやや鈍化している点は今後の推移確認事項である。

  2. 通期会社予想は営業減益(△5.9%)を前提としており、上期の高い営業利益率29.5%から通期想定の24.7%程度への低下が計画に織り込まれている。下期の実績がこの想定通りに推移するかが焦点となる。

  3. 自己資本比率82.3%、流動比率475.8%、負債資本倍率0.21倍という財務基盤は、在庫増加や配当支払いへの耐性を支える一方、総資産回転率0.406倍という資産効率の低さは、豊富な現預金・在庫の活用余地を示している。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)757円
base(基準)783円
bull(強気)816円
算出前提
1株純資産(BPS)594円
調整後予想EPS122.3円
株主資本コスト r9.77%(10年国債 2.77% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 1.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向51.4%
予想EPSの信頼度調整×1.049(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)
implied PBR / PER1.32倍 / 6.4倍

感応度: 株主資本コスト±1%で 762円〜806円、ω±0.1で 779円〜790円。

注記:

  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-07 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。