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77942026 第3四半期グロースJGAAP

イーディーピー(7794) 2026年度第3四半期決算 減収61%

2026年度第3四半期の売上高は2.5億円(前年同期比-61.3%)、営業損失は9.5億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

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クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥2.5億¥6.5億−61.3%
営業利益−¥9.5億−¥7.4億−28.7%
経常利益−¥9.4億−¥7.2億−30.5%
純利益−¥20.1億−¥7.3億−177.4%
ROE(年換算)−176.5%−28.3%-

Executive Summary

2026年3月期第3四半期累計は、売上急減と原価割れの深刻化により営業損失が前年同期から拡大した。売上高は2.5億円(前年6.5億円、YoY-61.3%)、営業利益は-9.5億円(前年-7.4億円)、経常利益は-9.4億円(前年-7.2億円)、純利益は-20.1億円(前年-7.3億円)となった。売上減少率(-61.3%)に対し売上原価・販管費の削減が追いつかず、粗利率は-135.1%まで悪化。加えて減損損失10.7億円を特別損失に計上したことが純損失拡大の主因である。

業績変動要因

【売上高】売上高は2.5億円で前年同期の6.5億円から61.3%減少した。単一セグメント(ダイヤモンド単結晶の製造・販売・開発)であり、需要低迷や顧客投資の先送りが売上規模全体に直結している。

【損益】売上原価は6.0億円で売上高を上回り、売上総利益は-3.4億円(粗利率-135.1%、前年-16.5%から大幅悪化)となった。販管費は6.1億円と前年比3.4%減にとどまり、売上減少に対して固定費の圧縮が追いつかず負の営業レバレッジが発生した。営業利益は-9.5億円(営業利益率-377.1%)、経常利益は-9.4億円で、営業外損益はわずかな黒字にとどまり本業赤字を補えない。特別損失として減損損失10.7億円を計上(一時的要因)し、税引前利益-20.1億円、純利益-20.1億円となった。減損損失は純損失の53.0%を占めるが、減損を除いても営業赤字であり、減収減益と評価される。

セグメント別分析

当社グループはダイヤモンド単結晶の製造、販売、開発事業の単一セグメントであり、セグメント別の内訳開示はない。単一事業への依存度が高く、当該事業の需要動向が業績全体に直接反映される点に留意が必要である。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は-377.1%(前年-113.3%)、純利益率は-794.9%(前年-110.9%)と大幅に悪化した。粗利率は-135.1%(前年-16.5%)であり、売上減少に費用構造が追随できていない。【キャッシュ品質】現金及び預金は3.9億円(前年13.9億円相当から減少)まで縮小し、棚卸資産は4.9億円(仕掛品6.6億円が製造在庫の過半を占める)と資金滞留の兆候がみられる。【投資効率】ROE(年換算)は-176.5%、有形固定資産は5.5億円で前年比大幅減となり、減損損失10.7億円の計上と整合的である。【財務健全性】自己資本比率は64.1%と表面上は高水準だが、純資産は15.2億円(前年34.2億円)へ55.5%減少し、利益剰余金は-30.0億円まで拡大した。継続的な損失計上により資本バッファーの縮小が進んでいる点はモニタリングが必要である。

キャッシュフロー分析

CF計算書の個別開示はないが、貸借対照表の推移から資金動向を確認できる。現金及び預金は前年同期の水準から大きく減少し3.9億円となり、純資産も34.2億円から15.2億円へ19.0億円減少した。この間、棚卸資産は4.9億円へ増加し、仕掛品6.6億円が製造在庫の過半を占めることから、営業活動における資金の滞留が生じていると考えられる。有形固定資産は減損損失10.7億円の計上を受けて大幅に減少しており、投資回収局面にあることがうかがえる。長期借入金は3.6億円で前年から圧縮傾向にあり、財務活動面でも資金流出が生じている可能性がある。純損失20.1億円の規模に対して現金減少幅は相対的に抑制されているが、今後も損失が継続する場合、手元資金の水準は重要な監視対象となる。

収益の質

当期純損失20.1億円のうち、減損損失10.7億円は一時的要因であり純損失の53.0%を占める。ただし、この一時的要因を除いても営業損失9.5億円が残ることから、収益性悪化は一過性ではなく経常的な構造要因に起因すると判断される。営業外収益は0.2億円(為替差益等)、営業外費用は0.1億円(支払利息等)と規模が小さく、本業赤字を補完する水準にはない。包括利益は-20.1億円で純利益とほぼ一致しており、為替換算調整額等による大きな乖離はみられず、その他包括利益項目による利益の質への追加的な歪みは限定的である。

業績予想・ガイダンス

通期会社予想(売上高5.0億円、営業利益-9.2億円、経常利益-9.1億円、純利益-19.8億円)に対し、第3四半期累計の売上高進捗率は50.6%にとどまり、標準的な進捗率75%を24.4pt下回る。一方、営業損失は通期予想比103.1%、経常損失は同103.5%、純損失は同101.6%まで進捗しており、いずれも通期予想の損失額をすでに上回っている。第4四半期において売上計上の加速と損失の大幅な縮小が生じない限り、通期予想の達成は厳しい状況にある。

株主還元

配当予想は1株当たり0円であり、第2四半期配当も0円であった。純損失20.1億円の計上と現金及び預金3.9億円への減少、通期赤字予想を踏まえ、利益・資本の保全を優先した資本配分方針となっている。配当性向・総還元性向とも算定対象となる還元額はない。

リスク要因

  1. 単一事業への集中リスク: ダイヤモンド単結晶の製造・販売・開発事業の単一セグメントであり、当該事業の需要回復遅延や顧客投資の先送りが売上高・稼働率に直接影響する。売上高は前年同期比61.3%減と急減している。

  2. 収益性・キャッシュリスク: 営業損失9.5億円によりインタレストカバレッジは大幅なマイナスとなり、営業利益で利払いを賄えない状態にある。現金及び預金は3.9億円まで減少し、純資産も15.2億円へ55.5%減少しており、資金余力の低下が懸念される。

  3. 追加減損リスク: 当期に減損損失10.7億円を計上したが、減損後も営業損失が残存しており、収益回復が遅れた場合には有形固定資産(5.5億円)を中心に追加減損が発生する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(manufacturing)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率−377.1%8.6% (4.3%–12.7%)−385.7pt
純利益率−795.2%6.4% (2.8%–10.3%)−801.6pt

自社の収益性は業種中央値を大幅に下回り、営業・純利益率とも赤字幅が突出している。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)−61.3%3.3% (-2.1%–8.9%)−64.6pt

同業種の多くが小幅な増収基調にある中、自社は大幅な減収となり成長性でも業種内で劣後している。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 売上高が前年同期比61.3%減少する一方、売上原価・販管費の削減が追いつかず、粗利率-135.1%という原価割れの状態にある。売上規模の回復と費用構造の見直しの両面が今後の焦点となる。

  2. 減損損失10.7億円は純損失の53.0%を占める一時的要因だが、これを除いても営業損失9.5億円が残る。収益悪化は構造的であり、一過性の損失計上のみで説明できない点がデータから読み取れる。

  3. 純資産は前年同期比55.5%減、現金及び預金も大幅に減少しており、通期予想に対して損失額がすでに超過進捗している。第4四半期の業績動向が財務体力に与える影響が注目される。

理論株価(参考値)

シナリオ理論株価
bear(弱気)0円
base(基準)0円
bull(強気)0円
算出前提
1株純資産(BPS)105円
調整後予想EPS−136.0円
株主資本コスト r10.87%(10年国債 2.87% + 株式リスクプレミアム 6.00% + 規模プレミアム 2.00%)
残余利益の持続係数 ω / 明示予測0.62 / 5年
想定配当性向30.0%
予想EPSの信頼度調整×1.000(同業種のガイダンス達成率実績に基づく)

感応度: 株主資本コスト±1%で -29円〜-28円、ω±0.1で -28円〜-28円。

注記:

  • 予想ROEが株主資本コストを下回るため、理論値は1株純資産を下回る水準になります。
  • 四半期末時点の純資産を使用しています(通期予想との間に期間のずれがあります)。
  • 純資産に非支配株主持分を含むため、理論値はやや高めに算出される可能性があります。

(算出モデル: 残余利益モデル(Ohlson型・明示5年フェード) / 金利基準月: 2026-08 / 公表データのみからの機械算出値であり、市場株価の予測や特定の投資行動の推奨ではなく、将来の株価を予測・保証するものではありません)


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。