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77922026 第1四半期グロースJGAAP

コラントッテ(7792) 2026年度第1四半期決算 増収・営業益2%減

2026年度第1四半期の売上高は25.1億円(前年同期比+32.3%)、営業利益は6.1億円(同-1.5%)。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/その他製品


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥25.1億¥18.9億+32.3%
営業利益¥6.1億¥6.2億−1.5%
経常利益¥6.2億¥6.4億−3.8%
純利益¥4.2億¥5.2億−19.0%
ROE8.2%10.2%-

Executive Summary

2026年度第1四半期は増収減益となり、売上成長が利益成長に結びついていない点が特徴である。売上高は25.1億円(前年比+32.3%)と大幅増収となったが、営業利益は6.1億円(同△1.5%)、経常利益は6.2億円(同△3.8%)、純利益は4.2億円(同△19.0%)といずれも減益となった。増収の一方で販管費が前年の6.3億円から10.8億円へ拡大したことが利益率を圧迫し、純利益は税負担の影響も加わり営業利益以上に減少幅が拡大した。

業績変動要因

【売上高】売上高は25.1億円で前年同期比+32.3%と大幅に伸長し、通期会社予想(+15.6%)を上回るペースで推移している。売上原価も8.2億円(前年6.4億円)へ増加したが、粗利率は67.4%(前年比較で改善)を維持しており、価格競争力は保たれている。

【損益】販管費が10.8億円と前年の6.3億円から+70%超増加し、粗利益の伸びを上回るペースで利益を圧迫した。この結果、営業利益は6.1億円(前年比△1.5%)、営業利益率は24.5%と高水準ながら前年から大きく縮小した。経常利益は営業外収益が0.1億円と小さく、実質的に営業利益に近い6.2億円(同△3.8%)。純利益は実効税率31.4%の影響も受け4.2億円(同△19.0%)まで減少した。売上高が32.3%増加する一方で利益が全指標で減少しており、増収減益の決算である。

主要財務指標

【収益性】営業利益率は24.5%、純利益率は16.9%で、いずれも高水準を維持しているが、前年同期からは大きく縮小している。ROEは8.2%で、純利益率16.9%、総資産回転率0.36倍、財務レバレッジ1.35倍の積で構成され、借入によるROE押し上げ構造ではない。【キャッシュ品質】営業CFの開示がないため直接評価はできないが、完成品在庫9.4億円を含む在庫合計は16.1億円に達し、在庫回転の長期化がキャッシュ拘束要因となっている可能性がある。【投資効率】総資産回転率は0.36倍(年換算)で、資産効率には改善余地がある。【財務健全性】自己資本比率は74.3%、流動比率は283.4%、負債資本倍率は0.35倍と、いずれも保守的な財務構成を示している。

キャッシュフロー分析

キャッシュフロー計算書の開示がないため、BS推移から資金動向を分析する。現金及び預金は17.8億円で前年の21.8億円から減少し、一方で完成品在庫は8.8億円から9.4億円、売掛金・受取手形は6.8億円から12.7億円へ大きく増加している。これらの動きは、増収に伴う販売活動の拡大が売上債権と在庫の積み増しを伴い、現金の一部が運転資本に拘束されたことを示唆する。流動資産は50.3億円と流動負債17.8億円を大幅に上回り、短期的な資金繰りへの懸念は小さいものの、在庫・売掛金の回収進捗は今後の資金効率を左右する重要な観察点となる。

収益の質

経常利益と営業利益の差は0.1億円にとどまり、利益の大部分は本業から生み出されている点は評価できる。営業外収益は0.1億円と小さく、その内訳は為替差益0.1億円が中心であり、恒常的な収益源とは位置付けにくい一時的要素である。純利益の減少率19.0%は営業利益の減少率1.5%を大きく上回っており、実効税率31.4%(税負担係数0.686倍)が前年から変化したことが純利益の変動を増幅した可能性がある。売上増加に伴う売掛金・在庫の積み上がりはアクルーアルの拡大を意味し、会計上の増収と現金回収のタイミングには一定のずれが生じている可能性がある。

業績予想・ガイダンス

通期業績予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高31.3%(80.0億円予想に対し25.1億円)、営業利益32.3%(19.0億円予想に対し6.1億円)、純利益32.7%(13.0億円予想に対し4.2億円)と、いずれも単純進捗基準の25%を上回っている。通期予想は売上高+15.6%、営業利益+5.0%、純利益△2.1%を前提としており、会社側も下期にかけて利益成長が限定的となる計画を示している。第1四半期の進捗は良好だが、営業利益率の前年からの縮小傾向が続く場合、通期の増益計画達成には利益率の下期改善が必要となる。

株主還元

通期予想配当は1株当たり44.00円である。通期予想EPS142.98円に基づく配当性向は約30.8%で、60%を下回る持続可能な水準にある。自己資本比率74.3%、現金及び預金17.8億円という財務基盤を踏まえると、予想配当の財務的な支払余力は確保されている。自社株買いに関する情報は開示されていない。

リスク要因

  1. 在庫滞留リスク: 完成品在庫は9.4億円で在庫合計16.1億円の約58.6%を占め、年換算の在庫回転日数は180日前後に達する。需要予測とのずれや販売長期化により、値引き販売や粗利率低下につながる可能性がある。

  2. 運転資本拡大リスク: 売掛金・受取手形は前年6.8億円から12.7億円へ増加し、増収に伴い資金が売上債権・在庫に拘束されている。営業CFが利益成長に追随しない可能性があり、資金効率のモニタリングが必要である。

  3. 利益率縮小リスク: 営業利益率は24.5%と高水準だが、前年同期から大きく縮小した。販管費が売上成長を上回るペースで増加しており、この傾向が続く場合、通期計画の増益(営業利益+5.0%)達成に影響する可能性がある。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

業種ベンチマーク(manufacturing)

収益性・リターン

指標自社中央値 (IQR)Delta
営業利益率24.5%7.2% (3.2%–12.5%)+17.3pt
純利益率17.0%5.9% (2.9%–12.5%)+11.1pt

自社の収益性は業種中央値を大幅に上回り、上位水準に位置づけられる。

成長性・資本効率

指標自社中央値 (IQR)Delta
売上高成長率(前年比)32.3%5.6% (1.1%–13.9%)+26.7pt

売上成長率も業種中央値を大きく上回り、業種内でも高い成長ペースにある。

※出所: 当社調べ

決算上の注目ポイント

  1. 売上高は前年同期比+32.3%と業種平均を大きく上回る成長を示す一方、営業利益・純利益はいずれも減益となっており、成長と採算性のバランスが決算データ上の注目点である。

  2. 在庫回転の長期化(完成品在庫9.4億円)と売掛金の大幅増加(6.8億円→12.7億円)は、増収に伴う運転資本拡大を示しており、今後の在庫消化・回収状況が資金効率の観察点となる。

  3. 自己資本比率74.3%、流動比率283.4%という保守的な財務構成は、通期予想配当(44円、配当性向約30.8%)の支払余力を支える基盤となっている。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。


AI財務分析

総括

2026年度Q1は、売上高が前年同期比32.3%増の25.07億円と大幅に拡大した一方、販管費の急増により営業利益は同1.5%減の6.14億円となった。売上総利益は同34.7%増の16.91億円であり、増収に対する粗利創出力は維持・向上している。粗利益率は67.4%と前年同期の66.3%から115bp上昇した。これに対し、販管費は同70.3%増の10.77億円となり、売上成長率を38.0pt上回った。販管費率は43.0%と前年同期の33.4%から962bp上昇している。結果として営業利益率は24.5%となり、前年同期の32.9%から839bp低下した。それでも営業利益率は一般的な優良基準である15%を大きく上回り、高い製品粗利とブランド収益力を示している。経常利益は6.19億円で前年同期比3.8%減となった。営業外収益は0.06億円、うち為替差益は0.05億円であり、経常利益はほぼ営業利益により構成されている。純利益は前年同期比19.0%減の4.25億円となり、減益幅が営業段階より拡大した。実効税率は31.4%で、前年同期の約18.5%から上昇したことが純利益率低下の主因である。純利益率は16.9%と前年同期の27.7%から1,080bp低下した。通期会社計画に対するQ1進捗率は、売上高31.3%、営業利益32.3%、純利益32.7%であり、標準的な25%を各々6.3pt、7.3pt、7.7pt上回る。もっとも、在庫回転日数は年換算180日、キャッシュ・コンバージョン・サイクルは年換算200日と長く、売上拡大に伴う運転資本の効率化が今後の重要課題である。売掛金は前年同期比87.4%増の12.74億円となっており、増収のキャッシュ転換を確認するうえで回収動向が特に重要となる。財務面では流動比率283.4%、負債資本倍率0.35倍、自己資本比率74.3%と強固であり、収益性改善策と運転資本圧縮の実行余地を支える。

収益性分析

年換算ROEは32.6%であり、デュポン3因子では純利益率16.9%×総資産回転率1.430倍×財務レバレッジ1.35倍で構成される。ROEの最大の変動要因は収益性であり、純利益率が前年同期の27.7%から16.9%へ大きく低下した。売上高の32.3%増により総資産回転率は1.430倍まで高まり、資産効率はROEを支えている。財務レバレッジ1.35倍は低位にとどまり、高ROEは過大な負債活用ではなく、高い利益率と資産回転に主として支えられている。営業利益率は24.5%と高水準だが、前年同期比では839bp縮小した。粗利益率が115bp改善した一方、販管費率が962bp上昇したためであり、営業レバレッジは当四半期には逆方向に働いた。販管費の増勢が一過性の販促・広告・人員投資にとどまるか、固定費構造の恒常的な上昇となるかが利益率回復の分岐点となる。CFA5因子では、EBITマージン24.5%、金利負担係数1.010、税負担係数0.686である。金利負担係数が1.0近辺であることは、金利費用による利益圧迫が限定的であることを示す。反面、税負担係数は0.70をやや下回り、実効税率31.4%が当期純利益の伸びを抑制した。営業外収益は売上高の0.2%にすぎず、為替差益0.05億円を含むものの、営業外項目への依存度は低い。経常利益6.19億円と税引前利益6.20億円の差額は限定的であり、税引前段階の利益は営業活動を中心とする構成である。

成長性評価

Q1売上高は25.07億円で前年同期比32.3%増となり、通期計画80.00億円に対する進捗率は31.3%である。標準進捗率25%を6.3pt上回っており、売上計画に対しては良好なスタートである。通期計画は売上高15.6%増、営業利益5.0%増であり、会社計画は増収に対して利益成長を抑制的に見込んでいる。Q1の営業利益進捗率32.3%は標準を7.3pt上回るが、販管費率の上昇が継続すれば、後続四半期での利益率低下リスクがある。売上総利益率の改善は価格設定力又は商品ミックスの改善を示唆する一方、販管費の70.3%増は売上成長を大幅に上回る。製品在庫は9.44億円で在庫の58.6%を占め、前年同期比7.8%増である。原材料4.25億円、仕掛品2.42億円を含む棚卸資産合計は16.11億円であり、年換算DIO180日の在庫滞留は増収の持続性と商品回転の両面から注視を要する。通期純利益計画13.00億円に対するQ1進捗率は32.7%であるが、通期計画純利益は前年比2.1%減を前提としており、税負担および利益率の正常化が年間利益の鍵となる。

財務健全性

流動資産50.31億円は流動負債17.75億円を大きく上回り、流動比率は283.4%、当座比率も283.4%である。運転資本は32.56億円と厚く、短期債務に対する流動性は十分に確保されている。現金預金は17.85億円で総資産の25.5%を占める。負債合計は18.01億円、純資産は52.11億円であり、負債資本倍率は0.35倍、自己資本比率は74.3%である。流動負債が負債の98.5%を占める一方、流動資産がこれを2.83倍カバーしており、満期ミスマッチのリスクは低い。固定負債は0.26億円にとどまり、非流動のリース債務は0.09億円である。売掛金は前年同期の6.80億円から12.74億円へ5.94億円増加し、前年比87.4%増となった。電子記録債権2.55億円を含む営業債権の拡大は、売上高32.3%増を大幅に上回る。現金預金は前年同期比3.95億円減少しており、債権回収と運転資本の資金化は財務余力を維持するうえで重要である。電子記録債務は3.85億円と前年同期比2.22億円増加しており、仕入・支払条件を含む運転資本構造の変化を継続確認したい。資産除去債務は0.17億円で総負債の約1.0%にとどまり、環境・撤去義務が負債構成に与える影響は限定的である。

B/S変動のポイント

売掛金: +5.94億円(+87.4%)- 売上高の前年比+32.3%を大幅に上回る増加。電子記録債権2.55億円も含め、回収条件・販売チャネル構成と資金化速度の監視が必要。電子記録債務: +2.22億円(+136.7%)- 仕入債務の増加により短期資金を補完している。年換算CCC200日の改善には、支払サイトへの依存だけでなく在庫・債権の圧縮が必要。現金預金: -3.95億円(-18.1%)- 流動性はなお厚いが、営業債権の増加と運転資本の資金拘束を踏まえ、現金創出への影響を継続確認したい。

キャッシュフロー品質

年換算DIO180日という在庫過剰警告は、製品・原材料・仕掛品を合わせた棚卸資産16.11億円に資金が滞留していることを示す。DIOは製造業の警戒水準である90日を大幅に上回っており、販売計画未達時には値引き、評価損又は廃棄による粗利悪化につながり得る。棚卸資産の内訳では製品が9.44億円、全体の58.6%を占めるため、完成品の需要予測精度、SKU管理及び滞留在庫の抑制が重要となる。年換算CCC200日という運転資本効率警告は、在庫滞留と営業債権の増加が資金回収を長期化させていることを意味する。売掛金は前年比87.4%増と売上成長を上回っており、増収利益が現金に転換される速度を抑える要因である。電子記録債務の増加は支払サイトの活用による短期的な資金補完となる一方、CCCの200日という水準を解消するには、売掛金回収と在庫回転の改善が優先される。製品保証引当金は0.11億円で、Q1売上高比0.4%にとどまる。

配当持続性

通期の1株当たり配当予想は44.00円、通期純利益予想は13.00億円である。期中平均株式数9,092,058株を基にした年間配当総額は約4.00億円となる。予想配当性向は、配当金のみを純利益で除して約30.8%であり、60%を下回る持続可能な水準である。Q1純利益4.25億円に対しても、年間予定配当総額は約0.94倍に相当し、四半期利益の進捗は配当原資の観点で良好である。利益剰余金は42.46億円、現金預金は17.85億円であり、バランスシート上の配当余力は厚い。今後は在庫及び売掛金に滞留する資金の圧縮が、利益を伴う配当原資の現金化を左右する。

リスク評価

ビジネスリスクとして、在庫滞留・商品陳腐化リスク:高(発生可能性: 高、影響度: 中~高):年換算DIOは180日で警戒水準90日を大幅に超える。完成品が棚卸資産の58.6%を占めるため、需要変動や製品ライフサイクルの変化は値引き・評価損を通じて粗利益率を毀損し得る。、販管費先行による営業利益率低下:高(発生可能性: 中~高、影響度: 高):販管費は前年比70.3%増で、売上高の32.3%増を大幅に上回った。販管費率は前年同期比962bp上昇しており、投資効果が売上成長に十分転化しない場合、営業利益率の低下が継続する。、健康・ウェルネス製品市場に固有の需要・ブランドリスク:中(発生可能性: 中、影響度: 中~高):消費者向けウェルネス製品は消費マインド、競合商品の投入、ブランド訴求力及び商品サイクルの影響を受けやすい。完成品在庫が大きい現状では、需要鈍化時の在庫リスクが増幅される。、為替変動リスク:低(発生可能性: 中、影響度: 低):為替差益は0.05億円で営業利益の0.8%にとどまり、当四半期の損益影響は限定的である。が挙げられます。

財務リスクとしては、売掛金回収の長期化:高(発生可能性: 中~高、影響度: 中):売掛金は12.74億円で前年比87.4%増となり、売上成長を上回る。電子記録債権2.55億円も含めた営業債権の増加は、利益と資金回収の乖離を生み得る。、運転資本の資金拘束:高(発生可能性: 高、影響度: 中):年換算CCC200日は警戒水準120日を80日上回る。流動性は厚いものの、運転資本がさらに積み上がる場合には現金預金の減少圧力となる。、短期負債への依存:低(発生可能性: 低、影響度: 低):流動負債は17.75億円と負債の大半を占めるが、流動資産50.31億円、流動比率283.4%により十分にカバーされている。が挙げられます。

主な懸念事項としては、品質アラートである年換算DIO180日と年換算CCC200日は、在庫・債権の資金効率が収益成長に追い付いていないことを示す。、売上高が32.3%増加するなかで営業利益が1.5%減少しており、販管費の投資対効果と営業利益率の底入れが最優先の確認事項である。、実効税率31.4%により純利益は19.0%減少しており、通期純利益計画の達成には税負担を含めた利益進捗の確認が必要である。が挙げられます。

投資示唆

重要ポイントとして、営業利益率24.5%、年換算ROE32.6%は依然として高い収益性を示す。、Q1売上高・営業利益・純利益の通期計画進捗率は各31.3%、32.3%、32.7%で、標準進捗率を上回る。、粗利益率は改善したが、販管費率の962bp上昇により営業利益率は839bp低下した。、強固な流動性と低い負債資本倍率は、運転資本の改善や成長投資に対する耐性を支える。、在庫過剰およびCCC長期化の品質アラートは、利益の現金化と将来の粗利維持に関する中心的な監視項目である。が挙げられます。

注視すべき指標は、販管費率および営業利益率、売掛金と電子記録債権の増加率、年換算DIOおよび年換算CCC、製品在庫の回転・評価損の有無、通期営業利益19.00億円、純利益13.00億円に対する進捗率、実効税率です。

セクター内ポジションについては、営業利益率24.5%、純利益率16.9%、年換算ROE32.6%、流動比率283.4%はいずれも一般的な優良基準を上回る。一方、年換算DIO180日と年換算CCC200日は製造・販売を伴う企業の運転資本ベンチマークから大きく乖離しており、高収益性に対して資金効率が相対的な弱点となっている。