| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥415.9億 | ¥389.2億 | +6.9% |
| 営業利益 | ¥33.5億 | ¥23.0億 | +45.6% |
| 経常利益 | ¥38.8億 | ¥27.4億 | +41.8% |
| 純利益 | ¥28.4億 | ¥20.0億 | +42.1% |
| ROE | 5.7% | 4.3% | - |
2026年度第3四半期累計の愛知時計電機は、売上高415.9億円(前年比+26.7億円 +6.9%)、営業利益33.5億円(同+10.5億円 +45.6%)、経常利益38.8億円(同+11.4億円 +41.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益28.4億円(同+8.4億円 +42.0%)と増収大幅増益を達成した。粗利益率は24.5%と前年から+2.4pt改善し、営業利益率も8.0%(前年5.9%から+2.1pt)へ大幅に上昇、価格改定や製品ミックス改善が収益性向上の主因となった。通期計画は売上576.6億円、営業利益46.4億円、純利益46.2億円で、第4四半期に残る進捗率を考慮すると出荷・検収の集中が想定される。
【収益性】ROE 5.7%(前年推定5.3%から改善)、営業利益率8.0%(前年5.9%から+2.1pt)、純利益率6.8%(前年5.1%から+1.7pt)、粗利益率24.5%(前年22.1%から+2.4pt)。【キャッシュ品質】現金同等物82.1億円、短期負債カバレッジ2.73倍(現金82.1億円÷短期有利子負債6.7億円)、インタレストカバレッジ557倍。【投資効率】総資産回転率0.641倍、完成品在庫回転日数19.2日(在庫21.9億円÷売上日商2.28億円)、仕掛品残高122.2億円(前年比+8.6%)で生産積み上げが進行。【財務健全性】自己資本比率76.7%(前年74.6%から+2.1pt)、流動比率366.9%、当座比率366.9%、Debt/Equity比率0.30倍、Debt/Capital比率1.4%、有利子負債7.0億円(うち短期6.7億円)で実質無借金に近い。投資有価証券115.7億円(総資産の17.8%)は評価差額金53.5億円を含み、株価変動感応度あり。
現金預金は前期末82.1億円と前年比+15.5億円増加し、営業増益が資金積み上げに寄与した。完成品在庫は前年比+24.9%の21.9億円へ、仕掛品は同+8.6%の122.2億円へ増加しており、生産前倒しや需要対応に伴う在庫積み増しが運転資本を吸収する構図となっている。一方で買掛金は62.9億円と前年70.0億円から-7.1億円減少し、サプライヤー決済の前倒しが窺える。短期有利子負債6.7億円に対する現金カバレッジは12.3倍と極めて厚く、流動性は十分。投資有価証券の時価増加と評価差額金の積み上げ(53.5億円)により包括利益は42.6億円と純利益を大幅に上回り、純資産の拡充が進んだ。有利子負債は僅か7.0億円にとどまり、インタレストカバレッジ557倍は金利負担が極めて軽微であることを示す。在庫の適正化と検収進捗が第4四半期のキャッシュ創出力に影響する見通し。
経常利益38.8億円に対し営業利益33.5億円で、非営業純増は約5.3億円となり、主に受取配当金の増加と営業外費用の減少が寄与した。営業外収益は受取配当金や受取利息を含み、売上高比で約1.3%を構成する。営業段階では粗利率の改善が顕著で、価格改定とミックス効果が収益品質を高めている。販管費は68.5億円と前年比+8.9%増加したが、売上成長率+6.9%を上回る伸びにもかかわらず、粗利率の拡大により営業利益率は改善した。在庫積み増しに伴うアクルーアル要因があるため、キャッシュフローとの乖離は一時的に拡大しているが、第4四半期での出荷・検収進捗により収益の現金化が進む見通し。評価差額金の増加は市場価格変動によるもので、経常的な収益力とは異なる要因である点に留意が必要。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率8.0%は業種中央値7.3%を+0.7pt上回る。純利益率6.8%も業種中央値5.4%を+1.4pt上回り、収益性は業種内で上位に位置する。ROE 5.7%は業種中央値4.9%を+0.8pt上回り、保守的な財務レバレッジのもとで業種平均を上回る水準を確保。 成長性: 売上高成長率+6.9%は業種中央値+2.8%を+4.1pt上回り、業種内で高い伸び率を示す。 健全性: 自己資本比率76.7%は業種中央値63.9%を+12.8pt上回り、業種内でも極めて保守的な資本構成。流動比率366.9%(3.67倍)も業種中央値2.67倍を大きく上回り、流動性は業種内で上位水準。ネットデット/EBITDA倍率は現金が有利子負債を大幅に上回るためマイナス圏にあり、業種中央値-1.11と比較しても極めて健全。 (業種: 製造業、比較対象: 2025年度第3四半期、出所: 当社集計、N=65社)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。