- 売上高: 173.33億円
- 営業利益: -3.91億円
- 当期純利益: -8.05億円
- 1株当たり当期純利益: -46.84円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 173.33億円 | 184.14億円 | -5.9% |
| 売上原価 | 120.93億円 | - | - |
| 売上総利益 | 63.21億円 | - | - |
| 販管費 | 68.23億円 | - | - |
| 営業利益 | -3.91億円 | -5.01億円 | +22.0% |
| 営業外収益 | 38百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 1.13億円 | - | - |
| 経常利益 | -4.76億円 | -5.77億円 | +17.5% |
| 税引前利益 | -6.84億円 | - | - |
| 法人税等 | 40百万円 | - | - |
| 当期純利益 | -8.05億円 | -7.38億円 | -9.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -7.31億円 | -7.17億円 | -2.0% |
| 包括利益 | -7.19億円 | -7.19億円 | +0.0% |
| 減価償却費 | 4.17億円 | - | - |
| 支払利息 | 1.13億円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | -46.84円 | -45.97円 | -1.9% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 年間配当総額 | 0円 | 0円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 87.49億円 | - | - |
| 現金預金 | 9.89億円 | - | - |
| 売掛金 | 4.04億円 | - | - |
| 固定資産 | 70.32億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 45.76億円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 8.98億円 | 7.95億円 | +1.03億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | 90百万円 | 1.17億円 | -27百万円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -7.73億円 | -14.95億円 | +7.22億円 |
| フリーキャッシュフロー | 9.88億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 営業利益率 | -2.3% |
| 総資産経常利益率 | -3.1% |
| 1株当たり純資産 | -91.90円 |
| 純利益率 | -4.2% |
| 粗利益率 | 36.5% |
| 流動比率 | 93.7% |
| 当座比率 | 93.7% |
| 負債資本倍率 | 18.35倍 |
| インタレストカバレッジ | -3.47倍 |
| EBITDAマージン | 0.2% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 16.21百万株 |
| 自己株式数 | 603千株 |
| 期中平均株式数 | 15.61百万株 |
| 1株当たり純資産 | 49.45円 |
| EBITDA | 26百万円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| TSUTAYABookstore | 2.57億円 | -5.87億円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 182.50億円 |
| 営業利益予想 | 3.95億円 |
| 経常利益予想 | 2.95億円 |
| 当期純利益予想 | 27百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 1.64億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 10.51円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
トップカルチャー(7640)の2025年度Q4通期は、売上高173.33億円(前年比-5.9%)と減収、粗利63.21億円・粗利率36.5%と粗利率は一定を維持する一方で、販管費68.23億円が粗利を上回り、営業損失3.91億円を計上しました。営業外収益0.38億円に対し営業外費用1.13億円(うち支払利息1.13億円)で、経常損失は4.76億円、最終損失は7.31億円となりました。EPSは-46.84円で、包括損失は-7.19億円です。デュポン分解では純利益率-4.2%、総資産回転率1.172倍、財務レバレッジ19.16倍となり、ROEは-94.7%と大幅なマイナスです。総資産147.92億円に対し純資産は7.72億円と薄く、負債合計141.63億円、うち短期借入金45.00億円・長期借入金16.08億円と有利子負債依存が極めて高い構造です。流動資産87.49億円、流動負債93.34億円で流動比率は93.7%、運転資本は-5.85億円と流動性に余裕はありません。営業キャッシュフローは8.98億円と黒字、投資キャッシュフローは0.90億円のプラス(資産売却等の回収が主因と推察)、フリーキャッシュフローは9.88億円と良好でしたが、これは減価償却4.17億円や運転資本の解放、投資抑制・回収による一過性要因の寄与が大きい可能性があります。財務キャッシュフローは-7.73億円で、債務返済等に充当している模様です。EBITDAは0.26億円、EBITDAマージン0.2%と稼ぐ力が極めて低く、インタレストカバレッジは-3.47倍で利払い負担を営業利益で賄えていません。短期借入金45.00億円に対し現金9.89億円・年間営業CF8.98億円では、リファイナンスや追加の資金対策が不可欠となる局面です。事業環境面では、既存店のトラフィック低下や物販の競争激化に加え、デジタル化・ECシフトの構造変化が逆風で、減収を招いています。販管費は売上比で39.4%と高止まりしており、店舗網の最適化や賃借料・人件費の固定費圧縮が急務です。自己資本は7.72億円(BPS計算値49.45円)と薄く、財務クッションに乏しいため、業績下振れや金利上昇、在庫評価調整が直ちに財務健全性を侵食し得ます。配当はXBRL未記載であり、最終赤字・過大レバレッジ環境下では配当余力は限定的とみられます。全体として、フリーキャッシュフローの黒字化はポジティブながら、低収益・高レバレッジ・短期資金依存という三重苦が継続しており、キャッシュ創出の持続性と債務のロールオーバー能力が最大の焦点です。データ面では棚卸資産・有利子負債合計・配当等の詳細が未記載であり、在庫回転や配当方針の精緻な評価には限界がある点に留意が必要です。
ROE分解(デュポン): 純利益率-4.2% × 総資産回転率1.172倍 × 財務レバレッジ19.16倍 = ROE-94.7%。純利益率は営業赤字(営業利益-3.91億円、営業利益率-2.3%)と利払い負担(支払利息1.13億円)により大きく毀損。総資産回転率は1.172倍と小売としては標準~やや低速域。財務レバレッジは19.16倍と極端に高く、ROEの振れ幅を増幅し、損失を拡大させています。利益率の質: 粗利率36.5%は一定水準だが、販管費68.23億円が粗利63.21億円を上回り、固定費(賃借料・人件費等、内訳は未記載)が過重。EBITDA0.26億円と償却前でもほぼ損益均衡、構造的な低収益。営業レバレッジ: 売上▲5.9%に対して営業損失計上へと転落/拡大しており、固定費比率の高さから売上ボラティリティが損益に大きく波及。利払い負担を上回る営業利益の確保ができておらず、利鞘改善が急務。
売上持続可能性: 売上高173.33億円(-5.9%)と減収で、既存店トラフィック低下やECシフトの影響が示唆されます。短期的には店舗スクラップ&ビルドやMD見直しで粗利率を防衛しつつ、売上規模は横ばい~弱含みが基本シナリオ。利益の質: EBITDA0.26億円と低水準で、減価償却4.17億円を賄えず営業赤字。販管費の固定費性が高く、利益成長はコストサイド改革の実現度合いに依存。見通し: 投資CFが0.90億円のプラスで資産売却等が進んだ可能性があり、短期的なFCFは改善。ただし構造的な収益力改善(営業利益の黒字定着、金利負担軽減)がない限り、成長の持続性は脆弱。
流動性: 流動資産87.49億円に対し流動負債93.34億円で流動比率93.7%、当座比率93.7%と100%割れ。運転資本-5.85億円で仕入債務依存が高い。短期借入金45.00億円に対し、現金9.89億円・営業CF8.98億円の組み合わせではロールオーバー前提の資金繰り。支払能力: 総負債141.63億円、純資産7.72億円で負債資本倍率18.35倍。インタレストカバレッジ-3.47倍で利払いを営業利益でカバーできず、金利上昇耐性が弱い。資本構成: 長短借入合計61.08億円、実質ネット有利子負債は約51.19億円(現金9.89億円差引き、他金融資産未記載)。自己資本が薄くバッファーに乏しいため、追加損失や評価損が自己資本を毀損しやすい構造。
利益の質: 最終損失-7.31億円に対し営業CFは8.98億円と大幅乖離(営業CF/純利益-1.23倍)。減価償却4.17億円と運転資本の解放、臨時的要因が営業CFを押し上げた可能性。FCF分析: フリーキャッシュフロー9.88億円(= 営業CF8.98 + 投資CF0.90)。投資CFプラスは固定資産売却・投資抑制の影響と考えられ、持続性には疑義。設備投資-0.64億円と極小で、更新投資を抑制してキャッシュ保全を優先。運転資本: 買掛金32.30億円が厚く、棚卸資産未記載のため在庫回転の精査は不可。マイナス運転資本構造は短期資金繰りを助ける一方、需要減少局面ではキャッシュ創出の反動が出るリスク。
配当情報は未記載で、当期純損失および高レバレッジ状況から、配当性向・FCFカバレッジの定量評価は算出不能。原資面ではFCF黒字だが、債務返済・運転資金需要・リファイナンス対応が優先。自己資本7.72億円と薄く、資本保全の観点からも配当余力は限定的とみられる。方針見通しとしては、債務圧縮と収益性回復が確認できるまで慎重姿勢が続く公算が大きい。
ビジネスリスク:
- 既存店トラフィック減少・ECシフトによる恒常的な売上圧力(売上高-5.9%)
- 固定費(賃借料・人件費等)高止まりによる営業レバレッジの高さ(販管費/売上39.4%)
- 店舗網の最適化遅れや不採算店の残存による利益圧迫
- 商品ミックス・在庫適正化の難易度上昇(棚卸資産未開示で透明性低下)
- 地域需要の構造変化や競争激化による粗利率下押し
財務リスク:
- 短期借入金45.00億円依存のリファイナンスリスク
- インタレストカバレッジ-3.47倍と利払い耐性の不足
- 極薄い自己資本(純資産7.72億円、財務レバレッジ19.16倍)に伴うショック耐性の低さ
- 金利上昇・与信環境引き締めによる調達コスト上昇
- 在庫評価損・固定資産減損発生時の自己資本毀損リスク
主な懸念事項:
- 営業利益の赤字継続とEBITDA0.26億円の低収益
- FCFの黒字が資産売却・投資抑制等の一過性要因に依存している可能性
- 流動比率93.7%・運転資本-5.85億円のタイトな流動性
- BPS計数の不一致(計算値49.45円 vs XBRL値-91.90円)にみられる開示差異と分析限界
- 配当未記載で資本配分方針の透明性が限定的
重要ポイント:
- 減収下で販管費が粗利を上回り営業赤字、利益体質の転換が最優先課題
- 財務レバレッジ19.16倍・短期借入金45億円によりリファイナンスが最重要テーマ
- FCFは9.88億円と改善も、持続性は運転資本と資産売却に依存する可能性
- EBITDA極小で金利負担を賄えず、利鞘改善(粗利率向上×固定費削減)が不可欠
- 自己資本薄く、下振れの希薄化効果が大きい
注視すべき指標:
- 既存店売上高成長率と来店数(売上トレンドの底入れ確認)
- 販管費率(とりわけ賃借料・人件費)の四半期推移
- 営業CFと運転資本(買掛・在庫・売掛)の変動要因の持続性
- 短期借入金のロールオーバー状況と平均調達金利
- EBITDAとインタレストカバレッジの改善度合い
- 不採算店の閉店数・固定資産売却による一過性CF依存度
セクター内ポジション:
国内専門小売・複合書籍小売 peers と比較し、収益性(営業利益率・EBITDAマージン)と財務健全性(レバレッジ・流動比率)は劣後。FCFは足元改善も、構造的収益力・資本バッファーに弱点。
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