| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥792.0億 | ¥753.7億 | +5.1% |
| 営業利益 | ¥94.3億 | ¥84.0億 | +12.4% |
| 経常利益 | ¥97.2億 | ¥86.7億 | +12.2% |
| 純利益 | ¥67.2億 | ¥59.7億 | +12.4% |
| ROE | 9.8% | 9.0% | - |
2026年度Q3累計決算は、売上高792.0億円(前年同期比+38.3億円 +5.1%)、営業利益94.3億円(同+10.3億円 +12.4%)、経常利益97.2億円(同+10.5億円 +12.2%)、純利益67.2億円(同+7.5億円 +12.6%)と増収増益を達成。営業利益率は11.9%(前年比+0.8pt改善)、純利益率は8.5%(同+0.6pt改善)と収益性が向上。通期計画に対する進捗率は売上72.8%、営業利益75.4%、純利益75.1%と順調に推移。
【収益性】ROE 9.8%(前年8.9%から+0.9pt改善、自社過去3年平均を上回る水準)、営業利益率11.9%(前年11.1%から+0.8pt)、純利益率8.5%(前年7.9%から+0.6pt)。売上総利益率は30.6%(前年30.3%から+0.3pt)、販管費率は18.7%(前年19.2%から-0.5pt)と費用効率が改善。【キャッシュ品質】現金及び預金197.3億円、短期有利子負債24.4億円に対し8.1倍のカバレッジ。ネットキャッシュ(現金197.3億円-総有利子負債53.6億円)は143.7億円と実質無借金経営。【投資効率】総資産回転率0.79回転、財務レバレッジ1.46倍。インタレストカバレッジ325倍と金利負担は極めて軽微。【財務健全性】自己資本比率68.5%(前年66.6%から+1.9pt)、流動比率274.2%、当座比率224.3%と流動性は盤石。負債資本倍率0.46倍、デット・キャピタル・レシオ7.3%と保守的な資本構成。
現金及び預金は前年同期比+4.5億円の197.3億円へ積み上がり、営業増益が資金蓄積に寄与している。運転資本では売掛金が213.7億円から206.7億円へ-3.3%減少し回収効率は良好な一方、棚卸資産は117.2億円から129.1億円へ+10.1%増加し需要対応の在庫積み増しが示唆される。買掛金は183.2億円から191.2億円へ+4.4%増加し、サプライヤークレジット活用による運転資本負担の軽減が確認できる。長期借入金は47.5億円から29.3億円へ-38.4%減少し、有利子負債の圧縮が進展。自己株式は-108.4億円から-61.3億円へ+43.5%縮小し、資本効率向上に資する還元施策が実行された。短期有利子負債24.4億円に対する現金カバレッジは8.1倍で流動性は十分に確保されている。
経常利益97.2億円に対し営業利益94.3億円で、営業外純益は2.9億円と適正水準。営業外収益5.6億円の内訳は受取利息1.0億円、受取配当金0.8億円など金融収益が主体で、為替差損0.7億円が営業外費用2.7億円の一部を構成。営業外収益は売上高の0.7%と限定的で、本業依存度の高い収益構造を示す。粗利率が前年比+0.3pt改善した要因は仕入条件の改善と高付加価値商品の構成比上昇が考えられ、販管費率が-0.5pt低下したのは販管費増加率+2.6%が売上成長率+5.1%を下回り営業レバレッジが発現したため。純利益の伸び+12.6%が売上成長+5.1%を大きく上回り、利益率改善の効果が顕著に表れている。在庫増加率+10.1%が売上成長を上回るため、在庫回転の動向は収益の質を見極める上で注視が必要。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 同社の収益性は業種内で顕著に高位にある。営業利益率11.9%は業種中央値2.8%(IQR 1.2~3.5%、N=14社)を大幅に上回り、純利益率8.5%は業種中央値1.8%(IQR 0.9~3.3%)の約4.7倍の水準。卸売業としては異例の高収益構造を有し、付加価値型ビジネスモデルの特性が反映されている。ROE 9.8%は業種中央値4.0%(IQR 2.1~8.7%)を上回り、業種内上位四分位に位置。総資産利益率も業種中央値2.2%(IQR 1.0~4.0%)を大きく超える水準にある。売上成長率+5.1%は業種中央値+1.1%(IQR -5.7~+8.6%)を上回り、安定的な拡大基調を維持。財務健全性では自己資本比率68.5%が業種中央値47.3%(IQR 41.8~53.2%)を大幅に上回り、保守的な財務運営が特徴。流動比率274.2%は業種中央値184.0%(IQR 161~231%)を超え、短期支払能力は業種内トップクラス。ネットデット/EBITDA倍率はネットキャッシュ体質により負値で、業種中央値-2.14(IQR -6.31~-0.01)と同様に実質無借金経営の企業群に属する。(業種: 卸売業、比較対象: 2025年度Q3、出所: 当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。