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73752026 第2四半期グロースJGAAP

リファインバースグループ(7375) 2026年度第2四半期決算

2026年度第2四半期の売上高は21.1億円(前年同期比+0.3%)、営業利益は1.2億円。以下、セグメント別の増減要因とキャッシュフローを確認します。

情報通信・サービスその他/サービス業


クイックビュー

指標当期前年同期YoY
売上高¥21.1億¥21.0億+0.3%
営業利益¥1.2億¥1.3億−5.2%
経常利益¥1.1億¥1.1億−7.2%
純利益¥0.9億¥1.0億−2.9%
ROE25.2%35.0%-

Executive Summary

2026年度Q2決算は、売上高21.1億円(前年同期比+0.06億円 +0.3%)、営業利益1.2億円(同-0.07億円 -5.2%)、経常利益1.1億円(同-0.08億円 -7.2%)、親会社株主純利益0.9億円(同-0.03億円 -2.9%)となった。売上高は横ばいで推移したものの、全社共通費用(一般管理費および技術試験費)の増加が利益を圧迫し、減益となった。売上総利益率35.0%と粗利率は健全な水準を維持したが、販管費率29.2%(販管費6.1億円)が高止まりし営業利益率は5.8%にとどまった。実効税率は11.8%と低位で純利益を下支えした。

業績変動要因

【売上高】売上高は前年同期比+0.3%の21.1億円とほぼ横ばい。セグメント別では、素材ビジネスが外部売上6.2億円(前年6.1億円から+2.2%)、資源ビジネスが外部売上14.8億円(前年14.9億円から-0.5%)と、双方ともに小幅な変動にとどまった。売上原価は13.7億円で、売上総利益7.4億円、粗利率35.0%を確保した。【損益】売上総利益は前年同期比横ばいで推移したが、販管費が6.1億円と高水準を維持し営業利益は1.2億円(-5.2%)と減益。セグメント利益合計は4.4億円で前年3.6億円から+21.7%と改善したものの、全社共通費用が3.2億円(前年2.3億円から+37.4%)と大幅に増加し、連結営業利益を圧迫した。営業外費用では支払利息0.2億円が発生し、経常利益は1.1億円(-7.2%)となった。特別損益の影響はほぼゼロで、法人税等0.1億円計上後の純利益は0.9億円(-2.9%)となった。経常利益と純利益の乖離は限定的(同水準)で、一時的要因の影響は見られない。全体として増収微増・減益のパターン。

セグメント別分析

素材ビジネスは売上高6.2億円(全体の29.5%)、セグメント利益1.1億円(利益率16.8%)。資源ビジネスは売上高14.8億円(全体の70.5%)、セグメント利益3.3億円(利益率22.0%)で、資源ビジネスが主力事業である。利益率は資源ビジネスが素材ビジネスを5.2pt上回り、高収益構造を示している。前年同期と比較すると、素材ビジネスはセグメント利益が0.06億円から1.1億円へ大幅改善(前年利益率0.9%→当期16.8%)、資源ビジネスはセグメント利益が3.5億円から3.3億円へ微減(前年利益率23.8%→当期22.0%)となった。素材ビジネスの収益性向上が顕著だが、資源ビジネスの利益率は若干低下した。

主要財務指標

【収益性】ROE 25.2%(前年同期データなし)、営業利益率5.8%(前年6.2%から-0.4pt)、純利益率4.4%(前年4.8%から-0.4pt)、売上総利益率35.0%。ROEは高水準だが財務レバレッジ9.47倍に起因する。【キャッシュ品質】現金及び預金5.7億円、流動負債11.3億円に対する現金カバレッジ0.51倍。売掛金5.5億円で売掛金回転日数(DSO)約95日と長期化。棚卸資産2.0億円(前年1.4億円から+36.9%)で在庫積み上がり傾向。【投資効率】総資産回転率0.60倍(年換算1.20倍相当)。【財務健全性】自己資本比率10.6%(前年7.8%から+2.8pt改善)、流動比率130.2%、当座比率112.7%、負債資本倍率8.47倍。有利子負債17.2億円(長期借入金16.9億円+短期借入金0.3億円)、インタレストカバレッジ6.74倍。

キャッシュフロー分析

現金及び預金は前年同期比+0.3億円増の5.7億円へ微増。純利益0.9億円の計上が資金積み上げに寄与した。運転資本の動向では、売掛金が前年4.5億円から5.5億円へ+1.0億円増加し、棚卸資産も前年1.4億円から2.0億円へ+0.5億円増加しており、売掛金回収の長期化と在庫積み上げが運転資本圧迫要因となっている。買掛金は前年1.9億円から2.0億円へ+0.1億円と小幅増で、サプライヤークレジット活用は限定的。短期借入金は前年0.8億円から0.3億円へ-0.5億円と大幅減少し、短期資金調達への依存は低下した。長期借入金は前年16.5億円から16.9億円へ+0.4億円増加し、長期債務による資金調達を継続している。流動負債11.3億円に対する現金カバレッジは0.51倍で、短期的な流動性は流動比率130.2%と一定の余裕がある。

収益の質

経常利益1.1億円に対し営業利益1.2億円で、営業外純損は約0.1億円。内訳は営業外費用として支払利息0.2億円が主因で、営業外収益はほぼゼロである。営業外損益は売上高の1.0%未満で限定的。税引前利益1.1億円に対する法人税等0.1億円で実効税率は11.8%と低位であり、税負担係数0.881が純利益を下支えした。特別損益はほぼゼロで一時的要因の影響はない。営業CFの開示がないため利益の現金裏付けは直接確認できないが、売掛金の長期化(DSO約95日)と棚卸資産増加(+36.9%)は運転資本効率の悪化を示唆しており、利益の現金化品質には懸念がある。

業績予想・ガイダンス

通期予想は売上高48.0億円(前期比+17.9%)、営業利益3.8億円(同+108.5%)、経常利益3.3億円(同+118.2%)、純利益3.0億円を掲げている。当Q2時点での進捗率は、売上高43.9%、営業利益32.4%、経常利益33.3%で、標準進捗50%を下回る。特に利益の進捗率が売上高進捗を約10pt下回っており、下期での利益回復が前提となっている。会社は通期予想の修正を実施していないため、下期における売上増加と販管費抑制による利益率改善を見込んでいると推察される。前提条件として、技術試験費や一般管理費の抑制、セグメント利益の積み上げが鍵となる。

株主還元

当社は中間・期末ともに配当基準日を設定しているが、現時点で配当予想額は未定であり、前年同期および当期ともに配当0円(無配)を継続している。純利益0.9億円に対する配当支払額は0円のため、配当性向は0%。自社株買いの実績も開示されておらず、総還元性向も0%である。現状は内部留保を優先し、債務圧縮および自己資本の積み上げに注力している姿勢が明確である。

リスク要因

(1)高財務レバレッジリスク: 自己資本比率10.6%、負債資本倍率8.47倍、有利子負債17.2億円と高レバレッジ構造であり、金利上昇や業績悪化時のソルベンシーリスクが顕在化する。インタレストカバレッジは6.74倍で現状の利払いはカバーしているが、経常利益が1.1億円にとどまる中で金利負担0.2億円は無視できない規模。(2)運転資本管理リスク: 売掛金回転日数95日と長期化し、棚卸資産も前年比+36.9%増加。売掛金の回収遅延と在庫積み上げが営業CFを圧迫し、流動性悪化や貸倒れリスクを高める可能性。(3)販管費高止まりリスク: 販管費6.1億円(販管費率29.2%)が高止まりし、全社共通費用も前年比+37.4%増加。売上高が横ばいの中で販管費増加が続けば利益率のさらなる圧迫要因となる。

業種ベンチマーク(参考・当社調べ)

(【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 業種: IT・通信(7社比較)、比較対象: 2025-Q2実績、出所: 当社集計 収益性: ROE 25.2%(業種中央値5.6%を+19.6pt上回る)、営業利益率5.8%(業種中央値14.0%を-8.2pt下回る)、純利益率4.4%(業種中央値9.2%を-4.8pt下回る) 健全性: 自己資本比率10.6%(業種中央値60.2%を-49.6pt下回る)、財務レバレッジ9.47倍(業種中央値1.55倍を+7.92倍上回る) 効率性: 総資産回転率0.60倍(業種中央値0.35倍を+0.25倍上回る)、売掛金回転日数95日(業種中央値117日を-22日下回り相対的に短い) 成長性: 売上高成長率+0.3%(業種中央値+21.0%を-20.7pt下回る) 当社はROEが業種トップクラスだが、その源泉は高レバレッジであり、営業利益率・純利益率は業種中央値を下回る。自己資本比率の低さは業種内で際立って脆弱。資産回転率は良好で、運転資本管理では売掛金回転日数が業種内で相対的に短い水準にあるが、絶対値では95日と長期であり改善余地がある。売上成長率は業種内で最下位圏であり、成長力の回復が課題。)

決算上の注目ポイント

(決算上の注目ポイント) (1)ROEの高さと財務構造の脆弱性の並存: ROE 25.2%は業種内トップクラスだが、主因は財務レバレッジ9.47倍であり、自己資本比率10.6%・負債資本倍率8.47倍という高レバレッジに依存した構造。資本効率の高さは魅力的だが、外的ショックへの耐性が低く、利益成長による自己資本積み上げまたは負債圧縮が必要。 (2)通期予想達成に向けた下期の利益回復: Q2時点での営業利益進捗率32.4%は標準進捗50%を約18pt下回り、通期予想達成には下期に営業利益2.6億円の積み上げが必要。全社共通費用の抑制とセグメント利益の拡大が鍵となるが、Q2で全社共通費用が前年比+37.4%増加した点は逆風。


本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。


AI財務分析

総括

2026年度Q2累計は、売上高が前年同期比0.3%増の21.05億円となった一方、営業利益は同5.2%減の1.23億円となり、増収減益で着地した。売上総利益は7.38億円で、粗利益率は35.0%と前年同期の32.8%から約228bp改善した。原価率の低下は収益構造上の前向きな変化であり、素材ビジネスの採算改善がこれに寄与したとみられる。これに対し、販管費は6.15億円と前年同期比10.1%増加し、売上成長率を大きく上回った。販管費率は29.2%と前年同期の26.6%から約261bp上昇した。結果として営業利益率は5.8%となり、前年同期の6.1%から約30bp低下した。経常利益は1.06億円、親会社株主に帰属する中間純利益は0.93億円で、それぞれ前年同期比7.2%減、2.9%減である。純利益率は4.4%で前年同期比約10bp低下した。セグメント段階では素材ビジネスの利益が大幅に改善した一方、資源ビジネスの利益率低下と全社費用の増加が連結営業利益を圧迫した。営業CFは1.02億円と純利益0.93億円の1.10倍であり、利益の現金裏付け自体は確保されている。もっとも、営業CFは前年同期の3.31億円から大きく減少しており、売掛金及び棚卸資産の増加による運転資本負担が顕在化した。EBITDAは2.30億円、EBITDAマージンは10.9%であるが、OCF/EBITDAは0.44倍にとどまり、EBITDAからの現金転換には改善余地がある。年換算ROEは50.4%と高水準だが、純利益率4.4%及び年換算総資産回転率1.205倍よりも、財務レバレッジ9.47倍が主因である。総有利子負債17.17億円、Debt/EBITDA 7.47倍、D/Eレシオ8.47倍という資本構成は、今後の収益安定化、運転資本の圧縮及び債務削減を重要課題とする。通期会社計画に対する営業利益進捗率は32.4%にとどまり、標準的なQ2進捗率50%を17.6pt下回るため、下期に大幅な利益改善が必要となる。

収益性分析

デュポン分析では、年換算ROE 50.4%は、純利益率4.4%×年換算総資産回転率1.205倍×財務レバレッジ9.47倍で説明される。収益性の源泉はレバレッジであり、事業収益力を示す純利益率は4.4%、年換算ROAは概算で約5.3%である。したがって、高ROEをそのまま本業の高収益性と評価することは適切ではなく、自己資本の薄さがROEを増幅している。粗利益率は前年同期比約228bp上昇しており、売上原価は13.68億円と前年同期の14.11億円から減少した。素材ビジネスのセグメント利益率は16.8%と前年同期の0.9%から大きく上昇し、粗利改善の主因となった。一方、資源ビジネスのセグメント利益率は22.0%と前年同期の23.8%から約180bp低下している。加えて、全社費用は3.15億円と前年同期の2.29億円から37.4%増加し、報告セグメント合計利益が21.7%増加したにもかかわらず、連結営業利益は5.2%減少した。営業利益率は5.8%で、一般的な8%超の良好水準には届かず、販管費の増勢を抑制できるかが営業レバレッジ改善の条件となる。CFA5因子では税負担係数0.881は正常範囲にある一方、金利負担係数0.859は支払利息がEBITを圧迫していることを示す。支払利息は0.18億円で、EBITに対する利払い負担が利益率の上振れ余地を制約している。JGAAPベースのEBITDAは2.30億円であり、減価償却費1.07億円を控除前に見れば一定のキャッシュ創出力があるが、債務負担に対してはなお限定的である。

成長性評価

売上高は前年同期比0.3%増にとどまり、成長の牽引力は限定的である。素材ビジネスの外部売上高は6.22億円で前年同期比2.2%増となった一方、資源ビジネスは14.83億円で同0.5%減となった。資源ビジネスは連結売上高の約70%を占めるため、同事業の再成長が全社売上の拡大に重要である。素材ビジネスは売上の小幅増に対してセグメント利益が0.06億円から1.12億円へ大幅増となっており、採算改善の持続性が今後の注目点となる。資源ビジネスは売上減少に加えてセグメント利益が3.54億円から3.26億円へ7.9%減少しており、利益率低下を補う施策が必要である。通期会社計画は売上高48.00億円、営業利益3.80億円、純利益3.00億円であり、前年比では売上高17.9%増、営業利益108.5%増、経常利益118.2%増を見込む。Q2累計の進捗率は売上高43.9%、営業利益32.4%、経常利益32.1%、純利益31.0%である。売上高進捗率は標準的な50%を6.1pt下回る程度だが、営業・経常・純利益の進捗率はそれぞれ17.6pt、17.9pt、19.0pt下回る。下期には売上拡大に加え、全社費用の抑制、資源ビジネスの採算回復、及び金融費用を吸収できる営業利益の増加が必要となる。

財務健全性

流動資産14.68億円に対し流動負債は11.27億円で、運転資本は3.40億円、流動比率は130.2%、当座比率は112.7%である。短期的な流動性は維持されており、流動比率が1.0倍を下回る満期ミスマッチには該当しない。ただし、流動比率は一般的な健全目安である150%を下回る。現金預金は5.74億円で、短期借入金0.30億円と1年内返済予定の長期借入金5.53億円の合計5.83億円に概ね見合う水準であり、リース債務の流動分0.70億円まで含めると、現金単独での短期有利子負債カバーには余裕が大きくない。売掛金5.51億円の回収と、棚卸資産1.97億円の滞留抑制が短期資金繰り上の重要項目となる。総有利子負債は17.17億円で、純資産3.69億円に対するD/Eレシオは8.47倍であり、2.0倍を大幅に上回るため明確なレバレッジ警告である。Debt/Capital比率は82.3%で、資本構成は負債依存度が高い。Debt/EBITDAは7.47倍で、4.0倍超のハイレバレッジ領域にあり、利益変動や金利上昇への耐性は限定的である。一方、インタレストカバレッジは6.74倍、EBITDAインタレストカバレッジは12.59倍であり、現時点の利払い能力は確保されている。前年比では短期借入金が0.80億円から0.30億円へ62.5%減少し、財務CFのマイナス1.78億円には借入金返済及びリース債務返済が寄与した。長期借入金も17.83億円から16.87億円へ減少しており、債務圧縮は前進している。利益剰余金はマイナス1.55億円からマイナス0.62億円へ0.93億円改善し、純資産は2.74億円から3.69億円へ増加したが、依然として利益剰余金は欠損状態である。資産除去債務は1.59億円で負債総額の5.1%を占め、環境除去義務に関する警告水準にある。これは設備・事業所の将来的な原状回復及び除去コスト負担を含意し、操業継続又は閉鎖局面での資金需要として監視を要する。

B/S変動のポイント

短期借入金: 0.80億円から0.30億円へ0.50億円減少(-62.5%)- 短期借入への依存低下は資金繰り上の前向きな変化。ただし、1年内返済予定の長期借入金は5.53億円あり、短期返済負担全体の監視は継続して必要。利益剰余金: マイナス1.55億円からマイナス0.62億円へ0.93億円改善(+60.2%)- 当期純利益の積み上げにより欠損が縮小し、純資産は2.74億円から3.69億円へ増加。ただし、利益剰余金はなおマイナスであり、自己資本の厚みは限定的。棚卸資産: 1.44億円から1.97億円へ0.53億円増加(+36.9%)- 製品在庫の増加を主因として運転資本を圧迫し、営業CFが前年同期の3.31億円から1.02億円へ低下した要因の一つ。販売・在庫回転及び評価リスクを監視する必要がある。長期借入金: 17.83億円から16.87億円へ約0.96億円減少(-5.4%)- 借入金返済による債務圧縮は進展したが、有利子負債は17.17億円、Debt/EBITDAは7.47倍であり、財務レバレッジはなお高い。

キャッシュフロー品質

営業CFは1.02億円で、親会社株主に帰属する中間純利益0.93億円に対する比率は1.10倍である。このため、営業CF/純利益が0.8倍を下回るアクルーアル品質上の警戒条件には該当せず、当期利益には一定の現金裏付けがある。アクルーアル比率もマイナス0.3%と低く、会計上の利益計上が過度に非現金項目へ依存している兆候は限定的である。ただし、営業CFは前年同期の3.31億円から1.02億円へ減少した。主因は、売掛金の増加1.01億円及び棚卸資産の増加0.66億円による運転資本の資金流出である。買掛金の増加0.17億円及びその他未払金等の増加は一部を相殺したが、売上債権・在庫の増加を十分には吸収できていない。OCF/EBITDAは0.44倍で、0.7倍を下回るキャッシュ転換効率警告に該当する。したがって、利益は計上されているものの、EBITDAを営業キャッシュへ転換する速度は弱く、債権回収及び在庫回転の改善が必要である。投資CFはマイナス0.42億円、設備投資はマイナス0.36億円であり、営業CF控除後のフリーキャッシュフローはプラス0.60億円を確保した。設備投資/減価償却費は0.33倍で、減価償却費1.07億円を大きく下回る。短期的にはFCF創出と債務返済に有利である一方、生産設備を多く保有する事業構造において、この投資水準が継続する場合は更新投資不足、設備競争力及び将来成長力の低下を招く可能性がある。財務CFはマイナス1.78億円であり、借入金返済及びリース債務返済により、現金及び現金同等物は1.18億円減少した。

配当持続性

第2四半期配当は1株当たり0円であり、中間配当総額は実質的にゼロである。したがって、中間純利益0.93億円に対する中間配当性向は0%である。配当によるキャッシュ流出がないため、当期のフリーキャッシュフロー0.60億円は借入金返済、運転資本対応及び設備更新に充当できる。もっとも、Debt/EBITDA 7.47倍、D/Eレシオ8.47倍、及び設備投資/減価償却費0.33倍という状況を踏まえると、資本配分上は債務圧縮と必要な設備更新の優先度が高い。現時点の無配は、財務基盤の強化と整合的である。

リスク評価

ビジネスリスクとして、高優先度・影響大:資源ビジネスは外部売上高14.83億円で連結売上の約70%を占めるが、売上高は前年同期比0.5%減、セグメント利益は同7.9%減となった。同事業の販売量、販売価格、原料調達条件又は操業効率の変動は全社収益へ大きく波及する。、高優先度・影響大:全社費用は前年同期比37.4%増の3.15億円であり、報告セグメント利益合計の増益を相殺した。一般管理費及び技術試験費の増加が継続すれば、売上成長が限定的な局面で営業利益率がさらに低下する。、中優先度・影響大:製造設備を中心とする有形固定資産は17.51億円、総資産の50.1%を占める。設備稼働率、原材料の確保、再生材需給、販売先の品質要求及びエネルギー・物流コストの変動は、リサイクル・資源循環事業に固有の収益変動要因となる。、中優先度・影響中:棚卸資産は前年同期比36.9%増の1.97億円であり、製品在庫の積み上がりが需要鈍化又は在庫回転低下を反映する場合、将来の評価損や運転資本負担につながる。が挙げられます。

財務リスクとしては、最優先・影響大:D/Eレシオ8.47倍は警告基準の2.0倍を大幅に上回る。純資産3.69億円に対して有利子負債17.17億円が大きく、営業利益の下振れ又は資金調達条件の悪化が株主資本への影響を増幅する。、最優先・影響大:Debt/EBITDA 7.47倍は4.0倍超の高レバレッジ水準である。EBITDA 2.30億円に対して債務削減に時間を要する構造であり、下期計画の未達や金利上昇時には財務柔軟性が低下する。、高優先度・影響中:OCF/EBITDA 0.44倍は警戒目安の0.7倍を下回る。売掛金1.01億円増及び棚卸資産0.66億円増により、利益・EBITDAが現金へ転換されにくくなっている。、中優先度・影響中:資産除去債務は1.59億円で負債の5.1%を占める。将来的な設備除去・原状回復の資金負担は、レバレッジの高い資本構成において追加的な制約となり得る。、中優先度・影響中:設備投資/減価償却費0.33倍は投資不足警告に該当する。短期FCFには寄与するが、更新投資の先送りが続く場合、将来の操業安定性及び収益力を損なう可能性がある。が挙げられます。

主な懸念事項としては、通期営業利益計画3.80億円に対するQ2累計進捗率は32.4%であり、標準的な50%を17.6pt下回る。下期に利益率改善と固定費吸収を同時に実現できるかが最大の業績論点である。、流動比率130.2%、当座比率112.7%により短期流動性は確保されるが、現金預金5.74億円は短期借入金及び1年内返済予定長期借入金の合計5.83億円と近い。営業CFの回復と債権・在庫の管理が資金繰りの重要な監視項目となる。、年換算ROE 50.4%は高いが、財務レバレッジ9.47倍への依存度が大きい。利益率又は資産効率が低下した場合、ROEと自己資本の変動が大きくなり得る。が挙げられます。

投資示唆

重要ポイントとして、粗利益率は35.0%へ前年同期比約228bp改善しており、素材ビジネスの採算改善はポジティブな収益構造変化である。、販管費率は29.2%へ約261bp上昇し、全社費用の37.4%増が営業利益率を圧迫した。固定費の管理が利益回復の前提となる。、営業CF/純利益は1.10倍、アクルーアル比率はマイナス0.3%で利益の現金裏付けは維持されたが、OCF/EBITDA 0.44倍は運転資本によるキャッシュ転換悪化を示す。、Debt/EBITDA 7.47倍、D/Eレシオ8.47倍と高レバレッジであり、債務削減の進展と下期の利益計画達成が財務評価を左右する。、第2四半期配当は無配であり、当面は株主還元よりも財務基盤の強化、運転資本の管理及び設備更新余力の確保が重要である。が挙げられます。

注視すべき指標は、資源ビジネスの売上高成長率及びセグメント利益率、全社費用と販管費率の推移、通期営業利益3.80億円に対する四半期別進捗、売掛金、棚卸資産及び営業CF/EBITDAの改善状況、Debt/EBITDA、D/Eレシオ、長期借入金返済の進捗、設備投資/減価償却費の水準と設備更新の実行状況、資産除去債務を含む将来キャッシュアウトへの対応状況です。

セクター内ポジションについては、収益面では粗利率改善と素材ビジネスの大幅な採算回復が強みである一方、営業利益率5.8%は一般的な良好水準とされる8%を下回る。年換算ROEは50.4%と高いが、同水準は財務レバレッジ9.47倍に大きく依存する。流動性は流動比率130.2%、当座比率112.7%で維持されるものの、Debt/EBITDA 7.47倍及びDebt/Capital 82.3%は、収益性改善の成果が財務安全性の改善へ直結する局面にあることを示す。