| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | - | - | - |
| 営業利益 | ¥6.7億 | - | - |
| 経常利益 | ¥7.4億 | - | - |
| 純利益 | ¥5.3億 | - | - |
| ROE | 6.4% | - | - |
2026年3月期第3四半期累計(9ヶ月)は、売上高75.8億円、営業利益6.7億円、経常利益7.4億円、純利益5.3億円を計上。営業利益率は8.8%、純利益率は6.9%となる。株式会社アイセイ社の全株式取得(2025年10月1日付)により当四半期から連結財務諸表を作成開始。一時的要因として、負ののれん発生益1.1億円(特別利益)と減損損失0.4億円(特別損失)が発生し、特別損益は概ね均衡。EPSは111.39円、総資産150.3億円、純資産82.4億円、自己資本比率54.8%、ROE6.4%。現金預金62.7億円と豊富な流動性を保有し、有利子負債は0.6億円と極めて少なく、財務基盤は保守的。契約負債48.1億円が総資産の32%を占め、将来の履行義務に関わる重要項目として監視が必要。
【売上高】セグメント別の外部顧客売上は、NAVITA事業59.96億円(構成比79.1%)、AdPromotion事業6.75億円(同8.9%)、Sign事業9.12億円(同12.0%)。NAVITA事業が売上の約8割を占める主力事業。M&A効果により連結範囲が拡大し、全社売上高は75.83億円に達した。売上総利益43.1億円(売上総利益率56.8%)は高水準で、粗利構造は良好。【損益】営業利益はNAVITA事業8.9億円、AdPromotion事業2.0億円、Sign事業▲1.2億円の合計で9.8億円となり、全社費用配分(調整額▲3.1億円)控除後の営業利益は6.7億円(営業利益率8.8%)。営業外収益0.8億円(受取利息0.1億円など)、営業外費用0.1億円で経常利益7.4億円。特別損益は負ののれん発生益1.1億円と減損損失0.4億円などが相殺し、税引前利益7.4億円。法人税等2.1億円(実効税率28.7%)を控除し純利益5.3億円。営業外収益が売上高の1.0%程度と比較的小規模で、本業収益中心の収益構造。Sign事業の営業損失1.2億円と減損損失0.4億円は同事業の収益性改善が課題であることを示唆。結論として、NAVITA事業主導の増収増益構造だが、Sign事業の赤字が全社収益性を一部圧迫している。
NAVITA事業は営業利益8.9億円で全社利益の主要貢献源。構成比79.1%の売上を占める主力事業であり、収益性も高い。AdPromotion事業は営業利益2.0億円で安定貢献。Sign事業は営業損失1.2億円を計上し、減損損失0.4億円も発生。同事業の収益性は低く、構造改善が必要な状況。全社費用配分額▲3.1億円がセグメント利益から控除され、連結営業利益6.7億円に調整されている。セグメント間の利益率差は顕著で、NAVITA事業の高収益性がAdPromotionとSignの相対的低収益を補完する構図。
【収益性】ROE 6.4%、営業利益率8.8%、純利益率6.9%、総資産利益率3.5%(純利益5.3億円÷総資産150.3億円)。【キャッシュ品質】現金預金62.7億円で総資産の41.7%を占め、短期負債カバレッジ9.7倍(現金預金62.7億円÷短期有利子負債6.5億円)と流動性は極めて高い。【投資効率】総資産回転率0.50倍(年換算売上÷総資産)。【財務健全性】自己資本比率54.8%、流動比率119.7%(流動資産77.6億円÷流動負債64.8億円)、負債資本倍率0.83倍(総負債67.97億円÷純資産82.4億円)、有利子負債0.6億円でDEレシオ0.01倍未満と財務レバレッジは極めて低い。
営業CF・投資CF・財務CFの明細は四半期のため非開示だが、BS推移から資金動向を推察可能。現金預金62.7億円は総資産の41.7%と豊富で、営業増益が資金積み上げに寄与したと推定される。運転資本面では契約負債48.1億円が将来の履行義務を示し、サービス提供や製品引渡しに伴う資金流出タイミングは履行進捗に依存。買掛金7.0億円、売掛金6.9億円で運転資本は概ね均衡。短期負債64.8億円に対する現金カバレッジは0.97倍で、契約負債を除く実質短期債務(約16.7億円)に対しては3.8倍と十分な流動性。M&Aによる連結範囲拡大が資産負債構成に影響し、負ののれん発生益1.1億円は現金流出を伴わない会計利益で、実質的な資金動向は取得対価との差で評価が必要。
経常利益7.4億円に対し営業利益6.7億円で、非営業純増は約0.7億円。内訳は営業外収益0.8億円から営業外費用0.1億円を差し引いた結果で、受取利息0.1億円や雑収入などが主因。営業外収益が売上高の1.0%と比較的小規模で、営業利益中心の収益構造。特別損益では負ののれん発生益1.1億円(会計上の一時利益)と減損損失0.4億円・事業清算損0.6億円などが発生し、特別純益はほぼゼロ。営業利益6.7億円から税引前利益7.4億円への増加幅は1.0億円で、経常的要因が0.7億円、一時的要因が0.0億円(特別損益ネット)と分解される。包括利益5.9億円は純利益5.3億円を0.6億円上回り、有価証券評価差額金0.7億円(税効果考慮後)が主因。営業CFデータは非開示だが、豊富な現金残高と低い有利子負債は収益の質の良好さを間接的に示唆。
通期業績予想は営業利益10.0億円、経常利益10.7億円、純利益7.5億円、EPS157.83円。Q3累計実績との進捗率は営業利益67.0%、経常利益69.2%、純利益70.4%(Q3標準進捗率75%に対し▲5〜8pt未達)。進捗率がやや低いのは、第4四半期に通期予想の約30〜33%を見込む会社計画を反映。業績予想修正は当四半期に実施済み(修正有)で、M&A効果や事業環境変化を織り込み済みと推定。受注残高データの開示はないため、将来の売上可視性は契約負債48.1億円の履行進捗が指標となる。
年間配当は中間30円+期末31円(予想)の計61円。純利益5.3億円(Q3累計)から通期純利益7.5億円を想定し、発行済株式4,720千株で年間配当総額約2.88億円。通期予想純利益7.5億円に対する配当性向は約38.6%。四半期実績ベースの純利益5.3億円と中間配当30円(既実施分)の比較では、中間配当総額1.42億円は半期ベースで配当性向約26.8%相当。自社株買い実績の記載はなし。配当性向は30〜40%程度と保守的水準で、現金預金62.7億円の潤沢さと有利子負債の少なさから配当持続性は高いと評価される。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) IT・通信業種(2025年Q3、n=104社)との比較では、以下の相対位置にある。収益性: 営業利益率8.8%(業種中央値8.2%、IQR 3.6%〜18.0%)で中央値並み。純利益率6.9%(業種中央値6.0%、IQR 2.2%〜12.7%)は中央値を若干上回る。ROE 6.4%(業種中央値8.3%、IQR 3.6%〜13.1%)は中央値を下回り、第1四分位に近い水準で改善余地がある。健全性: 自己資本比率54.8%(業種中央値59.2%、IQR 42.5%〜72.7%)は中央値付近で標準的。流動比率119.7%(業種中央値215%、IQR 157%〜362%)は業種平均を大きく下回り、流動性は相対的に低い(ただし現金預金が豊富なため実質流動性は十分)。効率性: 総資産回転率0.50倍(業種中央値0.67倍、IQR 0.49〜0.93)は中央値以下で、資産効率に改善余地あり。業種: IT・通信(104社、2025年Q3)、出所: 当社集計。
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。